【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 第5戦 白熱の最終戦!女子は堂々の準優勝、男子は3位に入賞!
関東大学バドミントン春季リーグ
2017年5月5日(金)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
リーグ戦も最終日となり、男子は日大、女子は日体大と対戦した。結果次第では入れ替え戦に回る可能性もあった男子だが、トップシングルスから勢いよく勝利し4-1の快勝。この結果3位に入賞した。一方、優勝をかけた戦いとなった女子は、3-2で日体大から勝利を挙げたものの、筑波大とのほんのわずかなゲーム数の差で惜しくも優勝を逃した。しかし堂々の準優勝を成し遂げ、男女ともに3位以内に入る好成績を残した。
試合結果
総合試合結果(男子)
法政大学 4 |
– |
日本大学 1 |
詳細結果(男子)
試合 | 試合詳細(後者が対戦相手) |
---|---|
第1シングルス | 〇山澤直貴2ー1藤井湧也(20ー22、21ー14、21ー12) |
第2シングルス | 〇桐田和樹2ー1猪熊心太朗(21ー18、19ー21、21ー14) |
第1ダブルス | 〇西川裕次郎・野村拓海2ー1緒方友哉・三橋健也(21ー16、17ー21、21ー12) |
第2ダブルス | ●桐田・山澤0ー2藤慶行・山村祐樹(18ー21、17ー21) |
第3シングルス | 〇西川裕次郎2ー1原口拓巳(21ー17、13ー21、21ー17) |
総合試合結果(女子)
法政大学 3 |
– |
日本体育大学 2 |
詳細結果(女子)
試合 | 試合詳細(後者が対戦相手) |
---|---|
第1シングルス | 〇前田悠希2ー1池内萌絵(17ー21、21ー14、21ー12) |
第2シングルス | ●東久留望0ー2中村恭子(23ー25、14ー21) |
第1ダブルス | 〇宮浦玲奈・勝俣莉里香2ー0池内・鈴木咲貴(21ー10、21ー17) |
第2ダブルス | 〇伊東佑美・清水一希2ー1中村・山森真凛(10ー21、22ー20、21ー13) |
第3シングルス | ●宮浦1ー2財津穂(11ー21、21ー19、15ー21) |
戦評
男子
今日の結果によっては入れ替え戦の可能性がある法大。リーグ戦最終日は日大と対峙した。
第1シングルスで出場したのは山澤直貴(経1)だ。第1ゲームは両者互いに譲らない戦いを繰り広げるも、あと一歩のところで届かず20-22と落としてしまう。しかし、第2ゲーム、第3ゲームは違った。相手の球をネットすれすれのヘアピンで返し、相手がその球をたまらず高く上げ、甘くなったところをスマッシュで決める攻撃のリズムが作れるようになり21-14、21-12で圧勝。幸先の良いスタートを切った。
山澤の猛攻にベンチも盛り上がる
続く第2シングルスでは桐田和樹(経3)が出場。ここ2試合は本来の実力を出せず、敗戦が続いていたものの、高い打点から放たれるスマッシュやラインギリギリのショットが冴え渡り第1ゲームを21-18で奪取。第2ゲームは自身のミスが目立ち落としてしまったが、第3ゲームでは再び試合を立て直し21-14でこのゲームを取り2試合ぶりの勝利となった。
粘り強く戦い勝利を手にした
ここで勝てば勝利が確定する法大。第1ダブルスの野村拓海(社2)、西川裕次郎(社4)は、相手を左右に揺さぶり、態勢を崩したところを確実に決めきる攻撃のリズムが確立し21-16、17-21、21-12で勝利。相手ペアにコンビネーションの良さを見せつけた。
チームの勝利を決定づけた
この時点で勝利が決まった法大。続く第2ダブルスは共にシングルスを制した桐田・山澤ペアが出場。しかし、両者ともシングルスの疲労が出たのか序盤からミスが目立ちなかなか自分たちのペースを作れず18-21でゲームを先取された。続く第2ゲームもお互い点を取り合うシーソーゲームが続いていたものの、わずかに力及ばず17-21で奪われ今日初の敗戦を喫した。
「伸びしろのあるペア」と升監督
第3シングルス任された西川は21-17、13-21と第2ゲーム終了時点で両者譲らない展開となった。勝負が決まるファイナルゲームは味方の応援も後押ししたのか最後まで集中力を切らすことなく戦い抜き21-17で勝ちきりこの勝負をものにした。
最後は主将がしっかりと勝ち切った
「昨日負けた時点で入れ替え戦(から逃れるの)が危ないんじゃないかという話になった」という山澤の言葉通り、一時は入れ替え戦もよぎった状態での3位という結果はチームにとって大きな意味を成すだろう。今大会で積んだ経験を生かし、次なる目標に向けた法大男子バドミントン部の挑戦はまだまだ始まったばかりだ。(杉本ひかり)
女子
第1シングルスは今季負けなしで4勝中の前田悠希(営4)が出場するも、序盤から流れを掴めずに6-11でインターバルに。その後も相手に主導権を握られたま17-21で第1ゲームを落とした。第2ゲームは11-9とわずかに前田がリードすると、ここから前田の反撃開始。ヘアピンやスマッシュなどを次々と決め、相手に隙を与えない。21-14と危なげなくこのゲームを取り返した。 これで流れを引き寄せると、第3ゲームは完全に前田のペースに。緩急をつけた攻撃と、冷静なプレーで相手のミスを誘って20-12と快勝。持ち前の安定感でチームに一勝をもたらした。
後輩のため、勢いをつけ次にまわすことを意識しているという前田
第2シングルスに出場したのは、早大戦でリーグ初出場を果たした東久留望(法2)。格上相手にも堂々のプレーを披露するが、インターバルの時点で11-10の僅差となる。その後も両者譲らず20-20の同点に。1度はゲームポイントを奪うも、相手の揺さぶりにミスが誘われて23-25と先取された。第2ゲームはプッシュやドロップなど相手の多彩な猛攻に歯が立たず、3-11でインターバルに。だが東も簡単には引き下がらず、ここから一時は2点差まで詰め寄る好戦に。最後は相手に力負けし14-21で敗北するも、持ち味だという粘り強さを見せてくれた。
敗れはしたが堂々たる戦いぶりを見せつけた
第1ダブルスにはエースダブルスの宮浦玲奈(国4)・勝俣莉里香(営3)ペア。第1ゲームは2人の容赦なく畳み掛ける攻撃を前に相手も手が出せず、21-10と圧勝。 第2ゲーム目は立て直してきた相手に流れを掴まれてしまう。ミスを連発して9-11でリードを許すも、力で押し切り21-17のストレート勝利。
圧倒的強さで快勝した
第2ダブルスは今季初出場ペアにしてフル出場中の伊東佑美(営2)・清水一希(人2)ペア。第1ゲームは「守りに入ってしまった」と思うようにプレーが出来ず、10-21と大差で落としてしまう。気持ちを切り替えて臨んだ第2ゲーム。伊東が粘り強くレシーブで守り、清水が積極的にスマッシュを連発。22-20と接戦をものにする。第3ゲームも見事に2人の攻防が噛み合って、21-13と逆転勝利。
緊迫した試合展開の中、逆転勝利となった
この時点で3勝し勝利は確定したが、筑波大と勝敗が並んでいたためセット数を稼ぎたい。主将の宮浦が緊張の面持ちで第3シングルスに挑んだ。第1ゲームはまさかのミスを連発。なかなかコート内にシャトルが入らず、11-21と先制を許してしまう。それでも第2ゲームには徐々に身体の硬さが消え、相手のミスも重なって21-19と勝負を振り出しに戻す。運命の第3ゲーム。両者譲らぬ一進一退の攻防を繰り広げるも、疲れからか後半に宮浦のミスが目立ち始める。最後は相手に鋭いプッシュを決められ15-21で惜敗となった。
緊迫した場面で祈るように試合を見つめるベンチ
この結果、女子は準優勝で春季リーグを終えた。最後まで全員が一丸となって戦い抜いたが、優勝を目前にして逃してしまった。だがこの悔しい気持ちが彼女たちをまた一回り強くしてくれるはずだ。(大平佳奈)
監督・選手インタビュー
升佑二郎監督
ー今大会の総括を
力が安定していないかなというのが正直なところです。強いのか弱いのか最後まで分からなかった感じですね。
ー3位という結果について
ホッとしたところが大きいです。最初の2日間はいいかたちでいけて、でも後半3日間のうちの2日間はかなり力を出せずに終わっていたので、今日も本当にいけるのかな、と思っていました。でも6位か5位かっていうところの戦いだと思っていた中での3位だったので、本当にホッとしましたね。
ー桐田選手と西川・野村ペアが早大戦、明大戦で敗れた原因は
やはり桐田は自分から足を動かして高い位置でシャトルを触りにいく姿勢がとにかく重要なんですね。早大戦で負けてしまった古賀選手は高校時代からほぼ勝ったことがない選手なんです。それで多分苦手意識があって、逆に相手はやりやすくて、自分のペースでは何もさせてもらえなかったと。次の明大戦は年下で実績からすれば桐田が勝つというところで、少し受け身に入ってしまいました。やはり桐田は下からラケットを出すとあまり良くないですし、それで受け身になって相手はガンガンきていました。その自分からいこうという気持ちが欠けていたのかなと思います。西川・野村は完全に気持ちの油断ですね。自分たちは強いと思って試合に入っている。それはいい意味では自信ですが、少し過信になっていました。もう少しちゃんとした気持ちをつくって、同じくらいのレベルで競ったなかで勝つという意気込みで入っていくということが改めて必要だなと感じました。
ー西川選手は今日の第3シングルスで勝利を収めましたが、リーグ戦を通していかがでしたか
本当は第3シングルスは全部西川を使う予定でしたが、日体戦で膝を痛めてしまったので使えなかったんです。でもこの1週間で、いけそうだなということを本人と話していました。そのなかで原口と野田も頑張ってやっていたので、彼らを使いつつ、最後の日大戦はお前が出て勝たないと、とシングルスで使うと改めて伝えました。
ーその野田選手と原口選手の戦いぶりは
野田は今回2勝していますし、少しずつ成長しています。本当に強い選手とは当たっていないので、そこは秋リーグで各大学の1番手2番手と当たった時に勝てるかどうかというところです。原口は早大戦の1ゲーム目で今回MVPをとっている子と延長までいっているので、彼はそれを自信にすれば力がついてくるのかなと思います。
ー原口選手は1年生ですがどのような点に期待されていますか
気合いと根性とガッツです。MVPをとった小野寺くんは強いので、西川以外は誰が出ても難しいと思っていましたが、ただどう負けるかが重要でした。それだったら原口がどんどん声を出してガツガツいって、一矢むくえるような雰囲気の中でいけばその負けは次に繋がります。それで原口を小野寺くんに当てようと思い起用しました。
ー同じく1年生の山澤選手は5試合全てに出場し、シングルスでは2勝を挙げました
でもやはり1年生だなと思います。持っているものはナショナルに入るぐらいですからいいんですけれども、気持ちの面が安定していないので、まだまだその力を引き出すというところがおそらく自分で理解できていません。だからいいときはいいですし、悪いときは悪い。その悪いときのなかでどう修正するかというのが今後の課題ですが、それはやはり彼自身反省しているところだと思います。今回もし全部勝ってしまったら俺は強いんだという気持ちになって、彼の今後には良くなかったので、逆に言えば謙虚な姿勢になれたと思うのでこの負けは良かったんじゃないかなと思います。
ー第2ダブルスに迷っているというお話でしたが、桐田・山澤ペアを今後も起用する予定ですか
そこは多分固定かなと。ただそれは今回のような1日1試合のときに使えるものです。連日連戦になるような試合であれば、単複2人で出ているとどこかで足が故障してしまいますので、そうなった時に勝負どころ以外は他のダブルスで勝てるようなものをつくっていかないと、インカレの優勝は難しいと考えています。
ーその桐田・山澤ペアの強みは
やはり足がある。動けることです。桐田はダブルスの練習なんて1週間やっていないくらいの即席ペアなんですよね。むしろ出すつもりはほとんどありませんでした。それが1週間くらい前から組んでやらせてみて、これで西・小森園でキツかったら使うよっていう話をしました。そうしたら思ったより動けていましたね。はっきりいってコンビネーションの練習もほぼしていないのですが、やりながら考えて成長していく姿が見られたので今後に期待ですね。今回はまだまだというか、もっと伸びしろがあるダブルスだと思います。
ー他大学の印象としては
ほぼ接戦なので、ちょっとした調子の良い悪いとか誰かがけがをするとか、そうなったときにやはりすぐに勝ち負けが変わってくるんだろうなというふうに思っています。今法政がそういうかたちになってしまっているんですが、例えば4人強い選手がいて、その4人だけで戦っていくようなチームでは秋は勝てない。そんなにうまくいかないと思います。そうなったときに、5番手6番手7番手くらいで試合に出て勝利できるという選手をつくっていかないと勝てないなと感じています。
ー今大会での収穫と課題は
収穫としては、多分みんなが法政いけるんじゃないかなと思っていることです。実力的にもそうですし、力さえ発揮できればどの試合も勝てる。ただ力が発揮できなかったときはボロ負けします。そのくらい強いのか弱いのかが分からないから、やはり謙虚な姿勢で真面目に試合をしていかないと、法政は勝つも負けるも気持ち次第のチームなんだなということが今回感じたことです。
山澤直貴
ー今日の試合を振り返って
昨日負けて雰囲気が悪い中、自分が流れを作るというかたちで試合に出て、良い流れで行けたので自分の役目を果たせたのかなと思います。
ー対戦相手の印象
対戦相手より自分の役割をしっかりやることを重視していたので相手のことは考えずに自分のプレーのことを考えていました。
ー監督やコーチの方からのアドバイスは
思い切ってやってこいと言われました。
ー桐田選手と組んだダブルスは
組み始めでしたが、ダブルスの勝率が良いのでそこはプラスに考えて良いのかなと思います。
ー今日はダブルスで敗戦してしまいましたが
自分も桐田さんもシングルスのほうにかけていたのでその分ダブルスにはあまり気持ちが入っていなかったのかなと思います。
ー今大会3位という結果には
昨日負けた時点で、入れ替え戦が危ないんじゃないかという話になった中で、結果3位だったので次の秋リーグに向けて良い流れでいけてるのかなと思います。
ー今大会での収穫は
初めて出て、最初は苦しみましたが、リーグはリーグでの勝ち方を見つけることが出来たり、大学に貢献したいという気持ちもあってそこが噛み違えた部分もありましたが後半につれてゆとりを持ちながら試合展開出来たのでここでの経験を生かせるように頑張りたいと思います。
ー次の大会に向けて
インカレに向けて期間はありますが、勝って結果を残したり、法政大学の優勝に自分が貢献できるように頑張りたいです。
宮康二監督
ー今大会の総括をお願いします
惜しかったですね。筑波が優勝ということなんですが、直接の対決で筑波には3-2で負けているので、そういう意味では力通りなのかなという気がします。今度は筑波にも勝って優勝できるように、またやっていくしかないかなという感じですね。
ー優勝にあと1歩及ばなかった理由は
正直言うと選手は予想以上に頑張ってくれました。そういうところで言うと力を出し切れなかったというよりは、根本的な部分でまだまだ練習しなきゃいけないというか、力不足なのかなっていうところですね。伊東にしても清水にしても大事なところで力を出して勝ってくれているので、本当に予想以上に出来は良かったです。これからにつながる試合ができたんじゃないかなと思います。
ー今大会の位置付けとしては
今回初めて出場した東もそうですし、伊東・清水のダブルスも初めてなんですが、東はシングルスなのでなかなか使う機会がないので、早稲田戦と今日と経験を積ませました。優勝を目指しながら先も考えていくようなかたちでしたね。
ー今日の第2シングルスで東選手を起用した意図は
勝俣が昨日足を痛めていたのと、伊東がずっとシングルスダブルスとやっているので、今日はどうしてもダブルスは勝ってもらいたかったので、逆にシングルスをやらせないで、ダブルスにかけさせたいという思いでした。
ー伊東・清水ペアの戦いぶりはいかがでしたか
中身的にはまだまだで、今ある力を発揮してしのいで勝ったっていう感じです。もっともっと上を目指してもらいたいですが、今のままだとそうはいかないので、もっともっと脚力、パワー、スタミナ、スピードをつけていかなきゃいけないなと思います。
ー清水選手は今大会からレギュラーに名を連ねていますが、その成長ぶりは大きな収穫なのではないですか
そうですね。去年の秋に比べると冬場でだいぶ良くなりました。それで今回使おうかなというところもあったので、この調子でこれからまた夏に向けてもっともっとよくなってもらいたいなと思います。
ー昨日の試合では宮浦・勝俣ペアが筑波大の加藤・柏原ペアを破りました
彼女たちはユニバーシアード代表同士なんですね。それ以外のところとやるとやはり勝たなきゃいけないプレッシャーを感じてやっていましたが、ここは代表同士だから思い切ってぶつけて勝負しようと思って試合に出しました。それがやはりいい方に出て、筑波大の方が守っていたかなっていう感じの試合展開になりました。宮浦・勝俣のいいところが出た試合だったと思います。
ー今日の試合で宮浦選手は惜しくも第3シングルスで敗れました
宮浦自身はダブルスがメインなのでシングルスの練習はさほどやらせていないんです。ただ勝俣が出られませんでしたし、宮浦は力があるので、最後はその力に頼るしかないのかなと。オーダー的にああいうオーダーを組まざるを得ないので、そうすると伊東も使えないですから。そうしたらその中で一番頼りになるのは宮浦かなということでした。彼女が勝てば優勝だったんでしょうけど、彼女が負けたから優勝を逃したという話ではなく、みんながやった結果のトータルでそういうことになりました。ちょっとだけ力が足りなかったということだけなんですけど、責任を感じるというよりもこれをまた糧にもっと頑張ってもらいたいなと思います。
ー宮浦選手はこれからもシングルスでの出場はありますか
時と場合によってですね。やはり彼女はダブルスのポイントゲッターなので、スタミナ面も考えて。ダブルスは必ず取らなければいけませんからそのあたりも考えながら、今日のような勝負どころで使うような感じですかね。
ー勝俣選手と伊東選手は今後も単複での出場になるのでしょうか
今の流れで言うとそういう感じなんですが、秋のリーグ戦は5日間連続になるみたいなので、それで5日連続でダブルシングルに全部出るとバテバテになってしまいます。そのあたりは代役ではないですが、考えながらやっていかなければいけないなと思います。
ー春リーグが終了して他大学の印象は
どこもみんな強いですよね。力は同じくらいだと思います。うちも含めてどこが勝ってもおかしくないような状態でした。うちはたまたま4勝1敗になりましたが、一本間違えると逆もありうる戦いだったので、これからも気を抜かずに次に向けてやるしかないかなと思います。
ー今大会での収穫と課題は
先ほども話したように、初めて使っているような2年生や、若い子がそれなりの結果を出している。そこは収穫だと思います。ただ、これからの課題としては、やはり宮浦や前田が今年でいなくなりますから、その時に持ちこたえられるような3年生以下を育てなければいけないなと。勝俣は残りますが、それ以外の選手を底上げしないと来年きついのかなと思います。
伊東佑美・清水一希ペア
ー今日の試合を振り返って
清水:昨日負けての今日だったので、絶対勝ちたい気持ちがあってその気持ちがちゃんとプレーにも出てたなと思いました。
伊東:1ゲーム目に相手のペースに持っていかれて、そこから2人で話し合ったりして立て直して、自分たちのペースに持っていけたのは凄くいい形で終われてよかったなと思います。
ー1ゲーム目を落とした後、2人でどんなことを話して立ち直したのですか
清水:守りに入ってて、自分達らしいプレーが出来なかったので、我慢して攻めていこうという風に話しました。
ー春季リーグにフル出場されました
清水:私たちが昨日勝っていれば優勝も見えたので凄く悔しいのですが、次に繋がるようにこれからもっと頑張りたいと思います。
伊東:最後は得失点さというか勝率が同じで、そういう小さな差で負けてしまったのですが、これをここで終わりにしないで次に繋げて、完全に5勝してしっかり優勝したいと思います。
ー監督から「相手に臆さないペア」と言われていますが
伊東:チームのこともあるのですが、まずは自分のプレーをしようと、2人でミスをしないようにしようという風に自分達のプレーが出来るように心掛けています。
ー同級生ペアはやりやすいですか
伊東:プレーの途中でもここをどうすればいいと言い合えるのはいいと思います。
ーチームとしては惜しくも優勝逃してしまいましたが
伊東:ダブルスを最初から出させてもらえて勝利に貢献できたり、自分達が取ってれば勝てたという悔しさもどちらも経験できたので、これからここで終わりにしないで、次の大会では優勝を目指して頑張っていきたいです。
清水:誰が出るか分からない状況だったのですが、監督にデビュー戦として出させてもらって、でも勝率が悪くて、勝ちたいところで勝てなかったのが課題として残ったので、しっかり勝てるようなダブルスを作っていきたいと思いました。
ー清水選手はデビュー戦を振り返っていかがでしたか
清水:2本取って、次私たちが取れば勝利が決まるという場面が多くて、結構緊張した部分があって1ゲーム目はミスが連発して取られてしまうことが多かったです。でも2、3ゲーム目は気持ちを切り替えて、自分達らしくプレーが出来たと思いました。
ーお二人の持ち味は
伊東:私が前衛に入って、清水がバコバコ打ってくれるところです!
フォトギャラリー
- 逆転勝利でチームに貢献した伊東(右)・清水ペア
- 宮浦はシングルスでは勝利とはならなかったが、リーグ戦を通し法大を支え続けた
- ベンチの応援が幾度となくピンチを救ってきた
- 優勝こそ逃したが、力を出し切り堂々の準優勝を飾った
- 確実な一本へ、さらなる成長に期待だ(山澤)
- 法大にとって西川・野村ペアの存在は心強い
- 明るくにぎやかなベンチが勝利を引き寄せる
- 昨日の敗戦から立て直し、3位で今大会を終えた