【アメフト】第72回定期戦 対関西大 先制点を挙げるも逆転を許し敗戦…

第72回定期戦 対関西大 
2023年6月11日(日)
関西大学千里山キャンパス中央グラウンド

試合結果

トータル試合結果

14 7 1Q 3 28
7 2Q 11
0 3Q 7
法政大学ORANGE 0 4Q 7 関西大学 KAISERS

試合得点

Q ポジション 選手 得点方法 TFP
WR 須加泰成(営2) TD
2 RB 岩田翔太郎(営4) TD

戦評

法政のキックから始まった関西大との一戦。ゲームテーマを『To Win』とし、WR白井圭(4)とDB長島佑作(4)がゲームキャプテンを務めた今試合。1QではQB谷口雄仁(3)によるパスがたびたび成功し、法大は順調に陣地を稼ぐ。その後関大にQBサックを許すも、WR須加泰成(2)へのパスが成功しTD。その後のキックも成功し、強豪相手にまたも先制点をあげる。その後、関大のパス成功やランによりピンチを招くが、FGによる3点に抑え、1Qを終えた。2Qも前半は法大ペースで試合を進める。RB岩田翔太郎(4)、昨年の秋リーグ開幕戦で得点王に輝いたRB小松桜河(2)のランによりチャンスを演出すると、4thダウン2でギャンブルを選択。ここでギャンブルを成功させると、さらにランで陣地を稼ぎ、ゴール前残り2ヤードに。タイムアウト後に再びギャンブルを選択すると、岩田が関大選手を飛び越え豪快にTD。キックも成功し、14-3と大差をつけた。しかしここから関大の反撃が始まった。パントキャッチからランで攻められ、FGで3点を返されると、その後も再びパントキャッチからTDを取られ、14-12と僅差に迫られる。さらに関大はTD後のプレーも成功。同点に追いつかれ、前半が終了した。

迎えた後半。DB髙橋和音(3)の闘志あふれるQBサックにより、関大にパントを選択させると、RB鈴木悠真(3)のランにより3rdダウン1に。しかし関大のロスタックルによりファーストダウンまでの距離が伸び、FGを選択。ここを確実に決めたいところだったが、関大にブロックされ、そのままTD。逆転を許し14-21で3Qを終えた。最終4Qでも流れを変えられず、関大のパス成功により、再びTDで得点を追加されてしまう。DB髙橋のロスタックルやパスの成功、ランなどで果敢に攻める法大だったが、関大のディフェンスに阻まれ得点できず、法大がインターセプトされたところで試合は終了。14-28で試合を終えた。

いよいよ次戦は春シーズンの最終戦。24日には日本大学との定期戦が行われる。秋シーズンに向けて良い締めくくりができるか。法政ORANGEの活躍に期待がかかる。

選手インタビュー

(インタビューはオンラインで行いました)

4年 RB 岩田翔太郎(いわた・しょうたろう)

ー今試合(全体)を振り返って
そうですね、前半はリズム良くこちらのテンポでオフェンスできたと思うのですが、後半にかけて相手のペースにのまれてしまいました。

ー岩田選手ご自身のプレーを振り返って
久しぶりの試合だったので自分の実力がどれほど通用するか楽しみでした。関西相手にも当たり負けすることなく戦えました。

ー相手選手を飛び越えてのTDでした とっさの判断だったのでしょうか
そうですね、OLのメンバーが低い体制でいてくれたので、その分スペースが空いていたということがありました。もともと決めていたり狙っていたわけではありませんでしたが、そのような判断に至りました。

ー普段から視野を広げるために心がけていることなどはありますか
やっぱり常に冷静になること、準備を怠らないことを意識してます。

ー今試合ランプレーで岩田選手の活躍が多くありました 試合前になにか戦術など考えていた部分はありましたか
OLとTEとプレー合わせをたくさんして、ランプレーを出せるようにイメージをつけていました。

ー今試合は同ポジション(RB)の小松桜河選手も活躍されていました 何かお話はされましたか
そうですね、普段からコミュニケーションを取っているので、試合だから会話をするというようなことはあまりありません。ただ、小松が活躍をした時には「自分も頑張ろう」と思えるので、そのような点では刺激を受けています。

ー今年は最終学年となりました 4年生として普段の練習やコミュニケーションなどで意識されている部分はありますか
たくさんの選手スタッフと話すことを意識しています。

ー2週連続で関西の大学との試合がありました 試合をしてみて感触は
ランではかなり手ごたえがありました。ただ、こうしてランニングバックが活躍できるのはOLのブロックがあるからなので、今後はもうちょっとOLとかにも注目してもらえたら嬉しいなと思います。

ーちなみに注目されている選手は
そうですね…これは1人しか選べないんですかね?(笑)。全員ですね、OLとか、みんなに注目していますし、注目してもらえたらなと思います。

ー次戦は春シーズンの最終戦 日大戦に向けて意気込みを
必ず勝って終われるように準備していきます。あとは、個人ではランプレーで陣地を稼ぎたいなと思っているので、そのあたりにも注目してほしいなと思います。

3年 DB 髙橋和音(たかはし・あいおん)

ー今試合(全体)を振り返って
まあ、自分は正直自分のことで精一杯だったので。

ー髙橋選手はQBサックやロスタックルなど好プレーが多くありました
そうですね、言われたことをやっただけなので。好プレーだったというよりは、チームのおかげっていう感じですね。

ーそのようなプレーをするために練習で心がけている点は
楽しくやることを心がけています。今回も試合でハッスルできたんじゃないかなと思います。

ー試合当日はハードスケジュールだったと思います 朝早くから動くために何か意識されていた部分はありましたか
朝ごはんをたくさん食べることですかね。普段はお腹が空かなくて食べないことが多いんですけど、ちゃんと美味しくいただきました(笑)。

ー髙橋選手は身長がチームの中でも高いと思いますが、身長の高さがプレーに生きることはありますか
別に自分でそう思うことはないですけど、そう言われるってことはあるんでしょうね。

ー髙橋選手の強みは
元気にやることですかね。


(芦川有)

【試合写真提供:アメリカンフットボール部】

試合動画のハイライトはアメリカンフットボール部の公式YouTubeから見られます。
こちらのリンクからぜひご覧ください。関西大学 KAISERS戦 試合ハイライト

 

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