【ラグビー】第30回ラグビー祭 専大との新入生試合も行われる
2017年4月2日(日)
法政大学多摩グラウンド
4月になり、桜の木もほんのり色づくこの季節がやってきた。今年も法政大学多摩グラウンドにて、ラグビー祭が開催された。記念すべき30回目を迎えるこの祭典は、ラグビー部、OB会の運営によって盛大に行われた。
前座として八王子、世田谷のラグビースクール、また付属校である法政二中・高の試合も行われ、午後からはメインイベントとも言える新入生紹介、そのほかOB戦、そして最後に専修大学との新入生試合が行われた。締めは部歌・校歌の斉唱。会場が一体になった瞬間であった。
新入生紹介
法大ラグビー部に新たに総勢22名の新入部員が加わり、大勢の観客を前に、全員の紹介が行われた。「体をつくる」「チームに貢献する」などと、一人一人、これから始まる大学ラグビーへの抱負を口にした。
この日、グラウンドに駆けつけた法大ラグビーファン、そしてOBの方々からの激励を受けた新入生。法大ラグビー部員としての自覚がより一層芽生えたことに違いない。
高校日本代表でのアイルランド遠征から帰国した3名も顔を見せた。即戦力として期待のかかる新入部員だ。
タフな体で東福岡高校を優勝へ導いたFL吉永純也(東福岡)
高校では主将としてチームを引っ張ってきたSH新井駿(深谷)
激しいタックルと縦突破で花園をも沸かせたCTB根塚洸雅(東海大仰星)
OB vs 房惑クラブ
恒例行事となったOB戦も行われた。今年の相手は房惑クラブ。両チーム体を張ったプレーで、グラウンド内だけでなく、グラウンド外までも大いに盛り上がりを見せた。
現役選手さながらのランニングを見せる
懐かしの橙青ジャージーに袖を通した法大ラグビー部OB。その姿は常に全力。笑顔。見る者を楽しませ、現役選手にとっても勇気付けるものとなったに違いない。
懐かしの法政ジャージーに袖を通し、最後に満面の笑みでの集合写真
法政大学対専修大学
練習試合結果
27 |
5 |
前半 | 12 | 12 専修大学 |
---|---|---|---|---|
22 | 後半 |
0 |
※練習試合のため結果のみを掲載します
ラグビー祭でのメインイベントとも呼べる新入生対抗試合。今年の相手は専大となった。
アイルランド遠征から帰国直後の高校日本代表勢3人を欠く中、早速1年生がずらりとスタメンに名を連ねた法大。序盤から細かくパスをつなげ、前へとゲインしていく。しかし、専大の人数をかけるディフェンスからボールを奪われると、先制トライを許してしまう。LO安達武志のトライで反撃するも、相手のパワーに押されもう1トライ奪われ、前半は5-12で折り返した。
安達のトライに喜びを見せる
どうにか追い上げたい法大。後半から2年生がフィールドに入ると、髙橋恭平(経2)や井上拓(社2)を中心に積極的なプレーを展開。見事4トライを重ね逆転。相手の反撃もしっかりと抑え、27-12で勝利を挙げた。
2年生たちの活躍の目立つ試合になったが、その中でもNo.8橋本陸のタックルやCTBジョーンズ杏人竜の素早いゲイン、また後半からSHに入った守安真成の繰り出すパスは目を見張るものがあった。先輩らの中にいるとまだまだ小柄な新入生たちであるが、これからの鍛錬で他大の選手たちにも負けない体を作っていくことで、法大ラグビーの中心となり、公式戦で活躍する日もそう遠くはない。(飯田翼)
CTBジョーンズ杏人竜は積極的なプレーで存在感を発揮
No.8橋本陸は強いフィジカルで相手を翻弄した
今回、試合とはまた違った雰囲気に包まれた会場。そこには多くの方々に愛される、法大ラグビー部の姿があった。ファンやOBの期待も背負い、まずは春季大会で結果を残し、リーグ戦へと勢い付けてもらいたい。
フォトギャラリー
- 最後は関係者で大きな円をつくり、校歌と部歌の斉唱で締めくくった
- この日、新幹部紹介も行われた
- OB対房惑クラブの試合後に記念撮影
- 先輩方の花道を通ってグラウンドへ
- 先輩の貫禄を見せたFB井上
- パスを受けたWTB西川知輝がトライ
- 新入生試合に盛り上がる先輩たち
- 出店もあり、参加者を楽しませてくれた