【アメフト】秋季リーグ戦 対日体大 終盤苦戦を強いられるものの見事勝利!4連勝!!
2016秋季リーグ戦 対日体大
2016年10月16日(日)
富士通スタジアム川崎
秋季リーグ戦第4節。相手は前月に昨年王者・早大と互角の戦いを繰り広げ同点に持ち込んだ日体大。苦戦を強いられながらも接戦を見事制し4連勝を飾った。
試合結果
トータル試合結果
20 | 7 | 1Q | 7 | 14 |
---|---|---|---|---|
3 | 2Q | 0 | ||
10 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 0 | 4Q | 7 | 日本体育大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
1 | 10:26 | WR | 阿部康成 | TD | ◯ |
2 | 8:10 | K | 木村圭介 | FG | ー |
3 | 1:56 | WR | 高津佐隼矢 | TD | ◯ |
3 | 8:23 | K | 三宅俊介 | FG | ー |
戦評
日体大からの攻撃から始まった1Q。
開始早々日体大に48ydsのラン、16ydsのパスを通していかれ3:12にTDを決められる。法大も負けじと少しづつ進めていくも、相手DFに阻まれ自陣内に留まりパントに追いやられる。続く攻撃のターンでは約10ydsずつの進軍28.38.49、敵陣へと攻め上げていき、WR山田一輝(法4)がランで33ydsまで進むと残りのヤードをWR阿部康成(文3)の快足で走り切りエンドゾーンへ到達。同点へ追いつく。
タックルで相手を制圧するDB#42山西
2Qに入ると再び日体大の攻撃から始まったものの、スタート直後DB横井謙介(営2)がインターセプトを成功。攻撃権を得て流れを手繰り寄せるが、得点には至らず。だが相手の攻撃もDB山西樹(社3)のタックルなどで攻撃権を放棄する。パントリターンで敵陣43ydsまで進軍した法大は堅実にゲインを積み重ねていく。エンドゾーンまではボールを持ち運ぶことはできなかったが、K木村圭介(経2)がFGを決め10—7と点差を広げていく。
RB#28今井のロングラン
後半に入るとRB今井憲史朗(法4)がキックオフリターンで敵陣36ydsまで侵入する。続いてWR奥津良介(文4)が36ydsから20yds、RB鎌田洋輔(社4)が20ydsから11ydsまで進行すると最後は高津佐隼矢(キャ2)がTD。日体大は点差を縮めるために攻撃を仕掛けるも法大DFを前に前進できない。法大OFはリズミカルに歩を進めていく。敵陣奥深くまで侵入し、WR高津佐のパスキャッチで1st downを更新。TDまであと少しだったがオフェンスのホールディングで10ydsの罰退。TDは叶わなかったが34ydsからのFGをK三宅俊介(キャ2)が見事成功。20—7となる。
4Qでは日体大のペースとなる。残り時間4分、自陣35ydsから日体大は3回のロングパスを投じるも法大DFが活躍し、繋がらない。4th downとなるも相手は一縷の望みを手にするべくギャンブルを選択。願いは通じエンドゾーン4yds手前まで進軍されるとTDを許す。20—14。残り40秒で2度の攻撃権が入れ替わる危ない場面があったものの、見事日体大に勝利した。
今節の日体大にも勝利を収め4連勝中の法大トマホークス。「次の3試合が山場」と安田監督いうように日大、早大、慶大が待ち構えている。4年ぶりの甲子園ボウル。その次のRice bowlを勝ち取るためにまずは次節の日大戦。彼らの実力を証明する真の戦いはこれからだ。(和多慎之介)
監督・選手コメント
安田秀一監督
ー今日の試合を振り返って
日体大も強かったから良い試合を行うことができました。意外と苦戦してしまったけど、元々ゲームプランをそのように組み立てていたので、想定の範囲内かなと思います。最後はちょっと冷や汗をかいてしまいましたけど。
ー20-14の得点についても想定内でしたか
点数はもう少し取れると思ったんだけど、相手も強かったので、そこまで加算できませんでした。ただディフェンスは課題にしていたことが達成できたので良かったです。オフェンスは課題にしていたことが紙一重であんまりできていなかったので、修正するという意味では良いゲームでした。キッキングゲームも良かったかなと思います。
ーオフェンスとディフェンスの課題は具体的にどのような点が挙げられますか
ディフェンスは先週から役割をきちっと果たそうということを話してきました。みんながタックルにいこうといていたので、役割を果たして誰かがタックルをする。そんなディフェンスを目標にしようと活動してきました。この形を作るのが意外と難しくてですね。関東のディフェンスだとみんなが一斉に向かっていく形が多いけど、社会人では絶対にありません。みんながリアクションしないで、それぞれの責任をしっかり果たすというのを頭に入れて、今日の試合の中盤にはできるようになってきていたので、とても良かったかなと思います。
オフェンスは逆でした。みんな向かってくるディフェンスがくるということが分かっていて、その裏を突くような事をしておけば楽にできたと思うんですけど、あえて正面から行って苦戦しましたね。もうちょっとできたかなと思います。
ー本日4連勝されたことについて
次の3試合が山なので、その準備ができたのかなとホッとしています。
ー日大が中大に敗れたことについては
みんな強かったので、あり得ることなのかなと思います。人を見てやらないようにしています。自分たちがよくなることを常に考えています。
ー今後の日大、早大、慶大の印象は
全部同じ感じですね。Rice Bowlで社会人に勝つことを目標にしています。そこを目標にすることで、3大学に勝つことができると信じています。
ー次節に向けての抱負をお願いします
これまでの4試合で蓄積してきたものを一気に出していきたいと思います。あと6試合、全力で行きますよ!
阿部康成
—今日の試合を振り返って
思った以上に厳しい展開だったので、終始ヒヤヒヤしていました。
ー先制点となるTDを決めましたが
ブロッキングも完璧だったので、あとは走るだけでした。
—これまでの試合とは異なり点差が開かない展開になりましたが、意識の違いはありましたか
特に意識はしていませんでした。自分たちのやるべきことをやるだけなので。
ー今日の試合での反省点はありましたか
やはり先制点を許してしまったことと、後半に得点出来なかったことです。なので、後半の入りをしっかりすることを意識していきたいです。
—下級生のWRが出場する機会が増えていますが、期待することはありますか
日々、彼らから良い刺激を受けていて、自分のプレーもしっかりしたいと思っています。
—次戦の日大戦に向けて抱負をお願いします
絶対勝ちます。
高津佐隼矢
ー今日の試合を振り返って
自分たちのプレーができたって感じですね。
ー自身のよかったプレーは
全然まだ動けてないので、次の日大戦に向けて、合わせていきます。
ーTDを決められましたが
そうですね。チームのボールなので、ボールをエンドゾーンに持って行くだけですね。
ー現在、4連勝中ですが、チームの雰囲気は
いいですね(笑)
ー次の試合は強敵である日大ですが
外国人選手もいるので、自分たちのフットボールで勝つしかないって感じですね。
ー次の試合に向けて
自分たちのフットボールをやれば、勝てると思うので、自分たちの法政フットボールを貫きます。
三宅俊介
ー今日の試合を振り返って
前回の試合までキックのミスがありました。今回はけっこう長い距離だったんですけど確実に決めれました。接戦になるほどチームにとってこのキック1本が重要になるので、そこをしっかり決めれたのが良かったです。
ー自身のプレーで良かったことはありますか
常にいつも通りのことを心掛けてやることがスペシャリストに一番大事だと思っています。ルーティーンとして自分で蹴る前の動作を練習からも一緒にしようと思っていて、そこで統一して蹴れて安定してきたかなと思います。
ー34ヤードのFGを決めた気持ちはどうでしたか
しっかりキックが決められて、チームにちょっとでも感謝の気持ちというか恩返しが出来たと思うので嬉しかったです。
ー現在4連勝ですが、チームの雰囲気はどうですか
チームの雰囲気は、日大が前回の試合でコケて、ここで気を抜かずにしっかり勝てたので、このまま勝ち癖というか日大はもう一敗して後がないと思うので、日大に向けて一つになってやっていっています。
ー次節は強敵日大戦ですが、意気込みをお願いします
次節はやっぱりもっと接戦で苦しい試合になるんで、自分のキックで勝利に導くためにそれまでの準備に全てを捧げてやっていこうと思います。
フォトギャラリー
- 進軍を止めるDL#9吉田郁
- 試合開始前の挨拶
- パスを投じるQB#4鈴木
- 課題を克服したDF陣
- RB#3鎌田の駆け抜けるラン
- ボールを死守する
- サインをチェックするDL
- 相手を食い止める