【アメフト】秋季リーグ戦 対明大 力の差を見せつけ明大を圧倒!
2014年度 秋季リーグ戦 対明大 2014年10月25日(土) アミノバイタルフィールド
リーグ戦も折り返し、これまで慶大戦、早大戦と厳しい戦いを制してきた法政トマホークス。今試合の相手は、1勝3敗で不調気味の明大。勝利はもちろん、ゲームの完成度が求められたこの試合、法大は前半からTDを量産し、常勝軍団の強さを見せてくれた。
試合結果
41 | 21 | 1Q | 0 | 14 |
---|---|---|---|---|
6 | 2Q | 7 | ||
7 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 7 | 4Q | 7 | 明治大学 |
戦評
全勝で迎えた今試合、相手は1勝3敗と不調の明大。ここでも確実に勝利を収めたい法大は、始めから猛攻で相手を圧倒した。
法大の攻撃で始まった1Q。反則が続き幸先の悪いスタートとなるも、ラン中心の攻撃で先制。WR阿部康成(文2)がロングゲインで50yds付近まで大幅に攻め込み、RB廣澤達也(デ工3)が開始4分55秒でTD。WR恒吉幸紀(営3)も続いてTD。さらにRB廣澤が65ydsを駆け抜けて1Q終了間際に再びTDし、大きなリードで序盤から引き離し実力の差を見せつけた。
2Q、明大にファンブルリカバーされたのち相手RBが38yds駆け抜けてTD。しかし法大は直後にQB近藤濯(文4)からWR恒吉へのロングパスを決めTDを奪い返す。その後法大はTDをほぼ完璧に抑えるものの、明大に移った流れを断ち切れないままに前半が終了する。
3Q、明大の攻撃を許し、徐々に攻め込まれる場面もあったが、パス中心の攻撃で1stdownを更新していきWR三橋大地がTDを獲得。
4Q、明大はロングパスを決め、一気に敵陣16ydsまで進む。法大は阻止しきれず開始6分31秒でTDされる。だが、その後QB鈴木貴史(法2)は残り僅か2ydsを押し込みTDし、ゲームセット。
終盤では主力を下げて下級生を出場させる余裕も見られた。さらに調子を上げ、次節の立大戦でも勝利を掴み取り、日大戦に向けて勢いをつけたいところだ。(関川美穂)
選手のコメント
DL 小林貴
―今日の試合を振り返って 今日も試合の入りの部分を意識していたのですが、気持ちの部分が原因でミスが目立ってしまったので、今後も気を付けたいと思います。また、今日は勝てる試合だったので、その中でどれだけ自分たちの力を出せるか、相手に合わせることなく自分たちのペースで試合を進めていくことを目標としていました。立ち上がりの部分でOFが反則を出してしまったのが反省点です。DFは3回までで帰ってくるのが目標で、今季まだそれができていなかったのですが、今回はできたので成長できたと思います。
―失点について 1回目の失点はシステムでのミスでした。慶大戦と早大戦では一発でロングゲインされて持っていかれてしまったので、今回はそれを絶対に無くすことが目標だったのですが、またやられてしまったので残念です。2回目はQBサックをしかけて止まったと思って、全員の気持ちが緩んでいたところで決められてしまいました。それも今回の反省点の一つです。
―相手のOFはどうでしたか 途中から相手がパワープレーでゴリゴリ押してきて、迫力がありました。自分たちは明大と戦うのが初めてだったので、余計にその迫力というものは感じました。
―小林主将から見て、ここまでのリーグの経過はどうですか もちろん日大に勝つことが甲子園ボウルへ行くための条件ですし、日本一を掲げている以上、勝たなければいけない相手です。その日大は勝負ところで強いという印象があって、DFを見ていても、「ここは止めなくてはいけない」といったキーとなる場面で、日大の強さが出ていると思います。逆に自分たちはファンブルから一本取られてしまうような場面が今日もありました。そういった流れを変える場面での力が自分たちはまだ劣っていると思うので、改善していかないときついと思っています。
―ここまででチームの成長したところは 以前から、練習時から気持ちを入れていって意識を高めていくようにしていたのですが、早大に勝ったあとあたりから、その取り組みへの個人の意識が高まってきているのを感じています。まだ多少の差はありますが、気持ちが入ったプレーが多くみられるようになってきました。これからは、練習でやった動きをそのまま試合でできるようにしていければ、さらにチームが成長できると思います。
―上級生の動きはどうですか 試合に出場している4年生が少ないというのもあるのですが、そういった中で3年生が非常にリーダーシップをとってくれています。試合に出ている4年生も勝負どころで声をかけてくれています。今後は普段からも下級生たちに声をかけられるようにしていってほしいです。
―立大戦へ向けて 自分たちの力を最初から最後まで出し切ります。
―今後の意気込みをお願いします 自分たちがまだまだ弱いということを自覚して、毎試合会場に行くたびに成長した姿を見せ続けられるようにしていきたいと思っています。そして、日大戦では必ず成長した姿を見せて勝ってみせます。
RB 廣澤達也
―オフェンスとして相手のディフェンスはどうでしたか リアクションがかなりよくてタックルも低く、かわしやすかったです。
―試合を振り返っていかがですか ドライブから点に結び付くことがあり、途中ランで取れなかったですね
―2回タッチダウンを決めたことについてどう受け止めてますか ブロックのおかげというのが大きかったのと、膝の調子もかなりよかったです
―個人的な目標はありましたか 今シーズンでのタッチダウンがほしかったのでよかったです
―次の試合に向けて意気込みをお願いします 1Qでできるだけ多くタッチダウンをとって、それから下の選手を育てられるようにしたいです。
DB 石神宇貴
ー今日の試合を振り返って 今日はタックルを目標に掲げていて、出来た部分もあったのですがミスもありました。やはり日大などに勝つにはもっと成長していかなければいけないと思いました。
ー明大OF陣の印象 相手に良いキャリアーがいて、ラン中心でくることが分かっていたのでそれを止めるのが目標でした。予想通りといえば予想通りという感じでした。
ー早大戦から修正した点 自分自身タックルミスが多くなっていたのですが、以前よりは修正出来たと思います。
ー立大戦に向けての修正点 DFとして今シーズン無失点に抑えた試合がないので、タックルでねじ伏せたいと思います。
ー立大戦の抱負 DFとして一本目で出ることが出来たら、良いタックルで沸かしたいと思います。
WR 恒吉幸紀
ー今日の試合を振り返って 1Qの最初のドライブで2つイエローを出してしまった事が課題だと思っていて、自分たちの甘さかなと感じています。
ー大学に入って初の明大戦でしたが ビデオで見ていた時よりもパワフルで、タックルも低くてとても厄介な相手でした。自分たちはマンパワーで勝つ事は前提としてあって、いつも通りのOFをすれば勝つ自信があったので集中して試合に臨みました。
ーリターナーとして、明大の赤津選手のキックとパントはいかがでしたか 一度十分ヤードを取ったのに頭を越されてしまったパントがあって、想定はしていたけど対応できなかったので、良いキックを蹴られてしまいましたね。
ー現時点での調子は 今日はいい結果を出せましたが、今までは自分の力不足で調子はあまり良くなくて結果もだせていなかったので、今後上げていきたいです。
ー次戦から会場が横浜スタジアムになりますが 観客席がアミノバイタルフィールドと違って上になるので、歓声も大きくなってコミニュケーションも取りにくくなると思うので、そういった所も準備していかないといけないと思います。
ー自身のプレーで注目してもらいたい点は パスで一発TDを取る所は見てもらいたいし期待して欲しいです。リターナーとしては、他大ではキックにあまり力を入れないチームもあるのですが、法大はしっかり力を入れていて、自分も法大のリターナーとして誇りを持ってやっているので、そういった所を観客の方には見て頂きたいです。
ー立大戦への抱負 前半から爆発的なOFで相手を圧倒します。