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【相撲】第65回東日本学生リーグ戦 2部 2敗を喫し、1部昇格は叶わず

相撲

【相撲】第65回東日本学生リーグ戦 2部 2敗を喫し、1部昇格は叶わず

第65回東日本学生リーグ戦
2016年9月24日(土)
靖国相撲場

関東インカレでは1部昇格をし、今大会でも1部昇格を目指した法大。しかし、序盤の慶大戦で敗れ、1部昇格とはならなかった。

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相手ののど輪に対抗する松浦

試合結果

リーグ戦結果

  勝敗 スコア 対戦大学
1 〇   7-0 東大 

2

●  3-4  慶大 
3 〇  5-2  駒大 
4  〇 5-2  埼玉大 
5 〇  7-0  立大 
6 〇  7-0  大東大 
7 ●  2-5  明大 
 
団体メンバー
  選手名 
先鋒  宇野滉史(法2) 
二陣 大塚雅貴(営4)
三陣 松浦智哉(人2)
中堅 五十嵐唯人(営2)⇒(5回戦から)上平晴輝(法1)

五陣

根古谷直道(人3)⇒(5回戦から)望月翔平(営1)
副将 野上健吾(人4)
大将 小賀坂拓也(法4)

戦評

 6月に両国国技館で行われた東日本学生相撲選手権大会では、15年ぶりの一部昇格を果たした法大。今日は東日本学生相撲リーグ戦でも一部昇格を目指し、靖国神社境内相撲場へと乗り込んだ。
 この大会ではリーグ二部の明大、法大、駒大、大東大、慶大、立大、埼玉大、東大の8チーム総当たり戦で一部昇格を懸け、白熱した取組が展開された。

 法大の最初の対戦相手となったのは東大。熟練された技で相手を翻弄し、先鋒から大将まで全勝。7-0で幸先の良いスタートを切った。
 このままの調子で行けば一部昇格という希望が広がったその矢先だった。続く慶大には4連続敗戦と流れが一気に向こうの方に傾いてしまう。しかし五陣の根古谷直道(人3)が連敗を止め、そこから大将戦まで3連勝をマークし、最悪の展開は免れた。結果は3-4と負け越した。試合後、大将の小賀坂拓也(法4)は「あの試合は正直勝てた試合。皆の気持ちが入り切っていなかった」と悔しさをあらわにした。
 一度負けてしまうとズルズル負けが続いてしまうものだが、今日の法大にその悪循環はなかった。続く駒大戦を5-2、埼玉大戦も5-2と安定した取組を見せ、勝負強さを見せつけた。
 今日は強気な姿勢が勝利に繋がっていった。押し出しや突き落としといった前に攻めていく決まり手が功を奏し、その後の立大戦、大東大戦は7-0のストレート勝ち。途中から出場の上平晴輝(法1)や望月翔平(営1)も作られてきた流れに乗り、勝利を収めることに成功した。

 最終戦はそこまで首位を走っていた明大との一戦。この時点で明大の優勝は確実のものになっていたが、法大も意地を見せたいところだった。先鋒の宇野滉史(法2)が突き倒しで初戦を取ったものの、その後は明大の巧みな技攻撃にはまってしまい4連敗。副将の野上健吾(人4)が粘りを見せ2勝目を挙げたが、大将の根古谷が踏ん張り切れず、無念の敗戦。2-5であえなく敗戦となった。

 総合結果は昨年と同じく2位となった法大。決して悪くはない結果だったが、選手一人ひとりには反省の多く残る大会となったようだ。「選手権大会」では一部に復帰するため、これからの大会では一戦一戦を大事に戦っていかなければならないだろう。野上は「次の最後となるインカレで良い形で終わりたい」と話した。法大相撲部の、記録にも記憶にも残る熱き戦いを期待していきたい。(岡崎祐平)

監督・選手コメント

永池悟監督

ー本日の総括を
夏休み空けで体が動いておらず、気の緩みが結果に出たのかなと思います。まだ、メンタル面の準備ができていなかったですね。夏休み中は実家の方に帰して、一応まわしは持って帰らせますが、母校に顔をだして、後輩の指導等をしながら、心身ともにリラックスする期間にしています。

ー夏休み空けの取り組みは
他大学に出稽古にいって、刺激を持たせるために他の大学さんの力を借りました。

ー慶大戦については
学生が弱かった、それだけです。

ー本日の大会の目標は
結果にこだわらなくてはいけなかったのですが、負けたのを糧にインカレに向けて気を引き締められたかなと思います。

ー2位という成績について
満足はできないです。学生が1番わかっていると思います。結果に満足せず、11月までやってくれると思います。

ー2選手を交代した意図は
取ってる相撲が悪すぎて体が動いていなくまた、チームの士気が落ちるので、サブも力はありますから、変えました。

ー先日の選抜大会では近大と互角の戦いをしました 
東と西では東の方がレベルは高いと思うのですが、関西の1部とやらせていただくことで自信もつきますし、ましてや1位のチームと互角に戦えたというのはインカレに向けて、良い確認になったと思います。

ーインカレに向けて
東日本で1部に上がっていて、インカレは15年ぶりに1部スタートです。しっかり1部の予選で勝って、決勝トーナメントにいき、年明けの選抜大会に出場できるようにしたいです。

小賀坂拓也主将

ー今日の取組を振り返って
ふがいない部分があった。後輩には申し訳ない気持ち。次のインカレに向けての反省とし、稽古したいです。

ー慶応大との接戦取れたという思いはありますか
正直取れた試合です。みんなの気持ちが入りきってなかった。立ち上がりを今後注意したい。

ーチームとして全勝勝利は3回、あの相撲がもっとできていればというのは
大東大戦ではみんな気持ちが入っていい感じでできていた。その流れで(相撲を)取れていればよかったと思う。

ーインカレに向けて
東日本(学生相撲選手権大会)と同じく1部で残れるように日々稽古して頑張りたい。

野上健吾

ー今日の取り組みを振り返って

4年最後なので1部に上がりたい気持ちはありました。上がれずに残念。

ー1部に上がることが出来なかったが悔しいという気持ちが強いですか
そう(悔しい)ですね。でもみんな頑張った(結果)。仕方ない。

ーインカレがあるがそれに向けて
インカレで最後4年生としていい形で終わることが出来れば良いと思います。

大塚雅貴

ー今日の取り組みを振り返って

2番目で膝を痛めてしまって、結局やることっていったら前に出るしかないのかなって思いましたね。普段から練習している前に出る相撲がとれたのではないかと思います。
 
ー試合中に怪我などといったアクシデントは珍しいものなのでしょうか
結構よくあることですかね。去年1年間膝を怪我していて試合に出られなくて、それの古傷がちょっと影響してしまいましたが、自分の相撲がとれたのでまぁいいかなと思っています。
 
ー2戦目の慶応戦が手痛かったかと思うのですが、敗因は
団体戦なので、やはり先鋒次鋒、前の方がしっかりとっていかないとチームの流れが悪くなるのかなと思いました。その点では自分の負け方は悪かったかなと思いますね。
 
ー昨年も2位で、今大会も2位という結果については
力自体は結構ついてきていると思いますね。去年に比べたら下の方も結構育ってきていますし、そう考えると今年以降も期待できると思います。
 
ー駒大戦前に円陣を組んでいましたがどういったことを話されたいたのですか
正直に言うと慶応戦はノーマークみたいな感じで、いつもだったら5対0とかで勝てると思うんですけど、先を見過ぎてしまって取りこぼしてしまいましたね。それを払しょくするには気合い入れました。駒大戦はいつも勝つか負けるかの勝負なので、そこでしっかり勝てたのは良かったと思います。
 
ー今後の試合に向けての意気込みを
僕は4年生ですし、相撲人生最後の年なのでラスト1ヶ月半頑張っていきたいと思います。

 

五十嵐唯人

ー試合前などのコンディションは

試合前もしっかり調整できていて、練習でもどのように試合で勝つとか予想しながらできたので良かったです。
ーご自身の取組を振り返って
駒大戦が、自分は良い相撲が取れたと思ったのですが、慶大戦と埼玉大戦では自分の相撲が取れていなくて気持ちの面で悪かった部分があったと思います。これからその反省を活かしたいです。
 
ー今日、特に印象に残った相手は
特にいないです。
 
ー今回の大会で手応えや次に繋がりそうなポイントはありましたか
今回は反省するところばかりだったので、11月の大会に向けて、しっかりどこが悪かったのか反省して練習していきたいです。

宇野滉史

ー試合前などのコンディションは

体重を少し落とさなければいけなかったので、あまり良くはなかったですね。
 
ー昨年はこの大会で敢闘賞。思うことはありましたか
また敢闘賞を取りたいという気持ちが逆に強すぎて、負けてしまって…(笑)それがちょっと残念ですね。
 
ー今日の取組で体は動いていましたか
序盤が少し体が動かなくて、途中から大分動くようになりました。これからはもっと序盤から動けるようになりたいです。
 
ー相手を押していく相撲が目立ったが、手応えはありましたか
後半は自分でも押せていたと思います。
 
ー今日の取組で特に印象に残った対戦相手は
最後から2試合の大東大戦、明大戦は絶対に勝ちたいという思いがあったので、意識していきました。
 
ー次に向けての意気込みを
次はもっとコンディションを作っていけるように頑張ります。

松浦智哉

ー今日の取り組みを振り返って
自分的にはまだまだでしたね。チームに迷惑をかけてしまって…申し訳ないですね。

ー調子はいかがでしたか
コンディションはあまり良くなかったですかね。

ーチームとしては2年連続の2位という結果に終わりました、その点については
やはり、1位になって一部に上がるというのをみんなで目標にして頑張っていたので、自分が点を取れなくて本当に申し訳ないですね。

ーチームは2戦目での慶応戦で敗れてしまいましたが、先鋒次鋒での連敗にプレッシャーはありましたか
プレッシャーというよりは自分の力を出せなかったなと思いますね。

ー足りないものは
まだまだ弱いなって思って、これからも練習頑張ってもっと大会で勝てるようになりたいですね。

ー今後の大会への意気込みを
インカレでは、全部勝つ気持ちで頑張ります。

フォトギャラリー

  • DSC 03012相手ののど輪に対抗する松浦
  • DSC 00032先鋒として駆け回った宇野
  • DSC 00652けがをおいながらも果敢に攻めた大塚
  • DSC 01492野上は勢いの良い立ち合いを見せた
  • DSC 01942がっぷり四つの五十嵐
  • DSC 03122途中出場の望月
  • DSC 00932根古谷は途中交代となった
  • DSC 00402大将の小賀坂
 

 

 

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