【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第8節 法政大1ー1東洋大 松澤彰がリーグ戦初ゴール!勝利逃すも次につながる勝ち点1
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第8節 法政大ー東洋大
2017年6月3日(土)
東京国際大第一サッカー場
2連敗中の法大は、昇格組の東洋大と対戦。後半に松澤彰(現2)が大学リーグ初ゴールを決めて先制するも、71分にサイドを崩されて同点に追いつかれた。追いつかれての引き分けだが、内容では圧倒しており次節に繋がるゲームとなった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 1 東洋大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
57分 | 交代 | 法政大学 | 紺野→ディサロ | |
59分 | 得点 | 法政大学 | 松澤彰(長倉颯) | 1-0 |
63分 | 交代 | 東洋大学 | 阿部→小林 | |
71分 | 得点 | 東洋大学 | 小林拓夢(高橋宏季) | 1-1 |
78分 | 交代 | 法政大学 | 松澤→上田 | |
87分 | 交代 | 法政大学 | 長谷川→服部 | |
89分 | 交代 | 東洋大学 | 宮吉→丸山 | |
90+1分 | 交代 | 東洋大学 | 高橋→坪川 |
※丸文字は今季通算
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 8・0 |
17 | DF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高校 | 8・0 |
27 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 2・0 |
32 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 7・0 |
24 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 1・0 |
35 | MF | 道願翼 | 経済2・関東第一高校 | 2・0 |
2 | MF | 長倉颯 | 経済3・横浜FMY | 2・0 |
25 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 | 8・0 |
13 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高校 | 7・1 |
29 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY | 7・1 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 7・1 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高校 | 0・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 7・3 |
31 | DF | 関口正大 | 経済1・新潟明訓高校 | 0・0 |
14 | MF | 土橋優樹 | 経済4・川崎フロンターレY | 6・0 |
33 | MF | 服部剛大 | 社会1・横浜FCY | 3・0 |
26 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SCY | 8・1 |
34 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高校 | 7・2 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 17 | 8 | 5-2-1 | 14/7 | 7 |
2位 | 流通経済大 | 16 | 8 | 5-1-2 | 15/9 | 6 |
3位 | 順天堂大 | 15 | 8 | 4-3-1 | 13/9 | 4 |
4位 | 東洋大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 13/9 | 4 |
5位 | 東京国際大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 11/8 | 3 |
6位 | 専修大 | 11 | 8 | 3-2-3 | 9/9 | 0 |
7位 | 法政大 | 10 | 8 | 3-1-4 | 10/12 | -2 |
8位 | 日本体育大 | 10 | 8 | 3-1-4 | 10/13 | -3 |
9位 | 明治大 | 9 | 8 | 2-3-3 | 10/12 | ‐2 |
10位 | 駒澤大 | 8 | 8 | 2-2-4 | 8/12 | -4 |
11位 | 慶應大 | 8 | 8 | 2-2-4 | 6/12 | -6 |
12位 | 桐蔭横浜大 | 4 | 8 | 1-1-6 | 8/15 | -7 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月16日 | 慶應大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月30日 | 順大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
3 | 5月3日 | 明治大 | ○2-1(詳細) | 多摩市立陸上競技場 |
4 | 5月7日 | 東国大 | ○3-1(詳細) | 江東区夢の島競技場 |
5 | 5月13日 | 駒澤大 | ○1-0(詳細) | 山梨県中銀スタジアム |
6 | 5月21日 | 専修大 | ●1-2(詳細) | 味の素スタジアム西競技場 |
7 | 5月27日 | 筑波大 | ●0-3(詳細) | 相模原ギオンスタジアム |
8 | 6月3日 | 東洋大 | △1-1 | 東京国際大第一サッカー場 |
9 | 6月10日 | 桐蔭大 | 11:30KO | 味の素スタジアム西競技場 |
10 | 6月17日 | 流経大 | 14:00KO | 日立市民運動公園陸上競技場 |
11 | 6月24日 | 日体大 | 11:30KO | 龍ヶ崎市立たつのこフィールド |
マッチレポート
今節の相手は東洋大。昇格組ながら、3連勝中と油断の出来ない一戦となった。連敗中の法大はスタメンを6人も入れ替えて臨んだ。開幕戦以来の先発となった加藤威吹樹(経2)を中心にDF陣が法大ゴールを守ると黒崎隼人(経3),長谷川元希(現1)の左サイドからの積極的な攻撃を仕掛ける。21分には長谷川の絶妙なクロスに前節から1トップに座る松澤彰(現2)が頭で合わせるも、バウンドが高くゴールにはならず。23分にも道願翼(経2)のCKからシュートを3発放つも阻まれ、互いに決め手を欠き、無得点のまま前半を折り返した。
後半も50分に紺野和也(現2)が飛び出して果敢にゴールに迫るなど、法大ペースで試合が進むとついに待望の先制点が生まれる。 59分に途中交代で入ったディサロ燦シルヴァーノ(経3)が右サイドからクロスを上げると長倉颯(経3)がゴール前に落としたところを松澤が押し込みリーグ戦初ゴールを決めた。このまま勢いに乗りたかった法大だが、71分に坂元達裕に右サイドを突破され、クロスを上げられると、ゴール前で小林拓夢に押し込まれ、痛恨の同点弾を浴びてしまった。その後、東洋大にボールを回される時間があるも、GK関口亮助(経4)を中心に守り抜く。攻撃でも、疲労をみせた松澤に代わり上田綺世(現1)、長谷川に代わり服部剛大(現1)を投入するも、勝ち越すことは出来ず試合終了。3試合ぶりの勝利を手にすることは出来なかった。
先制点を挙げながらも、勝ち切ることが出来なかった法大。だが、連敗した2試合に比べると格段に試合内容は良くなってきている。次節の相手は未だ1勝と苦しむ桐蔭横浜大。絶対に落とせない試合となる。長谷川は「次は勝たないといけない試合。1週間しっかりと準備する」と気合を入れ直した。次節こそ勝利を手にする。法大イレブンの再スタートの準備は整った。(渡辺拓海)
選手コメント
武藤友樹
―試合を振り返って
(ボールを)保持できていたし、押し込んでいた時間が長かった分、確実に点を決めて勝ちたかったです。
―2連敗という厳しい状況の中で試合を迎えましたがどのような練習をしていましたか
練習では何をすると言うよりも、走る、戦うなどサッカーの基本を意識して1週間やりました。
―開幕からの連敗で4年生に対して監督から厳しい言葉もありましたが4年生の間ではどのような話し合いが行われましたか
4年生が中心になってやらないといけないし、苦しい時に4年生が大事なので、4年生としての振る舞いなどを話し合いました。
―八千代高校時代からの先輩である永戸勝也選手のプレーから学んでいることは
クロスの質ですね。自分に足りないのはそこだと思いますし、クロスの質を上げていかないと上のステージにはいけないと思います。
―隣でプレーする森岡選手に関しては
自分は安定していると思っています。陸(森岡)は1年生ですがリーダーシップを取れる選手ですし、そういう部分では信頼できます。
―守備陣の課題は
縦パスに対してもっと強くいかないといけないところや、どうしても相手に良いFWがいるとラインを下げてしまったりする部分があるので、そこをもっと強気に守備できれば良いと思います。
―次節に向けて
次節の相手は桐蔭横浜大ということで、絶対に勝ち点3を取らないといけないと思うので、絶対に勝ちます。
加藤威吹樹
―試合を振り返って
久々のスタメンで、前半はなかなか良かったですが、後半で失点してしまって勿体ない試合だったと思います。
―今季初めての引き分けでしたが
勝てた試合でしたが、追加点が取れなかったり、守備でも1点取られたりなど最後のところでまだまだ詰めが甘かったと思います。
―チームの現在の調子は
徐々に調子も上がってきていると思います。連敗してからの引き分けなので次の試合は絶対勝てるようにチームで良い準備出来たら良いと思います。
―1部リーグの中位は混戦していますが、上位進出するためにチームに必要なことは
得点力や最後の詰めの甘さですね。最後まで集中して走りきる力や気持ちで負けてる部分があるので、チーム全員が一丸となって戦うという気持ちが大事だと思います。
―スタメンを維持するために必要なことは
守備として、1試合でも多く無失点で抑えられれば、個人としてもチームとしても良い評価を受けられると思うのでそのあたりを頑張っていきたいです。
―次節に向けて
得点も少ないですし、自分も得点を取りたいので引き続きチームで粘り強くやって次の試合勝てるように頑張っていきたいです。
長谷川元希
―試合を振り返って
2連敗している中で、相手も昇格チームということで勝ちたい試合でした。自分にも決定機はありましたし、正直勝てる試合だったと思います。
―相手は長谷川選手が育った大宮アルディージャと関係のある大学でしたが
特に意識をして臨んだわけではなかったですが、アルディージャと関係のあるチームだったので、自分が成長した姿を見せたい思いはありました。自分のサイドにもアルディージャの選手がいたので、少しやりづらいというか、変な感じは多少ありましたね。
―今日はこれまで以上に独力での突破でチャンスを作っていましたが
前でやっている以上は点を取らないといけないと思っています。今日のプレーに得点やアシストが付いてくれば良かったですね。周りから評価を受けるのは嬉しいのですが、上手い選手では終わりたくなくて、もっと点を取るだったり、怖い選手になっていきたいです。
―現在は左サイドでの出場ですが、今後勝負していきたいポジションはありますか
複数のポジションをやれるのが自分の強みでもあります。最終的にはボランチで勝負したい気持ちはありますが、現在必要とされているポジションでしっかりアピールすることが繋がってくると思うので、ストロングポイントを積極的に出していきたいです。
―得点数やアシスト数で目標は定めていますか
シーズンの始めに3得点3アシストを目標に立てました。それに加えて選抜メンバーにも入っていきたいですし、そこにはまだ程遠いと感じているので、もっとチームを勝たせられる選手になりたいです。
―次節に向けて
今はなかなか結果が出ない中で、次は絶対に勝たないといけない試合になります。勢いに乗っていくためにも大切な試合なので、1週間しっかり準備して、次は自分がチームを勝たせられるように頑張ります。
フォトギャラリー
- サイドでボールを奪いにかかる武藤
- 前を向いて仕掛ける青柳
- 紺野が1対1で勝負をかける
- 長倉は積極的に前線と絡んだ
- 松澤はハードワークと先制点ゲットで貢献
- 攻撃の要になりつつある長谷川
- 加藤はアグレッシブに対応した
- 終盤にもオーバーラップを繰り返す黒崎