【バスケ】第66回関東大学バスケットボール選手権 対駒大 ここ数日の勢いはどこに・・・ 昨年の16位をこえるべく15位決定戦へ
4日目は昨年リーグ戦で惜敗した駒大との一戦。第3Q途中まではシーソーゲームを展開したものの、終盤バスケットカウントなどを許し、流れを完全に相手に奪われて敗戦。15位決定戦にまわることとなった。
試合結果
トータル試合結果
59 法政大学 |
13 | 1Q | 17 | 68 駒沢大学 |
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11 | 2Q | 13 | ||
14 | 3Q | 21 | ||
21 | 4Q | 17 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
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#14 植村哲也(文4) | 175/74 | PG | 明成 | 10 | 1 | 4 |
#6 中村太地(法2) | 190/79 | PG | 福大大濠 | 16 | 6 | 3 |
#0 濱田裕太郎(文1) | 186/75 | SG | 育英 | 4 | 3 | 1 |
#2 戸井堅士朗(営1) | 195/86 | C | 法政二 | 4 | 4 | 0 |
#24 鈴木悠介(法2) | 197/95 | C | 洛南 | 11 | 4 | 2 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#30 水野幹太(営1) | 183/75 | PG | 福島南 | 10 | 1 | 3 |
#57 玉城啓太(法3) | 175/65 | SG | 京北 | 0 | 2 | 3 |
#33 茨城博晃(法2) | 195/90 | C | 京北 | 2 | 0 | 0 |
#12 柳川知之(法4) | 192/82 | PF | 明成 | 2 | 6 | 0 |
戦評
試合は駒大ボールからスタート。立ち上がりから両者共に積極的なオフェンスでテンポ良く得点。法大は中村のプルアップ3Pなどで対抗する。しかし残り2分を切り、鈴木悠が立て続けにゴール下でファールを取られると、そこからチームファールのフリースローでじわじわと点差を離されていく。13-17の4点ビハインドで第2ピリオドへ。
嫌な流れを立ちきりたい法大。ここで存在感を示したのがルーキー水野幹太(営1)。強気な3Pをトップから沈めると、続けてバスケットカウントを沈め、一気に逆転に成功する。そこからはセンター陣が躍動。戸井堅士朗(営1)茨城博晃(法2)がパワープレーでねじ込み、24-17。開始5分、相手を無得点に抑え、リードを広げる。しかしタイムアウト明けの駒大が反撃を開始。序盤に苦しんでいたミドルレンジに当たりが出始め、高確率でシュートが決まっていく。24-24と同点に法大もタイムアウトで流れを切ろうとするも、そのままずるずると駒大ペースを切ることはできず。24-30で後半へ。
後半開始。相手にペイントでのイージーなシュートを許し、24-35にまで点差が広がる。しかし法大は得意の3P攻勢で一気に3点差まで縮める。さらに中村の気迫あふれるルーズボールや、濱田のプットバックシュートなど、エナジーあふれるプレーで激戦に。しかし、終盤に2度バスケットカウントを許してしまうなどたたみかけられ、38-51という厳しい状態で第4Qを迎えることとなる。
第4Qに入り、チームが目指す、オフボールスクリーンからの攻撃が決まり出す。しかし、フィニッシュを諦めてさばいたパスをことごとく相手に奪われ、ターンオーバーを連発。得点自体はコンスタントに記録したものの、このターンオーバーの数では逆転の狼煙をあげることはできず、59-68で敗戦した。
今大会、勢いあふれるプレーで我々にいつくかの「サプライズ」を見せてきた法大。だからこそ、昨年互角の戦いを見せた駒大戦での敗戦はチームにとって肩を落とすものになっただろう。これで法大は15位決定戦へ臨む。苦しんだ昨年のトーナメントの最終順位は16位。成長の証、進化の証として、その成績はなんとしてでも上回らなければならない。(阿部暁野・戎井健一郎)
監督コメント
佐藤俊二 監督
—非常に悔しい試合となりました
チームが負けに慣れてるかなと。インサイド二人がもう少し機能しないといけないかなと思います。
—シュートよりパスを選択した結果、ターンオーバーとなる展開が多く見られましたが
うまくやろうとしすぎるところがあるので、もう少し泥臭さが必要ですね。スクリーンからインサイドに入れるというパターンがないから、難しいですね。
—インサイドの選手がもっとリングへアタックした方が良いということでしょうか
そこまでインサイドが器用な訳じゃないので、ただ練習でピック(スクリーン)を中心に攻めろと言ってる訳ではなくて、もっとオフボールスクリーンを使って簡単に攻めるということを狙いとしています。
—明日の試合に向けて
明日は勝っていいイメージで終われるように、ということと、今後どういう戦い方をするかの指標にもしたいですね。
フォトギャラリー
- ゲームメイクも去ることながら、シュートブロックなどディフェンスも冴えわたった水野
- 得意のフローターを放つ植村
- 鈴木悠のペイントでの支配力は相手を上回っていたが・・・
- コンスタントに2桁得点をたたき出すようになった中村
- 連日スタメン起用の戸井。手足が長さはビッグマンとして大きな武器になるだろう
- 得点こそなかったものの、アシストで貢献した玉城
- 最上級生として率先して声を出す柳川