【バレー】 秋季リーグ戦 対東海大 流れつかめず、手痛い2敗目!
秋季関東男子1部リーグ戦 対 東海大学
2014年9月13日(土)
早稲田大学戸山キャンパス記念会堂
今季3カード目の相手は2連敗中の東海大。相手の隙に付け込みたい法大であったが、春季2位の意地を見せつけられ、今季2敗目を喫する結果となった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
20 | 1セット | 25 | 3 東海大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 21 | ||
22 | 3セット | 25 | ||
17 | 4セット | 25 | ||
― | 5セット | ― |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#2 池田 隼平 | 営4 | レフト |
#1 村上 竜也 | 営4 | センター |
#7 木村 築 | デ工4 | ライト |
#5 久保田 雅人 | 営4 | レフト |
#11 田中 尚 | 法3 | センター |
#12 長谷川 優太 | 法3 | セッター |
#27 小林 慎平 | 営1 | リベロ |
戦評
前の試合で日体大に勝利し勢いに乗る法大。対するは1,2年生主体のチーム東海大。高さがあるだけに勢いに乗せたくはないところであったが、序盤から苦しい展開となる。
第1セット。早々にサーブレシーブを崩される。なかなかセッターの長谷川優太(法3)にAパスが返らず、トスがエースの木村築(デ工4)に集中してしまう。こうなると相手ブロックも確実に2枚でついてくるため、決め切れず自分たちの攻撃ができない状態が続く。対する東海大は安定したサーブレシーブからエース松林憲太郎の高さとコントロール、大型ルーキー小野寺太志の高い打点とパワーに苦しめられ、中盤までに9-16と大幅なリードを許す。このままなす術なくセットを奪われるかと思ったが、木村のポイントを皮切りに5連続得点。最終的には、このセットを取られるも次のセットにつながる終わり方で第2セットに突入する。
第2セットは前のセットとは打って変わって、序盤からリードを奪う。田中尚(法3)を筆頭に、エース木村やサーブレシーブが安定してきたことで攻撃参加の機会が増えた久保田雅人(営4)がポイントを稼ぐ。終始盤石な試合運びを見せ、途中田中のブロックも効果を発揮し25-21で第2セットを奪い返す。
このままの勢いでいきたい第3セット。先ほどのセット同様に先行して試合を進めていく。木村が徐々に本来の力強いスパイクを取り戻し、得点を重ねていく。しかし、中盤に入ると追いつかれ、以降はサイドアウトが続く。試合が動いたのは16-16の場面。木村が打ったスパイクは相手のブロックにつかまり、流れが東海大に傾く。さらに東海大の松林にサービスエースを決められると、流れは完全に東海大へ。その後は相手に上手くコンビを組まれ対応することができず、25-22で第3セットを落とす。
是が非でも取りたい第4セット。序盤からリードを奪いたいところではあったものの、悪い流れを断ち切ることができず、4連続失点なども絡みリードを奪えないまま終盤に入る。意地を見せたい法大だったが、再び松林のジャンプサーブに苦しめられ反撃の芽を摘まれてしまう。完全に東海大ペースに持ち込まれ、最後は高い壁に阻まれてゲームセット。セットカウント1-3で今季2敗目を喫する。
前の試合で格上相手に勝利を挙げていただけに、今回は悔しい一敗となった。「流れを持ってこれなかった」と久保田が語るように、サーブレシーブが乱れたことによって攻撃を組み立てることができず、相手のペースに陥ったことが今回の敗因だろう。今後もいかに一本でサイドアウトを切れるかが勝負のカギを握る。次の対戦相手は春季王者の中大。大物ルーキーを数多く擁するとはいえ、必ず突破口は存在するはず。まずは、サーブレシーブから。そして勢いに乗り勝利を掴みとることだろう。(南高節)
コメント
久保田雅人
-今日の試合を振り返って
自分たちの流れに持ってこれなかったのが、やはり敗因かなと思います。前回の日体大戦は失点しても流れが良く、キャッチから切り返せていたのでそこでの違いが今日の負けの原因だと思います。
-1セット目から2セット目にかけて修正した点は
サーブカットの決定率が低かったので、キャッチをしっかり入れてそこから1点で切れるようにしていきました。
-フローターサーブの際は、久保田選手と小林選手の2枚で行っていますが
池田はジャンプサーブの時しかカットをしないんですけど、二人でしっかりサーブカットを返せるように監督からも言われているので、しっかりこれからもやっていきたいと思います。半分半分を取らなきゃいけないので、取る範囲が多くなったのでそこが難しいところですね。
-東海大の印象は
レフトのエースのスパイかーをブロックすることができなかったので、あそこをブロックすることで相手のミスを誘うことができたのかなと思います。
-中でも松林選手のサーブはかなり強力でしたが
やっぱり乗ってくると東海大は強いチームなので、サーブで走られたのが一番の原因なのかなと。
-ご自身の調子は
初戦なのでまだまだ上がってはいないんですけど、ここから徐々に上げていきたいと思います。
-秋季リーグに向け取り組んだことは
スパイクとレシーブ。特にサーブカットをしっかりやるようにしていました。
-明日に向けて意気込みを
明日は今日みたいな流れや雰囲気の悪い試合じゃなくて、みんなで声を出して良い流れで勝ちにいきたいと思います。
フォトギャラリー
- 流れを呼び戻そうと奮起する選手たち
- 劣勢のなかでもチームを引っ張るキャプテン村上
- サーブレシーブの要、久保田
- 何度もチームを救ったエース木村
- 抜群の反応を見せるリベロ小林
- ブロックが光った田中
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