【バレー】 春季リーグ戦 対東学大 難敵相手に今季初勝利を飾る!
2015年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦
2015年4月18日(土)
早稲田大学戸山キャンパス記念会堂
リーグ3戦目の相手は、法大が苦手としている東学大。1セット目は落とすも、2セット目以降はレセプションが安定し、長谷川優太(法4)のトス回しも冴えわたり終始法大ペース。一気に3セットをもぎ取り今季初勝利を挙げた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
23 | 1セット | 25 | 1 東京学芸大学 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 19 | ||
25 | 3セット | 15 | ||
25 | 4セット | 17 | ||
– | 5セット | – |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|---|
1 | 長谷川優太 | 法4 | S |
10 | 藤本幸運 | 営3 | WS |
4 | 田中尚 | 法4 | MB |
3 | 千住治 | 営4 | WS |
14 | 榎本京祐 | 法2 | WS |
16 | 安東大輔 | 文2 | WS |
19 | 小林慎平 | 営2 | L |
背番号 | 選手名 | 学部/学年 |
---|---|---|
9 | 緒方賢史 | 法3 |
17 | 神谷翔 | 法2 |
戦評
勢いをつけたい第1セット。千住治(営4)のアタックポイントで幕を開け、中盤までは攻めの姿勢で順調な試合展開を繰り広げた。しかし12-8の場面、相手に連続7得点を許すと少しずつミスが響き始める。その後は榎本京祐(法2)、安東大輔(文2)のサイド2人の活躍により食らいついてはいたものの、追いつくことができずに23-25でセットを落とす。
1点目は相手のアタックポイントとなった第2セット。このスタートを、藤本幸運(営3)が払拭。見事なスパイクで1点を取り返した。このセットからだんだんと法大のリズムが整い始める。スパイカー陣の勢いのある攻撃で得点を重ね25-19で見事セットを奪取した。
流れに乗りたい第3セットは田中尚(法4)のアタックポイントでの口切りとなった。チームの要である主将、長谷川の采配が光り、巧みな攻撃で相手チームを翻弄。法大は相手側のミスが量産される中で確実に攻撃を決めていった。25-15と大きく点差をつけてこのセットもものにする。
長谷川(奥)と榎本
流れは完全に法大側に来ていた。応援席の盛り上がりも最高潮の中で始まった第4セット。田中と藤本のブロック、千住のスパイクで1、2点目を奪うと雰囲気はより一層盛り上がる。しかし相手もそう簡単に連続得点は許さない。12-11まで打っては打たれてのシーソーゲームが続いた。13点を安東がスパイクで決めると再び相手のミスが増え始める。粘る相手チームに追い打ちをかけるように榎本と安東のアタックがさく裂。最後は連続4得点で25-17、セットカウント3-1。法大は今季初勝利を手中に収めた。
この試合で、法大がだんだんとかみ合い始めたことが伺えた。榎本や安東など、フレッシュな顔ぶれの活躍も目立ち始めている。まだチームとしての完成には遠いものの少しずつ新しい法大のスタイルが見えてきた。さらに二連敗の流れを断ち切ったこの一勝は、チームにとって大きなものになるだろう。第4戦、慶應大学を相手に新生・法政大学がどんな戦いを見せてくれるのか楽しみに見守りたい。(野口愛優)
監督・選手コメント
濱口純一監督
ー今日の試合を振り返って
相手のミスの方が多かったかなと。うちのサーブが1、2戦に比べると良かったというところと崩れたときに無理にスパイクを打ちにいかなかったことは良かったと思います。
ージャンプサーブなどで相手を前後に揺さぶるサーブが効果的でしたが
サーブで相手を前後に揺さぶるということは、ずっと練習してきたので。明大と順大の時はそれが機能しなかったのですが、今日はそれができていたので相手のミスを誘発することができたのかなと思います。
ー今日の試合は、安東選手や榎本選手が活躍していましたが
下級生らしく声を出して元気良くプレーしていましたね。あとは練習でやってきたことを試合で、できたと思うので明日以降また継続してやってほしいと思います。
ー榎本選手はサイドとセンター両方から打っていますが
彼にいたってはかなり重要なポジションに入っているので、今シーズンを通して成長できると思うので、しっかりやってほしいなと思います。
ーレセプションの安定により、長谷川選手のトス回しも効果的のようでしたが
大学の中でも、かなりゲームの組み立てができる選手だと思います。今日の試合でも特に3セット目は彼のトス配分によって、点を重ねることができたと思います。
ーレシーブ面でも、ディグが良く上がっていましたが
うちは身長が低いので、ある程度ブロックで山をはってレシーブの体系はバックセンターをライト側に寄せる、ということを試合前に指示をしてそれが上手くはまったので良かったです。
ー長谷川選手がバックセンターを守るなど、レシーブの体系でも今までに見られないポジショニングもありましたが
バックライトの藤本も上手いので、長谷川をバックセンターに置いたり臨機応変にレシーブの体系を取っています。今回はたまたまそれが上手くいったということですかね。
ー明日の慶大戦に向けて
この一勝は大きいので、明日はもう一回チャレンジャーとして準備をして臨めたら、結果はついてくると思います。
千住治
―今日の試合を振り返って
今日は勝たなきゃいけなかったので、勝てて良かったです。2年生2人が本当に活躍してくれました。
―相手の印象
去年から本当にブロックが良いチームなので、そこをどうかわしていくかって思ってたんですけど。榎本と安東が上手く決めてくれて、良かったです。
―今日の調子
良かったと思います。
―具体的に何が良かったですか
とりあえず試合前に声出そうと思ってたので、そこを切らさずにできて。スパイクも決まってたし、サーブカットもそんなに崩れなかったので。
―今日見つかった課題は
課題はいっぱいあって、ブロックの関係とか。細かい所なんですけどチャンスボールとか、まだまだできてないことがあるので、明日はそこをしっかりやって勝ちたいと思います。
―今季初の勝利となりましたが、チームの雰囲気は
見ての通り良いと思うんで、このままいきたいですね。
―明日に向けて
絶対勝ちたいです。勝つだけです。
レシーブの要ともなる千住
ー今日の試合の感想
試合が始まる前は、プレッシャーがすごかったですね。ですが、いざ始まってみると気持ちが楽になり集中して球を打つことができました。今日の学芸大戦は絶対に負けられない戦いだったので、勝てて良かったです。
ー前戦から調子がいいように思えますが、自身としてはどう思いますか
すごくいいですね。試合前に上級生や小林(慎平)にとにかく気にしないで球を打てと言われたので、打つことだけを考え、結果打つことができましたね。
ー相手の印象などについてお聞かせください
相手セッターからのクイックが多かったので、事前に警戒していました。ビデオを見て、試合の時には、相手のクイックをしっかりマークするようにしましたね。
ー2セット目のマッチポイントでサービスエースを決めたときの感想をお聞かせください
すごく気持ちよかったですね!
ー明日の慶大戦に向けて
明日も絶対に負けられない試合なので、今日と同じように打っていき、勝っていきたいです。
好調の榎本
フォトギャラリー
- 大学屈指のセッター長谷川
- 重要な役割を担う榎本
- 活躍が光った安東
- 今季も変わらぬ安定感でチームを支える
- ピンチサーバーとして活躍の緒方
- オールマイティーな技術を持つ藤本
- 決定率の高い田中
- 次の慶大戦でも勝利を狙う