【アメフト】春季オープン戦 対上智大 接戦を勝利し開幕5連勝!

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【アメフト】春季オープン戦 対上智大 接戦を制し開幕5連勝!

2015 春季オープン戦
2015年5月16日(土)
法政大学武蔵小杉グラウンド

春季オープン戦の折り返し地点となった今試合。今回も前回同様下級生中心の布陣となったが、ルーキーの活躍などで接戦を勝利し開幕5連勝を飾った。

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2TDを決める活躍を見せたWR#83尾崎聖弥

試合結果

トータル試合結果

28 7 1Q 0 7
7 2Q 0
0 3Q 0
法政大学 14 4Q 7 上智大学
 

戦評 

 あいにくの曇り空の中上智大のキックオフで試合開始。リーターナーRB彦惣裕人(法2)が自陣22ydsで倒されると、先発のQB樺山大資(文2)を起点にゲームが組み立てられる。RB川村龍ノ介(デ工1)のランなどで敵陣36ydsまで詰めるもQB樺山のパスをインターセプトされ先制ならず。その後も一進一退の攻防が続き互いになかなか得点が奪えないまま1Q残り5分を迎える。敵陣35yds地点でWR尾崎聖弥(営3)へのパスが不成功となり4thdownで法大はパントを選択。しかしこのパントを相手が抑えきれず、逆に法大が敵陣3yds地点で抑え攻撃権を得る。残り3ydsをQB馬島臨太郎(キャ2)が自らゴールへ運び先制TDを決め7-0のリードで2Qへ。
 
 2Qに入りDL高橋湧斗(文3)のQBサックでモメンタムを掴み、早々に攻撃権を奪い返す。自陣42ydsでQB樺山のパスをWR山本竜太郎(社1)が片手で受けるファインプレーで会場を沸かすと、最後はWR尾崎へのロングパスが通りTD。その後も相手の攻撃をDB西山孟(理工1)がインターセプトするなど好プレーが続くが、得点には繋がらず14-0で前半戦を終える。
 
IMG 0571試合前に士気を高める選手たち
 
 3Qに入りQB馬島がパスプレーを果敢に選択するが相手DFの圧力によりターゲットを絞りきれない。しかし相手も法大DFを前に1stdownを更新できず、4thdownギャンブルでランプレーを試みるがこれをDL利根川公紀(営1)が阻止し法大ボールになる。3Q終了間際にQB馬島がスナップを受けきれず、ファンブルしたボールを自陣3yds地点で相手に押さえこまれ最終4Qへ。
 
 自陣3ydsから始まった4Q。DL陣の必死のDFをランプレーでうまくかわされTDを許す。1TD差まで詰められた法大は反撃に出る。WR尾崎、RB川村、RB彦惣の3人の攻撃で1stdownを連続で更新し一気に敵陣16yds地点まで攻め込む。最後はWR尾崎の高さを生かしたキャッチでTDを決め再び21-7でリードを奪う。試合終了残り2分にRB鎌田洋輔(社3)が相手DFをすり抜けダメ押しの追加点をあげ、28-7で勝利を収めた。
 
 今試合で開幕5連勝で勢いに乗るトマホークスだが、「俺が一本目で出るんだという熱意が足りてない」とOL笠井英治(営4)副将が振り返るように、要所でミスが目立ちチャンスを逃す場面もあった。下級生中心の出場ではあったが、日本一を目指すトマホークスならば誰が出ても勝利できるようなチームを作り上げて欲しい。次節は昨年度春季オープン戦で敗れた中大。オープン戦一番の山場を迎える。(竹内大将)

選手たちのコメント

笠井英治

―今日の試合内容はどうでしたか
この前の大東大戦の時もこういうメンツ(下級生中心)でやって、その時見つかった課題を克服できるチャンスだったんですけど、同じミスが続いていてもったいない試合だったと思います。
 
―OLについては反省点に何があげられますか
「自分が一本目のつもりでいけ」と一週間言い続けてきたんですけどダメでしたね。でも上級生がちゃんと見れていなかった部分もあります。
 
―そんな中でも活躍できていた下級生はいますか
今日のチームの雰囲気だと指示を待っている選手が多くてダメだったなと思うんですけど、QBとかはそれなりに頑張っていましたかね。
 
―下級生中心の試合を行う理由は
普段試合に出る機会が少ないメンツにとってはアピールするチャンスだし、選手やコーチにとっては選手の熱意を見ていると思うので、そういったところに僕は期待していました。
 
―得点をあげる事よりも選手の熱意の方が重要になってきますか
一番下(下級生)のレベルがチーム全体のレベルだと思うので、底上げを図る意味でも意味のある試合だと思います。本番(秋季リーグ)で誰がけがとかで出れなくなるかわからないので。
 
―明日の中大戦に向けて対策は
春負けると秋すごく緊張するので、負けられないですね。相手が誰でも自分たちがやることは変わらないので、強い心を持って挑みたいです。
 

鎌田洋輔

-今日の調子はどうでしたか
上智大、中大戦に向けて整えてきたので、体の調子は良かったです。シーズンも深まり、一つ一つの試合に対する思いは高まってきています。
 
-試合展開はどのように予想してましたか
普段は出ていないメンバーが出るということで、いつも以上にトラブルやミスは多かったと思ったので、上級生としてフォローしようと思いました。
 
-どんな気持ちで臨みましたか
誰が出るかは関係なく、トマホークスとして一つになって戦おうと思って臨みました。
 
-4QのTDについて
OFは厳しい状態が続いていたので、自分が雰囲気、状況を変えてやるという思いで出たTDだと思います。
 
-RBとして今後の課題
今年はQB鈴木やレシーバー陣が頑張ってくれていて、RBとしてはまだ爆発できていないので、法政といえばRBと言ってもらえるようにRB全員で頑張っていきたいです。
 
-昨年春季に敗北した中大戦に向けて
去年法政のグラウンドで負けてて、苦しい思いもしてきて、また一番気合も入っている試合でもあるので、リベンジとして相手を圧倒して今年の法政は一味違うぞと思わせたいです。
 
-今年の抱負は
今はまだ4年生に引っ張ってもらったり支えてもらっていたり、実力的にも追いついていないので、これからもっと力をつけて、RBとして自分が引っ張っていける存在になって一番になりたいです。
 

西山孟

ー今日の試合を振り返って
まだまだ体が細いので、もっとウエイトして当たり負けない体を作らないといけないなと思いました。相手に合わせないで、何をしたらいいのか考えて、自分の役割を果たせるようにしたいです。
 
ーその役割とは
DBなのでパスをディープに投げられないように、後ろからTDされないように、もっと後ろから守っていきたいです。
 
ーインターセプトを決めて
今回はたまたまなので、もっと競り合ってボールを取れるように、これから練習で努力していきたいです。
 
ー大学のアメフトについて
高校と全然違って練習がすごく充実してるので、成長できる場だと思ってますし、そういうところにありがたみを持って頑張っていきたいです。
 
ーDBの先輩について
皆さんすごいんですけど、何よりアメフトに対して真剣です。自分よりずっと上手いので、追いつけるようにもっと頑張っていきたいと思います。
 
ー自身の目標
とりあえず体を大きくして当たり負けないようにして、今以上にスピードを上げて、一本目取れるように頑張ります。
 
ー次回の出場に向けての意気込み
今のままでは全然だめなので、もっとアメフトを理解して、自分の役割をちゃんと考えてプレーしていきたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • IMG 0637安定したプレーでゲインを重ねるWR#80高津佐隼人
  • IMG 0706RB#21廣澤達也は無得点に終わった
  • IMG 0966相手選手に襲い掛かるDL陣
  • IMG 0853小柄な体格ながら存在感抜群のRB#98川村龍ノ介
  • IMG 0989上級生として試合に臨むRB#3鎌田洋輔
  • IMG 0709今回もQB#5樺山大資の活躍が目立った
  • IMG 0790相手の攻撃を阻止するLB#59井手涼太
  • IMG 09512TDの活躍を見せたWR#83尾崎聖弥
 

 

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