第1セットは序盤からじわりじわりと連続得点を重ねていき一時点差を8点差まで広げていく。しかし、終盤で相手に5連続得点を許してしまい22-20と危うい展開に持ち込まれたものの、MBの山本帯刀（文4）と小田周平（営1）による鋭い速攻が決まり第1セットは法大が手にした。

第2セットはWS川波颯（文2）と小竹飛斗（法2）両者によるバックアタックで相手を翻弄し、第1セット同様に中盤で着実に点数を重ね、常にリードし法大のバレーを展開していき25-21で第2セットを獲得し勝利に王手をかける。

第3セット。勝利に王手がかかった法大は第1セット、第2セットの良い流れのまま序盤からエンジン全開で自分たちのバレーを展開していく。8-4のタイミングでたまらず相手もタイムアウトを取り落ち着かせようとするものの、中盤に入ってからも法大の勢いは止まらない。セッター五十嵐健人（営2）が多彩な攻撃をコントロールし法大のスパイカー陣のポテンシャルを引き出していく。終盤に22-15と大きくリードした展開でサーバーとして坂本遼太朗（法1）が投入される。そこから川波のスパイク、1年生リベロ関大斗（営1）のブロックフォローからの得点で1年生が躍動する。2連続得点でマッチポイントを握った法大は坂本によるサービスエースで25-15とストレートで勝利を収めた。

序盤から相手に流れを渡すことなく法大のやりたいバレーを展開できた。開幕から8連勝を達成し絶好調を維持している。その要因として五十嵐健人（営2）は｢サーブレシーブの安定感と、強いサーブを継続して入ってること｣だと語ってくれた。強い攻撃にはまずは良いレシーブが必要不可欠である。これからの試合はさらに厳しいことが予想される。この好調を維持し1部昇格へ向けて戦い抜いてくれることを期待したい。

インタビュー

五十嵐健人（営2）選手

ー今日の試合を振り返って
今までの試合よりも自分たちのバレーを正確にできていたと感じました。あとは相手のスパイクを拾って攻撃に繋げることが出来ていたので、そこがいい点かなと思いました。

ーチームの好調の要因は
今までと比べてサーブレシーブが安定感や、強いサーブを継続して入っていることが要因だと思います。

ー今日のコンディションと自身の点数をつけるとしたら何点か
今日のコンディションは結構良かったと思います。点数は10点満点中で7、8点ぐらいかなと思います。

ー試合の組立で意識していることは
小田にやっぱり相手ブロックのマーク来ますし、うちのチームの強みはクイックなので、そこを囮にしながらバックアタックやサイドにトスを振ることで相手ブロックを惑わせることができるようにしています。

ー次の試合に向けて
次の試合は国士舘で上位の中でも強いチームなので、今まで以上に気を引き締めて自分たちのバレーができるように頑張っていきたいと思います。

サービスエースで勝利を決めた坂本選手

坂本遼太朗（法1）選手

ー最終セットでの途中出場の経緯
チームメイトのケガの影響もあり、以前から監督に「いける準備しといて」って言われていました。特に今日は、「出るかもしれない」と監督から言われていたので準備はできていました。

ー出場した際の心境は
点差もあったので、余裕をもってサーブで点を取れたらいいなと思って。また、サーブで取れなかったらレシーブで流れをつくれたらいいなと思っていました。

ーベンチからは声援も
あれ呼ばれてたの僕の彼女の名前なんですけど(笑)。彼女のパワーで頑張りました。

ー試合を決めたサービスエースの手応えは
いつもは練習の時とかもあまりサービスエースは取れないんですけど、今日は取れて良かったです。

ー残りの試合に向けた意気込み
自分はベンチですけど、交代で出る機会があったら足を引っ張らないよう自分からどんどんいって。1点でも多く取れるように頑張ります。

（記事：渡辺龍空、写真：嘉藤大太）