【自転車】第58回東日本学生選手権トラック大会1日目 ポイントレース、スクラッチで計7選手が予選突破!表彰台の行方は明日の決勝へ
第58回東日本学生選手権トラック自転車競技大会 1日目
2018年5月5日(土)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場
2018年度の幕開けを告げる大会がやってきた。予選中心となった今日のレースではポイントレースで3名、スクラッチでは4名の選手が決勝進出を決めた。大会2日目となる明日はこのほかにも1kmタイムトライアルなど計6個の種目に法大選手が出場する。
試合結果
男子 スプリント 予選
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
5位 | 昼田達哉(法2) | 10.844 | 1/4決勝進出 |
DNS | 中原航大 | ー | ー |
男子 ポイントレース 予選
組 | 順位 | 名前(学部・学年) | ポイント | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 3位 | 近藤翔馬(文3) | 8pt | 決勝進出 |
2 | 3位 | 渡部将太(人4) | 5pt | 決勝進出 |
2 | 11位 | 中西啓(文1) | 2pt | 決勝進出 |
男子 スクラッチ 予選
組 | 順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 8位 | 相葉健太郎(人2) | ー | 決勝進出 |
1 | DNF | 青島敬佑 | ー | 予選敗退 |
2 | 5位 | 宮川大和(キャ1) | ー | 決勝進出 |
2 | 6位 | 鶴健志(文2) | ー | 決勝進出 |
2 | 8位 | 堀込統吾(法3) | ー | 決勝進出 |
男子 ケイリン 1回戦
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
5位 | 鈴木玄人(人4) | ー | 敗者復活戦進出 |
男子 4kmインディヴィデュアル・パーシュート 予選
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
2位 | 矢部駿人(営2) | 4.46.965 | 決勝進出 |
3位 | 松崎広大(法1) | 4.46.983 | 予選敗退 |
4位 | 鈴木良(経4) | 4.47.506 | 予選敗退 |
男子 チーム・スプリント 予選
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
5位 | 鈴木玄・鈴木陸来(文4)・五味大征(法1) | 1’02.870 | 予選敗退 |
男子 4kmチーム・パーシュート 予選
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
4位 | 鈴木良・渡部・上野恭哉(営3)・矢部 | 4.24.853 | 予選敗退 |
男子 スプリント1/4決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
2位 | 昼田 | ー | 5-8位決定戦進出 |
戦評
男子スプリント予選
中原が棄権したため法大から唯一の出場となった昼田。昨年からケイリン、スプリントなどの短距離種目で実績を積み重ねてきた昼田。この日も予選を全体の5位で通過し迎えた1/4決勝。相手選手の様子を窺いながら先に仕掛けたが、ゴールわずか手前のところでかわされ敗退となった。
男子ポイントレース予選
1組の近藤は最初のポイント周回をアタックできずに終わったが、2回目、3回目と確実にポイントを獲得。その後は集団内で流す余裕を見せ予選突破。2組に出場した渡部と中西。渡部も近藤と同様に序盤はポイントを逃すも3回目、4回目のポイント周回で加点し予選突破となった。ルーキーの中西は最後まで苦戦を知られたが得点が倍となる最終周で4位に入り中西も予選突破となった。
男子スクラッチ予選
相葉と青島の入った1組はペースの起伏が激しいレースとなった。それでも相葉はゴールスプリントに食らいつき決勝進出。青島は残り2周からまくろうとするも落車に見舞われ完走できずに終わった。法大から3名が出場した2組は逃げを打つ選手も現れず勝負はゴールスプリントに委ねられる。一団のままとなったが3名とも巧みに集団の間を抜け見事全員が決勝行きを決めた
男子ケイリン予選
ペーサーが外れ残り2周となった1-2コーナーから進出を開始した鈴木玄。しかし、最終コーナーで捕まり5位という結果に終わる。敗者復活戦から上位進出を目指すことになった。
男子4㎞インディヴィデュアル・パーシュート
3名が出場したインディヴィデュアル・パーシュートは各々が自身の色を発揮したレースとなった。松崎はスタートから一定のペースで淡々と周回し、序盤は同組の選手に迫られたが最後は大きく差を広げてのフィニッシュとなった。矢部は昨年の東日本新人戦でこの種目で優勝しておりこの大会でも優勝候補の1人と目されている。その周囲の声に応えるかのようにスタートから勢いに乗る矢部。最後は苦しそうな顔を見せたもの全体2位となるタイムでレースを終えた。最終組の鈴木良は実力者の日体大・安田との対戦となった。レース中盤に疲れを見せ、はなされたが最後は意地をみせ食らいつき全体4位レースを終えた。
男子4㎞チーム・パーシュート予選
最終組で出場した法大は昨年の全日本選手権の覇者中大と対戦することとなった。レースは両大学とも同じペースで進め終盤へ。残り2周で上野が離れ3人での周回となったところで徐々に中大との差が生まれ、中大と3秒差でフィニッシュ。決勝進出となる上位2校に入ることができず予選敗退となった。
男子チームスプリント予選
鈴木玄、鈴木陸、五味の3名で出走したチームスプリント。残り2周から五味、鈴木玄が抜け最後に残った鈴木陸が先着するもタイムは1分8秒と決勝進出とはならなかった。
今日のレースでは団体種目での決勝進出こそ逃したが、個人種目では多くの選手が決勝へ駒を進めた。3連覇がかかる1kmの鈴木陸。東日本新人戦に引き続いての4kmIP優勝が懸かる矢部。4名の選手が出場するポイントレースとスクラッチなど見どころが多い。明日は何人の選手が表彰台に上がることができるのだろうか。明日も法大自転車競技部に注目だ(山﨑志馬)
選手インタビュー
中西啓
ー今日のレースを振り返って
実は3日前くらいから合宿に入っていました。そこで高校生以来となるバンクに入って本来の自分の実力より落ちていて、今日のレースも予選もきついんじゃないかなと思っていました。でも実際に走ってみたら途中から何とかついていけるなっていうことに気づき始めて、残り1周半から前につけようと思ってそれが功を奏して予選を上がることができたと思います。
ーレース前の作戦は
いつも行き当たりばったりが多いんですけど1回目のポイン周回は取りにいかないと決めています。落ち着いて状況を見てから行こうと考えています。
ー同じ組の渡部選手を意識していましたか
他の先輩からも「(渡部は)確実にポイントを取りに行くからその後ろについていけば楽にとれるよ」とは言われていました。なるべくついていこうとは思ったんですけど思うようにいかなくて、最後ああいう形になりました。
ーここまでの大学生活を振り返って
自分の悪いところが分かった1か月だったと思います。練習は朝練があるので仕事もあって大変なんですけど、今は無心で起きて練習に臨んでいます。
ーこの1年間での目標は
この前のRCSで昇格できたのでクラス1に上がることと、インカレのロードで出場したいなと思います。
ー明日に向けて
実際のところ厳しいレースになると思いますけど普段はやらないことをチャレンジしようと思います。
フォトギャラリー
- 1/4決勝では敗れたが今後の更なる成長が期待される昼田
- 決勝進出はならなかったがIPで4位と奮闘した鈴木良
- 明日の決勝のレースも楽しみな相葉
- 矢部は明日の決勝で日体大の安田と一騎打ちとなる
- メンバー構成も注目されるチーム・パーシュート
- チームスプリントの選手たち
- 余力を見せての通貨となった近藤
- 期待のルーキー中西