【サッカー】関東大学サッカーリーグ第5節 対日体大 前半の好機活かせず引き分ける
JR東日本カップ2014 関東大学サッカーリーグ戦2部
第5節 対日本体育大学
2014年4月26日(土)日本体育大学健志台キャンパスサッカー場
ここまで無敗と絶好調の法大。今節の相手は、昨シーズンまで一部で戦っていた強豪日体大。完全アウェイの雰囲気の中、最後まで日体大の固い守備を崩せず。今シーズン初の無得点となり、0-0の引き分けに終わった。
トータル試合結果
0 日本体育大学 |
0 | 前半 | 0 | 0 法政大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
警告
時間 | 大学 | 選手名 |
---|---|---|
29分 | 日体大 | 赤平 靖晟 |
60分 | 法大 | 西室 隆規 |
63分 | 日体大 | 福田 圭佑 |
メンバー
日本体育大学 監督: 倉又 寿雄 |
法政大学 監督: 長山 一也 |
||||
---|---|---|---|---|---|
1 | GK | 伊藤 幹人 (Cap) | 12 | GK | 袴田 祐人 |
6 | DF | 赤平 靖晟 | 2 | DF | 永戸 勝也 |
13 | DF | 増谷 幸祐 | 3 | DF | 宗近 慧 (Cap) |
20 | DF | 高野 次郎 | 6 | DF | 星 雄次 |
26 | DF | 福田 圭佑 | 22 | DF | 田代 雅也 |
4 | MF | 桂 大晴→川戸(90分) | 8 | MF | 三田 尚希 |
11 | MF | 小山 雄士 | 16 | MF | 青島 拓馬→白石(64分) |
17 | MF | 高井 和馬→手塚(80分) | 18 | MF | 鈴木 貴大→高橋(78分) |
23 | MF | 小泉 将来 | 25 | MF | 西室 隆規 |
7 | FW | 長谷川 健太 | 26 | MF | 伊藤 航希 |
9 | FW | 平塚 将武→阿部(79分) | 9 | FW | 相馬 将夏→清水(HT) |
サブメンバー | |||||
31 | GK | 福井 光輝 | 21 | GK | 富澤 雅也 |
29 | DF | ンドカ ボニフェイス | 19 | DF | 内嶺 大輝 |
32 | DF | 宮崎 博貴 | 27 | DF | 山田 将之 |
15 | MF | 佐藤 涼磨 | 5 | MF | 山口 廉史 |
16 | MF | 手塚 昌希 | 14 | MF | 白石 智之 |
18 | MF | 川戸 大樹 | 4 | FW | 清水 道浩 |
10 | FW | 阿部 潤 | 10 | FW | 高橋 健哉 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
ゴールデンウィーク初日の日体大グラウンドには、日体大の関係者が多数駆けつけ、圧倒されるような声援を送っていた。熱気に包まれる中での試合は攻め合いの展開も予想されたが、意外にも慎重な入りを見せる。
序盤にボールをキープしたのは法大。いつもであれば細かくパスをつないで前に出ていくところだが、この日は相手の守備のポニショニングが良く、最終ラインからなかなか上がっていくことができない。最初のチャンスは前半5分。ロングボールから星雄次(社4)が抜け出しクロスを送ったが、味方には合わなかった。引いて守る相手にたいしての攻略法がひとつ現れたと言えた。7分には、FKから鈴木貴大(経3)が抜け出してフリーになるも、シュートは決まらず。さらに攻め込んでいきたい法大だったが、11分には相手にカウンターを食らい、ワンタッチでの素早い崩しでチャンスをつくられた。これで「ボールを持たせると危ない」という意識が法大の選手に生まれたか、消極的なプレーが目立つようになる。そんな雰囲気を打破しようと、西室隆規(現福3)がロングシュートを狙ったり、鈴木が積極的に仕掛けたり、さらには田代雅也(社3)がドリブルでオーバーラップを見せるものの決定機まではつなげることができない。
このまま前半が終わるかと思われた35分、意外な形でチャンスが訪れる。相手GKのスローイングがミスとなり、ハーフウェーライン付近のMF三田尚希(現4)にわたる。三田はそのままゴールを狙うが、GKがゴールラインぎりぎりで防ぎ惜しくも得点はならなかった。これで試合が動き出し、36分には日体大にカウンターから右サイドをえぐられチャンスを作られる。さらに41分今度は左サイドからクロスをあげられ、相手にフリーで打たせてしまう。失点してもおかしくない場面だったが、無失点で前半を終えた。
拮抗した試合状況を打破するため、長山一也監督は後半から清水道浩(経4)を投入。するとさっそくチャンスが訪れる。46分、FKからこぼれたところを最後は田代が押し込んでネットを揺らす。しかし直前のプレーでファールを取られ、惜しくも得点はならなかった。これで流れに乗ったかと思われたが、試合は相変わらずお互いに攻めきれないまま進む。清水や鈴木が前から積極的にプレスをかけていくも、なかなか奪えない場面が続いた。また、前半にも見られたロングボールでのチャンスメークは後半でも見られ、機動力のある鈴木やスピードが売りの三田らにボールを集めたが、なかなかゴール前までたどり着けない。
終盤になるとようやく両チームがゴール前に迫る頻度が増す。86分、日体大がFKを得ると、その流れのままCKへ。ここを耐えた法大は90分、カウンターからチャンスを生み出す。試合終了間際には深い位置でボールをキープし、ここぞとばかりに田代や宗近を前線にあげパワープレーを図ったものの、結局ノーゴールで試合を終えた。
この試合で見えた課題は、試合後選手が口をそろえた「引いて守る相手の崩し方」だった。守備は2試合連続無失点と安定しているだけに、今後いかにして攻撃のバリエーションを増やしていけるかがポイントとなってくるだろう。(安部雅人)
コメント
長山一也監督
-試合の総括を
今日にあたって選手たちには「連勝しよう」と伝えていました。日体大は前節1-3で負けていて、その時先制点を早い時間で奪われていたこと。また、少し気温が高かったこともあり、先手を取ろうということで試合に送り出しました。そのように入り方に関しては強調していましたが中々上手く行かず、ベンチから強く言ったんですが「自分たちから」ということはできていませんでした。その中で少しは仕掛けるプレーもありましたがうち切れずただゴール前に運んでいる状況だったので、試合を通しては前半の方がチャンスが多かったにもかかわらずシュートを打てないことでリズムも作れていませんでした。こういったことができていかないと、こういう試合を勝っていかないと優勝はできないと思うので、還元していきたいと思います。
-チャンスで決めきれない要因は
シュートの狙いや迫力というのが足りないことですね。うちのチーム全体の課題でもありますが、狙いをもって入っていくことだとか、動きの所での工夫や前に相手がいる場面でも股を狙うだとか、そういう貪欲さがもっと出てこないといけないと思います。
-昨年一部だった相手との連戦を1勝1分の無失点で終えたが、それについては
僕らの時もそうでしたが、法政は力的に2部のチームではないと思っているので。選手の一部から落ちてきた相手ということに関しては、言うときもありますがそんなに意識はしていません。もちろん勝たなければいけない相手ですが、あくまで一つの試合という形でとらえています。これから下位のチームとも対戦しますが、しっかり戦っていけるようにしていきたいと思います。
-次節に向けて意気込みを
今日のスタートとサブの選手の差があまりないように2チーム分は作れるような状態は作ってあるので、次からまた連戦ですが調子のいい選手を使ってその中でまた競争をしてもらいたいと思います。しっかり勝ち点3を上澄みしていけるように、連勝していけるような準備をしっかりと行っていきます。
DF 宗近慧主将
―今日の試合を振り返って
点も取れなかったですし思うようにできなかったので、消化不良っていう思いが強いです。
―今シーズン初の無得点試合だったが
今日は相手が相当引いてきて、そういった相手に対してどう攻略するかっていうのはまだ話し合ってなかったし、そこを試合中に改善できなかったので、そういった部分は今後もっと詰めていかないといけないと思います。
―試合中具体的にはどういった方法で改善しようとしていたのか
ボールをもっと動かしたり、相手をもっとおびき寄せてからパスを出したりだとか、まじめに全部パスするのではなく遊びを入れたりだとか、シュートを打つようにしようとか、そういう風にしようっていう思いはあったんですけど、それが実現できてなかったかなと思います。
―今日はいつもよりロングボールを使っているように見えたが、一番後ろからフィードする立場としてなにかプレーに意識はあったか
短いパスだけだと、相手からしたら守るのが楽なので、いったん目線を変えて裏に出すっていうのも効果的だと思うので、ちょいちょい裏は狙っていました。
―次節に向けて一言
次も優勝に向けて落とせない試合なので、勝ちだけを目指して、チーム一丸となってやっていきます
https://sports-hosei.net/img/share/bg_h3_result.png); background-position: 0% 0.25em;”>FW 清水道浩
―今日の試合を振り返って
自分は45分の出場だったのですが、以前自分も同じような感じで代えられて(3節青学大戦ではハーフタイムで交代した)その時に何をすれば良いのかっていうのを反省していたので、前半チームに足りなかった前の動き出しとか、前線からの献身的な動きいうのを意識してプレーできました。
―入る時に、監督から何か指示を受けたか
シュートと得点に絡む動きを意識するように言われました。やっぱりシュートを打ててなかったので、それは今日の反省点ですし、次に生かしたいと思います。
―今日は無得点試合だったが、FWとしてどう思うか
守備陣は2試合連続無失点ですごく頑張ってくれているので、攻撃陣がそれに応えないと、とていう責任は感じます。今日は今日なので、また次に切り替えていきたいと思います。
―これまでは細かくつないでゲームを組み立てていたが、今日はロングボールが多かった
思ったより日体大が引いてきて、前半は戸惑っていた選手もいたと思います。でも、それに合わせないと勝てないので、それが0点というところに現れたのかなと。「合わせる」というよりは「見て判断する」という方が正しいですね。そうやっていかないといけないと思います。
―次節に向けて
次はゴールデンウィークの連戦ってことで、個人的には前回の連戦で代えられたというのがあるので、しっかり身体のケアなどしていこうと思います。チームとしては、下位のチームとの対戦なので、しっかり勝ち点6取れるように頑張っていこうと思います。
FW鈴木貴大
―今日の試合を振り返って
今日は相手が引いて守ってきて、それを崩せなくてなかなか攻撃のチャンスがなくて、そんな中で最初のチャンスのシュートを外してしまったことが悔いに残っています。練習からシュートの意欲を見せていかないと試合でも結果が出ないと思うので、練習からシュートの意識を高く持っていこうと思います。
―気温が高くなってくる中でハイプレスを続けるのは体力的な問題が出てくるのでは
それに対応できるように、今練習ではすごく走っています。それに慣れて走れるようになれば、試合でも自ずと結果がついてくると思うので、まず練習を本気でやっていきます。練習が全てだと思っているので。
―次節に向けて一言
次節は連戦なので、試合に出ている11人だけじゃなくてチーム全体で戦えるように、チーム一丸となって臨むので、応援よろしくお願いします。
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