【バスケ】第31回京王電鉄杯 2日目
第31回京王電鉄杯 対拓大・対東大
2014年4月18日(土)
トヨタ府中スポーツセンター
本日の対戦相手は昨季1部リーグ最終順位を4位とする拓大と六大学リーグでも対戦した東大。バンバを始めとした強者揃いの拓大にどれだけのことが通用し勝てるのか。一方の東大には、自力の差を見せ快勝したいところ。1つでも上の順位を目指すべく戦いが始まる。
試合結果
トータル試合結果:拓大戦
67 法政大学 |
24 | 1Q | 24 | 82 拓殖大学 |
---|---|---|---|---|
11 | 2Q | 21 | ||
13 | 3Q | 18 | ||
19 | 4Q | 19 |
法政大学スターティングメンバー:拓大戦
選手名 | 学年 | 学部 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 3 | 法 | 184 | PG | 宇都宮工 |
#7 藤井 裕太 | 3 | 社 | 175 | SG | 厚木東 |
#24 加藤 寿一 | 4 | 文 | 192 | F | 法政ニ |
#12 柳川 知之 | 2 | 法 | 192 | PF | 明成 |
#16 沼田 凌 | 4 | 法 | 190 | C | 湘南工科大附 |
法政大学交代選手:拓大戦
選手名 |
学年 |
学部 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|---|
#11 中野 広大 | 3 | 法 | 182 | F | 土浦日大 |
#14 植村 哲也 | 2 | 文 | 175 | G | 明成 |
#23 戸掘 勇吾 | 2 | 文 | 190 | PF | 國學院久我山 |
#25 上山 敦士 | 2 | 経営 | 185 | PF | 土浦日大 |
#31 金 剛鉉 | 1 | 文 | 187 | F | 報徳学園 |
#32 野口 勇樹 | 1 | 法 | 181 | SG | 土浦日大 |
#34 萩原 陵太 | 3 | 経営 | 190 | C | 宇都宮工 |
#35 山岸 玲太 | 4 | 経営 | 179 | G | 福島商 |
#91 竹内 悠貴 | 1 | 法 | 195 | C | 西武文理 |
トータル試合結果:東大戦
82 法政大学 |
27 | 1Q | 2 | 49 東京大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 2Q | 8 | ||
19 | 3Q | 21 | ||
20 | 4Q | 18 |
法政大学スターティングメンバー:東大戦
選手名 | 学年 | 学部 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|---|
#7 藤井 裕太 | 3 | 社 | 175 | SG | 厚木東 |
#14 植村 哲也 | 2 | 文 | 175 | G | 明成 |
#12 柳川 知之 | 2 | 法 | 192 | PF | 明成 |
#35 山岸 玲太 | 4 | 経営 | 179 | G | 福島商 |
#16 沼田 凌 | 4 | 法 | 190 | C | 湘南工科大附 |
法政大学交代選手:東大戦
選手名 |
学年 |
学部 | 身長 | ポジション | 出身校 |
---|---|---|---|---|---|
#2 田勢 陸 | 3 | 法 | 170 | PG | 法政二 |
#5 マルフォートラ・マイケル・ピーター | 1 | GIS | 178 | SG | 実践学園 |
#10 和田 直也 | 2 | 法 | 187 | F | 幕張総合 |
#11 中野 広大 | 3 | 法 | 182 | F | 土浦日大 |
#15 目黒 翔馬 | 3 | 文 | 171 | PG | 明成 |
#23 戸掘 勇吾 | 2 | 文 | 190 | PF | 國學院久我山 |
#25 上山 敦士 | 2 | 経営 | 185 | PF | 土浦日大 |
#27 財前 大輝 | 3 | 経営 | 177 | SG | 大分舞鶴 |
#31 金 剛鉉 | 1 | 文 | 187 | F | 報徳学園 |
#32 野口 勇樹 | 1 | 法 | 181 | SG | 土浦日大 |
#34 萩原 陵太 | 3 | 経営 | 190 | C | 宇都宮工 |
#51 早川 健星 | 2 | 法 | 184 | F | 座間 |
#54 小野 玲音 | 1 | 文 | 175 | GF | 法政二 |
#57 玉城 啓太 | 2 | 法 | 175 | PG | 京北 |
#77 大塚 恭平 | 1 | 経営 | 190 | C | 福島商 |
#91 竹内 悠貴 | 1 | 法 | 195 | C | 西武文理 |
戦評:拓大戦
第1Q。お互いミスの多い展開が続く。それでも藤井が持ち前のシュート力で連続9得点を挙げると試合は一変、打ち合いに。成田正弘のバスカンや3Pに苦しめられるが、終了ギリギリで中野の速攻が決まり同点に追いつく。
第2Q。連携ミスによるターンオーバーがかさみ攻めあぐねる。その間に拓大のロングシュートが当たり始め、じわじわと点差が離れていく。藤井の3Pや佐藤のバウンズパスに反応した沼田のレイアップなどで追い上げを図るが後が続かず。35-45と2桁点差をつけられて試合を折り返す。
第3Q。拓大エース、ジョフ・チェイカ・アハマド・バンバが本領発揮。積極的にゴール下に切り込み、連続10得点を挙げる。反撃したい法大であったがシュートがことごとくリングに嫌われ、得点を伸ばせない。萩原の体を張ったプレーなどでなんとかこらえ、15点差で第4Qへ。
第4Q。中野が3本目となる3Pを成功させるとここから圧巻の3Pショー。さらに連続で3本沈め、計6本。2点差まで追いつく。そのまま逆転したい法大であったが、このタイミングでコートに戻ってきたバンバら拓大主力陣のロングシュートを止められない。一気に元の点差まで戻され、67-82で敗戦した。(今井惇基)
戦評:東大戦
第1Q。オールコートDFでプレッシャーをかけ、DFからOFへと繋がる良い流れを作り出す。植村が先制点を奪うと沼田がFTを含め3連続得点、山岸、藤井はスティールからそれぞれ速攻を決め、見る見るうちに東大を引き離した。許した得点はわずか2点。27-2で第1Qを終える。
第2Q。田勢、財前、野口、上山、竹内というメンバーでのスタート。積極的なDFを継続するも、ファールばかりがかさみ得点に繋げることが出来ない。3分以上無得点が続くが、ここで意地を見せたのは3年生。財前のアシストや田勢のバスケットカウント、中野の3Pなどで得点を生み出し43-10で前半を折り返す。
第3Q。後半は玉城、野口、金、柳川、竹内という1,2年生のみでのスタートとなった。序盤に得点を許すがすぐに取り返す。しかし、東大のDFが次第に激しくなっていき、シュートが決まらなくなってしまう。法大19得点、東大21得点とこの試合で唯一相手より得点数が下回り、62-31で第3Qを終える。
第4Q。東大の激しい当たりでまたしても開始4分近く無得点に。その間にも東大は3Pを含む連続得点で追い上げを図るが、田勢のミドルが決まると徐々に法大ペースへ。中野の2本の3Pも決まり、終盤にはこの試合で大学バスケデビューを果たしたマイケルが躍動。バスケットカウントや最後の3Pなど、このQ出場した3分で8得点を挙げる活躍を見せ、来たる公式戦へ向けアピールした。流れを引き寄せたまま82-49で見事快勝。
この結果Bコート3位となり、次の対戦相手はAコート3位の日大となった。(向井知優)
試合後の監督・選手のコメント
今井一夫監督
―塚本HCについて
OB総会もクリアしてヘッドコーチとして迎え入れるのはOKになりました。
―外山ACについて
ACですけど。あの2人はニコイチなので、2人でHCみたいなものです(笑)ポジション別で、ガード陣は塚本が、フォワードやセンターは外山がアドバイスをしてくれるという形になっています。(ガードはいっぱいいるので)フォワードやセンターを強くしながら、次(来年以降)に繋いでいく、というのが構想です。
―試合中の指示は塚本HCがするということで
そうです。アドバイスは俺もするけど、指示は船頭がいっぱいいても仕方ないので、一つの方針として決めたことに対してそれとズレないようにするのが自分の仕事になってきます。指示はしないけど、ああしてほしい、こうしてほしいという色々な話し合いはミーティングをやったりして話をしています。まあ彼の色は当然出てきますよね。それは当たり前だと思っています。
―ゲームの内容もかなり今までと変化しますね
「DFやらなきゃ使わねえ」って明言してますからね。去年まではDFができない選手も使わなきゃいけなかったので、まやかしのゾーンをやったり、色々とやってきたけど、今年はそういったものはきちんとやるようになりました。先の事を考えたらそっちの方が良いですよね、当然。大学は4年間で変わっちゃうものだから。少なくともうちが1部に残って、崩れないためには、DFだけはしっかりできるようにしないといけないですね。正直に言うと、大学で2部も一緒の新しいリーグ作っちゃいたいですね(笑)
―OFの練習はあまりしていないと伺いましたが
してないです。今日ベンチの方で「4アウトから4アウトから」って言ってたんだけど、あれだけ。普通のOFの流れの動きだけだけど、意識してできるようになるまでやっぱり大変です。今は意識付けの段階。今日にしても、ボールをもらってすぐドリブルついちゃうとかすごく目に付きました。すぐドリブルつくのなんて1番下手な奴がやることですから。それがなくならないと強くならないですよね。全国で4つに入るためにはそういうものを徹底していかなきゃいけないですね。
―目標は「最低限ベスト4。目指すは頂点」でしたね
かっこいい言葉でしょ(笑)
―誰が考えた言葉なのですか
俺。まあミーティングで決めたことですけど。全国で4つに入るには、頂点を目指していない限りには4つにも入れないので。
―拓大戦を振り返って
去年まで出ていたメンバーっていうのは限られていますよね。方針もスタッフも変わってやっているんだから、ここで経験をさせて次に繋げられる選手を、と思って色々な選手を使いました。肌で感じるのと横で見ているのは全然違いますから。沼田と寿一を使おうと思えばいくらでも使えるんですけど。でもその2人がファールトラブルで出られなくなったときや、来年は当然いないわけだから、来年初めて経験させるよりは今から経験させようと。
―東大戦では1.2年生のメンバーの出場もありました
新人戦に向けてっていうのは少し意識しましたね。
―この京王電鉄杯で求めているものは
DFをどれだけ意識してやっているかを見る試合でしたね。早稲田はトーナメントで当たるから別にこれは、という感じでやっていて、中央戦だとか、拓大戦はそこそこだったと思います。
―明日に向けて
どことやっても、課題であるDFを頑張るしかないですね。
沼田凌
―今日の2試合を振り返って
メインは拓大戦になると思うんですけど、そこで気迫のあるディフェンスができなくて80点以上点を取られてしまったのはダメだと思います。
―ディフェンスで気をつけていることはありますか
結構注意されています。足の位置だったり手の位置だったりカバーの位置だったり。言われたことを直していっている最中です。
―今日の拓大戦ではバンバ選手とマッチアップしましたが
特に意識していなくて、自分のところで自滅するよりかは周りが攻めた方がいいかなくらいに思っていました。後はいつもやっているディフェンスをできるかだったのですが、できなかったです。
―リバウンドでも貢献していますが意識していることはありますか
疲れていても絡みにいくということだけですかね。取りにいくという気持ちの部分が大きいと思います。
―トーナメントも近づいてきていますが
徐々に徐々にではありますが、みんなのディフェンスへの意識が高まってきているかなと思っています。トーナメントというよりかはリーグ戦やインカレまでにそれをどこまでレベルアップできるかですね。トーナメントは今やっていることを試す場だと思うので、ディフェンス面で何か成果を残したいです。
中野広大
―今日の試合を振り返って
拓大は格上の相手なのでどこまで自分たちのバスケットができるかという感じで自分は挑みました。
―今日は得意の3Pシュートが好調でしたが
これは自分のやる仕事だと思っているので、毎試合あれくらいコンスタントに決めていきたいと思いますね。
―以前DFが苦手だとおっしゃっていましたが、今大会ではDF面でも活躍されていますね
今までは練習で基礎をやってなくて。塚本さんとか外山さんが来てから基礎ばかりをやっていて、自分の足りない部分を確認しながらやっていたので、少しずつ良くなっていってるかなというのは自分でも感じています。
―では、塚本HCが練習に加わったことは中野選手にとって大きいですか
そうですね。今までフットワークとか基礎の練習はなかったので、そういうのが出てきたことは正直面倒くさいなっていうのもあったんですけど、自分のためなんだなと実感しながらやっています。
―塚本HCが以前のインタビューで中野選手のDFを評価されていましたが
まだまだです。その期待に応えられるように頑張ります。
―東大戦ではスタメン、拓大戦でリザーブでの出場でしたが意識の違いはありますか
いつも交代で出るときはどういうプレーをしたらいいか見ることができるんですけど、スタートは自分たちで作っていかなきゃならないのでその部分の違いはあると思いますね。
―今大会では体を張ったDFなど昨年よりもプレーに気持ちが出ているように感じたのですが
今まであまりDFに絡むこともなかったんですけど、上級生になったということで自分が引っ張って体を張っていけたらなと。あとは塚本さんが来て、今まで今井さんが見てたときとはまた違うので、色々アピールしなきゃいけないなというのもありますね。
―ではトーナメントからスタメンを狙っていくと
そうですね。あわよくば…頑張ります。(笑)
―明日の最終日に向けて
明日はトーナメントまでの仕上げをしていく段階だと思うので、一つ一つきっちりやってトーナメントに繋げていけたらなと思います。
目黒翔馬
―今回チームトップタイの3アシストをあげたことに関して
まだまだやりたいバスケットには近づけてないかなと思います。周りが合わせてくれたっていうのもあるので、今日の記録に関しては特に気にしてないです。あんまりオフェンスのつくりも良くなかったので。
―#77大塚選手とのコンビネーションが冴え渡っていましたが
見えたとこにいたのが大塚だっただけで特に意識はしていないです。
―春のトーナメントへの抱負は
今はまだあんまり出場機会もらえてないんで、プレータイムをもっと長くもらえるように普段の練習からアピールしてがんばっていければなと思っています
クローズアップ
10個の質問で法大バスケットボール部員の素顔に迫る新企画。バスケットや普段の生活について伺います。
※次回の人を指名する制度。※毎回更新できない可能性もあるのでご了承ください。
沼田凌
①生年月日→1994年3月24日
②趣味→あてもなく自転車でどこかに行くことですかね。長いと4、5時間帰ってこないです。
③バスケ歴→小4からやってます。
④アルバイト→やってないです。やったこともないですね。
⑤大学での過ごし方→基本1人で授業受けてます。
⑥背番号の由来→小中高と1番最初にユニフォームをもらったときの背番号が16だったので縁があるかなと。
⑦なぜ法政に→今井さんが高校の先輩だったということが大きいと思います。法政に入る前に今井さんと話したことがありますが他愛もないことでした(笑)
⑧バスケ部で1番仲の良い人→山岸ですね。山岸も言ってくれてましたけど。
⑨好きな女性のタイプ→うるさい人は嫌ですね。静かな人がいいです。
⑩次の人の指名をお願いします→最近頑張っている柳川で。独り言が多いので理由を聞いといてください(笑)
ありがとうございました!
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