【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第3節 法政大3-1東京国際大 紺野和也のファインゴール&上田綺世の3戦連発で東国大に逆転勝ち!3連戦初戦を白星で飾る!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第3節 法政大ー東京国際大
2018年4月29日(日)
相模原ギオンスタジアム
前節、終了間際での失点を喫し勝利を逃した法大は、相模原の地で東国大と対戦した。
前半は風の影響もあり攻めあぐねる時間が続くと、27分に先制を許す。しかし、後半に入るとペースを掌握し、70分には上田綺世(スポ2)のゴールで逆転に成功。さらに74分にはオウンゴールを誘発し、3得点で快勝を収めた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
0 | 前半 | 1 | 1 東京国際大学 |
---|---|---|---|---|
3 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
27分 | 得点 | 東京国際大学 | 浅利航大 | 0-1 |
38分 | 交代 | 法政大学 | 関口→高木 | |
48分 | 得点 | 法政大学 | 紺野和也 | 1-1 |
60分 | 交代 | 法政大学 | 田部井→大西 | |
70分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 2-1 |
74分 | 得点 | 法政大学 | オウンゴール | 3-1 |
82分 | 交代 | 法政大学 | 上田→飯島 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 1・0 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京ヴェルディY | 1・0 |
16 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 3・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 3・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 1・0 |
30 | MF | 田部井涼 | 経済1・前橋育英高 | 1・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 3・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 3・2 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 3・0 |
17 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 3・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 3・5 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
21 | GK | 中野小次郎 | 経済2・徳島ヴォルティスY | 0・0 |
26 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 1・0 |
32 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 0・0 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 3・0 |
28 | MF | 田中和樹 | 社会1・浦和学院高 | 2・0 |
25 | MF | 飯島陸 | 経済1・前橋育英高 | 1・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY | 2・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 順天堂大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 9/0 | 9 |
2位 | 明治大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 8/3 | 5 |
3位 | 早稲田大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 7/4 | 3 |
4位 | 法政大 | 7 | 3 | 2-1-0 | 8/4 | 4 |
5位 | 駒澤大 | 6 | 3 | 2-0-1 | 9/3 | 6 |
6位 | 桐蔭横浜大 | 3 | 3 | 1-0-2 | 4/7 | -3 |
7位 | 専修大 | 3 | 3 | 1-0-2 | 2/8 | -6 |
8位 | 東洋大 | 2 | 3 | 0-2-1 | 3/7 | -4 |
9位 | 国士館大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 2/4 | -2 |
10位 | 筑波大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 4/8 | -4 |
11位 | 東京国際大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 1/6 | -5 |
12位 | 流通経済大 | 0 | 3 | 0-0-3 | 4/7 | -3 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月8日 | 駒澤大 | ○3-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月15日 | 東洋大 | △2-2(詳細) | 県立保土ヶ谷サッカー場 |
3 | 4月29日 | 東国大 | 〇3-1 | 相模原ギオンスタジアム |
4 | 5月3日 | 筑波大 | 柏の葉公園総合競技場 | |
5 | 5月6日 | 明大 | 前橋総合運動公園サッカー場 | |
6 | 5月20日 | 国士大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
7 | 5月30日 | 早大 | 法大城山グラウンド | |
8 | 6月3日 | 桐蔭大 | 味の素スタジアム西競技場 | |
9 | 6月10日 | 専大 | 味の素フィールド西が丘 | |
10 | 6月17日 | 順大 | 佐倉市岩名運動公園陸上競技場 | |
11 | 6月30日 | 流経大 | 柏の葉公園総合競技場 |
マッチレポート
前節、試合終了間際に失点し開幕2連勝を逃した法大。勢いを取り戻したい第3節は今季リーグ戦未勝利の東国大を相模原ギオンスタジアムで迎えた。
前節からスタメンを4人変更した法大。強烈な向かい風に立たされキックオフした前半は開始早々から東国大のハイプレスを嫌ってロングボールを多用するものの前線でFWが孤立してしまいボールが収まらない展開が続く。両チームのDFとも互いのターゲットマンには厳しいマークで対応し、自由を許さないタフな入りの序盤戦となった。
膠着状態の中で18分、右SHの紺野和也(現3)が左に流れて単独突破しエリア内に侵入、クロスを上げるもディフェンスに阻まれた。ここから攻撃の糸口を掴みたい法大だったが27分、東国大右サイドのアーリークロスから生まれたルーズボールを浅利航大に叩き込まれ先制点を許す。流れを変えるべく37分に左利きSBの高木友也(経2)を投入して左SB黒崎隼人(経4)を右サイドに移動させるがその後も中々攻撃の形を作る事ができず0-1のビハインドで前半を折り返した。
48分、紺野が右サイドを突破してクロスを上げ、一度はDFに阻まれるも自らこぼれ球を拾って角度の無い位置から左足を振り抜くとボールは追い風に乗ってゴール左隅へ吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。得点直後は勢いづいたものの再び耐える展開が訪れる。55分にはあわやPKかという位置でハンドを犯し、58分にはエリア内に侵入した東国大ボランチ石田勇大にシュートを許すなど緊迫した流れが続く。
しかしここを耐えた法大は69分、CB加藤威吹樹(経3)のロングフィードからディサロ燦シルヴァーノ(経4)がディフェンスラインの裏へ抜け出し、GKより先にボールを触ると最後は走り込んできた上田綺世(スポ2)が無人のゴールに流し込み逆転に成功。勢いそのままに73分には途中出場の高木友也が放ったクロスが相手のオウンゴールを誘いリードを広げる。前節では涙を呑んだ試合最終盤は敵陣でボールを保持し続けて危なげない形で試合を終わらせ、3-1で勝利を飾った。
ここまでリーグ戦3試合を終えて2勝1分け。来週は中2日の連戦になるがまずは次節の筑波大戦に勝利し、スタートダッシュを完璧に成功させたい。(岩瀬斗真)
選手コメント
紺野和也
ー今日の試合を振り返って
前半は向かい風でやりづらかったので、前半は耐えていました。後半は点を取れるので、これ以上失点しないようにしていました。後半はしっかり得点できて良かったです。
ー後半から流れが変わりましたが
しっかりつないで自分たちのサッカーができました。向かい風から追い風になるので、点を決めて勝ち切ろうと思っていました。
ー自身のゴールシーンを振り返って
練習している角度なので、練習の成果が出て良かったです。
ーマンオブザマッチにも選ばれましたが
初めてでした。3連戦の1試合目でしっかり勝てて良かったです。
ー次節に向けて
すぐに試合があるので、今日と明日でしっかり疲労を取って、勝てるように準備していきたいです。
上田綺世
ー今日の試合を振り返って
風が強い中で前半はあまりいい入りができなかったんですけど、後半立て直して自分のゴールも含め3点取って勝てたので良かったです。
ー前半は耐える展開が続きましたが
ロングボールを上手く使えず自分達も競りづらかったので本当はゴロで繋ぎたかったという所がありましたし、あそこの失点を防げればもっと良い試合にできたのかなと思います。
ー後半から流れが変わりました。ハーフタイムで修正した点は
選手それぞれがやらなきゃいけない事は前半の段階でわかっていたので後半風向きが変わる中でそこをしっかりやらなきゃという事で問題なかったです。
ー3試合連続のゴールを挙げ、チームを勝利に導くことができました
前節は勝てなかったので今回勝たせることができて良かったです。次も点を取ってチームが勝てるように頑張っていきたいです。
ー次節に向けて
まだまだリーグ戦は長いですし、1回引き分けてることもあって負けは許されないと思うのでどんどん流れに乗って行けたらと思います。
山岸健太
ー試合を振り返って
前半は風下で、なかなかチームとして前に跳ね返せない状況で厳しいところもあったのですが、後半になれば風上で跳ね返せる力を持っていると分かっていたので、前半は最少失点で切り抜けようと自分の中で思っていました。
ーリーグ戦デビューを果たしましたが
自分的には緊張するかなと思っていましたが、ベンチでずっと見ていてサポートしながら出る準備はしてきたつもりでしたし、周りのみんなも普段から見てきていたので緊張というのはあまりなかったです。仲間に助けられながら楽しむことができました。
ー前橋育英高時代の後輩でもある田部井涼選手(経1)と飯島陸選手(経1)もリーグ戦デビューを果たしました
(田部井)涼は自分が3年のときにトップチームで一緒にやったことがあって、キックや展開力があるのでそこら辺は信頼していました。(高校時代からの)後輩というのもあって気にかけている部分もありましたが、2人ともすごくポテンシャルもあるので後ろから見ていても「やれる」というのは感じていました。
ーディフェンスラインを後ろから見ていていかがでしたか
相手のツートップを潰せればというのはあったのですが、センターバックの鳥居といぶ(加藤)が頑張ってくれていました。僕は準備のところで声掛けとかはしていたのですが、その二人がよく潰してくれたので安心感はありました。
ーセーフティなプレーが目立ちました
つなぎたい部分もありましたが、引っかかる芝でしたのでどうしてもつなげないという判断で僕の中ではセーフティにやりました。つなぎの部分ではまだまだですね。
ー次節に向けて
GWの三連戦の最初を良い形で終われたので、この流れのまま勝ち点を積み上げられればなと思います。
フォトギャラリー
- 前節から大幅にスタメンを変更
- 山岸はリーグ戦初スタメンとなった
- 1年生では唯一のスタメン出場となった田部井
- 加藤は相手の攻撃陣を封殺
- 安定感のあるプレーを見せた鳥居
- 紺野は自らの得点でチームを救った
- 驚異的なペースで得点を量産する上田
- 飯島は上田との交代でリーグ戦初出場