【バレー】 春季関東大学男子2部リーグ戦 対亜大 下位相手に苦戦を強いられるも無事に3つ目の白星を獲得!
2018年度秋季関東大学男子2部リーグ戦
2018年4月15日(日)
亜細亜大学体育館
昨日の立正戦で勝ち星を上げたものの今季初の失セットとなった法大。これ以上失セット数を増やさないために、もちろん狙う結果はストレート勝利だ。1セット目を奪うことに成功するも、昨日と同様に2セット目を落としてしまう。しかしここでしっかりと気持ちを切り替え、3セット目は点差つけて奪取。そのまま勢いに乗り4セット目を獲得し無事3連勝となった。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 21 | 1 亜大 |
---|---|---|---|---|
21 | 2セット | 25 | ||
25 | 3セット | 16 | ||
25 | 4セット | 22 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
15 | 大村翔哉(営2) | WS |
8 | 前田隆二(営3) | MB |
11 | 蔵田大輝(法3) | WS |
9 | 伊元幸正(営3) | WS |
24 | 緒方悠大(法1) | MB |
12 | 西田寛基(営3) | S |
19 | 竹田将也(法2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
5 | 渡邊和馬(文4) |
7 | 竹田健太郎(文3) |
10 | 三木裕人(文3) |
17 | 中田啓貴(文2) |
21 | 村岡拓海(経2) |
23 | 袴田智己(営1) |
戦評
昨年秋季リーグ2部7位の亜大が相手の春季リーグ戦第3節。ここできっちりストレート勝利を飾り、次の試合につなげたいところである。
3-0でストレート勝ちをするためにも立ち上がりが大切となってくる第1セット目。点差を引き離してリードしたいところだが、相手も粘り強いプレーを見せシーソーゲームとなる。しかし法大がリードを保ったまま終盤を迎え、最後は相手のミスを誘い出し、このセットをものにする。
勢いそのままに取りたい第2セット。序盤に前田隆二(営3)のスパイクなどでリードを奪うも、相手の速攻やエースが決まりすぐさま追いつかれる。その後伊元幸正(営3)のエースで再び主導権を奪い返すも、終盤相手のブロックが完璧に決まると試合は亜大ペースに。サーブミスやブロックアウトなどで失点を重ねると、最後はスパイクを決められ、21-25で第2セットを落とした。
なんとしても取りたい第3セット。出だしお互いのサーブミスなどで大味な展開も、緒方悠大(法1)のブロックが決まると、隙のない攻撃を繰り広げる。16-12とリードを広げた中盤。ピンチサーバーの中田啓貴(文2)が相手を崩すサーブを皮切りにさらにリードを広げると、相手を寄せつけず25-16と大差で第3セットを奪った。
第4セットは立ち上がりに緒方や三木裕人(文3)のアタックなどで果敢に攻めるも、サーブミスや相手のブロックなどでリードを奪われる苦しい展開に。13-17になった時点で堪らず法大がタイムアウトを取る。タイムアウト後長いラリーを制すると、流れは法大ペースに。4連続ポイントで逆転すると、最後は前田のブロックが決まり25-22で第4セットを奪い、3-1で亜大に勝利した。
これで開幕3連勝を飾った法大。亜大戦は苦しい展開が目立った試合だったが、ピンチサーバーの活躍やタイムアウトのタイミングで試合の流れを上手く掴めていた。全員バレーで目指すのは優勝、そして悲願の1部昇格だ。(滝澤智也)
インタビュー
吉田康伸監督
ー今週2試合の総括を
一応下位の相手なので、すぺてストレートで勝とうと思ってはいたのですが、相手も粘りのあるプレーで両方(立正戦、亜大戦)とも1セットずつ落としてしまったというのは不本意です。
ーこの失セット数がこれから上位校と当たる上でどのように響いてくるでしょうか
後々セットを落としたことが響いてくるかもしれませんが、目先の試合で負けないことを目標にやっていきます。今回見ても結構昨秋下位のチームが上位に勝ったりしているので、どの試合も気が抜けないと思います。最終戦が大東文化で、4月29日までは7試合連続なので、そこまでは本当に負けないつもりでやっていきたいと思います。
ー竹田将也選手が今日リベロで入られていましたが
まず白井君が2日前の練習で捻挫をしてしまい、大吉君が昨日の試合の最後のプレーで腰を痛めてしまったこともあり、サーブレシーブで一番信頼のおける竹田(将也)君を急遽リベロにしたということです。
ー今季入り活躍を見せている村岡拓海選手はどんな選手でしょうか
本当に思い切りのいいプレーで、声もよく出ていてムードも上げてくれるので、助かっています。ただ今日はできるだけ大村選手をいけるところまでという方針でやっていて、その大村君もその期待に応えてやってくれていました。なので村岡君に関しては今日はサーブのみになりましたけど、本当によくやってくれていると思います。
ー春季リーグ戦第3節を終えて、ここまでで警戒している大学はありますか
全体を見渡してみて、昨年は上位6位と下位6位の差があったと思うのですが、今回そんなに差はないような気がしています。最終週の上位に向けてとかではなく、次週の桜美林戦と宇都宮戦を負けないで乗り切るということでやりたいと思います。それをやっていくことによって上位との戦いになったときに力になってくれればいいかなと思います。
ー来週の試合に向けて
もちろん1セットも落とさないでなるべくロースコアで勝てればと思います。なかなかそうはいかないと思いますが、メンバーの選考も含めてしっかりやっていきたいと思います。
三木裕人
―今日の試合を振り返って
今週は相手チームがそんなに強くないので、きっちりストレートで勝ちたかったんです。けどセットを落としてしまってあたふたしてしまったので、来週からまた仕切り直してやっていきたいです。
―昨年はあまり出場されていませんでしたが
去年は成長させてもらっていたというか、裏でしっかり頑張った下積みがあって、今3年でやっと出れたので、頑張りました。
―春合宿では何を強化しましたか
トレーニングを頑張りました。基本トレーニング期間なので、5キロ走って体育館まで行って、練習して、また5キロ走って宿舎まで帰るというのを6日間繰り返していました。
―これで3連勝となります
とりあえず、勝てたことが良かったです。
―今後の試合に向けて
全勝して、入れ替え戦に挑みたいです。
大村翔哉
ー今日の試合を振り返って
今日は全然本調子じゃなくて、昨日もすごい調子悪くてチームに迷惑かけちゃったので、そこだけとりあえず頑張ろうと思っていました。チームとしては、ミスが多くてももっとできるプレーがあるので、そこを今週の練習でしっかりやって、来週の試合に臨みたいです。
ー春季リーグ戦のために取り組んだことは
トレーニングはもちろんなんですけど、去年のリーグ戦の反省点で大事な場面で打ちきれないことがあったので、メンタルを意識してやってきました。
ー新体制となりましたが、チームの状況は
去年はリベロの小林慎平(平成30年卒)さんがいたんですけど、4年生でチームを引っ張る人がいない状況で、自分らが主体となってやらなきゃいけないので、責任があります。
ー今日の試合を受け、これからの課題は
サーブをもっと狙って、サービスエースをとれば楽に勝てると思うので、サーブあとはレシーブですね。
ー試合に出場した1年生の緒方選手については
ブロックも高いし、スパイクもいいので、頼りになります。
ー来週の試合に向けて意気込みを
昨日みたいに途中で変えられることがないように、しっかりコンディションを整えて、全部ストレートで勝てるように頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 第4セット目終盤にキレのあるスパイクを立て続けに決めた三木
- 相手のフェイントも逃さずブロックする蔵田(右)
- 苦しい場面で速攻が光った前田
- ここぞという場面で強烈なスパイクを決める伊元
- 昨日の立正戦でも途中出場したセッター中田
- 今季メンタル面の強化に取り組んでいる大村
- 急遽リベロとして出場した中でも安定したレシーブを見せた竹田将
- 第4セット最後、前田のブロックが決まり勝利に沸く選手たち