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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第4節 対東大 全勝の勢いそのままに、東大を無得点に抑え見事勝利!

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第4節 対東大 全勝の勢いそのままに、東大を無得点に抑え見事勝利!

2023年度関東大学秋季リーグ戦 対東大
2023年10月15日(日)
アミノバイタルフィールド

試合結果

トータル試合結果

20 7 1Q 0 0
10 2Q 0
0 3Q 0
法政大学 3 4Q 0 東京大学

試合得点

Q 選手 得点方法 TFP
1 岩田翔太郎(営4) TD
2 大橋功典(社4) FG
2 谷口雄仁(営3) TD
4 大橋 FG

※写真は全て保護者の方からご提供いただきました。

戦評

試合開始前から冷たい雨が降りしきるアミノバイタルフィールド。ここまで全勝の法大ORANGEは、良い流れをつなげるべく3戦目に挑んだ。

1Qでは、開始直後から流れが法大に傾く。前試合でも活躍を見せたRB新井優太(営4)が続けてランプレーで魅せると、チャンスでRB岩田翔太郎(営4)のランによりTD。TD後のキックでは、雨の影響によりボールが滑ることなどが懸念されたが、立大戦でも得点した大橋功典(社4)がしっかりと決め、7-0と幸先の良い先制点を挙げた。続く東大の攻撃時には、陣地を進められるもディフェンス陣の集まりが早く、得点に絡ませず、再び法大に攻撃権が回る。今試合では、雨の影響によりパスプレーがあまり出なかったが、ここぞとばかりにRBが活躍。新井、岩田のランプレーにより順調に陣地を獲得したところで、1Qが終了した。

2Q開始後、東大の5ヤード罰退により、4thダウン5で法大はFGを選択。横殴りの雨が降る厳しいコンディションの中、大橋が39ヤードのキックを成功させ、10-0と点差を広げた。さらに東大攻撃時には、近藤大祐(営3)のファンブルリカバーにより流れを渡さず、再び法大に攻撃権を戻した。するとWR須加泰成(営2)へのロングパスが成功し、敵陣6ヤードより1stダウン。ここでQB谷口雄仁(営3)はスクランブルを選択すると、見事TD。その後のキックも成功し、17-0とさらに得点を追加した。続く東大の攻撃では、QB風間瑛介のスクランブルが成功し、続けて1stダウンを更新。FGでの得点は免れないかと思われたが、キックしたボールがゴールポストに弾かれ失敗。17-0で前半を終えた。

3Q、東大の攻撃が開始するとすぐに50ヤード走られてしまい、1stダウン更新。さらに2Qでも好プレーを見せていた風間が再びスクランブル。しかしギャンブルの失敗もありピンチを切り抜けると、法大攻撃時にはRB鈴木悠真(営3)が覚醒し、三度続けてランプレーで陣地を稼ぐ。さらに谷口からTE井上遼大(法4)へのパスプレーが成功し、18ヤードの前進。その後、新井のランや谷口のスクランブルにより、4thダウン1まで進み、ギャンブルを選択したが失敗。両校得点はなく、点差はそのまま17-0で最終4Qへ。

4Q、得点を返したい東大は、1stダウン10でパスを選択。しかしそれをDB小田隼士(キャ3)が「やっと来たボールを取れた」と見事インターセプト。法大に攻撃権を戻すと、再び井上へのパスが成功。その後大橋が26ヤードのFGを成功させ、20-0と得点を追加した。続く東大攻撃時では、ランプレーで一気に進まれ、ピンチの状況に。しかしLB伊藤右徳(現4)によるロスタックルやボールがサイドラインを出たことにより3rdダウン15に。4thダウン8で東大はギャンブルを選択したが失敗に終わり、攻守交代。ピンチの状況でも得点を与えず、20-0で試合を終えた。

ここまで法大とともに全勝だった早大が立大にまさかの逆転負けを喫し、全勝は法大のみとなった。残る3試合、明大や中大、早大と気の抜けない試合が続いていく。厳しいコンディションの中で戦い抜いた自信を糧に、残りの試合も突き進んでいって欲しい。

選手インタビュー

大橋功典

ー今日の試合を振り返って
前回に引き続き勝てたというところと、FGを決められたというところは良かったと思います。

ーFGやTD後のキックなどを全て成功させました
ずっとチームのために練習してきたことでもあるので、こういった形で結果に表れて嬉しいです。

ー天候的にコンディションの悪い中でした 雨の中のキックで気をつけたポイントは
スナッパーとホルダーも雨の中で不安定な部分があると思うので、最終的には自分の形を崩さないように、という点は1番意識していました。

ー寒さへの対応で何か意識された部分は
あまりやったことはないんですけど、グラウンドに入った時に寒い状態にならないように動いたり、ジャンパーを着たりということはしていました。

ージャンパーを着た状態からフィールドに出るときに寒さは
寒さは感じますね(笑)。いつも通りのキックのモーションでやれば入る、と練習で自信をつけていたので、そこは崩さないように意識していました。

ーQBは谷口選手が1試合通して務められていました ご覧になって
彼もすごく良いところはありますけど、やはり僕自身QBとして出たいという気持ちがあります。彼がダメだった時に出る、というのではなく「この試合で大橋を出そう」と言われるくらい今から練習して、最終的にはQBとして出られるように頑張っていこうと思っています。

ー試合中に谷口選手とお話しされたことは
谷口が試合に出た時にはサポート役として努めなければいけないので、しっかりディフェンスを見て、谷口に状況を伝えたり、レシーバーの状況を伝えたりしようとしていました。自分が出ていない時にはそういったことをしていましたね。

ー前回はTDのない中で大橋選手のキックが試合を決定づけました 今試合での大橋選手の役割は
オフェンスリーダーとQBとして、オフェンスをしっかり勝ちに導くというのが1番の役割かなと思っています。その中でFGで試合を決定づけるようなキックができて、しっかりと役割を果たすことができたのであれば僕も本望です。しっかり練習して、両方で活躍したいなと思っています。

ー次戦は明治大学です 意気込みを
オフェンスがあまり点を取れない状況が続いているので、そこはリーダーとしてオフェンスが点を取れるように、次戦までの2週間しっかり準備していきたいです。また、FGで負けないように、勝てるように頑張っていきたいです。

(インタビュー・芦川有)

新井優太

ー今日の試合を振り返って
前回の試合から、オフェンスの得点力や爆発力が課題となっている中で、しっかりとランを絡ませて得点を重ね、試合を優位に運ぶことができた点は良かったと思います。

ー今日のような難しいコンディションの中で、チームとしてどのような作戦を立てていたか
チームとして何か作戦を立てるようなことはありませんでした。ただ、このような天気になることは事前に予想できていたので、雨の中での練習は今日をイメージしながら、特に集中してチームで取り組めていたと思います。

ーけが明けでの出場となっている今年のリーグ戦。コンディションは
長期離脱をしていたことで、なかなか試合勘というものが取り戻せてはいなかったのですが、今日の試合に長い間出場できたことは1つの収穫になりました。ただ、ランを積極的に仕掛けることができた試合ではありましたが、僕の中で課題も多く見つかった試合にもなったので次戦に繋げていきたいです。

ー前回の立教大戦から修正してきた部分は
1体1で勝てるように重点を置いて、練習をしてきました。OLとDLやRBとLBでの1体1で勝てるようにチームとしてテーマを掲げ、練習から試合へと臨むことができたと思います。

ー明治戦に向けて意気込みを
明治戦は、今年のリーグ戦の1つの山場となる試合だと思っています。絶対に勝つという強い気持ちを持ってチームで練習をしていきたいです。また、明治さんのディフェンスがかなり固く、法政のオフェンス力が鍵となる試合になると思うので、しっかりランを出して試合を有利に進めていけるよう、しっかりと2週間気を引き締めて準備していきます。

(インタビュー・野田堅真)

小田隼士

ー今日の試合を振り返って
全体的に見たら、オフェンスも良くて点とってくれて、ディフェンスも結構止められたので試合展開的にはよかったと思います。

ー雨風強い条件、普段のプレーに影響は
めちゃくちゃ寒かったですけど、スタッフさんとかがジャンバーとかを貸してくれたりしたので、寒くて体が動かないとかは無かったです。

ー東大がランプレー多い中でのインターセプトを振り返って
東大はランプレーのチームなんで、ポジション的にもパスを守る人なので、ずっと下がって待ってたんですけど、やっと来てボール取れたのは嬉しかったです。

ー相手のQBのランプレーに苦戦、ディフェンス全体の狙いは
東大さんのオフェンスだと、ディフェンス1人1人の役割が大切になるんですけど、東大のフィニッシュとかで結構QBが空いちゃったりしたんですけど、そこは1人1人の役割が大事という感じでした。

ー秋リーグ初めての無失点に関して
0点に抑えれたことはもちろん嬉しいんですけど、ズルズル出された場面も結構あったので、そこでバシッと止めていれば、最後オフェンスして点取れたりも出来るので、ディフェンスとしてはまだまだ課題があるかなという感じです。

ーこれからのリーグ戦と日本一に向けての意気込み
次戦からも中央、明治、早稲田と強い相手がまだまだいるので、そこに勝てるように一戦必勝で準備するっていうのと、ポジション的にも東大と違ってパスも増えてくると思うので、そこでまたインターセプト出来たらいいなと思います。

(インタビュー・白戸大貴)

 

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