【バスケ】昨季1部所属の拓大から金星!/ 第101回関東大学バスケットボールリーグ戦 対拓殖大学
▼試合結果
⚪️法政大学 65-56 拓殖大学⚫️
14<1Q>17
12<2Q>14
15<3Q>14
24<4Q>11
▼スターティングメンバー
#7 本山 遼樹(法4=福大大濠)PG
#10 坂本 温人(現4=法政第二)PF
#14 佐藤 正樹(社4=法政第二)SF
#25 鍋田 憲伸(法3=福大大濠)PG
#75 柳田 大斗(営4=國學院久我山)C
▼ベンチ入りメンバー
#0 杉信 イフェアニ(文4=洛南)PG
#2 首藤 怜(文3=仙台大明成)PF
#8 野田 凌吾(国文1=藤枝明誠)PG
#12 伊藤 舷人(法1=法政第二)PG
#18 八重沢 連(法3=八王子学園八王子)PF
#26 伊藤 遙志(経1=福大大濠)PF
#32 菅野 汰樹(人環3=法政第二)PG
#55 佐渡 樹也(法2=中部第一)SF
#91 オディギェ プレシャス 恵(法1=湘南工科大附)SF
#99 小林 祐(文1=洛南)C
戦評
第1Q。立ち上がり、法大は#75 柳田がゴール下で先制点を奪うと、続いて#7 本山が3Pを沈め、良いスタートを切る。しかし中盤以降、拓大のディフェンスが機能し始め、法政は外角からのシュートがなかなか決まらず、得点が伸び悩む時間帯が続く。それでも途中出場の#32 菅野がゴール下で得点を挙げ、チームに勢いをもたらす。さらに#0 杉信が冷静にフリースローを2本沈めて逆転。ディフェンス面ではファウルがやや目立ったが、交代を重ねながらリズムを作り直し、#18 八重沢が得点を重ねるなど、粘り強く食らいついた。終盤にはまたも#18 八重沢がフリースローを決めて1点差まで詰め寄る場面も見られたが、拓大の速攻に押され、14-17とわずかにリードを許して第1Qを終えた。
第2Qは#10 坂本のフリースロー2本からスタート。しかしその後は、拓大のシュートが立て続けに決まり、一時は9点差をつけられる展開に。ここで法政はタイムアウトを取り、メンバーを入れ替え立て直しを図る。タイムアウト明け、#0 杉信がレイアップで得点を挙げると、#7 本山や#18 八重沢 がインサイドで積極的に仕掛け、徐々に流れを引き戻す。特に#7 本山は相手のファウルを誘いながらバスケットカウントを獲得するなど、持ち前の勝負強さを発揮。終盤には#25 鍋田がゴール下で得点を重ね、再び点差を縮めた。一方で、法大はファウルがかさみ、相手にフリースローを与える場面も多く、守備面では課題が残った。それでも終盤まで集中を切らさず、粘りのプレーで前半を26-31と5点のリードを許して折り返す。
第3Qで逆転を狙いたい法大。差はわずかに5点。しかし、相手に第3Qで初得点を許してしまう。# 25 鍋田の3Pは惜しくも外れるも、# 75 柳田がオフェンスリバウンドを回収し、#7 本山がインサイドを制し得点を決める。さらに、#7 本山の連続3Pや#0 杉信のレイアップで1点差までに詰める。その後、#0 杉信と# 7 本山の得点でついに同点へ。しかし、拓大のガードによる技ありの連続得点で再度差を広げられ、41-45で勝負の第4Qへ。
4点差を追いかけ迎える最終Q。# 0 杉信のスティールからの爆発的なスピードと強靭なフィジカルで速攻に成功する。その後、#25 鍋田のレイアップで同点に追いつく。ディフェンスでもアグレッシブさを披露し、相手のアウトサイドを封じる。そして、#10 坂本のレイアップで逆転に成功。再度、相手に追いつかれるも、#25 鍋田のアシストから# 0 杉信のレイアップで相手を突き放す。その後はシーソーゲームの展開となったが、試合の主導権を握ったのは法大だった。勝負強い#25 鍋田のフローターで逆転に成功。その後は#7 本山のフリーフローと3Pに# 0 杉信のフリーフロー、# 10 坂本のゴール下でのダメ押しの一本で65-56と9点差をつけ、首位(取材当時)拓大から貴重な白星をもぎ取った!
(記事:髙瀬真帆、小棚木孝寛)(写真:紺野真帆)

#25 鍋田
試合後インタビュー
佐藤俊二監督
ーー今日の試合を振り返って
前半シュートがあまり入らない中で、ディフェンスをとにかく耐えに耐えて逆転したというところで、自分たちの次に繋がる良い試合だったと思います。
ーー選手の得点に偏りがなかった印象を受けたが、今日の選手たちの活躍については
大体いつも憲伸(鍋田)が25点ほど取って、そこから他の子たちが10点ぐらい取るようなパターンが多いです。ただ今日は憲伸がそんなにシュートが入らなかったことや、オフェンスというよりもディフェンスをやり続けていたので、後半になってから本山もシュートが入りだしたり、何人か繋ぎで良いシュートが入ったりしていましたね。あとイフェアニ(杉信)は変わらず良いアタックをしていたし、そういう意味では40分間の中でも一人ひとりが役割を果たして勝てた試合だったと思います。
ーー拓大に対してのゲームプランは
一対一がかなり多いチームなので、一対一の時のディフェンスを個人個人が責任を持ってやるっていうところをまずは第一に考えていました。オフェンスのところは構造的にある程度「この形でやれば崩れる」みたいなのはできていたので、そこを上手く突けてはいたものの、シュートは入らなかったので、こういう泥試合でしたが勝ててよかったです。
ーー次戦は1巡目最後の試合ですが、意気込みは
うちは勝ち続けないと昇格への道は開けないので、まずはしっかり勝って、リーグ戦2巡目に繋げて行きたいと思います。
ーー最後にファンの皆様へ
いつも応援いただきありがとうございます。今年こそ3度目の正直で1部に上がれるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。
本山 遼樹(法4=福大大濠)
ーー首位拓殖大に勝利する大金星でしたが試合を振り返ってどうだったか
2週間リーグ戦が空いたんですけど、その期間に自分たちで話してきたことが、ちゃんと遂行できたことが勝ちに繋がったと思います。
ーー今シーズン、終盤で逆転する試合が多かったと思いますが、終盤での粘り強さの秘訣は何か
相手どうこうよりも、自分たちのやってきたディフェンスやオフェンスを最後の場面までできるかどうかが自分たちが粘れた要因だなと思っています。明日以降もしっかり続けていきたいです。
ーー本山さんのアグレッシブなディフェンスが拓殖大の強力なアウトサイドに効いてたと思いますが、ご自身でどう思うか
自分もディフェンスはストロングポイントとしてやっているので、今日そこが体現できたのは良かったと思います。
ーー次戦に(関東学院)に向けて意気込みをお願いします
留学生だったり、日本人がとても高いレベルでバスケットをしてくるチームだと思います。自分たちのスタイル、オフェンススタイルをちゃんと遂行し続けて40分間闘おうと思います。応援よろしくお願いします。
ーーファンの皆さんへ一言お願いします
いつも応援ありがとうございます。今年も2巡目残り12試合なんですけど、12試合自分たちのオフェンスやディフェンスを遂行して1部昇格、インカレ出場に向かって頑張るので引き続き応援よろしくお願いします。

#7 本山