【バレー】 春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 対立正大 昨季最下位チーム相手に苦戦も白星を重ねる!
春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦
2017年4月23日(日)
国武大3号館体育館
今季リーグ戦も折り返しの6試合目。法大の今節の相手は昨季最下位に沈み入れ替え戦で3部降格を免れた立正大。3試合連続でストレート勝ちしている法大は1セットも譲りたくないゲームだったが、ミスが重なるなど苦戦を強いられた。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 21 | 1 立正大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 22 | ||
23 | 3セット | 25 | ||
25 | 4セット | 19 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
15 | 前田隆二(営2) | MB |
16 | 伊元幸正(営2) | WS |
14 | 竹田健太郎(文2) | WS |
6 | 森川航多(デザ工4) | MB |
19 | 西田寛基(営2) | S |
20 | 白井乾太(営2) | L |
1 | 小林慎平(営4) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
7 | 河西孔明(法3) |
22 | 大村翔哉(営1) |
18 | 藏田大輝(法2) |
26 | 竹田将也(法1) |
24 | 中田啓貴(文1) |
2 | 榎本京祐(法4) |
戦評
リーグ戦開幕5連勝と波に乗る法大。このまま優勝へ向けて弾みをつけるべく、今節の立正大戦に臨んだ。
第1セットは互いに攻め合い、1点を争う展開に。8-8の同点から相手のミスも重なって4点連続ポイントを奪い、法大がリードする。しかし、タイムアウト後に相手もじわじわと追い上げを見せる。17-15からブロックに阻まれるなど失点を重ね、再び同点。だが、相手のミスで点差を広げると最後は、西田寛基のブロックで25-21で第1セットを先取。
続く第2セットでも両者譲らずせめぎ合う。取っては取り返される展開で7-8となるが、前田隆二がスパイクを決めてから5連続ポイントで12-8。点差を広げてなお攻めるも、相手もディグで粘り、なかなかスパイクが決まらない。リズムを崩した法大は逆転を許すも、ピンチサーバーとして出場した藏田大輝の強打に相手が崩され、5連続ポイント。勢いに乗った法大は25-22で2セット目も連取した。
前日同様ストレートで決めたいところだが、第3セットも接戦に。サイドアウトの取り合いとなるも、中盤の3連続失点で追いかける展開に。相手のセットポイントから1点差まで追いつくが、攻めきれず23-25でこのセットを落とした。
迎えた第4セット。序盤はまたもシーソーゲームに。それでも榎本京祐のAクイックや伊元幸正のスパイクなどで攻め切り、25-19と点差をつけて立正大から勝利を勝ち取った。
これで開幕6連勝となった法大バレー部。今後は上位との戦いになるが、優勝、そして入れ替え戦での1部昇格に向けて突き進んでほしい。(大平佳奈)
インタビュー
濱口純一監督
―今週の2試合の総括を
先週3-0で勝ったので、今週もその流れで行けるかなと思っていたんですけど、相手がいることなので。昨日よりも今日のほうがうちのミスが多かったかなという印象ですね。
―今日は大味な試合展開となりましたが
相手のブロックのシステムを練習の中で対応してきたつもりですけど、逆に我慢できなくてうちが決めに行って失点重ねてっていう感じのゲーム展開になりましたね。
―第3セット途中で森川選手に代え榎本選手を投入した意図は
向こう(立正大)がリードブロックですので、ある程度見てからブロックを飛んでいたので、高さのある榎本を使ったという感じですね。
―会場が勝浦ということで移動が長かったと思いますが
昨日も3試合目でちょっと時間あって、大半の選手が今日宿泊したと思うので、そういう意味では移動距離は長かったですけど、準備は出来ていたと思います。
―来週の対戦相手は大東大と駒大ですが
勝敗は全勝のチームと下位チームということで分かれていますが、ここからは上位の潰し合いになると思いますので、一戦一戦。まずは大東大にきっちり勝って駒大との試合に向かいたいなと思います。
―改めて今後の意気込みを
残り試合、ゴールデンウィーク前と最後の2週、しっかり勝てるように。また今週準備して、試合に臨みたいと思います。
小林慎平主将
―試合を振り返って
先週2試合と昨日はストレートで勝てて、今日は1セットは取られたんですが、相手が相手だったから勝てたっていうのはあったと思います。ゲームに入るときのメンタルだったりゲーム運びだったり、今日みたいな戦いをしていたら上位とやったときは負けるなという感じでしたね。
―予想以上の苦戦を強いられたように思います
去年からずっと立正とは相性が悪いんですよね。去年の春もフルセットで負けそうになって、秋はストレートで勝ったんですけど全部のセットが接戦でした。なので今季も相性的に良くはないんだろうなと思っていました。向こうはすごく粘るチームなので、こっちがたたきつけて決まったと思っても向こうが拾って上げるとか。見習わなきゃいけないところもたくさんあるなというチームでしたね。
―練習ではレシーブに力を入れているとお聞きしましたが、今の段階で精度はいかがですか
まだまだ完成とかではないですし、精度としても低いですが、多少成果は出てきているんじゃないかなという気はします。
―チームとしてこの1週間はどういったことに取り組まれましたか
サーブは今年1年間徹底しているところなのでサーブをしっかりやったのと、ブロックはうちの欠点だと思うので入念にやりましたね。そこは一番力を入れたところだと思います。あとはカットからの攻撃もブロックの次くらいに取り組んでいます。
―1年生の今の状態としては
昨日は僕も含めひどかったんですけど、キャッチの相方の佐藤くんも今日はメンタル的にもいい感じに持ってこれてると思いますし、修正能力もあると思うので精神状態も安定していると思います。
―6連勝となりました
手応えとしてはまだまだですね。自分たちのバレーがまだしっかりできていないので。やっぱり相手が下位だったから勝てたところもあると思うので、もう後半戦に入りますし次の週はすごく大事だと思います。
―上位の大学と戦うにあたってチームが一番に改善すべきところは
カットからの攻撃ですね。ブロックもなんですが、ちょっとずつ成果も出てきているので引き続きやればいいと思うんですけど、カットからのコンビは絶対直さないとまずいです。他の大学は安定してますよね。うちも攻撃のバリエーションを増やして安定感を出して攻撃力を上げていきたいです。
―チームの雰囲気としては
「なんとかなるでしょ」とか「誰かがなんとかしてくれる」という雰囲気はあります。俺が俺がっていう思いは強すぎてもダメなんですけど、今はそういう選手がいないですね。自分を殺しているというか。俺が決めてやるって選手が出てきてほしいです。
―来週の試合に向けて
勝ちます!
カバーに入りジャンプトスをする小林
榎本京祐
―今日の試合を振り返って
1、2セットは主にベンチから試合を見ていたのですが、そこそこいい流れで進んでいて立ち上がりとしては悪くなかったかなと。ただ油断と言いますか、少し気の抜けた部分もあり3セット目を落としてしまって、そこは反省かなと。自分たちの気持ち次第ではストレートで勝てたなという感じですね。
―ご自身の評価としては
自分としてはムードチェンジャーの役割を自負して試合に臨みました。ムードが変われば自ずと流れも傾く競技なので、皆のパフォーマンスを最大限引き出せるよう自分なりに盛り上げられたと思います。
―第2セットは良い流れにありつつも苦戦しましたが
そうですね。相手がチャレンジャーとしてうちに挑戦してくるというのを、チームとして自覚できていませんでした。挑まれたら突っかえしてやるくらいの気持ちを持ってプレーしなければと思わされたセットだったと思います。
―今日の試合の反省点について
メンタルの部分ももちろんあるのですが、技術的な面で言えば攻撃のバリエーションに乏しかったことだと思います。今日は佐藤の調子が良くて、どうしても佐藤頼みになってしまう展開が多かったのですが、やはり相手からはマークされてしまうのでなかなか厳しい部分がありましたね。
―これからさらに厳しい戦いになることが予想されます
そうですね。これから更に上位と当たっていくことになるのですが、今日のような試合をしていては正直今厳しいなと思っています。なので、今週は個々のレベルアップもそうですがチームとしてのまとまり、メンタル面の強化を図っていきたいですね。
―次戦に向けて意気込みをお願いします
自分はまだベンチスタートという状態なので、個人としてのレベルをしっかりと上げてチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたいです。
ブロックでワンタッチをとる西田(左)と榎本
藏田大輝
―今日の試合を振り返って
今日は1セット目も2セット目もとって、いけるっていう感じの流れだったんですけど、ちょっと油断した部分が出て、3セット目を落としてしまったという感じです。
―第2セットでサービスエースを決められましたが
自分が与えられた仕事は今日は出来たかなと思います。
―試合会場が勝浦と遠かったと思いますが、コンディションは
移動疲れは今年も気にしていたんですけど、意外と去年この試合会場っていうのもあって、試合に向けてコンディションの調整は出来たと思います。
―2年目になりますが
去年よりかはある程度余裕を持って、試合に臨めるようになったと思います。他の2年生も去年よりは気持ちの面で安定感が出てきたと思います。
―ご自身の今後の課題は
まずは自分の武器になるものをしっかり持って、あとはもう少しレシーブが上手くなったら、チームの勝ちに貢献できるかなと思います。
―次の試合に向けて
駒大とか大事な試合が控えているので、今日みたいに油断するとかしていたら、負ける相手なので、1、2セット目もとって、3セット目まで最後まで、勢いに乗って勝てたらと思います。
サーブで相手のレシーブを乱し第2セットの流れを引き寄せた藏田
フォトギャラリー
- Aクイックと見せかけ伊元(右奥)にバックトスを上げる西田
- カバーに入りジャンプトスをする小林
- ブロックでワンタッチをとる西田(左)と榎本
- サーブで相手のレシーブを乱し第2セットの流れを引き寄せた藏田
- ライトからスパイクを放つ竹田
- 相手の攻撃を1枚ブロックで食い止めた森川
- 鋭いスパイクを受ける白井
- ライトからクロススパイクを打つ伊元