戦評
前戦の明大戦では惨敗を喫した法大。セカンドリーグでは4点差リードからの逆転負けを喫した中大とのファイナルリーグ2戦目に挑んだ。
1P序盤から中大に攻められる展開が多い法大だが、北山堅士(法2=武修館)が2試合連続となる先制ゴールを決め、先制に成功する。その後もキルプレーなど中大に攻められる展開が多くなるが、和田怜穏(営2=武修館)が好セーブを連発し、チームの危機を幾度となく救う。1P最後まで中大の猛攻を防ぎ、法大は1点リードで1Pを終える。法大は2Pで追加点を奪い、リードを広げていきたい。
追加点を奪い、中大を突き放していきたい2P。一進一退の攻防が両チームに続く。法大は2度のパワープレーを獲得するがゴールが遠い。中大も猛攻を仕掛けるがここでも和田怜穏(営2=武修館)が好セーブ。2P終盤に三浦秀瑛(法3=八戸工大一)がゴールを決め、追加点を奪うことに成功する。法大は2点リードで2Pを終える。法大は最終Pにダメ押しの追加点を奪い勝利をモノにして行きたい。
2点リードで迎えた3P。中大は追いつくべく猛攻をやめない。しかし法大も負けじと中大の猛攻を防ぐ。その中でパワープレーを獲得し、下坪丈馬(法1=清水)がゴール前のパックを執念で押し込み、2試合連続のゴールを決め追加点を奪うことに成功。しかし、中盤には中大に2点返されてしまう。流れが中大に傾く中、残り2分で中大に6人攻撃を仕掛けられるが、金子輝叶(人3=白樺学園)が無人のゴールへダメ押しの1点を決める。しかし、その後も中大は6人攻撃を辞めず、怒涛の猛攻を仕掛けるが法大は中大の猛攻を凌ぎ切り、試合が終了。法大はファイナルリーグ初勝利を手にした。
次戦であるファイナルリーグ最終戦はセカンドリーグ惨敗を喫した東洋大。この勝利の流れのまま東洋大へリベンジに挑む。
選手インタビュー
31 和田 怜穏

――試合を振り返って
最初に北山(堅士)選手がゴールを決めてくれたので、その流れに乗って最後までいけたのかなと思っています。
――この試合での好セーブの要因など
プレー自体は変えてはいませんが、セカンドリーグの日大戦や早大戦で自分の思うようなプレーができなかったので、そこのリベンジもありますし。セカンドリーグの中大戦で4-0からひっくり返されていて、そのリベンジもあったので、今回は結構気合が入っていました。
――中大に勝利したことについて
インカレでは中大とは決勝に行かないと対戦しないので、本当に勝てたということは嬉しかったです。
――今回の勝利をこれからどう活かすのか
ひとまずファイナルリーグがあと1戦残っているのでそこに向けて準備していくことと、インカレも決して楽な山ではないので全員で守って、全員で攻めて勝っていければなと思います。
ーーセカンドリーグの日大、早大戦からどのようなプレーに注意をしたのか※
技術面的なところも少し修正はありましたが、やっぱりメンタル面で。先制点を取られることが多かったので、自分が悪かった試合は。なので、まず先制点を取られないように気を付けたのと、そこで(メンタル面が)下がらないようにしたということが1番大きかったのかな。
ーー中大は攻撃力の選手が多いが、注意した部分など※
ライトハンドで良い選手がたくさんいるので。角丸選手や横須賀選手、小岩選手だったり。少しポジションも意識、ライトハンドの意識しながらというところで今日守り切ることができたので良かったです。
(※アイスホッケー情報誌『Breakaway』による質問)