【ラグビー】関東大学ラグビーリーグ戦 対流経大 前半をリードして折り返すも、後半はゲームを支配され敗戦 4位をかけて大東大との最終戦に挑む
関東大学ラグビーリーグ戦 対流経大
2015年11月8日(日)
群馬県立敷島公園ラグビー場
前戦は東海大の返り討ちにあった法大。今節は東海大と並んで無敗の流経大と対戦した。前半はキックパスを受けたWTB中井のトライから始まり、流れをつかんだ。11-10とリードして前半を終える。しかし後半は足が止まりだすと、突き放され敗戦。最終節で大東大と、4位をかけた戦いに臨むこととなった。
試合結果
トータル試合結果
16 |
11 |
前半 | 10 | 34 流通経済大学 |
---|---|---|---|---|
5 | 後半 |
24 |
ポイント詳細
1/1 | T | 2/4 |
---|---|---|
0/0 | G | 0/2 |
1/0 | PG | 0/0 |
1/0 | DG | 0/0 |
※(カッコ内)は前半/後半表します
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 前島利明 | スポ4 | 日川 |
2 | HO | 川地光節 | 社4 | 筑紫 |
3 | PR | 越田勝利 | 経4 | 石見智翠館 |
4 | LO | 牧野内翔馬 | 経3 | 東福岡 |
5 | LO | 吉村公太朗 | 経4 | 崇徳 |
6 | FL | 斉田倫輝 | 経2 | 仙台工 |
7 | FL | 松村拓海 | スポ3 | 國學院久我山 |
8 | NO.8 | 増田和征 | 経2 | 京都成章 |
9 | SH | 根塚聖冴 | 社1 | 京都成章 |
10 | SO | 金井大雪 | 経1 | 深谷 |
11 | WTB | 桶谷建央 | 経4 | 日大習志野 |
12 | CTB | 和田源太 | 経3 | 御所実 |
13 | CTB | 新谷大樹 | 社4 | 日川 |
14 | WTB | 中井健人 | スポ1 | 筑紫 |
15 | FB | 尾崎立洋 | 社2 | 桐蔭学園 |
16 | Re | 黒田圭汰 | 社2 | 報徳学園 |
17 | Re | 金子崇 | 社2 | 東福岡 |
18 | Re | 土山勇樹 | 社1 | 東福岡 |
19 | Re | 塩見伊風 | 社1 | 長崎北 |
20 | Re | 佐々木嵩穂 | スポ2 | 桐蔭学園 |
21 | Re | 林修平 | 社3 | 伏見工 |
22 | Re | 北島遥生 | 現2 | 常翔学園 |
23 | Re | 萩原蓮 | 経1 | 東福岡 |
戦評
開始早々に試合は動く。1分、敵陣中央付近でパスを受けたSO金井が右サイドインゴールにロングキックを蹴ると、これに反応したWTB中井が追いつきトライ。試合の入り方に課題を残す法大であったが、この試合では見事に先制する。このまま試合の主導権を握りたかったが、11分、流経大のラインアウトからモールで押し込まれると、そこから力強いアタックで突破され5-5の同点とされる。それでもすぐに逆転を狙う法大は、17分、流経大のオフサイドからチャンスを得ると、FB尾崎がPGを決めて8-5と逆転に成功する。さらに27分には、早いテンポでボールを回すと、金井がドロップゴールを決め、点差を広げることに成功。このままリードを保ちたかったが、前半終了間際の40分、鋭い走りで密集での突破を許すと、そのまま左に展開され11-10。1点のリードで前半を終える。
前半は2トライに抑え、リードして折り返した
2試合連続先発出場のLO牧野内
後半に入ると、前半よりも前に出始めた流経大のペースで試合が動いていく。50分、早いパス回しからあっさりと中央を突破。11-17と逆転される。さらに60分、法大のノットロールアウェイから流経大はラインアウトで攻め込む。そこから左に展開しトライ。反撃に出たいが、足が止まり始めたため、ペナルティから相手にチャンスを与えてしまう場面が目立つ。64分、72分にもミスから相手にトライを許し、11-34まで点差を広げられる。しかし、このままで終われない法大は、78分、マイボールラインアウトからそのままモールで押し込み、HO川地がトライ。16-34と追い上げるも、試合はこのままノーサイドとなった。
大東大との最終戦はセカンドステージからの出場をかけた重要な一戦となる
この試合ではこれまでの課題を克服し、いい形で試合に入ることができた法大。特に前半はDFもよく、テンポのあるアタックを見せることが出きていた。それでも後半になって足が止まりだすと、ペナルティから相手に好機を与えてしまう場面がまだ目立つ。
次のリーグ最終戦となる大東大戦は4位をかけた戦い。勝てば大学選手権セカンドステージから、敗れて5位になれば、ファーストステージからの出場となる。課題を修正し、連敗を止め、いい流れで選手権に臨みたい。(伊奈太郎)
監督・選手のコメント
谷崎重幸 監督
―残念ながら勝利という結果につなげることができませんでしたが
本当に残念ですね。小さなミスが大きなスコアの差につながってしまいましたよね。本当に小さなミスだったんですけど。でも、そういうところを無くしていかないとね。次の試合はビックマッチになるので。
―課題だった試合の入りですが、今日は最高の立ち上がりだったと思いますが
その良い流れで前半は戦えていましたよね。逆に後半の入りが良くなかったですね。
―今日は雨の中での試合となりましたが、影響などはあったと思われますか
それはあまり無かったと思いますね。逆にキックを使ったりして、うまく戦えていたと思います。
―今、選手たちへ「結果を受け止める」というお話がありましたが
しっかり、結果を真摯に受け止めるということですよね。チームの結果もそうだし、スクラム、ラインアウト、1対1という個々のところもですね。
―次は大東大との重要な試合です
真っ向勝負するしかないですよね。逃げることなく正面衝突していきたいと思います。
牧野内翔馬(LO,2試合連続スタメンでフル出場)
―今日の試合を振り返って
前半は相手のミスもあって、自分たちもしっかりDFできていたので、流れも良かったんですけど、後半は試合を通してDFの時間が長かったので、足が止まってしまいました。あと相手の外国人選手も1人で止められなくて、2人目とかもうまく入れなかったので、結構崩されてしまったのかなと思います。
―試合の入り方は良かったように見えましたが
そうですね。今まで開始早々にトライされたりしていたので、最初の20分だけは集中して先制点を取りにいこうと話していました。その通りにプレーできたので、前半は良かったと思います。
―後半は相手の力強いアタックに苦戦しているように見えましたが
やっぱり外国人選手を止めるのに、自分たちは3、4人じゃないと止めることができなくて、そこから外に振られてしまう形が多かったですね。
―後半は攻撃でもうまくいかなかった場面が多かったと思いますが
アタックもいいテンポで出せれば、前半みたいにプレーできたと思います。でも後半はボールに相手が来ていて、時間をかけられたことで、あまりいいテンポでプレーできなかったので、それが後半、全然点数が動かなかった理由だと思いますね。
―ペナルティから相手にチャンスを与えてしまったことについて
スクラムとかも審判と合わないことが多くて、反則とかも多くなってしまいました。ラインアウトは練習でBチームが研究してくれていたので、うまくできていただけに、無駄な反則が悔やまれますね。
―今日の試合で見つかった課題について
やっぱり差し込まれてきた時に、足が止まりだしていこともあって、DFのリロードが甘かったので、相手の人数が余ってしまったことですかね。あとマイボールの時も、早く出したいけど、相手に絡まれて早く出せなかったので、そういうので全然ゲインできなかったのも課題だと思います。
―次の試合に向けて
大東大との最終戦に勝っていい流れで選手権に行きたいので、今日の前半の戦い方ができれば勝てると思っています。大東大も外国人選手が多いので、そこに1枚じゃなくて、2枚で行ったりすることができれば勝てると思うので、頑張りたいと思います。
フォトギャラリー
- ゲインを図るPR前島
- ライン際の突破を試みるWTB桶谷
- FL松村の低いタックル
- 今日はFLで出場した斉田
- DGも決めたSO金井
- 快足を飛ばしたWTB中井のノーホイッスルトライ
- 試合終了間際に何とか1トライを返した