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【硬式野球】プロ野球ドラフト会議2018 『法大のなかやまきんに君』こと中山翔太がヤクルトから2位指名!!法大から4年ぶりのプロ入りへ!

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【硬式野球】プロ野球ドラフト会議2018 『法大のなかやまきんに君』こと中山翔太がヤクルトから2位指名!!法大から4年ぶりのプロ入りへ!

2018年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
2018年10月25日(木)
法政大学野球部合宿所

2014年度ドラフト会議において横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた石田健大(平26年度卒=現横浜DeNA)以来の指名へ期待に満ち溢れた今年。法大の主砲・中山翔太(人4)の名前が呼ばれると合宿所内が歓声に包まれた。笑顔で現れた中山は「(ヤクルトは)明るくて盛り上がっていて僕にピッタリ」と喜びを前面に。夢である『プロ』。その入り口にようやく立った。

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ヤクルトからの指名後、同期に囲まれ笑顔を見せる中山

ドラフト指名選手

氏名 順位 指名球団
中山翔太(人4=履正社) 2位 東京ヤクルトスワローズ

 

現場レポート

 4人の選手がプロを目指た今年のプロ野球ドラフト会議。大阪桐蔭高の根尾昂(あきら)や藤原恭大、また報徳学園の小園海斗ら甲子園のスターたちに1位指名が集中するなど、盛り上がりを見せて始まった。

 『中山翔太』。その名前が呼ばれたのは2巡目だった。指名したのは、2016年に行われた明治神宮外苑創建90年記念奉納試合で六大学チームと対戦し、中山が3安打の活躍を見せた東京ヤクルトスワローズ。六大学で最初の指名に、部屋の外では中山に向けて「おめでとう!」との声が響いた。

 支配下の指名が全て終わってから、大勢の記者が待つミーティングルームに笑顔で現れた中山。「こんばんは。東京ヤクルトに指名されました中山翔太です。今の気持ちは、うれしいのはそうなのですが、これからめっちゃ頑張ってやろう!という気持ちも同時にあって、とても清々しいです」と共同記者会見で切り出すと、どこかホッとした表情で質問に答えていく。「(2位は)想定内でした。頑張りたい」と語るその目は、自信と希望に満ち溢れていた。
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笑顔で共同記者会見に臨む中山

 その後は、室内練習場で胴上げも行われた。4年間を共に走り抜けてきた同期がヤクルトのユニフォームに身を包んだ中山を祝福。計9回ほど宙に舞った頼れる主砲は、最後まで笑顔を絶やさず報道陣の前から仲間と共に立ち去った。
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ヤクルトのユニフォームを身にまとい同期に胴上げされた中山

 他の3選手の名前は最後まで呼ばれることはなかったが、3選手とも中山の胴上げに駆けつけ、喜びを分かち合った。悔しさもあっただろうが、仲間を笑顔で祝福した彼ら。今後は、それぞれ強豪の社会人チームに進むことが決まっている。『夢』の入り口に立てた中山と、社会人という新たなステージに進む3選手。道は違えど、先々で活躍する姿を見せてくれるだろう。 

共同記者会見(※一部抜粋)

―2位という指名順位について
高く評価していただいたので、それにしっかりと応えられるように頑張りたいと思います。

―順位は想像以内だったか
想像以内といえば、想像以内です。本当に指名された時は「まじか」という感じでした。

―2巡目でヤクルトいう球団から指名された時、球団に対してどのような感想を持ったか
奉納試合とかで一度(対戦を)やらせてもらっていて、神宮も(六大学リーグの)ホーム球場なので、他球団よりは一番思い入れがありますね。

―高校と大学の先輩もいらっしゃいます
分からないこともいっぱいあるので、先輩方に色々アドバイスを自分から聞いていって、吸収していけたらいいなと思います。

―ヤクルトのチームカラーはどのように考えているか
明るくて、盛り上がっていて、僕にピッタリだなと思います。

―どこを評価されたと思うか
バッティングが主になると思うのですが、パワーであったり、全力疾走など全力プレーでやっていたところを評価されたのかなと思います。

―高校生が上位で指名されている中、大学生として負けられないなどはあるか
誰にも負けたくない気持ちはあるので、高校生とかはあまり意識していないです。

―守備位置は
この期間、自分の可能性広げるために、色々なところで練習していき、チームの状況に応じれるようにしていきたいと思います。

―日本代表の右スラッガーとして、バレンティン選手に似ていると思われます
どのように見ているかパワーがすごいので、自分からバレンティンさんに色々聞いていきたいなと思います。

―小川監(淳司)督、宮本(慎也)ヘッドはタイプが違うと思いますが、どのような印象を持っているか
守備とか走塁がすごくて、堅実な野球をするというような印象があります。

―登場曲は
長渕(剛)さんの曲でいかせていただきたいと思います。曲はまだ未定です。

―具体的に数字として掲げている目標は
三冠王は取りたいと思っています。ホームランで群を抜いていきたいと思います。

 独占インタビュー

―改めて今のお気持ちを
素直に、うれしく思っています。

―リーグ最終戦が終了してから今日までどのように過ごしてきたか
優勝決定のプレーオフもあるので、そのつもりで皆で今まで通り練習してきました。

―今日の過ごし方は
朝練習して、シャワー浴びて、お昼を食べて、いつもと一緒です。ドラフトは4年生のみんなと見ていました。

―ヤクルトから2位指名。名前が呼ばれた瞬間は
本当に呼ばれたのかなと一瞬思ったんですけど、みんなが喜んでくれて(実感して)、その後にうれしさが出てきました。

―ご家族とは連絡は
電話で話しました。何かすごく興奮していて、何言っているかわかんなかったです(笑)。

―馴染みのある神宮球場でこれからもプレーしていくことになるが
持ち味のバッティングと全力プレーで、チームの優勝に貢献できたらいいなと思います。

―中山選手をまだ知らないヤクルトファンに向けてアピールを
フルスイングでファンの皆さんを魅了できたらいいなと思っています。

―法大ではプロとの試合も数試合経験しましたが、改めてプロのイメージは
まずはコントロールがよくて、甘い球が1打席に何球もないので、それをしっかり仕留めなくてはならないと思っています。

―これから自主トレやキャンプとなりますが、どんな風に調整していきたいか
リーグ戦が全て終わってから今までの自分を客観的に見て、足りない部分と良い部分を両方伸ばしていけたらいいなと思います。

―ファンの皆様へメッセージをお願いします
今まで応援していただいたので、今後プロ野球で活躍して恩返ししていきたいと思います。 

同期祝福コメント(※50音順、一部選手のコメントは後日発行の紙面に掲載)

伊藤 寛泰 学生コーチ

『同級生からプロが出るというのはうれしいですし、本当に「おめでとう」という気持ちでいっぱいです。(中山選手は)チームの中心選手として引っ張ってくれていた面もありますし、ここ一番というヒットが欲しい大事な場面でヒットを打ってくれたりとか、そういう部分を見ていたので、これからもそういう選手として頑張ってほしいと思います。本当に「おめでとう」しか言うことがないです。プロでも勝負強い選手になってほしいですし、法政でもムードメーカーとしてチームを引っ張ってくれていたので、プロ球団や日本球界も引っ張っていってくれる選手になってくれたら、一番うれしいなと思います』

大西 千洋 外野手

『(中山選手が指名されて)本当にうれしいです。彼は試合中の気迫などもすごくて、4番としてしっかりチームを引っ張ってくれていたなと思います。(本人には)「おめでとう」と言いたいです!プロでは、やはり球界を代表する長距離バッターになってほしいと思います』

鎌倉 航 捕手

『本当に選ばれて良かったなと思います。おめでとうという気持ちです。本当に「おめでとう」だけですね!すごく練習していたのも見ていますし、ムードメーカーとしてチームを引っ張ってくれていましたし、本当に良い順位でドラフト指名されて良かったなと思います。ここで(指名されて)終わりではないので、本当に頑張ってほしいです。やはり愛される選手になって、結果もそうですけど、しっかり長く野球を続けられる選手になって欲しいなと思います』

小林 満平 内野手

『ずっとレギュラーとしてやってきた仲間でもあるので、絶対に指名されるという気持ちでドラフトを見ていましたし、いざヤクルトに2位で呼ばれたときには、自分のことのようにうれしかったです。本当に頼りになる4番ですし、4番に定着してからは、中山以外の4番は考えられないという感じでした。いつも僕もホームに還してもらって、頼もしい4番だなと思ってずっと見ていました。まずは「おめでとう」と言いたいです。中山の必死なプレーというのは(周りに)伝わって、チームを強くできる選手だと思うので、そういうがむしゃらなプレーで、ファンにもチームメイトにも愛される選手になってほしいなと思います』

履正社高校 監督 岡田龍生氏 (※11月12日追記)

–高校時代はどんな選手でしたか
もう見た通りで真っすぐな選手で、本当にあのスタイル通りの選手でしたね。

–法大で活躍する姿をどのように見ていましたか
四番でずっと使ってもらっていて、大学に入学してからは直球だけでなく変化球にも色々な球に対応できるようになったので、高校時代と比べて、成長したなと見ていて思いました。

–ドラフト指名を聞いて
本人が以前から持っていたプロになるという夢が実現できたと思うので、本当に良かったなと思っています。

–中山選手とお話は
あとで電話で話しました。良かったなと伝えました。

–プロの世界に入りますが、中山選手に期待したいこと
アマチュア野球からプロ野球の世界に入るということで大変なこともあると思うのですが、技術などをしっかり自分のものにして、一日も早く一軍の舞台で見られる選手になってほしいと思います。

–中山選手へメッセージを
うち(履正社高)には、山田哲人(ヤクルト)とT-岡田(オリックス)という2人の長距離砲のOBがいまして、2人ともホームラン王を獲得したので、中山にも3人目のタイトルをつかんでほしいです。頑張ってくれと言いたいです。

フォトギャラリー

  • 136656 2ヤクルトから2位指名を受けた中山
  • S  73867296色紙も快く書いてくださった
  • DSC 6660 24年生全員で中山を祝福
  • S  73867305ヤクルトからの指名後、同期に囲まれ笑顔を見せる中山

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