【自転車】第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会 3日目 圧倒的強さでチームパーシュート優勝!!
文部科学大臣杯第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会 3日目
2015年8月29日(土)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場(333.33)
インカレ3日目、トラックの最終戦が行われた。ケイリン、タンデムスプリントが奮闘する中、優勝候補筆頭のチームパーシュートが見事優勝を飾り6年ぶりにトラック種目で法大に金メダルをもたらした。
試合結果
ケイリン(KR)1/2決勝
順位 | 名前(学部・学年) | 備考 | |
---|---|---|---|
1組 | 2位 | 菊山将志(人3) | 決勝進出 |
ケイリン(KR)決勝
順位 | 名前(学部・学年) |
---|---|
6位 | 菊山将志(人3) |
タンデムスプリント(TAN)5-8位決定戦予選
順位 | 名前(学部・学年) | 備考 | |
---|---|---|---|
1組 | 2位 | 白垣良祐(人2)・高橋綜一郎(営1) | 7-8位決定戦進出 |
タンデムスプリント(TAN)7-8位決定戦
順位 | 名前(学部・学年) |
---|---|
8位 | 白垣良祐(人2)・高橋綜一郎(営1) |
チームパーシュート(TP)決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム |
---|---|---|
1位 | 新村穣(法4)・寺崎浩平(営4)・青野将大(法3)・鈴木康平(スポ健3) | 4’13″021 |
戦評
ケイリン
深い霧に包まれる中でインカレ3日目が始まった。
最初の種目のKR1/2決勝に出場した菊山は後方からのスタート。門脇(東北学院大)、森本(明大)らが先行し勝負は残り一周回へ。第2コーナーから菊山は徐々に前に出て、第4コーナーで3位まで順位を上げる。そして最後の直線で差し込み2着で決勝進出を決める。
迎えた決勝戦。6人中4番手でレースを展開し1/2決勝同様ここからまくりにかかりたいところだったが、思うように前に出れない。結局6着で悔しくも表彰台を逃した。
タンデムスプリント
5-8位決定戦予選の相手は早大。法大先行で始まり残り一周半まではリードするも早大にスプリントを仕掛けられるとその差はみるみる開いていく。最後まで差を詰められず一本勝負に敗れ7-8位決定戦にまわる。次の相手の東北学院大には最終コーナーまで僅差で追うも、最後の直線で巻き返せず敗退。白垣・高橋ペアは初のインカレを8位入賞で終えた。
菊山は強敵相手に攻めきれず6位に沈んだ(写真:ケイリン決勝)
チームパーシュート
先ほどまでの悪天候とはうって変わり、晴れた中でのレースとなった。決勝戦の相手は鹿屋体育大だ。予選時でのタイムは負けてはいるが、「不安は何一つなかった」と語る新村を筆頭に、寺崎・鈴木康・青野も自信を持ってレースに挑んだ。だが、レースは始まってみるとハイペースで進んでいき、相手の鹿屋体育大との差を徐々に広げる。その差が約1/4周ほどになり、残り周回が少なくなってきた時点で鈴木康がちぎれてしまう。そこから少しペースダウンはあったものの、鹿屋体育大と目に見えるほどの差でフィニッシュ。4分13秒021という好タイムをたたき出した。
新村は「自信しかなかった」と振り返る(左から鈴木康、青野、寺崎、新村)
インカレも3日目が終了し、トラック種目の結果がすべて出そろった。昨年度は3位であったチームパーシュートで見事優勝を収めたことは大きな成果だろう。寺崎・新村は最後の同種目で優勝を手にすることができ、集大成を見せた。ケイリン6位の菊山やタンデムスプリントに出場した白垣・高橋も8位入賞と、奮闘した。最終日となる明日はロードレースだ。この好調の波のままロードへとバトンタッチできるか。見逃せない戦いがそこにある。(竹内大将・宮下尚子)
選手コメント
新村穣
―チームパーシュートについて、自信は
自信しかなかったです(笑)。
―相手は鹿屋体育大でした
そうですね、鹿屋にもナショナルチームのメンバーがいたので、普段から実力を競い合っている仲なので。楽なレースにはならないだろうなとは思っていたんですけど、レース本番になったら相手を意識することなく。自分たちらしい走りができたのかなと思います。
―試合前、メンバーの方に話しかけられていましたが何を話されていたのですか
寺崎にはもう信頼していたので、勝った後打ち上げしようぜみたいな(笑)、ちょっと軽いノリで。後輩二人には、もう緊張しないで、リラックスして臨んでほしいっていうのを伝えて。チームのムードをつくっていきたいなと思って話しかけていました。
―新村選手自身は緊張されていましたか
そうですね、今日は雨で朝の周回ができなかったので、会場に着くのも遅くなったんですけど。ウォーミングアップの時にあんまり体の調子が昨日より良くなくて。それで自転車とゆっくり会話するというか…呼吸を合わせていくように、ゆっくりウォーミングアップしていたら結構良い反応をしてくれたので。もうそこからは何も焦ることなく、レースまで臨めました。
―コンディションが上がっていったということでしょうか
そうですね、不安は一つもなかったです。
―早く中に入られて準備されていましたが
朝の周回練習をやっていなかったので、体を早めに起こしたいなと思って入ったんですけど、実は時間を30分くらい間違えて来て(笑)。予定よりも30分早く行ってしまったのが原因です。結果的に良かったのかなと思います。
―試合前は何を考えられていましたか
結構いろんなことを考えていたんですけど、天気もレース直前から雨が上がるようになって、お昼から天気が変わってきたりとか。今日はあんまり風はないな、とか。あとはいろんな人と話をして、気持ちをリラックスさせたりとか。特に特別なことは考えていませんでした。
―レース後鹿屋体育大の橋本英也選手と何を話されていたのですか
やっぱり対戦相手がいないと、自転車競技含めてスポーツというのは成り立たないので。お互いに称えあったり、もちろんレースがどうだったとか同じチームのメンバーなので。話し合ったりして…今日は自分たち運がよくて勝てましたけど、こういう改善したらいいんじゃないかなとか、こういう明日につながる話をしていました。
―レース最中は何か考えられていましたか
レースの前に、ペースが速くなりすぎてもコンディションが良い証拠だから、落とさずいこうって話していたんですけど。本当にその通りになってしまって。2周目くらいから心の中で笑っていました(笑)。
―ご自身の中でも速いと感じていたのですか
はい。
―昨日の夜は何をして過ごされましたか
昨日の夜も前日と変わらず。宿に戻ってチームのミーティングをして、食事をしてからそれぞれお風呂に入ったり、コンディションを整えるようにストレッチをしたり…。自分と荒井は近くのコインランドリーにユニフォームを洗濯しに行っていたりしていました。
―今日でトラック種目としてのインカレが終わってしまいました
一年生で入った時はやっぱり仕事も多かったり、上下関係もあったので早く上級生になりたいなあ、なんて思っていたんですけど。4年生になった今考えてみると、無駄にしていい時間なんてなかったのかなと思います。もちろん今は4年前よりも成長できていると思うんですけど、それでももっともっとできることがあったりしたんじゃないかなと思います。
―チームパーシュートという種目を4年間走って
チームパーシュートはインカレのスケジュールでは、決勝がトラック種目の最後に用意されているので、やっぱり一番大学力が出て、なおかつ一番目立つ競技なんじゃないかな、と思っていて。一年生の時に順位決定戦に上がれなくて。外からそれを見ていたんですけど、一番最後に走っていた鹿屋(体育大)のチームが優勝して。自分たちもこうなりたいなって思ったので。それが今回達成できたことが嬉しいです。
―このメンバーと走る最後のチームパーシュートでした
走っているときは、4人ともスピードが出ているので聞こえないんですけど、背中とか走り方とか、見ていると言葉がなくてもつながっているような気がして。本当に4人とも信頼出来て4km走ることができました。
―3日間通しての後輩の方々の走りは
2年生、3年生については去年のインカレが終わってから、1年生については今年3月から、部活に合流して自分たちが引っ張ってきたんですけど。やっぱりインカレっていう大学生の日本一を決める大会ではまだまだ力が足りないなっていうのは、本人たちも実感していることだと思いますし、それについてトレーニングを怠ってきたつもりはないんですけど、やっぱり結果に結び付けられなかったのは、自分たち最上級生の責任でもあったと思うので。そこについては少し悔しいですね。
―明日は出場されますか
まだ内緒です。レース一時間前まで補欠が変えられるので。周りの選手のコンディションを見て。監督が必要だと思ったら、自分が出ます。
―出られる場合、意気込みを
本格的な登りがあるロードレースが、6月の学生選手権(第31回 全日本学生選手権個人ロードレース大会)以来になってしまうと思うんですけど、少しでもチームの貢献ができるような走りをして、なおかつドイツで学んできたことを実践していけたらいいなと思います。
寺崎浩平
―今日のレースを振り返って、ペースが速かったですね
そうですね、前半一周目の突っ込みから予定より1秒くらい早い突っ込みで。2周目もコンマ7秒くらい速くて。でも、そんなにバンク自体重い感じもなかったので。そのままいけるかなっていう。チームのみんながそう思っていて予定ラップより速いペースで刻んだ結果が出たのかなっていう感じはあります。
―昨日取材の際におっしゃっていた、ラスト3周あたりからペースがダウンしてしまうという反省点は活かせていましたか
いえ、結局前半は昨日より全然速いペースで突っ込んで。結果的にはペースは維持できたんですけど、昨日よりコンディションも良かったと思いますし、バンクのコンディションも多分良かったと思うので、あのペースで最後まで回れたのかな、っていうのはあります。
―今日は雨で練習ができなかったそうですね
特になくて、レースが1時、2時くらいのレースだったので、無理して朝乗る必要はないかな、っていう感じだったので。朝の練習はできてもできなくても、あまり変わらなかったと思います。
―今日のコンディション
80点くらいですね。
―マイナス20点の原因は
足の調子はすごい良かったんですけど、内臓がもうだめで。レース前に一回全部吐いちゃって。内臓の調子悪くても4kmくらいだったら多分もつなっていう感じで走ったんですけど、なんとか走れました。
―それは緊張によるものですか
いや、緊張じゃなくて朝起きた時から気持ち悪くて、ご飯が全然入らなくて。ちょっとレース前にいろいろつめたら、戻しちゃったって感じですね。
―走る前は何を考えられていましたか
予選の結果が2位で2秒差ということだったので、負けても元々予選で負けてる相手だったので、挑戦者という気持ちで。下剋上してやろうかなというくらいの気持ちで走りました。
―実際、緊張はなく走れましたか
緊張はなくて。インカレというか、自分の大学生活の中での最後のレースだったんですけど、緊張もなくベストなパフォーマンスを出せたかなと思います。
―では自信もあったのですか
はい、ありました。
―昨日の夜は何をされていたんですか
いつも通りで、変わったことするとだめという自分のジンクス的な願掛け的なものがあるので。特に変わったことなく、普通に過ごしていました。
―昨日の夜は何を食べられたんですか
鶏肉のバター炒め的な感じのものと、旅館で出てきたものを食べました。
―今までのインカレ、チームパーシュートという種目を振り返って
一年生の時は先輩についていくだけという感じで走っていて、2年生のときもそんな感じで走っていたんですけど、去年くらいから優勝できるできないっていうギリギリのタイムくらいは出していたので。最後の4年目で一番トップの成績の優勝という結果で終えて、終わりよければ全てよしという感じで、良かったです。
―1kmタイムトライアルを振り返って
一年生の時から出てはいたんですけど、いつもインカレで調子の一番いいところをもってこれたことがなくて。結果的に、いつもベストよりはコンマ数秒遅いタイムで走ってしまって。結局表彰台にのることが、いつもできていなかったんですけど。今年はそれなりに調整がうまくいって。一応自分の自己ベストというかたちを残せたんですけど、あとの発走の2人が自分の予想より速くて。結構残念だなっていう気持ちはあるんですけど、やりきったなっていう感じがすごいあります。
―4年間の中で一番思い出に残っているレース
今年だったら、今のインカレの団抜き(チームパーシュート)が一番印象に残ってるというか、大学最後の引退レースということで。まだインカレっていう大会で一回も優勝したことがなくて、団体種目ですけど、大学として優勝できたのはすごい嬉しいかなと思います。
―法政の自転車競技部に来てよかったこと
同期に恵まれたというか。マディソンも新村が出ようって提案してくれて。そこからマディソンもやり始めましたし、同期がすごく強いので、自分にもすごく良い刺激だったり…一緒に一年生の時から一緒に団抜き走って。一緒に寮生活して。マディソンも走って…大学に入って一番良かったのは同期に恵まれたってことですね。
―同期の方々に向けて
ロードの2人はロードが終わっていないので、頑張って下さいとしか言えないですけど、新村には本当にお世話になりっきりで。トレーニングもですし、ご飯食いに行ったりするのも大体新村だったり、練習も新村だったり、自分がここまで選手として成長できたのは新村がいたから、ここまでこれたのかなという感じです。
―後輩の方々に向けて
自分たちが2人バンク班なんですけど、抜けて。団抜きは4人で走る競技なので、今回走った鈴木と青野と、まだ2年生にも荒井がいますし、まだ団抜きで連覇してほしいって思いはあるんですけど、各々選手としてというか人間としてもっと成長していってくれればいいかな、と思います。
―4年間で得たこと
競技力もそうなんですけど、いい同期に恵まれたっていう、これからも大学卒業してからも、多分つきあっていけるような同期たちなので。その同期に巡り合えてよかったかなと思います。
青野将大
―優勝おめでとうございます、率直な今のお気持ちは
支えてくれた監督、コーチ、親御さんであったり今回サポートしてくれたたくさんの後輩や色んな人たちの支えがあって勝てたっていうのは自覚しているので、全員に感謝しています。
―予選は2位通過でしたが4人でなにか話し合われましたか
少しの修正点と高地は空気抵抗が軽くてタイムが出やすいっていうのがあるんですけど、そこでタイムが出過ぎてしまっても焦らずペースを維持しようということを話しました。普通のバンクだったら一週目、二週目くらいでコントロールするんですけど。
―今日のレースは焦らず走れましたか
ちょっと出てもっていうよりさらに速くて(笑)。だいぶ出て焦っちゃったんですけど、最初は鹿屋より出た分早いうちから鹿屋が見えて意外とそのやり方は良かったのかなと思います。
―試合前のチームの雰囲気は
先輩方二人が「相手は気にせずいつも通りやればいいから」って言ってくださってたのでそんなに緊張はしなくて、最後の種目だったので歓声とかもすごかったんですけど、その歓声が自分の力になって気持ちよく走れました。
―3年間でインカレで出られたことのある種目は
去年は足をけがしてしまっていたので、1年生の時にポイントで7位ぐらいでした。やっぱり大学生にとってはこのインカレがすべてみたいなところがあるので。
―1,2年の時と比べて気持ちの変化は
3年生になると上級生なので後輩に(優勝した)姿を見せられたかなと思います。
―今回で引退される4年生の存在は
やっぱり速いの一言で、ずっと背中を追いかけて走ってきて、先輩がいなくなるのは不安ではあるんですけど、まだ団体追い抜きは自分と鈴木康平がいて荒井も強いですし1年生が調子よくなってきたら強いのも出てくると思うので、先輩に不安に思われないようにこれからもがんばっていきたいです。
―次の主将は
まだ話し合っている途中なのでお楽しみっていうことで(笑)。寮で引退式をやるのでその時発表ですかね。
―次のレースは
国体ですね。
鈴木康平
ー優勝した今のお気持ちをお聞かせ下さい
僕が千切れて3人になってしまって足を引っ張ってしまったんですけど、優勝することができてすごく嬉しいです。
―ゴール後泣かれていましたが
理由が2つあって、1つ目は憧れの橋本英也選手(鹿屋体育大)と一緒に走れたことが嬉しくて、もう一つは、4年生と走れるのが最後だったので、それで泣いてしまいました。
―今日のレース前は勝つ自信はありましたか
半々でしたね。何とも言えない感じでしたが、先輩方、特に新村先輩が「普段通り行こう」って言って下さったので安心して臨めました。
一緒に走る4年生の存在について
寺崎先輩は常に厳しくしてくれて、新村先輩は大体行動を一緒にしてくれて2人とも凄く思い入れのある、特に思い入れのある先輩でしたね。
ー先輩方が最後のインカレで一緒に走れたことについて
やっぱりそこで感極まって。
ー鈴木選手は個人の方も出ていらっしゃいますが、個人と団体の違いは
ペースから何から、ギアの選択も全く違いますね。
ー団体の方が選択の幅は広がるのでしょうか
そうですね。団抜きの方が全部の競技に繋がっていく部分があると思うので。
ー今日の自分自身の走りに点数をつけるとしたら
(10点中)7点ですね。
ー今日のコンディションはいかがでしたか
今日はもう最高の状態で(出来ました)。
ー今日の戦略などは
行けるだけ行こうって。特に考えてはいなかったです。
―決勝の舞台というだけあって緊張はしましたか
普段は全くといっていいほど緊張しないんですけど、今日は朝から吐き気がして。
ー自分自身でインカレを総括するとどのような大会でしたか
結果オーライというか、一番狙ってた種目で優勝できたので、最後自分が千切れて迷惑かけたんですけど、引退される4年生2人に花を添えられたんじゃないかなと思います。
―今回で新村・寺崎先輩が抜けられるわけですが、新体制になるにあたってどうしていきたいですか
必ず1年生を1人は入れたいなと。やっぱり次の世代へと引き継いでいかなくてはいけないと思うので。
ー今回一緒に走られた橋本選手(鹿屋体育大)の存在について
自転車競技をやり始めてその人(橋本選手)がいたから続けられたと思いますし、会うと落ち着きますね。
ー最後に一言
来年も獲ります!
菊山将志
―ケイリン6位入賞という結果について
決勝まで進めたのは良かったんですけど、悔しい走りをしてしまって力不足だなと感じました。
―序盤に後方につけたのは作戦ですか
いや、場所取りが悪くて前々で勝負しようと思っていたんですけど勝てなかったですね。
―菊山選手の得意な攻め方は
先行もまくりも得意ではなくて、さしです。
―以前頭を使って勝負したいと仰っていましたが
決勝までは頭を使って行けたんですけど、決勝の相手は全員頭狙っているのでそう簡単にはいかなかったです。
―昨日のチームスプリント5位という結果については
自分たちにしてはベストだったかなと思います。あのメンバーでよく戦ったと思います。松田も陸来もベストな走りをしてくれましたし。
―3人とも自己ベストでラップを回りましたが
練習よりもタイムは出ていたんですけど、他のチームが仕上げてきていましたね。
―今年のインカレを振り返って
去年はタンデムしか出れなかったんですけど、今年は個人もチームも出て両方入賞できたのは良かったんですけどもっと上に行きたかったという気持ちはあります。ただムードは良いのであとはロード班にバトンタッチしたいですね。
―来年のインカレの事は考えていますか
まだ考えていないですね。
―インカレで引退する4年生の寺崎選手、新村選手の存在は
新村先輩は高校の時から知り合いでずっと面識あったんですけど、色々体のケアの事や自転車の事を詳しく教えてくれて、自分がつまったらなにで悩んでいるのかを聞いてくれて、解決まで導いてくれる先輩でした。それがすごく助かりました。
―寺崎選手については
学校もほぼ毎日一緒に行ったりとか、お昼も一緒に食べてほぼ一緒に行動していたのでもう「恩師」です。自分は1、2年生の時は全然弱かったんですけど、3年生になって寺崎先輩が練習メニューなども組んでくれて自分たち後輩のために法政全体としてレベルアップすることを望んでたと思うので、それに応えられたのはすごく嬉しかったです。
白垣良祐
ー今日の試合を振り返って
まだ技術面で足りてないと思うので、これから勉強していきたいと思いました。
ー先行されたときの心境は
捲ろうと思いました。
ー最終的な結果には満足ですか
初だったので、まぁまぁ満足です。
ー今回1、2年生のペアでしたが先輩として心がけていたことはありますか
特にはないです。先輩としてとかではなくて、一緒に乗る仲間として。乗ったときは別に上下関係なく共に指摘し合いって感じです。
ー初のインカレを振り返って
走る前は緊張するんですけど、走ったときに、声援で緊張をカバーしてもらえてすごく楽しく走れました。もっと走りたいなって気持ちになりました。
ー今回でこのペアは解消ですか
そこはまだ分からないです。
ー団抜きは優勝という結果でしたが
すごい感動しました。
ー今回で4年生は引退となりますが、改めて4年生の印象は
すごい雰囲気の良い部にしてくれて、楽しい生活が送れていましたね。
ー来年のインカレで出たい種目はありますか
出れる種目に出ます。
ーこれからはロード班ですか、トラック班ですか
そこもまだ分からないですね。
ー次に出場される大会は
新人戦だと思います。
ー今後の目標は
もっと技術面で頑張っていきたいと思います。
高橋綜一郎
ーインカレを振り返って
中央大学と当たって、勝ったんですけど、降格になってしまって。もうそこは悔しいところで。しょうがないですね。
ー今日の試合に関しては
昨日の試合を忘れて切り替えていくしかなかったんですけど、切り替えきれてないところがあったと思うので、負けてしまったのかなって思うところと。あとやっぱり戦術的に劣っているところが自分たちにはあると思うので、響いてしまったかなと思います。
ー相手のどんな部分がうまいと思われましたか
一瞬の隙をついてくるので、そこはうまいなって思います。
ー初のインカレ出場でしたが、緊張などは
1年生でインカレ出れて、すごく緊張したんですけど、1本走ってしまうと緊張が解れて、対戦は集中してできました。
ー大きな声援がありましたが、力になりましたか
そうですね。OBや保護者の方の声援がすごく聞こえて、嬉しかったです。
ーペアの白垣選手について
練習のときから、次あれしようってメニューとか組んでくれて。すごく引っ張ってくれるいい先輩だと思います。
ー団抜きは優勝という結果でしたが
嬉しいです!(笑)
ー今回で4年生は引退となりますが、改めて4年生の印象は
練習とか、私生活でも見習うところがあったので、いい先輩だと思います。
ー来年出たい種目は
団体追い抜きです。
ー次に出場される大会は
国体ですかね。その次は多分TRSです。
(取材:竹内、宮下、野口愛優、橋爪優典)
フォトギャラリー
- 最終種目で有終の美を飾った(左から鈴木康、新村、寺崎、青野)
- 団結力が勝利を手繰り寄せた(左から寺崎、青野、鈴木康、新村)
- チームを支えた4年生(左から新村、寺崎)
- 選手を称える都甲監督
- 寺崎は優勝インタビューで感謝の言葉を述べた
- お母さんに花束を渡す鈴木康
- 今後の活躍に期待がかかるタンデム(左から白垣、高橋)
- 菊山はこらからの短距離勢を引っ張る