【ハンド】2018年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第1節 対国士大 秋季リーグ開幕!強敵・国士大を相手に互角の戦いを繰り広げるも流れを制せず…
2018年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第1節 対国士大
2018年9月1日(土)
日本大学八幡山体育館
ひと夏を越え、ついに関東学生秋季リーグ戦が開幕した。初戦の相手は昨季4位の国士大。序盤からリードを奪い立ち上がりは好調に見えたが、ミスが響き波に乗り切れず。後半再び同点に追いつくも、攻め切ることができず、24-28で悔しい開幕黒星を喫した。
試合結果
トータル試合結果
24 法政大学 |
11 | 前半 | 13 | 28 国士舘大学 |
---|---|---|---|---|
13 | 後半 | 15 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
16 | GK | 深井亮太 | 理工4・ 浦和学院 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健3・雄城台 | 2 | 2 |
3 | RB | 山本祐輝 | 社会3・浦和学院 | 4 | 4 |
26 | RW | 本田悠也 | 社会2・大分 | 0 | 0 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 8 | 8 |
7 | LW | 田島走 | 社会4・藤代紫水 | 5 | 5 |
33 | PP | 橋口博隆 | 社会1・雄城台 | 2 | 2 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
4 | RB | 沖山葉太 | スポ健4・法政二 | 1 | 1 |
13 | RB | 服部流征 | 経済3・高岡向陵 | 0 | 0 |
10 | RW | 黛祐貴 | 経済4・富岡 | 0 | 0 |
22 | RW | 本田拓海 | 社会3・法政二 | 2 | 2 |
25 | PP | 柿沼健吾 | 社会2・藤代紫水 | 0 | 0 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-負 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 筑波大 | 1-0-0 | 33 | 19 | 14 | 2 |
2位 | 立教大 | 1-0-0 | 32 | 25 | 7 | 2 |
3位 | 中央大 | 1-0-0 | 30 | 25 | 5 | 2 |
4位 | 国士舘 | 1-0-0 | 28 | 25 | 4 | 2 |
5位 | 日体大 | 1-0-0 | 26 | 24 | 1 | 2 |
6位 | 明治大 | 0-0-1 | 25 | 25 | -1 | 0 |
7位 | 法政大 | 0-0-1 | 24 | 26 | -4 | 0 |
8位 | 日本大 | 0-0-1 | 25 | 28 | -5 | 0 |
9位 | 早稲田 | 0-0-1 | 25 | 32 | -7 | 0 |
10位 | 東海大 | 0-0-1 | 19 | 33 | -14 | 0 |
春季リーグ戦結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 9月1日(土) | 国士舘 | ●24-28 | 日大八幡山 |
2 | 9月2日(日) | 日本大 | ― | 日大八幡山 |
3 | 9月8日(土) | 筑波大 | ― | 国士大多摩 |
4 | 9月9日(日) | 中央大 | ― | 国士大多摩 |
5 | 9月22日(土) | 早稲田 | ― | 日体大健志台 |
6 | 9月23日(日) | 立教大 | ― | 明大和泉 |
7 | 9月29日(土) | 明治大 | ― | 国士大多摩 |
8 | 9月30日(日) | 東海大 | ― | 中大多摩 |
9 | 10月6日(土) | 日体大 | ― | 国士大多摩 |
戦評
秋季リーグ初戦の今節、対するのは昨季に接戦の末破れた国士大だ。昨季チーム得点ランキングトップの松岡寛尚(経3)や、ルーキーながら多くの得点に絡んだ橋口博隆(社1)など、今季も引き続き活躍が期待される選手がそろう法大。初戦から弾みをつけるためにも、なんとしても勝利を収めたい一戦となった。
開始早々に田島走(社4)がネットを揺らしたのを皮切りに、相手を寄せ付けずに3連続得点で波に乗りいいスタートを切る。前半10分までは完全に法大ペースの試合運びとなった。しかし一瞬のミスが命取りになるのがハンドボール。前半22分に沖山葉太(スポ健4)が2分間退場となり、数的不利な状況に。そしてここぞとばかりに国士大の猛攻が始まる。一気に4連続得点を決められると、一時3点あったリードを埋められ逆転を許してしまう。前半終了までに松岡が意地を見せ、2点をもぎ取るも追いつくことはできず。前半を11-13と2点ビハインドで折り返す。
迎えた後半。後半から出場した本田拓海(社3)がサイドから得点を取り、チームを盛り上げる。そして41分時点の沖山の得点で同点に追いつき、スコアは17-17。しかし次の1点が大事になってくるこの局面で、松岡が痛恨の2分間退場となってしまう。攻撃の要が不在の中、流れは再び停滞。チャンスを活かすことはかなわなかった。その後も山本祐輝(社3)や松岡が国士大のネットに攻め込み、喰らいつこうとする。しかし一度広がったリードを埋めることができず、24-28で悔しい敗戦を喫した。
ミスから失速する場面が目立った今節。しかし、春リーグから課題であったディフェンス面では、練習の成果が見られたと主将の福本直也(社4)は語る。一方で「セットオフェンスで攻めきれない場面が多くなってしまった」と新たな課題を口にした。
次節の対戦相手は日大。ここ1年負けのない相手なだけに、きっちりと勝ち切りたいところだ。まずは一勝し勢いに乗りたい。(青木義貴)
インタビュー
福本直也 主将
—今日の試合を振り返って
勝たないといけなかった試合だったと思います。初戦ですし、これからリーグ戦が始まっていくので、この初戦というのは大事だったと思います。勝ちきりたかった試合ですね。
—初戦を迎えるにあたってチーム内で意識したことは
特にディフェンスに力を入れました。春リーグはかなり失点数が多くて、そこが課題だと感じていたので、そこに重点をおいて練習してきて、ディフェンスのシステムも少しいじりました。今日はディフェンスにおいては悪くなくて、成果は出たかなと思います。その分、オフェンスでのミスが多くなってしまい、そこで差が出たかなと思います。
—システム変更とは具体的に
春リーグはチェンジをしなくて、そのままディフェンスをしていましたが、今季からチェンジするディフェンスに変えて、より打ってくる相手に当たったりとか、ポストへと厳しさだったりというのを変えました。
—今日の試合で出てきた課題は
セットオフェンスで攻めきれない場面が多くなってしまい、そこからの打開策がなかなか生まれなかったというのが課題になってくると思います。
ー試合中、ベンチで交代選手に対して積極的に声をかけていました
その時にうまくいっていなかった部分というのを伝えて、そこから、こういう所を攻めろというのは伝えました。しかし、なかなか試合全体を通しては全部やり切ることはできませんでした。交代のタイミングというのは重要になってくるので、試合の流れを変えるための声かけというのを徹底しなければいけないなというのは感じました。
ー春とは少し違ったメンバーで挑みました
右サイドには左利きで、上もできて、サイドから切るというような、展開ができる選手を入れようということで、本田悠也(社2)を先に入れました。本田拓海(社3)はサイド専門の選手なので、速攻のために最初は本田悠也を使いました。
—結果的に黒星スタートとなりました
今まで練習でやってきたディフェンスが今日は悪くなかったので、これからも継続していくのと、初戦負けてしまったというのはしっかりと切り替えて、これからまた勝ち星を積んでいけるようにチーム全体で声かけというのを意識してるやっていきたいと思います。
—次節の日大戦に向けて意気込みをお願いします
明日も困難な場面が多くなると思いますが、しっかり試合の展開を予測して、全員で声かけして盛り上がって、勢いを付けられるような勝ち方をしたいと思います。
深井亮太
—悔しい敗戦でしたが
良い試合でしたが小さなミスから点差が開いてしまったので悔しいです。
—初戦でしたが意気込みはいかがでしたか
初戦に勝って勢いに乗りたかったのですが、上手くいかなかったです。
—要所でのセービングは
チームを盛り上げることに貢献できたので良かったと思います。
—国士大の印象は
春リーグは相手のペースに合わせて負けてしまったので、秋リーグはこちらのペースで試合を進めようと思っていたんですけど、なかなか小さいミスから試合の流れを持ってくることができなかったので残念でした。
—キーパーの交代がありませんでしたが
調子は良かったと思います。
—次の試合への意気込み
すぐに次の試合があるので早めに切り替えて、春リーグでは勝てた日本大学に明日の試合でも是非勝ちたいです。
松岡寛尚
―今日の試合を振り返って
今日の試合は、初戦なので入りを大事にしようと話し合っていました。出だしに3、4点差つけて、そのまま5、6点差付けられる場面でミスをしてしまったことが敗因だと思います。
―国士舘への対策はありましたか
国士舘のセンターの庄山さんがキーマンなので厚く守っていたんですけど、結構やられちゃいましたね。
―途中2分間退場となる場面がありました
自分が退場している間は、オフェンスが上手くいっていない状態でした。なのでその間は頭の中を整理して、自分がまた戻ったときにどうやって攻めるのかを考えてました。
―田島選手とのノールックパスが多く見られました
田島さんとのノールックパスの連携は、毎日やっていますね。自分への1枚目のディフェンスは厚くなるので、そこで不意にパスを出すことで良い攻撃ができると思って練習してましたね。
―日大戦への意気込みは
日大も初戦負けているので、いかに気持ちを切り替えられるかが勝敗を分けると思います。今日負けたことを反省して、気持ちを切り替えて試合に臨もうと思います。
フォトギャラリー
- 松岡はチーム内最多の8得点を挙げた
- OFでも活躍を見せた沖山
- 服部は果敢に攻めるも得点ならず
- 要所での好セーブが光った深井
- 田島も5得点を挙げチームに貢献
- 後半からの出場となった本田拓
- ベンチも一丸となって戦った
- スタメン出場となった山本晃