【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 対東海大 およそ1年ぶりとなるリーグ戦勝利!3試合負けなしで今季成績を五分に戻す!
2017年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4節 東海大
2017年4月30日(日)
日体大健志台キャンパス体育館
2戦連続で引き分けるという接戦続きのハンドボール部。混戦模様の1部リーグで白星を挙げることの難しさを思い知らされている。今試合も前半は優勢だったものの、後半点差を詰められる。だが何とか点差を守り切り、およそ1年ぶりとなる今季初勝利を飾った!
試合結果
トータル試合結果
24 法政大学 |
14 | 前半 | 10 | 20 東海大学 |
---|---|---|---|---|
10 | 後半 | 10 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 |
CB | 福本直也 | 経済3・法政二 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 |
LB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 |
PP | 斎藤航大 | 経済4・浦和学院 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 福本吉成 | 経済1・北陸 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 |
CB | 山本晃大 | スポーツ健康2・大分雄城台 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 |
RB | 服部流征 | 経済2・高岡向陵 |
LW | 田島走 | 社会3・藤代紫水 |
PP | 黛祐貴 | 経済3・富岡 |
PP | 中惣康介 | 経済2・小松 |
戦評
リーグ戦開幕から3戦にわたり、激戦を繰り広げてきた法大。第4節となる今試合で対するのは東海大である。昨秋の入れ替え戦をかけた最終戦で、わずか一点及ばず敗した因縁の相手に対し、どのような戦いを見せてくれるのか。
試合開始1分、早々に福本直也(経3)が敵陣へ切り込み、体を張ったプレーでPTを獲得。高間アミン(経4)が確実に決め、法大の先制点で幸先のいいスタートを切った。その後は山本祐輝(社2)が8分までに3得点を決めるなど活躍。6-3と有利な試合展開に。今季はディフェンス面の強化が結果に表れており、今試合においても相手に得点を許さない。深井亮太の(理3)好セーブも光り、15分には高間の速攻で9-5と4点のリードを奪う。しかし、相手の高い位置でのディフェンスに苦戦する場面もみられ、シュートチャンスをうまく活かすことができない。それでも相手の攻撃をうまく食い止め、常に3.4点のリードをキープ。29分には速攻のチャンスをミスで逸したが、一度もビハインドを負うことなく14-11で試合後半へ。
後半開始。松岡寛尚(経2)の速攻、内門竜之介(経4)がディフェンスの間を割るシュートを決め、16-11と点差は5点に。立ち上がりの良さを見せる法大であったが、前半同様にシュートを決めきれず得点を伸ばせない。45分時点では、18-15と再び3点差まで詰められ、法大側のタイムアウト。その後はなんとか3得点を重ねるも、48分からは東海大に4連続得点を許し、残り5分の時点で21-20まで詰め寄られる展開に。今までの法大であれば悪い流れを断ち切れず、接戦となっていただろう。しかし今日は違った。55分に竹野恭平(社4)が右サイドから角度十分のシュートを決めると、再び流れは法大へ。福本直、内門と続き、3連続得点。最後の相手の攻撃にも耐え、24-20で試合終了となった。
試合全体を通し、1点もリードを許さないものとなった今対戦。一時は1点差まで迫られたものの、最後の5分間で再び点差を離す粘り強さを見せた。昨季から接戦をものにできない試合展開が続いていたが、今日の勝利はその流れを打破するものとなるだろう。次戦の対戦相手は暫定1位の日大である。しかし、課題として上がっている攻撃面が改善されれば、勝てない相手ではない。初勝利の勢いそのままに、連勝を掴み取ってほしい。(飯島愛未)
選手インタビュー
内門竜之介
ー試合を終えた率直な感想は
素直に嬉しいです。今まで勝ち切れることが難しかったので、そこをしっかり勝ち切れたことが良かったです。今年のチームは流れが悪い時でもチーム全体で試合ができるのでそこをずっと伸ばしていけました。
ー昨年よりもうまくいっている要因は
去年はディフェンスをやっていなかったんですけど攻撃だけじゃなくてディフェンスから速攻できるようにディフェンスを頑張りました。
ー今日の勝因は
点も入らず守れない時間もあったんですけど、そこでコートにいる人たちだけじゃなくて周りからの声があったのでその雰囲気が良かったのかなと思います。
ー今日のキーマンは
仲村選手ですね。コートに入ってから要所で(ボールを)止めてくれたので。
ー次節に向けて
日大は3-3ディフェンスと言って高いディフェンスをしてくるんですけど、それに苦しめられているのでしっかり対応していきたいです。
竹野恭平
ー今日の試合を振り返って
今日はオフェンスがうまくいかなかったです。後半のシュートの確率の低さが目立ちました。決まる確率が高いところからのシュートでも外していて決め切れなかったです。あとは速攻の場面が少なかったです。相手の戻りが早いのもあると思うんですけど。それが辛かったですね。でもディフェンスで粘れたのでよかったです。
ー後半7分間無得点の場面で決めたのが竹野選手でしたが
プレッシャーはありました。センターの直也(福本)がいいパスをくれたので角度が広いところから落ち着いて打てたかなと思います。
ー引き分けが多かったですがこれまでの試合と今日の試合で決定的に違っていたことは
途中で出た松岡みたいに苦しい時間に点を取ってくれて、流れをつないでくれた人がいたことですね。あとは、いつも同点なので接戦に慣れていたことですね。競っている場面で焦らないで一本一本落ち着いて離していこうと思えました。接戦になる覚悟は前からできていたのでそれがよかったのかなと思います。
ー久しぶりの勝利ですがチームの雰囲気は
最高にいいと思います!
ー就職活動の影響はありますか
就活はできるだけオフの日や午前中詰めたりしています。練習にはできるだけ参加できるようにしようと思っています。竜之介(内門)も来れない時もあって、その時期に他の4年生が中心となって練習できたことはよかったと思います。
ー次節への意気込みを
快勝することは難しいと思いますが勝てる相手だとは思います。今日みたいにディフェンスで粘って粘って最後接戦に持ち込んで流れを引き寄せられれば行けると思います。勝ちます!
黛祐貴
フォトギャラリー
- 松岡は途中出場で流れを引き寄せ
た - 的確なパスを出すセンター・福本
- 毎試合安定して得点を重ねる高間
- 今季初得点は次戦に期待(黛)
- 4年生がチームを引っ張る(斎藤)
- 速攻を仕掛ける山本祐
- 竹野が後半連続得点の火蓋を切った
- チームの柱として勝利に貢献した(内門)