【フェンシング】全日本学生王座決定戦 男子フルーレ・男子エペ 男子フルーレはエース西藤欠場も優勝! 男子エペは強豪中大に惜しくも敗戦し準優勝
全日本学生王座決定戦
2018年6月9日(土)
駒沢オリンピック公園体育館
各種目関東と関西のリーグ戦2位以上が出場できる全日本学生王座決定戦。法大からは男子フルーレと男子エペで出場権を獲得した。フルーレでは敷根崇裕(法3)を中心に圧倒的な試合展開で優勝を飾った。エペは強豪中大相手に惜しくも準優勝となった。
試合結果
種目 | 出場選手 | 試合詳細 | 順位 |
---|---|---|---|
男子フルーレ |
野口凌平(営4)、敷根章裕(法4)、敷根崇裕(法3)、鈴村健太(法2) |
○45-26愛工大○45-26日大 |
優勝 |
男子エペ |
塩原智輝(生命4)、村山健太郎(デ工3)、川北信海(文3)、沢村拓哉(営2) |
○45‐29愛工大●35‐45中大 |
準優勝 |
男子フルーレ戦評
圧巻の強さだった。関東学生選手権優勝で迎えた今大会。エース西藤俊哉(法3)が欠場の中、野口凌平(営4)、敷根崇裕(法3)、鈴村健太(法2)、敷根章裕(法4)の4人が登場。先立って行われた愛知工業大戦では2回り目で野口が積極的な攻撃を見せ丁寧にリードを守り切る。7回り目では鈴村が、相手に得点を与えない圧巻のプレーで点差を13点に引き離した。45-26と圧倒的な強さが表れたスコアで決勝戦へと駒を進めた。
「ベンチが明るかった」。鈴村が述べたこの言葉がフルーレチームの強みと言っても過言ではないだろう。チームリーダーの野口をはじめ、経験値の高い4年生を中心に声を出し、敷根崇や鈴村の活躍が光った試合だった。アジア選手権への出場が決定している選手もいる中で、上々の試合展開を見せた。(梅原早紀)
男子エペ
男子エペは、1戦目で愛工大と対戦。村山健太郎(デ工3)が1回り目の接戦を制し流れを引き寄せると、続く塩原智輝(生命4)、川北信海(文3)も健闘。6回り目終了時点で10ポイントをリードする余裕の試合展開を見せる。その後も無駄な失点をほとんどせず、45-29の快勝で決勝へと駒を進めた。
続く決勝では、日本代表の田尻航大と小俣聖を擁する強豪・中大と激突。2回り目から徐々に点差を離されていくも、3回り目の川北、4回り目の沢村拓哉(営2)、5回り目の村山が獅子奮迅の活躍を見せ、逆転に成功。しかし、中盤で痛恨の12ポイント連取を許し、一気に点差を広げられる。結局、これが響き35-45で完敗を喫した。
試合後、「最後まで粘れなかった」と唇を噛んだ村山。村山にとっても、またその他の選手にとっても、王座戦は不完全燃焼に終わってしまった。(赤染徳光)
選手コメント
野口凌平
-今日の試合を振り返って
1試合目はみんな若干活気が下がっていたんですけど、2試合目はしっかり、みんな自分の役割果たして、大差で勝つことが出来たので良かったと思います。
僕個人としては、今シーズンはなかなか思うような結果が残せなかったので、またしっかり準備して、次のシーズンに向けて頑張りたいと思います。
僕もいなかったんで、頑張ってっていう気持ちだったんですけど、しっかりみんな、1年生も頑張って勝ってくれたので良かったと思います。
僕個人としては、11月からまた来シーズンが始まって、オリンピックに向けて重要なシーズンになるので、そこに向けて頑張り、大学のチームとしては、関カレ、インカレ、全日本があるので、今年もまた五冠達成できるように頑張りたいと思います。
村山健太郎
…悔しかったです。
実力が均衡していたので、なるべく大きな失点をしないように考えていたのですが、なかなかうまくハマらなかったです。
最後まで粘れなかったところだと思います。
最後回りの小俣が同期だったので、絶対に勝ちたいと思っていたのですが、ダメでしたね。
沢村と相手の中回りの石井が高校時代の同期で相性が良いというのと、相手のリザーブで入ってきた山田選手と塩原先輩が相性が悪くてそういう意味で、そこをぶつけようという意図です。
個々の役割を明確にして試合作りをしていくことかなと思います。