関東大学リーグ戦1部
対日大
2026年10月25日
セナリオハウスフィールド三郷

一時2点差まで追い詰めるも、あと1トライ及ばず7点差で惜敗。開幕から5連敗を喫した。
関東大学リーグ戦1部
対日大
2026年10月25日
セナリオハウスフィールド三郷

一時2点差まで追い詰めるも、あと1トライ及ばず7点差で惜敗。開幕から5連敗を喫した。
試合結果
| 21 法大 |
14 | 前半 | 18 | 28 日大 |
|---|---|---|---|---|
| 7 | 後半 | 10 |
| 2/1 | T | 3/2 |
|---|---|---|
| 2/1 | G | 0/0 |
| 0/0 | PT | 0/0 |
| 0/0 | PG | 1/0 |
| 0/0 | DG | 0/0 |
| T:福本耀、須田、林 G:渡辺3 | ||
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
| No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | PR | 小野寺正太郎 | 4 | 目黒学園 |
| 2 | HO | 阿部史門 | 1 | 目黒学院 |
| 3 | PR | 岡本優心 | 3 | 昌平 |
| 4 | LO | 山内滉太 | 4 | 昌平 |
| 5 | LO | 森下響介 | 4 | 法政二 |
| 6 | FL | 三浦幹太 | 4 | 秋田中央 |
| 7 | FL | 大沢空 | 3 | 秋田工業 |
| 8 | NO.8 | 炭竈柚斗 | 4 | 報徳学園 |
| 9 | SH | 林友來 | 1 | 天理 |
| 10 | SO | 佐川一眞 | 3 | 専大松戸 |
| 11 | WTB | 須田琥珀 | 1 | 大阪桐蔭 |
| 12 | CTB | 福本亘 | 2 | 報徳学園 |
| 13 | CTB | 渡辺圭祐 | 3 | 中部大春日丘 |
| 14 | WTB | 星野瑛太 | 2 | 明和県央 |
| 15 | FB | 福本耀 | 3 | 報徳学園 |
| 16 | Re | 鈴木心温 | 2 | 公文国際学園 |
| 17 | Re | 西垣眞之介 | 2 | 大分舞鶴 |
| 18 | Re | 足達将太 | 3 | 山梨学院 |
| 19 | Re | 森将太郎 | 2 | 國學院久我山 |
| 20 | Re | 越智伊織 | 1 | 富山第一 |
| 21 | Re | 野島大翔 | 4 | 東海大相模 |
| 22 | Re | 鈴木颯太 | 4 | 秋田工業 |
| 23 | Re | 𠮷浦太我 | 1 | 佐賀工業 |
リーグ戦もいよいよ後半戦。悲願の初勝利を掴みたい法大は、昨秋勝利を挙げた日大との一戦に臨んだ。昨年は9点差、一昨年は2点差での接戦を制している相手だけに、拮抗した試合が予想される。NO.8炭竈柚斗(4)がけがから復帰を果たしたものの、主将・植浦慎仁(4)は不在。ゲームキャプテンは前節に引き続き、FL三浦幹太(4)が務める。
主導権を握るべく、序盤から両チームともにロングキックやハイパントを多用。しかしペナルティやミスが目立ち、どちらに流れが傾くか分からない我慢比べのスタートとなる。11分、自陣深くを攻め込まれ、日大にラインアウトモールを組まれるも、法大はサックで対応しピンチを脱する。しかし17分、粘りのディフェンスを見せたい法大だったが、ゴール前ラインアウトからモールをずらされトライ、先制を許す。

No.8炭竈柚斗(4)
キックを有効に使って敵陣へ侵入したい法大だが、日大に50:22を決められ陣地を返される。23分にはペナルティからショットを選択され、正面からのPGを決められ3点を追加される。早いうちに取り返したい法大だったが、WTB星野瑛太(2)が危険なタックルでイエローカードを与えられ、10分間の退場を余儀なくされる。数的有利となった日大は、飛ばしパスを交えてWTBに展開する。29分、WTB須田琥珀(1)のタックルで一度は止めるも、その後のFWのドライブは止めきれずトライを許す。コンバージョンキックは外れ、0-13とリードを広げられる。
31分、法大FW陣が相手の強烈なプレッシャーに耐えかねスクラムを崩されると、このプレーでNO.8炭竈が肩を痛め無念の負傷交代。チームの大黒柱を失う痛恨の展開となる。嫌な流れを断ち切れずにいると、35分にはスクラムから8単で押しこまれ再びトライを献上。0-18と2トライ2ゴール以上の差をつけられる。
前半のうちに少しでも点差を縮めたい法大は、浅めのスタートキックからマイボールを維持し、攻め続ける。38分、スイベルパスを有効に使い、FB福本耀(3)まで回すとスペースを駆け抜けて待望のトライを奪う。さらにタッチライン付近からの難しい角度のコンバージョンキックをCTB渡辺圭祐(3)が決め7-18とする。

FB福本耀(3)
43分、敵陣深くのラックサイドでプレッシャーをかけてペナルティを獲得。素早いリスタートでFWが近場を攻めるが、惜しくもグラウンディングには至らない。しかしまだ敵陣、22mラインまで攻め込むと、SO佐川一眞(3)の仕掛けでDFを引き付け、WTB須田にパス、そのままトライ。ゴールも難なく決め、前半終了。14-18と4点差まで詰め寄ることに成功した。

WTB須田琥珀(1)
後半3分、SO佐川の低い弾道のキックをきっかけに敵陣に侵入。CTB渡辺のペネトレイトやテンポの良いアタックで相手のオフサイドを誘発。4点差の状況下、ショットではなくタッチキック、ラインアウトモールを選択する。選手たちの勝利への執念がうかがえた。しかし、あと1mのところまで押し込むも、ノックフォワード。その後もボールを保持して攻め続けるが、随所でのミスが響きインゴールまでは行けない。流れを掴み切れずにいると、18分、日大のCTBにゲインを許した流れからペナルティ。核が入れ替わるようなモールに対応できず、後半最初のトライを譲る。
反撃のため、今秋初出場となるBKリーダー鈴木颯太(4)らを投入。すると28分、CTB渡辺のペネトレイトでゲインすると、ブラインドサイドで森将太郎(2)がもらい、パスを出したSH林友來(1)がすかさずサポートについてリターンを受け取り、トライ。ゲームキャプテンのFL三浦もすぐさま駆け寄り、喜びを分かち合う。コンバージョンキックも決め、21-23とPG一発で逆転可能な2点差まで詰め寄る。

SH林友來(1)のトライに駆け寄る選手たち
残り約10分、次のトライが試合を決めかねない状況、両チームの熱量はさらに高まる。ハードな攻防が続き、足を攣る選手が続出する。自陣22mライン付近まで攻め込まれると、スクラムでコラプシングの反則を取られてしまう。絶対に流れを渡したくなかったが、またも同じようなラインアウトモールに対応できず失点。ゴールは決まらなかったものの、21-28と7点差に広げられてしまう。
絶対に負けられない法大は果敢に敵陣に侵入するも、孤立したところを絡まれ、ノットリリースザボール。最後まで攻め続けたものの、トライは遠い。最後はスクラムでのコラプシングによって日大ボール。蹴り出されノーサイドの笛。結果は21-28、モールに苦しみ、あと1本のトライが遠く、惜敗でリーグ戦5連敗となった。
この試合のMIPには、果敢なボールキャリーでトライを挙げ、的確なキックやキック処理でチームを支えたFB福本耀(3)が選出された。また、ゲームキャプテン三浦もキャリーやジャンパー、途中からはNO.8の役割をこなした。そして印象的だったのが、スタメン出場を果たした1年生たちの躍動だ。SH林、WTB須田が揃ってトライ、HO阿部史門(1)のハツラツとしたプレーはチームに流れを呼び込んだ。特にHO阿部は、スロワーとしての役割をはじめ、果敢なアタック、キッカーへのプレッシャーなど積極的なプレーを見せた。後半38分には、足を痛めて歩けない状況になりながらも、審判に「がんばります」との一声。その姿には、勝利への執念が表れていた。

HO阿部史門(1)
7点差以内の敗戦によるボーナス点を含め2点が追加される。現時点で勝ち点6の8位。すぐ上には勝ち点11で専修大と立正大が並ぶ。残る2試合はその2校との直接対決だ。絶対に勝利を飾り、順位を一つでも上げるとともに、入れ替え戦回避を目指す。
(戦評:野崎一翔)
インタビュー
福本耀(3年、FB、報徳学園)
――今日の試合を振り返って
勝ちきれなかったというところが…です。
――キックゲームの手応えは
1人少ない時もあったんですけど、どうにか蹴り合いして、チェイスとかでハードワークできたところは良かったと思います。
――1つ目のトライを振り返って
あそこはいいハンドリングがあって、ボールがつながって回ってきたところなので、僕が取り切るしかないなと思いました。
――WTB起用がメインでしたが、FBで起用でした。意識していることは
フルバックに入ったってことは、真ん中で切り込みに行くところとか、ボールキャリーの回数が増えると思います。持った時どうゲインラインをどう突破するか、突破できたらチームも波に乗れると思うので、どれだけ突破できるかを意識しています。
――次戦への意気込み
絶対勝たないといけないので、死に物狂いでハードワークします。

FB福本耀(3)
林友來(1年、SH、天理)
ーー今日の試合を振り返って
自分たちは負けたら終わりで勝つしかない状況だったんですけど。でも、自分たちのミスで取りきれない状況があって、相手に攻め込まれたのが負けにつながったかなと思います。
ーー後半の巻き返しに向けてハーフタイムにはどのような声かけがあったか
もう相手が疲れていた状況だったんで、自分たちはテンポよく動かして、余ったスペースにボールを運んでっていう戦い方で。継続すれば取りきれるっていうのが分かったんで、そこを意識して後半も挑みました。
ーーハーフタイムの指示を受けて、後半に修生できたか
後半も継続してできたんですけど、やっぱり自分たちのミスであったり、自分たちの体力不足で、敵陣に入っても取りきれず負けてしまいました。
ーートライを決めたが
そこはサインプレイが決められていた状況だったので、テンポよくさばいて、上手くいけば抜けて自分がもらえるかなという状況で考えてやっていました。
ーーチーム全体の課題は何か
ディフェンスでは粘れず、アタックではゴール前に行っても取りきれずっていう状況が続いているので、そこを3週間後に向けて修正していきたいなと思います。
ーー次戦への意気込み
自分たちはもう負けたら終わりの状況なので、しっかり修正して3週間後の試合に向けて頑張っていきたいと思います。

SH林友來(1)
(インタビュー、撮影:野崎一翔、加藤直樹)