【アメフト】春季オープン戦 対青学大 日本一の目標に向け再スタート
2014年度 春季オープン戦 対青学大 2014年5月17日(土) 法政大学武蔵小杉グラウンド
先週は秋季リーグ1部TOP8で対戦する中大に対し、敗北を喫した法大。中大戦後、小林貴主将は「法大の伝統に甘んじるのではなく、その環境にいる中で何をするのかが大切だ」と選手ひとりひとりの意識面強化の必要性について語った。序盤からスターターを中心とした布陣で得点を重ね、2部Bブロック青学大に対し大勝し、日本一を目指すための再スタートをきった。
トータル試合結果
70 | 21 | 1Q | 3 | 10 |
---|---|---|---|---|
14 | 2Q | 0 | ||
21 | 3Q | 7 | ||
法政大学 | 14 | 4Q | 0 | 青山学院大学 |
戦評
青学のキックオフで始まった1Q、1stシリーズから法大はパス中心の攻撃で距離を稼ぐ。開始約2分でQB近藤濯(文4)からパスを受けたRB廣澤達也(デ工3)が相手にタックルを受けながらも28ydsを走り抜きTD。その後もWR小島太郎(営3)に26ydsのロングパスが通り追加点を奪う。法大の堅い守りで早々に攻撃権を得ると、自陣46yds地点で廣澤がパスを受けると二度目のTD。流れは完全に法大に来たかのように思えたが、相手の1Qのラストプレーで40ydsを超えるFGを決められてしまう。
選手のコメント
DL 小林貴主将
―今日の試合を振り返って 自分たちのやりたいことをどこまでやれるかっていうのが課題だったんですけど、10点取られたことにはまだまだ満足してないですね。
―今日の試合で得た課題は OFはきっちりTDをとることが目標だったんですけど、相手に止められるプレーもありましたし、DFに関しては流れが悪いことがあったのでそこをしっかり確認していきたいです。
―3Qで相手にインターセプトを決められましたが あの時間帯はイエローとかが多く出ていて一気に流れが悪くなってしまい、自分たちのリズムでプレーできなかったことが原因です。
―青学大対策はなにかしましたか 自分達のやりたいことを100%するということを掲げて試合に挑みました。この後ビデオを見てもう一度試合を確認するのですが、できていないところは沢山あると思うのでそこはまだまだ甘いなと感じます。
―明日の上智大戦に向けて 去年の秋季大会の初戦が上智大でタッチダウンを取られてしっまたので、今回は完封して勝ちたいと思います。
DL 木本紀久
ー今日の試合を振り返って 相手のプレーに合わせた自分の役割を全うできた試合だと思います。
ーDF陣の良かった点はありますか TDを取られなかったことが1番良かったのかなと思います。あとは、フレッシュされてもそこから流れを切れたことが良かったと思います。
ー改善点は見つかりましたか 流れは切れたのですが、他人が良いプレーをしてもイマイチ盛り上がらない部分があったと思います。
ー先週の敗戦から意識していることはありますか 先週の敗戦を踏まえて、自分たちにできることをひとつひとつ、そのポジションであるとおもうのでそれを徹底しようと思っています。
ー相手OLについてスカウティング時と違った点はありましたか いえ、スカウティング通りでした。
ー今日で春季オープン戦も4戦を終えましたがチームの変化は感じますか 春で敗戦というのが何年か振りで、みんなそこで意識も変わってきて、ひとりひとり思うところがあって変わっているんじゃないかなと思います。
ー木本選手自身は何か意識が変わりましたか 敗戦をしたってことは自分たちが何か足りなかったということなので、自分の足りない部分を考えてそれを補うようにしています。
ー新入生について みんな頑張って練習もしてくれているので期待しています。
ー最上級生として意識していることはありますか プライベートでのコミュニケーションを大事にしています。そういった部分が試合でも出ると思うので。
ー明日の上智大戦に向けて DFはTDを取られずに0点で抑えます。
OL 居澤輝一
ー今日を振り返って 中央に負けた次の週ということで、今週1週間中央に負けたということを意識してやってきたんですけど、試合当日は目の前の相手を意識し切り替えて青学をしっかり自分たちの力で圧倒しようと取り組みました。
ー前回の敗北から具体的にどのような課題が見つかりましたか 自分はOLで先週の試合で、OL自体ふがいない結果を残してしまったので自分で当たりに行くことや、一歩目のダッシュをしっかりするように心がけました。
ー青学大の印象は ビデオで見てるよりも前へ前へ来ていたので序盤その勢いに戸惑ったのですが、途中でそれを修正できたので良かったと思います。
ー今シーズンの個人目標は 昨年日大戦でフィジカルの差をとても痛感したので、自分の中で勝たせようと思った3年生を勝たせることができなかったので、その気持ちは今でも忘れないですし、今までと同じ取り組みだとまた日大などには勝っていけないと思います。まだまだフィジカル面でもフットボール面でも生活面でも変えられるとこはあると思うので、日本一に向けて自分ができることを見つけていければと思います。
ー次戦に向けて 今日出た反省も個人個人で分かっていると思うので、明日はその反省も生かしつつ思い切りプレーしてOFを引っ張って行ければと思います。
RB 田邊僚
ー今日の試合を振り返って 個人的には存在感を示すプレーができず、次につなげる走りができなかったので、自己評価をつけるとしたら30点です。チームとしては勝つことはできましたが、OFとDF、キック共に出てきた課題があるので、それを潰して秋季リーグに挑みたいです。
ー青学大の印象 相手DFが3menをひいてきているのが珍しい印象はあったのですが、対応はできていました。
ー中大戦後のチームの雰囲気は 負けてしまったという事実をチームとしてしっかりと受け止めて、秋にまた当たるので雰囲気的にも切り換えて、リベンジするだけです。
ー今年の個人目標 ここぞというときに周りから頼られるRBになることです。
ー今試合からRBのエースナンバーの29番をつけられていましたが RBを束ねることができる上級生として自然につける事になりましたが、伝統あるエースナンバーなので、その伝統に恥じぬように責任を持ってプレーしたいです。
ーQBからハンドオフを受けた時の視野はどこまでとれていますか 上手いRBは最終ラインのSFまで見えた上で勝負を仕掛けているのですが、自分はまだ行き当りばったりの部分があるので、全てのDFは見れないにしても要所を的確に見てランコースを選択できるようになりたいです。
ー上智大戦への抱負 青学戦で出た反省を活かして今日よりも存在感を出せるように結果を出して、秋季リーグでも試合を任せてもらえるようなエースになりたいです。