第110回日本陸上競技選手権大会・リレー競技
2026年10月10日(土)~10月11日(日)
MUFGスタジアム(国立競技場)
リレーの日本一を決める今大会。男子400メートルリレーは予選で敗退かと思われたが、妨害を受けたとして決勝へ進出。「恥ずかしくて歩けなかった」と濱が苦笑いした決勝のレースは9位だった。1600メートルリレーは、終始前方でレースを進めた予選を組2着で通過し、迎えた決勝はアンカーに3番目でバトンがわたると、最後は競り負けた。アンカーの德田は「足を引っ張る形になった」と涙をのんだ。

1600メートルリレーでアンカーを務めた德田
男子結果
4×100mR決勝
| 組・着 | 選手名 | 記録 |
|---|---|---|
| 9位 | 法大
(粟飯原-濱-田原-齋藤) |
40.20 |
4×100mR予選(3組/2着+2)
| 組・着 | 選手名 | 記録 |
|---|---|---|
| 3組4着 | 法大
(粟飯原-濱-田原-齋藤) |
38.79 |
4×400mR決勝
| 順位 | 選手名 | 記録 |
|---|---|---|
| 7位 | 法大
(小澤-菊田-川上-德田) |
3:06.17 |
4×400mR予選(3組/2着+2)
| 順位 | 選手名 | 記録 |
|---|---|---|
| 3組2着 | 法大
(小澤-德田-川上-菊田) |
3:06.28 |
インタビュー
4×100mRメンバー
1走・粟飯原圭吾(経2=四日市工)
2走・濱椋太郎(スポ2=目黒日大)
3走・田原歩睦(スポ4=奈良育英)
4走・齋藤拓巳アンドレイ(経4=市立船橋)
ーー4年生のお二人はこれが最後のレースか
田原:自分は公式の大会はこれが最後で。最後に10月末、大学の記録会に出るか出ないかぐらいで考えています。
齋藤:国体(国スポ)に急遽出ることになったので、国体で終わりにします。
ーー4年生として、今大会はどのような位置づけのレースだったのか
田原:位置付けとしてはもちろん決勝進出を目指していたんですけど。4人ともコンディションが上がりきらずに、調整もうまくいかずにここまで来てしまったので、ちょっと結果としては残念ですけど。最後のリレー、僕は楽しく走れたのでよかったかなと思います。
齋藤:同じく関カレ(関東インカレ)、全カレ(日本インカレ)でベストなメンバーで臨むことができず。最後ここでリベンジして終わろうと思っていたんですけど、なかなかみんなのけがの具合とか噛み合わなくてこういう結果になったんですけど、来年につながる出来事だったんじゃないかなと思います。
ーー濱選手はけが明けかと思うが、今回のリレーはどうだったか
濱:関東新人に出る予定だったんですけど、熱が出ちゃって、それも相まって全然練習ができなくて。言い訳みたいになっちゃうんですけど、その中で2週間ぐらい、しっかり自分にできる準備をして決勝に行けたらいいなと思っていたんですけど。楽しくみんなで走れたので、いいメンバーで走れたのでよかったです。
ーー粟飯原選手は今回のレースを振り返って
粟飯原:自分もアキレス腱をけがしていて、全然万全じゃないんですけど。みんなけが明けだし、コンディションもあまり上がりきらなかったというか、調整が上手くできなかったというのは、最後のリレーなんですけど、ちょっともったいなかったなと思います。ただ、関東インカレの時は(バトンが)つながらなかったので、そこのリベンジはできたのかなと思います。
ーー4年生のお2人は今後の法大リレーチームに向けてコメントを
齋藤:来年は優勝してほしいですね!(笑)
田原:もちろん優勝を狙って取り組んでほしいし、今日走った濱、粟飯原を主体にまだまだ法政にもいい選手がいるし、来年度入ってくる新入生にもとてもいい走りをしてくれる選手がいると思うので。法政の全員に期待をして、来年に託したという形で今日は終われたらいいかなと思います。
ーーその言葉を受けて2年生のお二人は
濱:まずは今まで4年間お疲れ様でしたというのを言いたいんですけど、やっぱりこのメンバーで優勝したかったというのが1番強いので。そこは心残りではあるんですけど。
大好きなメンバーで走れて、来年は優勝してほしいってことだったので、優勝して法政の短距離の時代を取り戻したいと思います。
粟飯原:自分は2年からリレーチームなんですけど、ほんとユーモアいっぱいで、ちゃんと実力もある先輩たちとみんなで走れてめっちゃ楽しかったですし。関カレも決勝に行けなかったし、全カレも僕は走れていないので、このリレーでは決勝に行ったり、優勝したかったですけど、結果は結果なので。優勝してほしいという言葉をちゃんと受け止めて、来年とか再来年にはもっと自分の実力を底上げして、また「リレーといえば法政」と言ってもらえるぐらいのチームになればいいなと思います。
(※予選のレース後に抗議が認められ、決勝進出)
ーー昨日は一度予選落ちから救済で決勝進出。気持ちの作り方は
濱:(予選が)終わった瞬間、多分救済を取ってくれるだろうみたいな感じだったので。あまり動揺とかはなく、「ラッキー」みたいな感じで。ラッキーで行ったから明日も頑張ろうみたいな。みんなそんなに動揺とかはなく、楽しんで走ろうという感じでした。
ーーレースを振り返って
田原:1レーンということで。4人とも不慣れなレーンだったんですけど、タイムも40秒かかったので。仕方ないと言ったら言い訳みたいになるんですけど、やっぱり難しいところもいっぱいあって、このタイムなのかなと思いますね。
粟飯原:高校1年生の200ぶりの1レーンだったんですけど。やっぱりめっちゃムズくて、スタートも浮いちゃって。その影響でかは分からないですけど、加速も全然乗れなくて。前とは全然離されているし、うまくレースを作れなくて、その感じでみんな行っちゃった感じですね。なので責任を感じていますね。
齋藤:いい経験になったんじゃないですかね。
ーー齋藤選手はどのあたりで足を負傷したのか
齋藤:昨日ゴールした後からちょっと違和感があったんですけど。アップとか本番まではアドレアリンが出ていたので。ゴールし終わったら痛かったなと言う感じなので。走りには全く影響していないです。
(インタビュー:篠﨑勇希)

3走の田原から4走の齋藤へ
4×400mRメンバー
1走・小澤耀平(スポ1=城西)
2走/4走・德田隼(スポ3=寝屋川)
3走・川上大智(スポ2=観音寺総合)
4走/2走・菊田響生(スポ2=法政二)
ーーメンバーそれぞれが今大会に懸けていたが、振り返って
菊田:昨日の予選のタイムがチームのシーズンベストで。今日はメダルを狙って、僕と德田さんの走順を、2と4を変えて前半行って。後半に前で勝負するというのが狙いで、それ通りいけたのはよかったんですけど、やっぱり周りも死ぬ気でメダルとか優勝を狙ってきますし、そこまで甘くなかったというのは現実で、まだまだ実力不足かなと思います。
ーー予選のオーダーの意図は
德田:全カレの時に4走で巻き返される展開があって。その反省を生かしてチームのオーダーを取りました。
ーーレースを振り返って
小澤:国立の雰囲気とか、あとは人生でリレーの決勝に行ったのが初めてで。しかもその初めてが日本選手権のリレーという、その緊張感にやられちゃって。もう前半も後半もどっちも上がんない状態で。これは正直言って慣れだと思うので、ここからどんどん来年の関カレ、全カレとかでリレーの決勝に行って体を慣れさせていくと言うところだと思います。
川上:この日本選手権に向けて、800から400に切り替えて。で、この試合は絶対にメダルを獲ると、すごく懸けていて。昨日の予選は自分自身結構上手く走れて、過去最高ラップを出したんですけど、今日の決勝はちょっとうまく走れなくて。
絶対抜くかなくてはいけないところで抜けなくて、あまりいい順位を德田さんに渡せなくて、ものすごく悔やまれるレースになりました。
でも、まだまだ2年生以下と3年生1人のメンバーなので、来年こそはメダル、金メダルを獲っていきたいと思います。
ーー川上選手のおっしゃったようにまだ若いチーム。来年に向けて
菊田:今年、関東インカレでは決勝に残れたんですけど、優勝争いすることができずに、日本インカレでも予選落ちだったり、今回も7番とすごく悔しい順位で。やっぱり個々の力というのはすごく大事なんですけど、マイルはチームの力があってこそだと思うので、また来年以降しっかりこの大舞台でも勝ち切れるようなチームを作っていきたいなという風に思います。
川上:正直、現状は菊田と耀平の2人に頼りきりになってるチームだと思うので。全体に、ブロックの全員で高め合って、個々の力をもっとつけて、来年こそ関カレ、全カレで、日本選手権の全てでメダル争いをできるチームになっていきたいと思います。
德田:最上級生の僕が足を引っ張る形になってしまって。必ず来年はチームにメダルを持って帰りたいと思います。
小澤:僕は今年、関カレに出られなくて。今回のリレーで結構火がついたので、来年からマイルを全部積極的に入れて、このメンバーで来年走るのは最後なので、そこで絶対にどこかで優勝したいなと思っています。
(インタビュー:篠﨑勇希)

左から小澤、菊田、川上、德田


