【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第2節 法政大2-2東洋大 上田綺世が2戦連続2発も終盤に被弾で東京都サッカートーナメントのリベンジならず…
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第2節 法政大ー東洋大
2018年4月15日(日)
県立保土ヶ谷公園サッカー場
駒大との開幕戦を制した法大は、県立保土ヶ谷公園サッカー場で東洋大と対戦した。
相手を圧倒しながらも得点を奪うことができずに試合を折り返すと、55分にセットプレーから先制を許してしまう。その後上田綺世(スポ2)の2ゴールで逆転に成功するが、試合終了間際に失点し、勝ち点2を失う結果となった。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 2 東洋大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 2 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 2・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 2・0 |
16 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 2・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 2・0 |
31 | DF | 宮部大己 | 経済2・法政第二高 | 2・0 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 2・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 2・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 2・1 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 2・0 |
17 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 2・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 2・4 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 0・0 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京ヴェルディY | 0・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 0・0 |
6 | MF | 長倉颯 | 経済4・横浜FマリノスY | 1・0 |
28 | MF | 田中和樹 | 社会1・浦和学院高 | 2・0 |
15 | MF | 服部剛大 | 社会2・横浜FCY | 0・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY | 2・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 順天堂大 | 6 | 2 | 2-0-0 | 6/0 | 6 |
2位 | 明治大 | 6 | 2 | 2-0-0 | 7/3 | 4 |
3位 | 早稲田大 | 6 | 2 | 2-0-0 | 5/3 | 2 |
4位 | 法政大 | 4 | 2 | 1-1-0 | 5/3 | 2 |
5位 | 駒澤大 | 3 | 2 | 1-0-1 | 4/3 | 1 |
6位 | 桐蔭横浜大 | 3 | 2 | 1-0-1 | 4/3 | 1 |
7位 | 専修大 | 3 | 2 | 1-0-1 | 4/4 | 0 |
8位 | 国士館大 | 1 | 2 | 0-1-1 | 2/3 | -1 |
9位 | 東京国際大 | 1 | 2 | 0-1-1 | 0/3 | -3 |
10位 | 東洋大 | 1 | 2 | 0-1-1 | 2/6 | -4 |
11位 | 流通経済大 | 0 | 2 | 0-0-2 | 3/5 | -2 |
12位 | 筑波大 | 0 | 2 | 0-0-2 | 3/7 | -4 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月8日 | 駒澤大 | ○3-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月15日 | 東洋大 | △2-2 | 県立保土ヶ谷サッカー場 |
3 | 4月29日 | 東国大 | 相模原ギオンスタジアム | |
4 | 5月3日 | 筑波大 | 柏の葉公園総合競技場 | |
5 | 5月6日 | 明大 | 前橋総合運動公園サッカー場 | |
6 | 5月20日 | 国士大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
7 | 5月30日 | 早大 | 法大城山グラウンド | |
8 | 6月3日 | 桐蔭大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
9 | 6月10日 | 専大 | 味の素フィールド西が丘 | |
10 | 6月17日 | 順大 | 佐倉市岩名運動公園陸上競技場 | |
11 | 6月30日 | 流経大 | 柏の葉公園総合競技場 |
マッチレポート
前節の駒大戦を制し、リーグ戦白星発進に成功した法大。開幕2連勝に挑む今節は東洋大と対峙した。
前半11分、紺野和也(現3)からのクロスボールに反応したディサロ燦シルヴァーノ(経4)がヘディングで合わせるもゴールポストに阻まれる。両者互いにチャンスをものにできないまま迎えた43分。末木裕也(スポ3)からのコーナーキックに上田綺世(スポ2)がタイミング良くヘディングで合わせるが、キーパー小池大喜に弾かれる。こぼれ球を再び狙うも得点につなげられず、同点のまま前半を折り返す。
56分、ついに試合が動き始める。高橋宏季からのコーナーキックを坪川潤之が決め先制を許す。しかし、66分に紺野からのクロスボールを森俊貴(情3)が折り返すと最後は上田が押し込み同点。続く、78分にも相手キーパーのミスを上田が見逃さず、無人のゴールに流し込み2試合連続2得点を挙げる。しかし、このまま試合終了かと思われたのも束の間。試合終了間際に松崎快が放った華麗なミドルシュートがゴールに吸い込まれ同点。再び逆転を狙うも、そのまま試合終了。両者共に勝ち点1を分け合うこととなった。
試合終了後「勝ちきれなかったのが悔しい」と語った紺野。この言葉通り、上位進出のためには勝ち切る力が必要になるであろう。次節、東国大相手に勝利し、連戦に向け流れを掴みたいところだ。(杉本ひかり)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
(試合終盤は)ずっとゴールラインを割れと言っていたのですが、それができていませんでした。体力がないならボールを回せばいいのにキープし続ける選手もいました。何を積み重ねて勝つのかというのを理解していないので、最終ラインも持ちこたえられず、中盤も間延びして、キーパーにとられて、しかも体力もない状況でしたので、それは対応しづらいです。サッカーの理解があってチームとして良くなると思います。
ーリーグ戦では2試合連続で終盤に失点しています
(東京都サッカートーナメントも含めて)4試合連続で終盤に失点していますが、単純に弱いチームということです。
ー1年生では田中和樹選手が唯一試合に出場しています
スピードもあるので途中から出るとすごく効果的な選手で、今日も仕掛けてくれました。守備は手こずっていましたが、自分の色を出してやるべきことはしっかりやっていたと思います。
ー次節に向けて
サッカーは何をすれば良いのかというのを意識するところと、それをやる選手も必要ですし、それを発信する選手も必要です。ボランチの選手が一番コントロールしないといけないですね。背後のところにボールを蹴ろうという狙いがあって、そこに入ったら何もしないというのではなくて、真ん中の選手がそういうのを発信できれば一番良いのですが、そこを理解しきれてない部分があります。それが修正できれば良いと思います。
紺野和也
ー今日の試合を振り返って
天皇杯で負けていて、リベンジしようと思っていましたが勝ちきれなかったのが悔しいです。
ー今日の試合で意識した点は
前回の試合をみんなでミーティングして、振り返って相手のウィークやストロングをスカウティングしました。攻撃の部分では、相手のウィークポイントがクロスの対応だったので1点目はできましたが、終盤の時間での失点が課題なので改善したいです。
ークロスボールでゴールを狙われていましたが
相手がクロスの対応が悪いと分かっていたので、仕掛けるだけではなく、簡単にクロスを上げて相手の守備の向きを変えるのは意識していました。
ーゴールチャンスも何度かありましたが
そこで決め切れないと評価につながらないので自分の課題だと思っています。
ー相手の左サイドの選手とのマッチアップは
特に意識はしていなかったです。
ー次節に向けて
今日も引き分けですけど、負けてはいないので、1週間しっかり良い準備をしていきたいです。
上田綺世
ー今日の試合を振り返って
2点取れたのは良かったと思うんですけど、勝てなかったという事は自分の責任でもあるので次節は勝たせられるようにしたいです。
ー2週間前に天皇杯予選で敗北を喫した相手でしたが意識していた点はありますか
自分は去年から東洋大相手に点を取れていなかったので取りたいなというのはありましたけど、やっぱり勝たせたかったという気持ちが大きいです。
ーリーグ開幕から二試合連続で2ゴールとなりましたがコンディションの感触は
悪くないのかなと感じています。前半も惜しいヘディングがありましたし、後は自分次第だと思います。
ーチームが課題にしている速攻と遅攻の使い分けという点について、今日は縦に速い攻撃を中心にチャンスを作っていたと思いましたが連携の成熟度は
終了間際になってから後ろと前線でやることが徹底できなくなったので、角を取るなら取る、裏に走るなら走る、繋ぐなら繋ぐで合わせなきゃいけないと感じました。
ー1年次にインパクトを残した中での大学サッカー2年目、相手からの警戒もより強くなる中で結果を出していますがどう思いますか
まだまだやれるというのは感じてますし、まだ足りないという事も感じています。よりマークがきつくなるかもしれないですけど、全然許容範囲かなと。
ー次節に向けて一言
自分の仕事は点を取って勝たせる事なのでそれができるように頑張ります。
宮部大己
ー今日の試合を振り返って
前節に比べて、自分2試合目で結構緊張して入ってたんですけど、周りの先輩が結構上手い人がいるので、結構頼らせてもらった部分はありました。
-初スタメンだった前節と変えた点はありますか
特にないんですけど、自分のサイドハーフに和也くん(紺野)っていうすごい選手がいるので簡単に(ボールを)預けることに意識を置いていました。
-相手が多く出していたロングボールに対して、意識した点はありますか
相手の7番がカットインしてから、自分の背後についていることはわかってたので、自分の背後に走ってくる相手を意識してやっていました。
-同じ法政二高出身の高木友也選手(経2)のことはどう見ていますか
ポジションは同じなので、やっぱりライバル心はあります。高木は最初から出てたので、自分もやってやろうという気持ちはありました。
-次節に向けての意気込み
厳しいポジション争いがあるので、またチームを引っ張って頑張っていけるようやっていきます。
フォトギャラリー
- 一時逆転となるゴールに歓喜
- 幾度かゴールに迫った紺野
- 黒崎はこの日も攻守に貢献
- 前谷はセットプレーで存在感
- 松澤は途中出場もゴールならず
- 紺野とともにサイドからの攻撃をけん引した森
- 田中は2戦連続となる途中出場
- 今季リーグ戦初出場の長倉