【準硬式野球】全日本選手権直前取材第1弾!法大を率いる名将・本間監督!

準硬式野球

【準硬式野球】全日本選手権直前取材第1弾!法大を率いる名将・本間監督!

2015年8月9日(日)
法政大学多摩グラウンド

いよいよ大学日本一を決める、全日本大学準硬式野球選手権大会(全日)が19日から開幕する。
今回は全国制覇を狙う法大の監督・選手にお話を伺った。第一弾は法大を率いる本間隆洋監督に現在のチーム状況などを語っていただいた。

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目標は日本一と語った本間監督

 

監督インタビュー

―全日も近づいてきましたが現在のチーム状態を見ていかがですか
選手権が近くなるにつれて選手たちも気持ちが入ってきていますし、順調に来てるのかなと思います。春季リーグ戦同様、点数を稼いでどれだけピッチャーを楽にできるか、そこは変わらないですね。打線が春季リーグ戦よりもどれだけ強力に仕上げられるかです。勝てば5連戦になりますので少しでも点数をとって、暑い中投げるであろう末次慶一郎(社3)であり室木大(経2)など投手陣のストレスをどれだけ野手陣がフォローしてあげられるか、そこが勝利のカギになってくるのかなと思います。

―投手陣に故障者が集中しているようですが
オープン戦でも末次と室木、この2人を中心にやったのですが、やはり勝っていけば連戦になりますので重要なのは中継ぎですね。ショートリリーフも含めて竹内悠(社1)であり秋山駿介(経2)など少しずつ稼げるピッチャーがいると末次、室木も楽になると思うのですが、常に完投を目指すぐらいではないと。あとはリーグ戦経験でいくと高橋竜大(経1)ですかね。末次と室木に続けるのが今は高橋くらいでちょっとそこは厳しいかなと思っていますが、そういう意味でも野手陣がバッテリーにかける負担をどれだけ取り除いてあげられるか、それに尽きると思います。

―他の選手の話を聞いていると末次選手と室木選手の調子が上がってきてるようですが
やはり好不調の波はやっていく中であると思うのですが結局はこの2人が軸になりますからね、本人たちも心に期すものがあるんじゃないですか。こういう状況だからこそなおさら、この2人でチームを作っていかなければならないという気持ちがあるのかなと思います。その辺の自覚は見えますね。

―全日を直後に控えて、チームの変化を感じる部分はありますか
目に見えてというものは正直ないのですが、内野手そして下級生です。萩原幹斗(社2)であり、藤口帝(社2)ですね。あの辺などは自分たちが盛り上げていかなきゃいけないと、プレーを見ているとそういう部分は感じ取れますね。あと内野手でいったら永田直(経3)です。若干リーダーとしての自覚が出てきました。特に内野手というのもありますがそのような気持ちの変化が見て取れる部分ですね。

―全日でもバントなど小技を使った野球は変わらずですよね
戦い方を大幅に変えるということは私自身も怖い部分でもあります。なので基本的には今まで通りきっちりとスコアリングポジションに送って、そこでうちの自慢のと言いますか、自信のある打線でしっかりと返す。それぞれの役割を全うして返すべき人が返す、そういう野球をやっていきたいなと思います。

―1発勝負のトーナメント戦ですが気をつける部分は何ですか
まず守備での自滅ですね。うちが少し弱いところでもあるので。やや野手陣にディフェンス面での雑さがまだありますね。まずディフェンスというのは100%で当たり前の世界ですので、そこで相手に1点、2点与えてしまうことがあれば、それをリカバリーするのは相当大変です。そこはきっちりと押さえていきたいところですね。

―そういう意味でやはり初戦は怖いですね
何があるか分かりませんからね、怖いですね。本音を言うと、初戦で当たる札幌医科大学さんとは実力差があると思うんですよ。選手だけ見ればうちの方が揃っていると思いますが、よく選手たちに言うのは実力差があるにせよ、それを限られたイニングで発揮できるかどうかは別の問題だよと。1番難しい部分ですが、選手とうまくコミュニケーション取りながらやっていきたいですね。

―これから新潟での合宿を経て全日ということになりますが、この期間で詰めていきたいこと、調整していきたいことはありますか
特別な練習をするということは考えていなくて当たり前のことをきっちりとやっていきたいと思っています。キャッチボール一つにしてもシートノック一つにしてもそうです。一つのボールを雑に扱わないということですね。あとは毎回同じようなことを言っていますが、メンタル面ですね。疲れが溜まってきたりすると精神的に弱いチームは嫌なことを避けたがって人間の素の部分が出てしまいがちです。そういうものを生活習慣も含めて徹底的に見直す、そういうキャンプにしたいなと思います。

―全日でやりたい野球は何ですか
やる以上は圧倒的勝利を目指していきたいと思います。その結果、やっぱり法政は違うなと思ってもらえれば。そういう形で実力を見せられれば最高ですね。

―最後に全日での目標をお聞かせください
それはやっぱり優勝でしょ(笑)。優勝を取って学校関係者の方ですとか、OBの方ですとか、応援してくれている方々に何とか良い報告をできるようにしたいです。そういう意味ではまだ選手たちは足りない部分があります。そこはしっかりとネジを締め直して、応援してくれている人達にどんな形でも良いので優勝を持って帰れたらいいなと思います。

(取材:今井惇基)

 

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目標は日本一と語った本間監督

 

本間隆洋(ほんま・たかひろ)

東京都・駒澤大学高校、法政大学出身
法政大学準硬式野球部監督 

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