課題が浮き彫りに…関東大学リーグ戦VS大東大
関東大学ラグビーフットボールリーグVS大東大
11月20日(日)
場所:駒沢公園陸上競技場
試合結果
トータル試合結果
17 |
05 | 前半 | 24 | 38 大東文化大学 |
---|---|---|---|---|
12 | 後半 | 14 |
ポイント詳細
03 | T | 06 |
---|---|---|
01 | G | 04 |
00 | PG | 00 |
00 | DG | 00 |
法大 | 大東文化大学 |
法政大学スターティングメンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 |
---|---|---|---|
1 | PR | 大河原 一真 | 3 |
2 | HO | 草間 栄吾 | 4 |
3 | PR | 浅岡 献掌 | 3 |
4 | LO | 後藤 賢 | 4 |
5 | LO | 宮田 脩平 | 4 |
6 | FL | 武者 大輔 | 3 |
7 | FL | 西内 勇人 | 1 |
8 | NO.8 | 小池 一宏 | 1 |
9 | SH | 本村 光章 | 3 |
10 | SO | 加藤 俊介 | 2 |
11 | WTB | 半井 優太 | 1 |
12 | CTB | 岡本 圭二 | 3 |
13 | CTB | 川原田 徹 | 2 |
14 | WTB | 山本 慎二郎 | 2 |
15 | FB | 竹下 祥平 | 4 |
早々深く攻め込まれ、開始3分先制トライを奪われる。負けじと攻めるもパスミスで1度チャンスを逃すとなかなか陣地を広げることができない。すると開始14分、瞬く間に法大DFを相手がかわし独走。さらなるトライを献上してしまう。勢いに乗った大東にその後も独走トライを2度許した。ボールに密集してしまい、層が薄くなった部分を相手は見逃さなかった。押され気味の法大だが後半に望みを繋げるためなんとか得点がほしい。すると、間もなく前半終了というところで相手がインゴール上に落としたボールへ加藤がすかさず飛び込みトライ。前半を5-24という劣勢で終える。
このままでは終われない法大。後半開始2分一気に前進し、左ラインアウトからのボールをモールでゴールライン間際まで持っていくと、そこから西内がトライ。岡本のGKも成功し12-24に。その後もじわじわと陣地を拡大し、流れはついに法政かと思われた。だが相手にハーフラインからの独走を許しトライをあげられると、20分後またも独走トライを奪われる。そしてロスタイムも含め残り時間わずかというところで交代した金が最後の足掻きを見せてトライを決め、17-38でノーサイドを迎えた。
今までにないほど相手に独走を許し、「自分たちの悪いところが全て出た」(武者)という今日の試合展開には大いに課題が残る。現在の法政のリーグ戦勝点は日大と並び12点。そして中央、拓殖が9点と続き、大東は今日の試合で15点と一歩抜けだした。つまり法大は選手権には首の皮一枚で繋がっている状態だ。さらに来週の結果次第で入れ替え戦の可能性もないとはいいきれない。次なる相手は拓大。現在最下位とはいえ、大東大戦で後半に猛追を見せて逆転勝利しているチーム。油断は禁物だ。最後まで気を引き締めて確実に白星をあげてほしい。(小林彩友美)
試合後の選手コメント
竹下主将
今日は自滅で…。やりたいことがやれてませんでしたね。
自滅の一言に尽きます。
-具体的には
一人一人のプレーに対する意識の低さ、ボールに対するアクションの遅さ。攻守の切り替えに対する反応とかも圧倒的に大東さんの方が早くて、そういう部分を修正できなかったことが敗因です。
-一週間空きましたが
いつもと練習や意識は変えてません。ただ、今日はそれが全く発揮されませんでした。
-チーム状況は
今日の感じだといいとは言えないです。ただ、チーム状況に関係なくこれから仕上げて次に繋がればと思います。
-拓大戦へ向けて
絶対、勝ちたいです。
後藤
ミスがやはり多くて、自分たちで流れを作れなくて…。それが反省点です。
―チームの雰囲気は。
今日で大学選手権を決める大事な試合だったのですが、それを達成できなくてやっぱりまだ選手全員の意識が低いのかなというのは感じました。次に向けて切り替えていきたいです。
―全体に比べ、FWの活躍が目立った試合だったと思うのですが。
前半はやはりFWもBKもどちらもだめで…。後半の最初はFWでいい流れを作っていけたのかな、とは思うのですが、やはりそれも40分間続かなかったですね。もちろん最初からFWで流れを作ることと、試合80分間持たせることができればよかったと思います。
―なにか意識して臨んだことはありますか。
外国人プレーヤーが2人居たのでその2人を止めたかったんですけど、何度かゲイン切られてしまったので目標としたことができなかったですね。意識してはやっていたんですが。
―敗因はどんなところでしょうか。
やはり試合の最初に相手にトライを取られてしまったことと、ミスが続いて自分たちの流れをなかなかつかめなかったことです。
―リーグ戦の最初から挙げられていた課題点だと思うのですが。
日頃の練習から意識してるんですが、なかなか改善されなくて…。このリーグ戦は来週の最終戦しか残ってないのでそこで変えられたらいいと思います。
―来週のリーグ最終戦に向けて意気込みをお願いします。
必ず勝ちます!
武者
―今日の試合展開はいかがでしたか
いつものことなんですが入りが悪くて、流れが掴めないままミスにミスを重ねて自滅のような形になってしまったので、自分たちのダメなところが全部出てしまった感じですね
―今日の試合に関して、どういった意気込みで臨んだのでしょうか
相手の7番8番の外国人がキーマンだと考えていたので、その外国人をなんとしてでも止めてやろうという気持ちでした
―試合を終えて、その目標に関してはいかがでしたか
個人的には止められていたので良かったと思いますが、チームとしては、結局その外国人にやられていたので、ダメだったと思いますね
―この1週間に、重点的に行った練習などはありますか
いや、特にはないです。自分たちの普段やっているラグビーをやろうという話をしていましたが、できなかったですね…
―今回の試合で、何か監督からの指示などはあったのでしょうか
そうですね。選手権ん決める試合だったので、絶対に負けられないぞ、という話はされました。でも、自分たちのラグビーができなかったので、なんとか次の最後の試合に向けて立て直していきたいです
―次の試合に向けて、具体的に何を改善すべきだと考えていますか
ミスをしても、それをカバーできるようにチームとして徹底していきたいです
金
―今日の試合を振り返って
外から見てて、劣勢な中で自分が出たら流れを変えて勢いをつけるようなプレーをしようと思っていたんですが、出た時間が短かったのでとにかく積極的にボールにくらいついて、走ってアピールしました。入りからあまりよくなくて、前半最初にトライを決められたあと、4トライもズルズルと決められてしまって、今思えばその時に負けは決まっていたのかもしれないですね。
―交替してすぐトライを決めましたが
FWのおかげですね。インゴールだったので。自分だけの力では得点は無理でした
―相手の印象は
外人2人がキーマンとしておさえていたんですが、相手はその2人だけじゃなくて、プレーヤー全員が自分の仕事をわかっていて1人が1人分の役割をしっかり果たしていて15人がまとまったプレーをしていました。
だけど法政は1人が0.5人分の役割で、横の人が1.5人分の役割を果たそうとして負担をかけていて、1人1人がしっかり役割を果たすことが大事だと思いました。
―次の拓大戦にむけて
自分のエゴにならないよう、チームのために自分が犠牲になって仲間にトライを託すくらいの気持ちで、まだベンチかスタメンかはわかりませんが役割をしっかり果たしたいと思います。
フォトギャラリー
- 最後にトライを決めた金(撮影:妹尾萌菜)
- 期待のルーキー西内
- ■■■■
- ■■■■
- ■■■■
- ■■■■
- ■■■■
- ■■■■