【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大2回戦 大勝で開幕4連勝!2カード連続勝ち点奪取!
東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大2回戦
2017年9月19日(火)
早大東伏見グラウンド
開幕4連勝を狙う法大は初回から打線が爆発し、序盤で試合を決定づけた。投げては先発の尾崎海晴(社1)が4回まで無安打投球。7回のピンチも三振で切り抜け、流れを手繰り寄せた。1週間を空けたのち、優勝争いを占う後半3連戦が待ち構える。優勝に向けて、落とせない戦いが続く。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
立 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 1 |
法 大 | 5 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | × | 12 | 14 | 2 |
(立大)●松崎、山村、浅見、浜崎―木村一
(法大)○尾崎、室木―藤江
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原幹斗(社4) | 報徳学園 | 5 | 0 | 0 | 0 | .333 |
2 | (8) | 甲本裕次郎(社4) | 鳴門 | 5 | 3 | 2 | 0 | .500 |
3 | (4) | 藤口帝(社4) | 遊学館 | 3 | 1 | 0 | 2 | .500 |
4 | (3) | 佐々木勇哉(社2) | 花巻東 | 3 | 2 | 1 | 1 | .438 |
5 | (9) | 石橋優一郎(法3) | 徳島北 | 2 | 2 | 4 | 2 | .500 |
9 | 中川大輔(経1) | 日大三 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
6 | (2) | 三品勇人(社3) | 報徳学園 | 3 | 1 | 1 | 2 | .214 |
7 | (6) | 藤江廣祐(社3) | 法政 | 4 | 3 | 0 | 1 | .278 |
8 | (7) | 窪田剛士(経4) | 桐蔭学園 | 4 | 2 | 2 | 0 | .538 |
9 | (1) | 尾崎海晴(社1) | 藤代 | 3 | 0 | 0 | 1 | .286 |
1 | 室木大(経4) | 星陵 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
三塁打:窪田(1回)
盗塁:石橋(5回)
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
尾崎 | 7 | 6 | 0 | 2 | 0 | 0.00 |
室木 | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 4.50 |
戦評
台風の影響などで2日順延したのち行われた立大第2戦。ここまで開幕3連勝と勢いに乗る法大が2カード連続で勝ち点を奪えるかが注目となった。
初回、相手の攻撃を3者凡退に抑えると、その裏の攻撃で、2死走者なしから3番・藤口が四球で出塁。続く佐々木が左前打で1死2,3塁の好機を作ると、5番・石橋の打球のバウンドが変わり、一塁手が取れず。ラッキーな形で走者2人が帰り、先制した。 その後、6番・三品が左中間を破る適時二塁打。四球を挟んで8番・窪田が中越え適時三塁打と、この回打者9人で5点を奪う猛攻を見せた。
2回にも2死から藤口、佐々木の連続安打などで得点圏に走者を置くと、石橋が中前適時打を放ち、さらにリードを広げた。5回裏にも連続四球と内野安打で無死満塁とすると、相手野手の失策、2番・甲本の右前適時打、4番・佐々木の犠飛でさらに5点を追加した。
一方、先発の尾崎は4回まで無安打投球。5回に内外野の間に落ちる不運な安打を許したものの、後続をしっかりと抑え攻撃のリズムを作った。 ピンチらしいピンチは7回。無死満塁という危機が訪れるも、3者連続三振で切り抜けた。8回から2番手で登板した室木も1点を失ったものの、見事な継投で勝利。開幕4連勝で2カード連続勝ち点奪取に成功した。
1週を挟み、後半3カードを迎える法大。昨季はここ3カードで勝ち点を1しか取れなかっただけに挽回したいところだ。(橋爪優典)
選手コメント
甲本裕次郎(3安打で六大学通算100安打まであと少し)
―今日の試合を振り返って
打ち勝てたのがよかったなと。向こう(立大)は何人もいいピッチャーがいるので、その出てくるピッチャーを打てたのでよかったと思います。
―今日は最初の2打席で凡退したのちの3安打です
僕とかはぎ(萩原幹斗)が凡退してもみんなが打ってくれたので楽に打席に向かうことができました。
―これで開幕4連勝で勝ち点2を積み上げました
そうですね。夏にやってきたことが結果として出ているので、秋は優勝して関東王座に行くという目標も立てていますしいいスタートが切れたかなと思いますしうれしいです。
―空き週で取り組みたいことは
慶応もいやらしいチームなのでかき乱されないように、しっかり練習したいです。
―最後に慶大戦に向けて一言
絶対勝ちます、圧勝で。
藤江廣祐(攻守で存在感を示す)
―今日の試合を振り返って
自分が新人戦で出た時にも立教には負けていて春もやられていましたし、どうしても勝ち点欲しかったので土曜からいい流れで試合に入れました。2日空いたんですけど、チームの状態を崩さずにこれて勝ちきれたので良かったと思います。
―リード面で意識したことは
尾崎は勢いで投げているように見えてあいつ自身で考えてくれるので、尾崎の気持ちいいように投げさせようと思ってました。
―試合前にも話し合っていたのでしょうか
今日は直球が良かったので、押せるところまで押して圧倒しようという話をしました。
―ちなみに決め球に内角の直球が多かったですが
尾崎の場合は球に力があるので内角に投げきれる日は使っていけば楽に投球ができると考えていて、今日はそれが良かったので押していこうと思いました。
―尾崎選手がリーグ戦前に内角に投げる練習をしていたと話をしていましたが、藤江選手とも相談しながら取り組んでいたりしたんですか
そうですね。あいつ自身の意識の問題だと思いますし、技術と球の速さに関しては高校の時から申し分ないですからね。気持ち次第で投げられる力を持っていると思うので、そこは自分で考えてやってくれると思います。
―打撃も好調ですが、そこの要因は
たまたまです(笑)。本当にバッティングに関しては守備で頭いっぱいになってしまう時があって、結構バッティングはおまけみたいな感じですね。もちろんバッティングでも貢献はしたいですけど。
―次に向けて
次も攻撃においても貢献して一番は守備で使ってもらってると思うので、守備で貢献して流れを作ってチームの攻撃に生かせるように頑張りたいと思います。
尾崎海晴(7回無失点の好投でチームを勝利に導く)
―今日の試合を振り返って
今日は、初回にたくさん点を取ってくれて自分のペースで投げることができたのでいいピッチングができました。
―昨季王者の立教打線が相手で緊張はしましたか
いや緊張とかはなかったんですけど、最少失点で抑えられたらいいかなって感じで投げてました。
―決め球に内角の直球が多かったですが、あの球には自信があるんですか
オープン戦の最後あたりで練習したので、それを出すことができたのかなと思います。
―次に向けて
次からもずっと強い相手だと思うので、自分の投球をしてチームが勝てるように頑張っていきたいです。