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【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 対早大展望 開幕ダッシュへ エース小島攻略なるか

硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 対早大展望 開幕ダッシュへ エース小島攻略なるか

東京六大学野球春季リーグ戦
2017年4月8日(土) ~
神宮球場

いよいよ六大学野球が開幕。9季ぶりの優勝を目指す法大は早大と対戦する。早大には昨季最優秀防御率に輝いたエース小島など強力な投手陣が控え、打線も主将の佐藤晋など粘り強い打者が揃う。開幕ダッシュへ向け、リーグ戦最多優勝数を誇る早稲田に挑む。

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小島は今年エースとして真価が問われる1年となる

展望

 

昨季5位に終わり名門復活が急がれる法大は今季初戦、昨季3位の早大と対戦する。幸先の良いスタートダッシュを切り、9季ぶりのV奪還に向けて勝ち点をものにしたいところだ。

安定した投手陣を誇る早大。先発に君臨するのは絶対的エースの小島和哉だ。昨季は2年生ながら防御率1.60を記録し最優秀防御率のタイトルを獲得した。法大戦には2試合に登板。先発で登板した3回戦では6回1/3を2失点で抑え、強力法大打線を封じた。ただ、本人は四球を多く出してしまうことに課題を感じ、今季は以前よりもストライク先行の投球にすることに注意して投げたいと話す。さらに先発のもう一枚の看板として、4年生投手の柳澤一輝が控える。速球派リリーフ投手として最速150㎞/hを計測する力強い投球と織り交ぜられる変化球が魅力。高橋広監督にも今季は絶大な信頼を寄せられ、法大の前に立ちはだかるのは必至である。また、好投手・大竹耕太郎は左腕から投げ下ろす持ち前の制球を武器に再起を誓う。 打者陣は中軸を担っていた石井一成(日本ハム)、木田大貴(明治安田生命)が卒業。4番として2年の加藤雅樹が出場し、若い力が主体となって試合に臨むと予想される。八木健太郎が今季も不動の1番打者として切り込み隊長としてチームを引っ張る。捕手は昨季正捕手として活躍した小藤翼に加え岸本朋也が務め、層の厚さが感じられる。新主将に就任した一塁手の佐藤晋甫は打撃センスに加えチームメイトからの信頼も厚く、チームのまとまりを作るには適材だ。

 開幕カードの勝ち点奪取を実現させる最低条件は、もちろん早大の投打レベルを超えることだ。その中でも法大の課題となるのがリリーフ投手陣の再興である。先発陣が作った「勝てる試合」を落としてしまうというケースが何試合も見られた。今季は、技ありの投球で強打者を圧巻する貴重な左腕投手の新井悠太朗(営2)、新1年生ながらオープン戦で力強い投球を見せた柏野智也(営1)がリリーフ投手の低迷を打開できるかに期待だ。それに伴って正捕手候補の鎌倉航(法3)のリードにも注目したい。一方の打線は盤石の上位打線に注目したい。小林満平(法3)と大西千洋(営3)の1,2番コンビが固定され、足を使い中軸の打者へと良い流れを作っていくことが重要だ。法大の4番に座る中山翔太(人3)は昨季早大戦で2本塁打を記録。記録を見るだけではカモとしているだけに、彼の前に走者を置いておきたいところだ。

優勝回数44回を誇る法大に対し、早大は1位の45回。伝統ある両校はこれまで幾度となく激戦を繰り広げてきた。覇権奪還を目指し、開幕から良いスタートダッシュを切って歓喜の瞬間を待ちたい。(岡崎祐平)

ネクストブレイク

 舩曳海 (打撃を強化して迎える2年目 悲願のスタメン奪取へ)

満開の桜の下行われる春季リーグ戦のブレイクを期待して選手を取り上げるこのコーナー。第1回は俊足が持ち味の舩曳海だ。昨春は規定打率未満だが、打率.429と大暴れした舩曳海(キャ2)は昨季、すべて代打か守備固めによる出場のみに終わった。無安打に終わる悔しいシーズンだった。その鬱憤を晴らすかのように昨季の新人戦では打率.500、1本塁打、5打点の大活躍。オープン戦ではスタメンの出場も多く、開幕スタメンが予想される。
「今は自分の思い通りのスイングが出来てます」舩曳は力強く語った。1年次は高校球児より力強い大学投手の速球に苦戦した。昨季リーグ戦終了後は主に打撃練習に精を出した。全体練習終了後に個人で素振りに勤しんだ。塁に出れば投手が嫌がる足を持ってるだけに、打撃が鍵を握ることは明確だ。舩曳の打撃結果が「サクラ咲く」となれば、切れ目のない打線が出来上がるだろう。(藤原陸人)

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早大監督、選手インタビュー @安部寮(西東京市) 3月24日取材

高橋広 監督

ー現在のチーム状態は
大竹と三倉がけがで出遅れていてリーグ戦に間に合うかが心配ですね。

ーオープン戦で目立っている選手は
 キャプテンの佐藤晋輔、ライトの八木、サードの織原(葵)が順調に調整できているところですね。

ーオープン戦で一番意識している点は
 レギュラーが確定してないので、いろんな人にチャンス与えて競争心理を煽って、固定は目指してるところにです。まだ今はさっき言った3人が固定した段階ですね。

ー去年を振り返って  
春が5位で、秋も3位ですからね。非常に一昨年に比べて成績が悪かったです。ぜひチーム力を上げたいなと思って春のキャンプから取り組んできました。

ー去年は小藤選手が正捕手に定着しました
 そういう予定だったんですけど、12月に骨折しまして1ヶ月ぐらい練習が出来ない状態だったので、出遅れていて新3年生の岸本がメインでマスクを被ってます。

ー佐藤晋選手を主将に指名した理由は
非常に真面目ですし、同級生の信頼が高い。そういう点を重視してキャプテンに指名しました。

ー佐藤晋選手はどういうタイプの主将でしょうか
そんなにガンガン言うタイプではないので、率先してやるタイプですね。

ー今年のチームの特徴は
スター選手はいませんけど、みんな一生懸命やって真面目に取り組む姿勢もいいですし、積極的ですからまとまりもいいような気がしますね。

ー今年の期待の新戦力は
さっき言った岸本もけがの功名でレギュラー取りそうなのと、新2年生の檜村(篤史)が攻撃力なないけど、守りが非常に安定しているので、そこの辺りが出てきたのかなと思います。

ー今年エースとして期待される小島投手について
 順調に彼は来てますね。後は去年抑えに回ってた柳澤が非常に安定してきて実戦でもいい成績残してますのでこの2人を中心に回転していくと思いますね。

ー小島投手の起用について去年までは大事に扱っていた印象を受けますが
去年は3枚いましたからね。竹内(諒,現ホンダ鈴鹿)もいましたから。そういうことも考えて先発してました。

ーでは今年は小島投手の1カード2試合先発も考えてますか
その予定ですね。その体力もついてきたと思います。

ー昨年、小島投手はタイトルを獲得しましたが今年成長している点は
 やっぱり上級生になってきて、自覚も出来てきてるし第1戦、3戦投げる意識が非常に高いので精神的に成長してると思いますね。

ー今年はどういった攻撃をみせていきたいですか  
長打力がないので、繋いでいく打線ですね。右左のバランスも例年よりはとれてるので、繋ぐ打線になっていくと思います。

ー打線のキーマンは
 4番に予定している加藤がどれぐらい成績残してくれるかがポイントになってきますね。

ー法大の印象は  
選手層が厚いので、攻撃力もありますし、好素材が揃っているので。早稲田の投手陣が抑えてくれればいいですけどね。点も取られることも考えられるので、接戦になっても粘り勝てるような試合にしたいなと思います。

ー警戒している選手は
中山くんですかね。長打もありますし、パワフルなバッティングもするので彼が去年から自信持ってきてるので進化してくると思いますね。

ー青木久典監督は「開幕戦が大事」とおっしゃってましたが
それはこちらも一緒ですね。開幕戦で滑ると、非常に厳しいですからね。お互い様だと思いますね。

ー最後に意気込みをお願いします
 いきなり、対法政でお互いにねしんどいカードになりますけど、早稲田としてはそれを乗りきって波に乗って優勝目指したいと思います。

(取材:渡辺拓海)

高橋広(たかはし・ひろし)
教育学部卒 1955年2月4日生まれ
愛媛県出身・西条
昭和52年に早稲田大学を卒業、教師として鳴門市立鳴門工業高校(のちの鳴門渦潮高校)に赴任し、野球部コーチを担当、1980年から監督に就任し2014年まで務めた。2015年1月1日より、早稲田大学野球部第19代監督に就任。

佐藤晋甫 主将

 ー昨季を振り返ってチーム、個人で印象に残っていることは
個人的なことではチャンスでしっかり打てて点を挙げることでチームに貢献できたことはすごい良かったなと思っていて、ただその中でも単打が多かったので、そういった面では長打を打ってしっかりチャンスを広げられたら良かったかなと思っています。チームとしては勝ちきれない試合が昨季は多かったなという印象が残っていて、終盤一気に点を取られた試合が多かったので、我慢しきれなかった試合が多かったなと感じています。

ー課題に感じていた点はありますか
課題に感じた点は速球に振り負けないことですかね。やっぱり球が速い投手が多かったので、速球に刺されたり仕留めきれなかったりっていうことが多かったので、そういったところは課題に感じました。

ーこれまでご自身の調子はいかがですか
3月上旬に台湾に遠征に行ってそこは自分の形でボールを待てて自分のスイングができてましたけど、沖縄に行って調子が下降気味だったのでこれから上げていければ良いと思っています。

ー今、ご自身が重視して行ってる練習はありますか
昨季からずっと取り組んでいるんですけど、インサイドアウトを意識して逆方向に強い打球を打つということを練習しています。

ー開幕までに調整していきたいことは
インコースを攻められたら開きがちなので、それも簡単に開くのではなくて、内から内からセンターを意識して変化球にも対応できるようにやっていこうかなと思っています。

ー新体制になりましたがチームの雰囲気はいかがですか
オープン戦を戦って社会人相手とかにも試合を多くやらせていただきましたけどなかなか勝ちきれないという部分があるので、そういった面は昨シーズンと同じでしっかり終盤にどうやって1点を取るか、どうやって点をやらずにゼロで抑えられるかってことをもっとチーム全体で考えてやっていけたら良いなと思います。

ー今季から主将に就任されましたが、どんな風にチームを支えたいですか
練習の面で、練習中はしっかり周りを見て当たり前のことをキャプテンの僕が当たり前にやって、厳しく指摘できるようにっていうことはしっかり意識していくのが役割なんじゃないかなと思います。

ー監督などから主将としての心得は教わりましたか
とにかく頑張れとは言われて、がむしゃらにお前らしくやれば大丈夫だからっていうことは言われました。

ーご自身の普段のリラックス法などはありますか
音楽を聞いてゴロゴロしたり、漫画を読んだりしています。

ーご自身のアピールポイントをあげてください
打撃の力強さだったりチャンスに強いとかそういった部分ですかね。

ー目標としている野球選手はいますか
バッティングで参考にしたいなという選手はソフトバンクの内川聖一選手です。綺麗に逆方向に打つので勉強になります。

ー法大の印象を教えてください
投手陣はレベルが高いなというのは感じています。菅野(秀哉,キャ3)、熊谷(拓也,キャ4)だったり左でも森田(駿哉,営3)とかがいて150㌔くらい投げる速球派で力がある投手陣がたくさんいるという印象があります。打者はしっかり振ってくるので、長打もありますし、長打だけじゃなくてバッティングの上手さとか対応力とかあると思うので、守っててすごく緊張感があります。

ー早大野球部の良いところはどこですか
最後まで諦めない姿勢というかみんなで一体になっていけるという部分が良いところかなと思います。ユニークというか面白いやつが多いので、それはすごく良いところです。

ー今年の新入生を見てどんな印象がありましたか
全員揃ったのは昨日で、それ以前にスポーツ推薦の人たちは来ていたんですけど、早川(隆久)とか第一線で投げられる選手なので、力がある選手が多いと思います。自分は打者陣には逆方向を意識してインコースに来たら反応でしっかりしばけということをチームでも徹底しているので、そういったことを教えたいです。

ー今季のご自身とチームの目標と個人的な目標は
個人的には打点をしっかりあげて首位打者を狙えるくらいの成績を残して、チームとしては当然六大学リーグ戦で優勝して日本一を目指していきたいです。

ー4年生としてラストの年となりますがどのように締めくくりたいですか
2年生の時にベンチ入りしてて日本一を経験したので、その時は4年生の力がすごく強くて、僕の代は何人かいましたけど何もしない状況だったので、4年生の最後の代で優勝をして日本一になるというのは誇れることだと思うので、あの代を見習ってというか目指して優勝したいなと思います。

(取材:岡崎祐平)

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 佐藤晋甫(さとう・しんすけ)
教育学部4年1995年6月9日生まれ
広島県出身・瀬戸内
174㎝85㎏ 右投右打
2年秋にリーグ戦デビュー。シュアなバッティングが魅力で、長打も打てる一塁手として頭角を現す。昨季は11本の安打放ち、打率.367を記録した。今季からは主将の背番号「10」を背負い、早大野球部を最前線で引っ張っていく。

 大竹耕太郎 投手

ー昨季を振り返って
1,2年と投げてきて、3年目だったんですけど、なかなか思うようにいかない1年間でしたね。

ー法大の印象は
いい選手が多くて、総合力が高いというか、全部の面でレベルが高いなという印象です。

ー特に警戒している打者は
やっぱり1個下の学年の選手ですね。小林くんとか、大西(千洋)くんとか、中山くんとかです。

ー台湾遠征でやってきたことは
大体試合しかしていないですね。親善試合と交流会を日々繰り返してました。なのでほとんど練習はしていないです。

ーピッチングで心がけていることは
自分は特別球が速いわけではないので、緩急であったり、クイックを使ったりして、タイミングを外すことと、あとはしっかり打者の特徴をあらかじめ把握しておいて、「ここに投げたらこういうバッティングをしてくるな」というイメージをある程度はしておいて、試合に入ってますね。ラインで相手のチームのバッティングとかが送られてくるので、それを授業前などに何となく眺めてイメージをしたりしますね。

ーやはり先発として出場したい気持ちが強いですか
自分の良さは先発じゃないと出ないなと思っていて。9回のピンチで出てきて三振をバンバン取れるようなタイプではなくて。9回を投げていく中で調整していくようなタイプなので、やっぱり先発として投げたいという気持ちは強いですね。

ープロへの意識は
もちろん意識はします。小さい頃からの夢なので、叶えたいなという気持ちはありますけど、正直現状のピッチングじゃなかなか通用するとは思えないので、これからもっとレベルアップしていかないといけないなと思います。

ー今シーズンの目標ラストイヤーへの思いは
2年の時に優勝を2回経験したのですが、その時はもちろん嬉しかったですけど、やはり自分が4年生の時に優勝したいなという気持ちが強く、その時も思ったので、最終学年として優勝したい気持ちが強いのと、そのために1番上の力というのは大事になってくるので、バッターもピッチャーも、大事なところで打ったり、大事なところで抑えるのも4年生でありたいなという気持ちがあるので、自分も頑張らないといけないなと思います。

(取材:山口有沙)

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大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)
スポーツ科学部4年 1995年6月29日生まれ
熊本県出身・済々黌
182cm72kg 左投左打
抜群の制球力を誇る技巧派左腕。2年春に最優秀防御率を獲得するなど、一昨年の3冠に貢献するも、昨年は春秋通じてわずか1勝に終わり、エースの座を小島に譲った。再起を期す今季は調整不足で出遅れており、早期復帰が待たれる。

八木健太郎 外野手

―昨季を振り返って
優勝出来なかったことが一番悔しいです。

―個人成績を振り返って
目標が3割でしたけど、到達できなくて、悔しい思いをしてます。

―主に1番での出場が多いですが、1番以外の打順の違いは
1番は出塁率と打率が高くて、足が速いくて、隙あれば走る選手ですね。

―1番は隙あれば走るということですが、盗塁数は昨春6個、昨季4個と多い印象です
秋季は盗塁死の数も多いので、この数は少ないと思ってます。

―1番の打順が一番好きですか
好きな打順とかはあまりないですけど、1番打者を一番経験してます。監督が決めたことに対して自分の役割を果たせればなと思います。

―昨季の法大戦では13打数8安打3打点と大活躍でした。得意意識はありますか
ないです。たまたまです。

―昨春は1打点から昨季は5打点をあげました。得点圏で強くなったと感じますか
いや、春がは1打点しかないので上がるしかないですけど(笑)。5打点でも少ないと思います。年間で6打点で少ないので今年は勝負強いバッターになりたいですね。

―昨季の印象に残った試合はやはり早慶戦ですか
いや、早慶戦よりも明治戦ですね。1勝1敗で迎えた3試合目は負けたら明治の優勝が決まるなか、全員で一丸となって逆転勝利して勝ち点を取ったのは印象に残ってますね。

―石井前主将、木田大貴、立花玲央、中澤彰太(現JFE東日本)選手等が卒業され、最上級生となりました。意識は変わりましたか
最上級生なので、周りを見るようになりましたね。多少引っ張っていくようにはなりましたね。

―法大の印象は
凄い選手がたくさん集まってるイメージで、本当に強いイメージです。

―具体的に選手をあげると
菅野(秀哉,キャ3)、熊谷(拓也,キャ4)、森田(駿哉,営3)各投手も皆良い投手だなと思います。野手も下級生から出場してる選手もいっぱいいますよね。

―それでも昨季は勝ち点を取りました。勝因は何だと思いますか
早稲田全員で勝ち取ったと思います。

―早実出身ということですが、センバツ甲子園はご覧になられますか
いや、見れないです。勝ったみたいですけどね。

―後輩の存在は刺激になりますか
そうですね。もちろん後輩の刺激になりますけど、日大三高で弟(達也)が8番センターでスタメンで出たのは刺激になりました。

―チームの目標をお願いします
リーグ戦優勝で日本一になることです!

―個人の目標をお願いします
打率3割以上、盗塁8個決めることです!

(取材:藤原陸人)

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 八木健太郎(やぎ・けんたろう)
スポーツ科学部4年 1994年6月29日生まれ
神奈川県出身・早稲田実業
176㎝77㎏ 右投右打
早大不動の1番打者。昨秋の法大との3試合の通算打率は.615と法大投手陣を打ち砕いた。早稲田打線を目覚めさせないためにも、八木には細心の注意が必要となる。

小島和哉 投手

 ―最優秀防御率もとられた昨年を振り返って
実際にとれたとは言っても、数字が1点いくつだったので(1.60)、やはり0点台でとりたいなという気持ちはすごく強かったので。それプラス、1、3戦目の土曜と月曜にしっかり投げて勝てるようなピッチャーになることが一番の目標だと思ってるので、実際それができなかったので、そこができて、防御率とれて初めて自分でも頑張れたなと思えると思うので、嬉しいというよりは、まだ少し精巧さが足りてないという感じです。

―入学されてから4シーズンの平均防御率が1.99と安定されてる印象ですが
 そうですね、0点台なら良いと思いますけどね。

―1点を越えると高いですか  
そうですね。できるだけ0に近ければ良いと思うので、まだちょっと全然高いなと思いますね。

―他大の選手と比べると防御率を低くキープしています。キープできている要因は
周りの数値も気にはなるんですが、やはり周りより自分の中で求めるものを高いレベルで求めて考えたいなというのはあります。それと、自分は1年の頃は先発する回数が少なかったので、その分リリーフとかで1イニングに全力をそそいで、抑えている部分があったのも1つだと思います。それが学年が上がってくると先発の回数も多くなってくるので、長いイニングでいかに点数をとられないかというのが今後の課題にもなると思いますし、長いイニングになるとどうしても2点3点ととられてしまうことがあるので、そこにこれからも気を付けていきたいですね。

―先日まで大学日本代表選考合宿に参加されていましたが、手応えは
一昨日試合して打たれてしまったので(苦笑)。でも、逆に今めちゃめちゃ調子良く抑えられても、シーズンに入ってから調子が落ちてきちゃうと思うので。毎回自分の課題を見つけつつ、それをしっかり克服して、リーグ戦入っていけたらなと思います。

―具体的に課題とは
自分、ファーボールとか、カウント悪くすることがすごく多いので、出来るだけまっすぐだけじゃなくて、変化球でも早めにストライクをとってカウントを良くして、そうすると三振の数も増えると思いますし、ピッチャー有利の状況で試合も進んでいくと思うので、そこは注意してやっていきたいなと思います。

―オフの間に取り組んだことは
 トレーナーが変わってから走り込みが多くなったりとか、体幹の重要性だったりとか、そういう細かいところから根本を見つめ直す良い機会になって、そこをメインにやっていました。

―トレーニングを通じて自信のついた部分は
走り方であったり、やはり走っていても軸がブレなくなってきたので。こういうのは、ピッチングでも軸がブレなくなったりとか、無駄なところに力をいれないで投げるフォームというのも見つけているので、そういう面でも長いイニングになっても疲れないような身体だったりとか、ランニングを多くすると、土曜と月曜の2戦投げられる体力もつくと思います。

―今の調子は
普通です(笑)。普通にしておきます。あんまり良いって言い過ぎると打たれたら恥ずかしいので普通で(笑)。

―早大は投手陣の層が厚いですが、そのなかで小島選手自身が担っていくと思われる役割は
1、2年までは、自分が先輩方についていく立場だったので、そういう面では何というか後ろを見ないで突き進むだけ、自分のことだけ、という考え方が多かったですけど、上級生になるにつれて後輩もできますし、そういう意味ではチームのことは考えなくてはいけないし、自分のことも考えなくてはいけないし、下級生のことも見なくてはいけないので、そういうのができてこそ、チームのエースになれるのかなと自分の中では思うので、自分のことはおろそかにしない、かつ、周りにしっかり気配りできるような先輩になることが自分の責任かなと思います。

―佐藤晋主将はどんな主将ですか  
すごく真面目で一生懸命努力する先輩なので、見てても皆でついていこうとか、あそこまでやってるから皆も一生懸命やろうとか、そういう気持ちがでてくるような背中で引っ張るキャプテンなので、すごく見本になるというかお手本になります。

―早稲田の捕手は昨季は小藤選手が中心でしたが今年は変化はありますか
 そうですね。自分の同期のキャッチャーに岸本というやつがいますけど、岸本がでてきたというか、沖縄遠征でも結構スタメンで出る機会が増えて、自分もバッテリーを組むことが多くなってきています。でも、どのキャッチャーになっても、自分の投げたいボールだったり意思をしっかり伝えられるように普段から色々会話したり、そういうのはして、誰でも大丈夫なようにはしています。

―今年の法大の印象は
自分の代というか、去年から比べてあまり抜けてないというか、そのままそっくり残っているイメージがあって、大西(千洋)だったり、中山だったり(小林)満平とか含めて、バッティングがすごく良いチームだと思うので、そこを抑えられてこそ、というかそこを抑えないと勝ちが見えてこないと思うのでしっかりデータも見て、しっかり抑えられたらなと思います。

―その中でも特に警戒する選手は
 ユニバーシアードでも同じだったので小林とか。やはり長打も打てるし、かといって、小さい単発なヒットとか、嫌らしいバッティングなどもすごくできるので、そこはすごく注意しなければならないかなと思います。

―今年の目標は
とりあえず、開幕戦で法政に勝って白星ですけど、自分の結果ですけど、防御率とか自分の記録にもこだわっていきたいなと。自分の結果が良くなると自然とチームの勝ちにも繋がると思うので、そこに重点を置いてやっていきたいなと思います。

―今季の目標は
 優勝することが目標ですけど、一戦一戦、自分が投げても投げてなくてもチームの勝利に貢献できるように精一杯やっていきたいと思います。

―最後に法政のファンの皆さまに一言お願いします
 お互い100%の力を出し切って、良い勝負ができたら良いと思っています。ですが、自分も勝てるように頑張りたいと思います。

(取材:中西陽香)

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小島和哉(おじま・かずや)
スポーツ科学部3年1996年7月7日生まれ
埼玉県出身・浦和学院
175㎝76㎏  左投左打
 浦和学院時代からエースとして活躍し甲子園に出場。早大に入学して2年、すでに11勝を挙げており名実ともに早稲田のエースとなった。また、昨季は最優秀防御率を獲得するなど、六大学の選手の中でも抜群の安定感を誇る。今季はストライクを取りにいく変化球などで試合を有利に進め昨季以上にチームに勢いをもたらしたいところだ。

予想オーダー (成績は昨季)

 
早大

打順 位置 選手(学年=出身校)
  1  (9) 八木(4=早稲田実) .276  0   5 
  2  (4) 宇都口(4=滝川) .235  0   2 
  3  (3) 佐藤晋(4=瀬戸内) .367  0   9 
  4  (7) 加藤(2=早稲田実) .000  0   0
  5  (5) 織原(3=桐朋) .000  0   0
  6  (2) 岸本(3=関大北陽) .167  0   1 
  7  (8) 戸谷(4=早稲田実) .000  0   0 
  8  (6) 檜村(2=木更津総合) .000  0   0 
  9  (1) 小島(3=浦和学院) .182  0   0 

 

法大

打順 位置 選手(学年=出身校)   率
  1  (4)  小林(3=中京大中京) .275  0   2 
  2  (9) 大西千(3=阪南大) .237  0   5 
  3  (5) 川口(3=横浜) .136  0   1 
  4  (3) 中山(3=履正社) .263  3   11 
  5  (7) 毛利(2=愛工大名電) .313  3  10 
  6  (8) 舩曳(2=天理) .000  0   0 
  7  (6) 相馬(2=健大高崎) .233  0   3 
  8  (2) 鎌倉(3=日本文理) .000  0   0 
  9  (1) 熊谷(4=平塚学園) .111  0   3 

 

主な投手陣

東大

選手(学年=出身校)    回   防
小島(3=浦和学院) 8  3  1  39 1/3  19 1.60
柳澤(4=広陵)  0   1  13 2/3  12  1.32 
二山(4=早稲田実) 2  1  1   8 2/3   4 1.04 
北濱(4=金沢桜丘) 5  0   0  11   4.91
黒岩(4=早稲田佐賀) 4  0  0   2 2/3   1 3.38
大竹(4=済々黌) 3  0   1  6 2/3   3 10.80 

 

法大

選手(学年=出身校)    回   防
熊谷(4=平塚学園) 8  1  30   22  5.40 
菅野(3=小高工) 8  2  44 1/3  37 5.68 
内沢(2=八戸工大一) 1 0  11 2/3 12 3.09
河野(3=法政二) 3 0 0 4 5 2.25 
新井悠(2=折尾愛真) 3  0   2 2/3   2 3.38
長谷川(4=聖望学園)  0   2    1  13.50 

  

 

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