【バレー】2016年度秋季関東大学男子2部リーグ戦 対国武大 ミスが続き今季2敗目…入れ替え戦から一歩遠のく
2016年度秋季関東大学男子2部リーグ戦
2016年10月08日(土)
駒澤大学玉川キャンパス体育館
2016年度秋季関東大学男子2部リーグ戦、空き週を経て臨んだ9戦目の相手は国武大。法大は序盤からミスが続き、思うようなプレーができないまま1、2セットを落とす。3セット目をものにし流れをつかんだかに思えたが、次のセットをデュースにもつれ込んだ末奪われてしまい、敗戦。1部2部入れ替え戦から遠のく結果となった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
21 | 1セット | 25 | 3 国際武道大学 |
---|---|---|---|---|
22 | 2セット | 25 | ||
25 | 3セット | 21 | ||
24 | 4セット | 26 | ||
― | 5セット | ― |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名(学部/学年) | ポジション |
---|---|---|
24 | 竹田健太郎(文1) | WS |
1 | 進藤涼(文4) | MB |
26 | 伊元幸正(営1) | WS |
28 | 藏田大輝(法1) | WS |
9 | 榎本京祐(法3) | MB |
29 | 西田寛基(営1) | S |
14 | 小林慎平(営3) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名(学部/学年) |
6 | 伊藤正義(法4) |
21 | 渡邊和馬(文2) |
27 | 三木裕人(文1) |
戦評
空き週を経て、残り3試合の戦いに挑む法大。入替戦の切符を確実に掴むためには、今試合を含め全ての試合で勝利を挙げたいところである。
第1セットは国武大のブロックポイントでスタート。続く2点目は竹田健太郎(文1)のアタックミスで、序盤から連続得点を許す出だしとなる。3-3まで点の取り合いになるも、法大側のミスが目立ち始め徐々にリードされていく。1年生のアタッカー陣を中心に何度もスパイクを打つも、思うように決まらず21-25で最初のセットを落とした。
「出だしが悪い 」。何人もの選手が、そう口にしてきた。その言葉通り、第2セットも暗雲の展開となる。竹田を始め、藏田大輝(営1)や榎本京祐(法3)を中心にポイントを稼ぎ、前半はシーソーゲームとなる。後半はレシーブのミスが多発。崩れるチーム内にスパイクを押し込まれ、連続でセットを落とした。
このままストレート負けを喫するか。3セット目は竹田のブロックアウトや榎本のクイックで攻めの姿勢を保持。進藤涼主将(文4)はブロックポイントで得点に貢献しながら、声を出し雰囲気作りに努めた。流れを取り戻し始めた法大はそのまま相手を押し切り、背水の陣で何とか次へとつなぐ。
4セット目、このセットをものにしてフルセットに持ち込みたい。しかし2-1の場面でスパイクのミスが相次ぎ5連続失点。これを取り戻すべく、進藤、伊元幸正(営1)がブロックで奮闘し、法大も4連続得点で返す。榎本も躍動し、勝利が見えた22-17の場面。竹田のスパイクが、相手ブロックに弾き返されたのを皮切りに調子が狂い始める。再びアタックのミスが増えた隙を突き、国武大が怒涛の猛追。デュースまで持ち込まれ、最後の最後もこちら側のミスで失点し、あえなく敗北を喫した。セットカウント1-3、今季2つ目の黒星となった。
空き週での調整が生きず、まさかの敗戦となった法大。7勝2敗でいよいよ入れ替え戦が危ぶまれる立場となった。残り2戦、1試合でも落とせば入れ替え戦への道は閉ざされる。
明日の対戦相手である慶大とは現在同じ7勝2敗の戦績だけに、落とすことは許されない。今日の結果からの切り替えが強く望まれる。明日こそが、本当の正念場だ。(野口愛優)
監督・選手コメント
濱口純一 監督
―今日の試合を振り返って
振り返ることありますかね。青学戦もそうでしたけど、あれだけうちが失点したらバレーボールできないので、まあ勝てないですよね。普段練習は一生懸命やっているんですけど、一生懸命さをはき違えるとこういうようになりますね。
―具体的な敗因は
単純にうちのミスというか、自滅ですね。それ以外に何もないと思います。
―今季2敗で入れ替え戦が遠のいてしまいましたが
逆に言えば、1年生4人も出て2敗で終わっているということも良いと考えるのか、チームの完成度としたら低調なところなので、ある程度そこは50%、60%になって試合に臨まないと結果的にはこうなりますんで、相手というよりも基本的には自分らで自滅したって多分周りのみんなもそう思っていると思うし、トスがどうだとかを言う次元の問題ではないと思います。
―明日に向けて
まだ残り2戦あるので、しっかりと勝てるようにやるしかないと思っています。
進藤涼 主将
―今日の試合を振り返って
あれだけ1年生が崩れたらどうしようもできなかったかなという感じです。
―1セット目を落とした要因は
あれだけスパイクミスしていれば、勝てないですね。相手どうこうではなくて、やっぱり結局ミスなので。
―2セット目も序盤リードしていながら逆転されましたが
そこもミスですね。全部同じですね。4セット目もそう。(スコアが)離れていたんですけど、ミスミスミスミスで追いつかれて、負けたみたいな。毎回言ってるんですけど、相手がどうこうとかじゃなくて、自分たちのこっち(気持ち)の問題かなと思います。
―反対に、3セット目を取れた要因は
3セットはミスしなくなったっていう。ハマったっていうか、いいのが続いたんで、良くなったんですけど。それがずっと続いていたら良かったんですけど、4セット目の途中で1本止められてから、シャットシャットっていう感じで、また最初の負の連鎖で。しょうがないかなって思います。
―残り2試合となりましたが
勝つだけなんで。自分は自分のできることをやって、頑張りたいかなと思います。
藏田大輝
―今日の試合を振り返って
今日の試合はこの間青学に負けて、もう負けられない状況だったんですけど、それで負けてしまったのでいい結果ではないです。
―具体的な敗因は
立ち上がりがすごく悪くて、終盤の3、4セット目にはあがってきたんですけど、本当に後がなくなってから調子が良くなるのは手遅れで、最後の点を取るところで点を取りきれなくてそこで負けたんだと思います。
―チームの流れが悪くなった時に藏田選手の強気のプレーが目立ったように思います
チームが下がっているときにビビっててもしょうがないので、攻めの気持ちで思い切ってやりました。
―相手の印象は
スパイクが特に強いってわけでもなくて、ブロックから抜けてきたボールを拾えなかったりとか相手がどうこうではなく単純に自分たちのミスで負けたかなという感じです。
―前回の試合から2週間空きましたが主に取り組んできたことは
とりあえず立ち上がりが悪いのとブロックが良くないので…自分が特に悪かったので、チーム練習でもブロック連絡やレシーブ練習をしていました。
―立ち上がりの悪さは前々から課題とされていましたが主な原因は
体のアップもそうなんですけど、気持ちの面で入りきれてなくて、試合をやっていくうちに気持ちが入っていくって感じで。それが原因だと思います。キャプテンとか引っ張ってくれていってるんですけど、自分たち1年が気持ちの面で入りきれてなかったりしますね。
―明日の慶大戦に向けて
本当に後がなくなっているので、最初から全力で勝ちにこだわらなければいけないので、あと2戦勝ち続けたいと思います。
フォトギャラリー
- 今季2敗目となってしまった(写真:竹田)
- 試合に臨む選手たち
- ピンチサーバーとして出場した三木
- 今季活躍を見せる藏田
- 上級生として1年生を引っ張る榎本
- 主将としてプレーでも精神面でも支える進藤
- 伊元のスパイクの威力は健在
- 気持ちを切り替え、残り2勝なるか