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【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ 第8節 対中大 昇格チームに惨敗 入替戦圏内のまま最終節へ

ハンドボール

【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ 第8節 対中大 昇格チームに惨敗 入替戦圏内のまま最終節へ

関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ
2016年9月19日(月)
国士館大学多摩キャンパス体育館

前節、日体大との直接対決に敗れた法大。残留に向けて負けられない試合が続いている。今季初勝利をかけて挑んだ中大戦だったが、前半の終盤に点差をつけられると反撃の糸口をつかめずにタイムアップ。試合の入りは良かっただけに、悔やまれる敗戦となった。

amin2 S
速攻を中心に5得点を挙げた高間

試合結果

トータル試合結果

23
法政大学
11 前半 17 33
中央大学
12 後半 16
 

スターティングメンバー 

選手名 ポジション 出身校 得点
#20高間アミン(経3) LW 群馬・富岡 5
#35松岡寛尚(経1) LB 茨城・藤代紫水
#31山本祐輝(社1) CB 埼玉・浦和学院 8
#26内門竜之介(経3) RB 鹿児島・鹿児島工業 1
#36本田拓海(社1) RW 神奈川・法政二 4
#3長谷川良介(社4) PP 茨城・藤代紫水 2
#21柿崎雅俊(デザ4) GK 埼玉・浦和学院

交代選手

選手名 ポジション 出身校 得点
#25黛祐貴(経2) RB 群馬・富岡 1
#6石川雄貴(経4) RB 神奈川・法政二
#39山本晃大(スポ1) CB 大分・雄城台 2
#12仲村充(社2) GK 茨城・藤代紫水
#23福本直也(経2) CB 神奈川・法政二
#14下條輝(スポ3) RB 神奈川・法政二

※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー

戦評

 今節の相手は、昇格組ながらここまで大健闘を見せる6位中大。前節の敗戦で最下位に転落した法大だが、残留圏内との勝点差はわずかに1しかない。この試合で勝利を挙げれば入替戦圏内から脱出する可能性もあるだけに、勝利に飢える選手たちは並々ならぬ想いでこの試合を迎えた。

 試合はエースポジションを務める山本祐輝(社1)の得点で幕を開ける。その後もパスカットから連動した速攻で得点を重ね、開始6分で4点のリードを奪った法大。上々の滑り出しとなったが、中大のタイムアウトによってその流れが遮断される。気持ちを入れ直した相手を前にセットオフェンスで攻めあぐねると、焦りからか敵陣でミスを連発。エース・杉岡尚樹に速攻を走られ、13分の失点で早くも同点、ゲームは仕切り直しとなった。ここからは互いに譲らない展開が続く。法大はポストの長谷川良介(社4)にボールを集め、14分、続く21分にもセンターポストの連携で崩して得点を奪う。一方の中大も、フローターの北詰明未が速攻、カットイン、ロングシュートと様々な形からシュートを沈め、一歩も引かない。僅かなビハインドを負いながら試合は進行するが、25分の黛祐貴(経2)の得点以降はハーフタイムまでネットを揺らせず。そんな法大を尻目に、中大は終盤の5分間に5連続得点を挙げた。11-17と6点を追う厳しい状況で前半が終了する。

 yamamto-yuuki2 S

先制点を決めた山本祐

 センターに福本直也(経2)、2枚目のディフェンス専門に下條輝(スポ3)、ゴールキーパーには仲村充(社2)を起用して臨んだ後半。左サイドの高間アミン(経3)が速攻から連続で決め、反撃の狼煙をあげる。しかし、プレスを掛けながらも後方をコンパクトに保つディフェンスを相手に、前半同様セットオフェンスでは思ったような攻撃を展開できない。勢いのある相手のプレーに押され、気づけば点差は2桁の10点に。タイムアウト後も流れは変わらず、試合時間を10分残して30失点目を許した。そんな非常に苦しい戦況で奮闘していたのが、ゴールキーパーの柿崎雅俊(デザ4)。決定的なピンチを次々に止め、落ち込みつつあったチームを奮い立たせた。それに呼応するように、選手たちは1点でも多く決めるために前へ出る。試合を通して機能していた速攻の形から、本田拓海(社1)が技ありのループシュートを2本決めるなど、終盤は意地を見せた。最終スコアは23-33。 

 その後の試合で8位東海大、9位順大が共に敗れたため、入れ替え戦回避のチャンスは十分に残っている。来週の最終節、相手はその東海大だ。この試合への勝利は絶対条件。そして先に試合を行う順大を上回れば、逆転で残留を手にする。未だ勝利こそないものの、明大や国士大といった上位チームからも勝点を奪取している今シーズン。感じている一定の手応えを”勝利”という結果に繋げることができるか。残留をかけた直接対決、法大ハンド部の意地とプライドをかけて臨む。(下田朝陽)

 

監督・選手 コメント

佐藤浩監督

試合を振り返って
前半の入りは良かったんですけど、それ以外の時間ほぼすべてが上手くいきませんでした。

今季最大点差での敗戦となりました
やることなすこと全部裏目に出てしまいましたし、今季のリーグ戦で一番難しい試合だったと思います。そのあたりの対策も含めて足りなかったなと感じています。もっと大きい話をすれば心の部分、気持ちの部分ですね。

ポストをフリーにすることがありましたが、開始早々はしっかり守れていました印象があります
中大がポストを使ってくるチームだと分かっていて、最初はこちらも防げていました。ただ、向こうが改善してきたのに対して対応できなかったのが原因だと思います。具体的に言えば高い位置からでもポストに落としてくるプレーに対してですね。

後半は点差を縮めることなく敗れてしまいました
今までもそこから挽回することが出来ずにいて、今日の試合でも出てしまったかなと思います。もっと食らいついていければ良かったですけど、8点9点と差がついてしまった状況でした。それでも4、5点差くらいまで詰めるという気持ちが足りないのが現状です。

最近は山本祐輝選手が得点でチームを引っ張っていますね
今日も調子よかったと思います。ただ退場してしまったこともあって、後半からもう一度使おうと考えていました。体力的にも1試合は厳しいかなという感じなんですけど、しっかり点を取ってくれているので信頼しています。

次節、東海大戦に向けて
勝つしかないので、絶対に勝つという気持ちで臨むしかありません。今日は自分たちのハンドボールが出来なかったので、そこをしっかりできるように準備してやっていきたいです。

 

高間アミン

今日の試合を振り返って
相手のエース(杉岡尚樹)が強いのでそこを重点的に守るっていうことがチーム全体の認識でした。自分が頭いっぱいになって意識してなくてディフェンスでは迷惑をかけてしまったと思います。

これまでは接戦が多かったですが今日は点差がつきました。その原因は
相手のエースを守るってことだったんですけど前半だけで17点取られてしまいました。失点が多かったです。攻撃は相手のゴールキーパーがうまかったのでシュートが決まらなかったです。

シュートでフィニッシュできない時間もありましたが中大のディフェンスは
組織としてっていうより、一対一がすごく強かったです。枝も強くてうまいので上から打つんじゃなくてカットインから打ったりした方が良かったんじゃないかなと思いました。

今日は5得点でしたが
本来だったらこれが普通なんですけど、今季は調子悪くて迷惑かけてしまいました。これからはいつも通りやっていきたいと思ってます。

次の対東海大戦にむけて
本当に負けられないので全員で勝ちにいきたいと思います。

猪俣淳三郎

-試合を振り返っていかがでしたか
完敗ですね。後手後手でずるずると点差を離されてしまいました。

-今節の選手の起用については
ある程度もちろんスタメンとかは決まっているので、そういった部分は変えないですけど、選手の状態を見て交代の指示とか出しますね。今日の試合に関しては、交代の結果があまり出なかったので、それは自分のせいだと思いますし、相手に対して選手一人一人持ち味が違うのでそういうことを考えて出してたつもりなんですけど、上手くいかなかったので本当に自分のミスというかダメなとこが出ましたね。

-今節の結果を含め、現時点で法大が1部リーグ最下位という結果に対して
もちろん目標としていたものがあったので、上位に行くというのがあったんですけどそれはもちろん叶わなくて。でもリーグを通して他の強豪校とかと戦っていく中で、あんまり実力差が無い試合が多いと感じました。やっぱり最下位にいる要因としては引き分けになった試合が3試合ぐらいあるんですけど、それをしっかりとものにできなかったところが痛い部分だと思いますし、今年はそういう最後詰めが甘い弱さがあるのでそれが露わになってるかなと思います。

-次戦、東海大に向けて
来週の試合は、今日の東海大の試合の結果にもよるんですけど、結果がどうなろうと勝ちに行きますけど、今の心境としては入れ替え戦に行かないチャンスをもらいたいですね。入れ替え戦にいかないチャンスができたらしっかりとものにしたいです。

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