【卓球】 秋季・関東学生リーグ直前インタビュー 4年生編
2025年9月4日
市ヶ谷総合体育館4階
春リーグは2勝5敗で総合6位と悔しさの残る結果で終わった法大卓球部。今度こそ優勝を目指して臨む秋リーグへの意気込みをインタビュー。最後のリーグ戦を迎える4年生に、今の調子や後輩へのメッセージ、そしてこのリーグ戦に懸ける熱い気持ちを独占取材してきました。
岩永宗久(主将・法4=帝京安積)
ーー前半戦を振り返って
今年に入って新チームになってから、目標だった優勝やAクラス入りは達成できなかったんですけど、最近は関東学生や全日学予選でみんな活躍して上まで行っているので、後半戦に向けてチーム的にはすごく良い状況になっているかなと思います。
ーー年間を通して主将として意識したことは
法政大学の卓球部の良いところは、自主性を重んじてそれぞれがスキルアップするというところで、あまり今までとは変わらずやっていたんですけど、やはり団体戦ってなると雰囲気作りが大事なので、みんなのモチベーションを落とさないように良い雰囲気でやっていくというのは意識しています。
ーー学生最後のリーグ戦になるが、これまでと比べて自分の中で意識していることや心構えの違いはあるか
秋リーグが最後の団体戦になると思うので、1番意識しているのは楽しむことで、それが良い結果にも繋がると思っています。あとは4年生が3人出ていて、本当に3人で1年生の時から戦ってきたので、4年生3人、林も含めて楽しんでできたら良いなと思います。
ーー今のチームの雰囲気は
結構良い雰囲気でできているなと思っていて、関東学生も全日学予選もみんなが頑張っていて、一人一人のモチベーションがすごく良い状況にあると思います。
ーー今の調子は
全日学予選も通過できて、最近まで東北のミニ国体があって、そこでも結構良い状態でプレーできていたので、大学4年間の中では1番調子が良いのでリーグ戦に向けて頑張りたいです。
ーー後半戦のキーマン
佐藤岩井田のダブルスがキーになってくるかなと思っていて、4年生3人はきっちり取らなきゃ行けない立場で、そこに佐藤、岩井田の2年生が乗ってくれるとチームとしても乗ると思います。
ーー同期はどんな存在か
本当に仲良くて、今の4人で良かったなと思う楽しい存在です。
ーー後輩へのメッセージ
今回出る人数というのは限られてしまうのですが、今の法政の卓球部はみんな本当に同じくらいの実力なので、今回のリーグ戦で自分たち4年生を見てなにか感じてもらって、来年のリーグ戦だったり個人戦に繋げてもらえるように見ていて欲しくて、しっかりチーム一丸となって戦いたいなと思います。
ーー秋リーグへの意気込み
チームとしてはAクラス入りを目標として、上を目指せたら優勝を目指して行こうという感じで、個人としては勝ち越してチームに貢献できるように頑張りたいと思います。主将としては、次の代にしっかり引き継ぎをしないといけないので、良い雰囲気を4年生がしっかりと作って、リーグ戦の中で良いところを見せられたら良いかなと思います。
ーー最近ハマっていることは
醤油ラーメンの開拓にハマっています。自分の地元が郡山なんですけど、東北の方は醤油などのあっさりベースが多くて、でもこっちでは家系などのこってり系が多くて、醤油ラーメン専門店が少ないので、その専門店に行くことが最近多いです。
加藤翔(法4=野田学園)
ーー前半戦を振り返って
春リーグは、まず大事な試合で自分が1番で落としてそのまま流れが悪くなって負けてしまうということがあって、そこはエース、チームの中心としてあまり良くなかったかなというのが感想としてあります。
関東学生は自分自身はあまり調子が悪くはなくて、良くもなかったんですけど、そこは安定した結果を出すことができて、安心はしていました。その中で、すぐインカレがあったんですけど、インカレでは全然調子が上がらず自分の実力があまり出せなかったんですけど、他のメンバーでなんとかカバーしてもらうことができたので、そこはチーム力として良かったと思います。
ーー春リーグでは、加藤選手と戦うまで無敗だった中央大学の小野選手に見事勝利を収めていたが、実際に戦ってみてどうだったか
1年生ということで勢いもあるなというのは分かっていたので、その勢いに負けずに自分も前半からガッツ、盛り上げていこうという気持ちで自分から攻めて行くことができたので、そこが結果に繋がったかなと思います。
ーー4年間の集大成として、このリーグ戦で特に大事にしたいことは
自分たちも今回で引退という形になるんですけど、そこで引退だから気持ちが入らないという風にはしたくなくて、最後だからこそ法政大学に恩返し…ではないですけど良い結果を残したいなと思っています。
ーー特別賞受賞が確定しているが意識することなどはあるか
自分としても良かったかなと思っています。でもそこで気を抜くことはなく、チームのエースとして最後まで戦って行きたいなと思います。
ーー同期はどんな存在か
原田は中高同じ地区だったのである程度知っていたんですけど、岩永とかは初対面だったんですけど1年生の時からずっと仲良くできていて、仲悪くなったりなどもなく1年から4年までずっと仲良くできているのですごく大事な存在です。
ーー後輩へのメッセージ
後輩も結構力をつけてきてくれているので、そのまま続けていって欲しいなというのがあって、自分たち4年生がリーグ戦で中心となっているんですけど、自分たちが抜けてからも1部残留というのとAクラス、そのまま優勝というのを目指していって欲しいなと思います。
ーー後半戦のキーマンは
誰1人ということはなく全員が全員キーマンだと思って、佐藤も岩井田も2点起用というのがあるんですけど、それ以外の4年生が3人出るということで、そこは自分たち4年生が引っ張って行くというのを示して行きたいという思いがあります。
ーー秋リーグへの意気込み
自分たちもこれが最後のリーグ戦ですし、後輩と一緒に試合に出れる最後の団体戦なので、Aクラスが目標なんですけど、それだけではなくて優勝を狙って行きたいなと思います。
ーー最近ハマっていることは
カフェ行くのが好きで、カフェでゆっくりするのがもうずっと好きなことです。
原田哲多(営4=出雲北陵)
ーー春リーグでは最後を任されることが多かったと思うが、どんな思いだったか
自分が勝てばチームは勝って、負けたら負けだったので、そこはしっかり責任感を持ってチームを勝たせることができるように準備して、試合に臨みました。
ーー秋リーグも任されそうか
そうですね、多分7番が多いと思うので、春と同じようにしっかり準備してチームを勝たせたいと思います。
ーー今の調子は
結構良い感じです。ダブルスも全日学予選を通過することができたし、シングルスの試合はあまりなかったんですけど、しっかりリーグ戦までの期間で調整して試合をできれば良いかなと思います。
ーー今までを振り返って、このリーグ戦にかける想いは
4年生で最後で、チーム状況的にも上を狙えるチャンスは十分にあると思っているので、まずはしっかり2部に落ちないようにそこを最低ラインとして設定して、その上で上位を狙って行きたいです。
ーー同期はどんな存在か
僕にとっては、中高同期がいなかったので大学で初めて同期ができて、すごく刺激的というか、卓球の面、学校の面など色々な面で刺激をもらえて、すごくありがたい存在です。
ーー後輩へのメッセージ
みんな昔に比べると自主的に練習するような人が増えてきたので、その姿勢を保ちつつ、もっと自分たちの強みを活かしたプレーやチームスタイルというのを見つけたら、さらに上に行けるのかなと思います。
ーー後半戦のキーマンは
やはりダブルスがすごい鍵になってくるとは思います。でも誰が勝っても落としてもおかしくない選手状況なので、一人一人が自分の力を発揮してくれたら自ずと結果はついてくると思います。
ーー秋リーグへの意気込み
まずは2部に落ちないところを目指して、その上で上位を目指して行きたいです。せっかくなのでAクラス入りを達成したいです。
ーー最近ハマっていることは
アニメの「DEATH NOTE」を最近見始めて、すごく面白くて今ハマってます。
林晃平(国4=桐蔭学園)
ーー前半戦を振り返って
春リーグはAランク入りという目標を掲げていたんですけど、初日に2試合を悪い形で落としてしまったというのが印象に残っています。自分は初日に就職活動の関係で応援に行けなかったんですけど、ライブを見ている限り力を出し切れずに負けてしまっていたという印象でした。そんな中で2日目には4年生の岩永、加藤、原田が活躍してくれて、早稲田に勝てて。結果としては6位になってしまったんですけど、初日からしっかり立て直せたと思います。エンジンがかかるのが遅くなったんですけど、後半につれて良くなってきたという印象でした。
関東学生では、ダブルスは4年の原田と組ませてもらってベスト32で、シングルスは専修のレギュラーの人に負けてしまいました。チーム全体としては、ランク入りも3人出ましたし、ダブルスも全員行けるところまでは行ったと思っています。ただ個人的には原田とのダブルスもあと1点で負けて、シングルスでもチャンスがなかったわけではないけどやり方が良くなくて負けてしまって。後の全日学予選に向けて、課題が見つかった試合だったと思っています。
ーー全日学予選では最後まで粘り強く戦って本戦出場を決めたが、当時の心境は
原田と組んだダブルスも法政の中では一番最後まで試合していて、シングルスでも結局一番最後まで試合していて、どちらの試合も応援に勝たせていただいた試合だったと思っています。シングルスの(セットカウント)2-2、(ポイント)6-5くらいで負けている時に、1年の金光が「足動かして」と言ってくれて、そのおかげで頭の中もクリアになって。その応援がなかったら勝てなかったんじゃないかというくらい、2種目とも応援に勝たせていただいたという印象です。
ーー4年生全員で全種目で本戦出場、感じたことは
同期4人で入学した時に、岩永、原田、加藤は1年の頃からレギュラーとしてずっと戦っていて。1、2年の時は自分だけ全日学に出れていなくて、結構苦しい状況でした。それでも3、4年生、特に最後の年に全員で全種目に出場できるというのは、自分も少しは3人に近づけたんじゃないかと思いますし、4年間頑張ってきて良かったと思います。
ーー今のチームの雰囲気は
良い意味で分け隔てないチームだと思います。1年生は入学して4か月くらい経つんですけど、2か月目くらいから良い意味でタメ口を使ってくれているのが自分にとってやりやすい部活だなと感じていて。体育会っていうと上下関係がしっかりしているイメージがあると思うんですけど、卓球部は普段の練習からご飯に行くときまで、お互いの実力を尊重して敬意を持ちながら良い距離感で全員が接することができています。そこが法政の卓球部の強みだと思っています。
ーー自身の今の調子は
ラストの全日学が10月後半に控えていて、今の調子としてはすごく良いです。リーグ戦ももし出る機会があれば、全力で立ち向かっていけるような調子ではあると思っています。
ーーよく声を出している印象がありますが、考えていることは
卓球は個人競技という印象が強くて、団体戦といってもその延長線上にあるように思われるかもしれないですけど、やっぱり団体戦なので。戦っている側と応援している側の義務をお互いに果たし合うのが大事だと思っています。出ている人は法政大学の代表として、ゼッケンを付けてユニホームを背負って戦っていて。その人たちが彼らなりの全力を出して、1点でも多く取れるように自分たちはサポートする義務があると思うし、その役割を誇りに思っています。そういうところを一つずつ果たしていくために、しっかりと声を出すようにしています。
ーー後半戦のキーマンは
チーム全員だと思っています。今回は岩井田が新しく関東学生でランクに入って、全日学選抜で佐藤もランク入りしていて。加藤、原田、岩永もみんな関東学生で勝っていて、平山も全日学予選で去年本戦に出場していた明治の子に勝っていて。他の大学に比べて、一人一人のレベルが劣っているとは全く感じていないです。誰が出ても勝てるくらいの実力を全員が持っているので、応援も含めて、出ている一人一人がキーマンだと思います。
ーー最後のリーグ戦になりますが、気持ちはどうか
自分としては大学4年間が早すぎて、この前入学したんじゃないかというくらいあっという間の大学生活でした。春秋合わせて8回目のリーグ戦を迎える中で、今まで先輩方の背中を見させていただいて。今まで秋のリーグ戦で良い順位が残せなくて、全員が納得いくような結果を残せずに卒業してしまったのが印象に残っています。自分たちは最後の秋リーグですし、なにより他の1、2、3年もその年の最後のリーグ戦なので。全員が納得して、全員が笑顔で終われるようなリーグ戦にしたいです。
ーー秋リーグへの意気込み
他の大学に比べても個々の戦力は全く劣っていないですし、チーム力としても仲の良さで負けているとは全く思っていません。自分たちは最後ですし、何より全員が1位を狙えると思っているような大切な大会です。最後は全員が自分の役割、誇り、責任を果たしながら笑顔で終われるリーグ戦にしたいです。
ーー同期はどんな存在か
ずっと自分の目の前にいてくれる存在です。授業や日常生活では横にいてくれて、卓球では自分より前にいてくれる存在です。加藤は4年間ずっと関東学生でランク入りしていて、原田も1年で全日学ベスト8、今回関東学生でベスト8に入って。岩永も関東学生で4年間ずっと64だったり32だったりずっと上位の成績を残していて。自分より前に進んでくれている同期がいなかったら、自分もここまで「一緒にリーグ戦に出たい」「この人たちと肩を並べて戦いたい」と思えたかわからないです。自分の中ではずっと憧れであり、目標でもあり、なにより大切な仲間だと思っています。
ーー後輩へのメッセージ
しっかりとメリハリをつけられている子が多いと思っています。サポートの人はサポートの役割を果たそうとしていますし、試合に出る人もその責任を果たそうとしている子が多くて。リーグ戦になるとチームに一体感が生まれて、下級生たちもそんな空気を作ってくれます。分け隔てないというのがうちの強みだと思っているので、自分たちが卒業しても法政の文化を守って、新たな伝説、成績を残してほしいです。最終学年を迎えるたびに、良い成績を残して笑顔で卒業してくれればと思います。
ーー最近ハマっていることは
アニメとお風呂に入ることがめちゃくちゃ好きです。部活に来るか、お風呂にいるかというような生活を送っています(笑)。お風呂でアニメを見ることに最近はハマっています。今は「葬送のフリーレン」を見ていて、めちゃくちゃ面白くて。まだ3、4話くらいしか進んでいないんですけど、今度2期が始まるらしいので。それに向けて楽しみながら見ています。
(取材:朝長亜依)