【硬式野球】新幹部インタビュー

硬式野球

【硬式野球】新幹部インタビュー

2018年12月8日(土)
法政大学野球部合宿所

 12季ぶりの東京六大学制覇を成し遂げた法大野球部。連覇のかかった今年度のシーズンに向けて、新幹部が発表された。主将に選ばれたのは勝負強い打撃が持ち味の福田光輝(人3)。副将は今年度も3人体制となり、朝山広憲(法3)、宇草孔基(営3)、清水俊作(文3)が務めることとなった。各ポジションの責任者には、投手責任者に内沢航大(キャ3)、捕手責任者に伊藤寛士(文3)、内野手責任者に相馬優人(営3)、外野手責任者に舩曳海(キャ3)がそれぞれ就任。すでに来年に向けてのチーム作りが着々と進む中、主務に就任した長谷川健介(営3)を含めた9名に幹部としての意気込みを語っていただいた。

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本年度の幹部に就任した9名(前列左から宇草、福田、朝山、清水、後列左から長谷川、舩曳、内沢、相馬、伊藤)

2019年度新幹部

主将 福田光輝(人3=大阪桐蔭)
主務 長谷川健介(営3=池田)
副将 朝山広憲(法3=作新学院)
副将 宇草孔基(営3=常総学院)
副将 清水俊作(文3=佼成学園)
投手責任者 内沢航大(キャ3=八戸工大一)
捕手責任者 伊藤寛士(文3=中京大中京)
内野手責任者 相馬優人(営3=健大高崎)
外野手責任者 舩曳海(キャ3=天理)
学生コーチ 伊原東吾(経3=法政)
内田郁也(営3=法政二)
仲島大雅(人3=法政二)
中村駿 (キャ3=西武台千葉)
 

幹部インタビュー

福田 光輝 主将

–主将に就任した経緯は
監督から言っていただきました。

任されるとは思っていたか
一応準備はしていました。

主将になって今の気持ちは
自分は小学校からずっとキャプテンだったので、そんなに苦になることはないです。

大阪桐蔭時代にも主将を務めていました
桐蔭の時はスポーツ推薦の人しかいなかったので、まとめるのは楽ではあったのですが、今は150人もいますし、高校の時以上に周りに目を配りながらやっていきたいなと思います。

主将としての理想像は
あまりこうしたいというのはないのですが、自分は言葉でもぐいぐい言うので、言葉でも行動でも引っ張っていけるようになりたいなとは思っています。

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チームとしては今後どのようにしていきたいか
自分の代はリーグ戦を経験している選手が結構多いので、そのメンバーで先頭に立ってどんどんチームを引っ張っていきたいです。

新人戦の時も主将を務めていましたが、活かしたいことは
新人戦とリーグ戦はやっぱり違うのですが、チームを引っ張るってことは変わりないので、とにかく自分が前に立ってやるべきことをやっていきたいなと思います。

チームの現状は
緊張感もあって良い感じだと思うのですが、目指すところは日本一なので、一日一日全力でやっていきたいと思います。

オフ期間、どのようにチームで取り組んでるか
ノックやバッティングでテーマを自分たちで決めて、それをしっかりみんなでやり抜くというふうに、一個一個のメニューに対してテーマを決めてやっています。

新チームの方針は
秋に優勝したので、連覇を目標にして、一球一球みんなで一緒の気持ちでいくということを絶えず意識してやっていきたいと思っています。

優勝した年の次の年ということで何か思うことは
プレッシャーとかは全然ないですね。自分らのやりたいようにはやったらいいかなと思っていて、自分の代でも優勝したいというのはあるので、それに向かってやっていけたらなと思います。

改めて昨シーズンをチームとして振り返って
1点差のゲームを勝ちきれたというのが大きかったと思っていて。勝ち切るにはその1点差のゲームをものにしなければならないので、練習でも細かいところを自分らで作っていけるようにしたいなと思っています。

優勝に向けて
今のチームに必要なこと全部をレベルアップしなければならないと思うのですが、その中でももっとみんな『1』という数字にこだわってやっていかなければいけないなと自分の中では思っています。

福田選手ご自身として昨シーズンを振り返ると
春から今までも出させてもらっていて、でも途中から調子が悪くなって、自分としては全然納得のいくシーズンではなかったのですが、チームとしては優勝もできたし、今までとは違うシーズンを歩めたので、そこは自分にとってプラスになったかなと思います。

最終戦の取材で、「練習の中でふっ切れたものがあった」とおっしゃっていました
自分はあまり考えたらいけないタイプだと思うのですが、調子が悪くなっていく度に思い切りがなくなっていると感じて、気持ちの面で自分で整理して、思い切っていこうと思ってやれたのが良かったのかなと思います。

–来季に向けて取り組みたいことは
全部レベルアップしたいのですが、チームを勝たせる1本を打てれば。守備ではチームを助けられるように1年間やっていきたいと思います。

副将とどのように連携したいか
自分はミーティングでも人に構わずガツガツ言いますし、それで自分がガンガン言うことで変な雰囲気になることもあるのですが、自分はそこでひるまず自信持って行こうと思っています。自分がガツガツ言った時に、その選手にフォローなどしてくれたら、自分的には助かるなと思います。

新4年生で期待する選手は
やっぱりリーグ戦は4年生が活躍しないと勝てないと思うので、誰とかいないですけど、今練習している限り、自分らの代が少しずつ自覚を持ってきていると思います。全員に期待しながら自分もこのまま頑張っていきたいと思います。

新入生の発表がありました
自分が1年から出させてもらっていたので、入ってきたらまず思い切ってやって欲しいなと思っています。

ファンの皆さんへ
秋も優勝して、温かい声援をもらったので、引き続きよろしくお願いします。

(取材:吉田あゆみ)

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福田光輝(ふくだ・こうき)
人間環境学部3年 1997年11月16日生まれ
大阪府出身・大阪桐蔭
176cm78kg 右投左打
昨年度成績:23試合 74打席 68打数 17安打 1本塁打 6打点 6四死球 12三振 打率.250

朝山 広憲 副将

副将になった経緯は
監督に練習中、キャッチボール中だったんですけれど「副将お前に決めたから」というふうに言っていただいて副将となりました。

その時の率直な気持ちは
1年間引っ張る、やっていこうという気持ちと共に、少し不安というか、そういう気持ちもありました。

優勝を経験して
チーム全体として去年はスローガン通りじゃないですけれど、『結束』して、一人一人がチームの為にという気持ちを練習からやっていたので、そういう所が優勝にもつながっていったのかなと感じました。

福田選手が主将となりました
あいつは小中高とずっと主将をやってきていて、キャプテン慣れじゃないですけれど、引っ張る面ではすごく長けていて、チームを引っ張る力があります。自分はそれを支えていくというか、(自分が)引っ張るという部分もあるんですけれど、福田を支えるという感じでやっていきたいです。

朝山選手自身は主将の経験は
中学校の時にやりました。

昨年度は河野太一郎選手(法4)が『精神的支柱』としてブルペンを支えていたと思うのですが、今年度そのような選手は
誰がいるかと言われれば、いないので、そういう選手に僕がなれればなとは思います。

下級生にはリーグ戦を経験した選手が多数います
三浦(銀二、キャ1)、高田(孝一、法2)、石川(達也、キャ2)などのリーグ戦を経験している投手が多いのですが、経験したメンバーに任せきりではなく、僕らの代はあまり(リーグ戦に)出ていなかったんですけれど、俺らがやっていくぞという気持ちでやりたいです。精神面もそうですけれど、上が技術面も引っ張っていけば下がついてくると思うので、僕ら上級生がどんどん引っ張っていけたらなと思います。

今取り組んでいることは
色々と取り組んではいるんですけれど、まずは投球フォームの見直しというのは一番優先してやっています。

先発をやりたいとおっしゃっていましたが、今もその気持ちは
変わらないですね。監督にもその意思は一応伝えてはいるんですけれど、選手というのは監督に使われるというか、言い方は悪いかもしれないですけれど、監督の駒なので。監督がこういうふうにしたいと言われればそれに従うのが選手です。でも、先発をやりたいという意思は伝えました。

他の幹部とはどのような連携を
僕以外の主将、副将は野手で、僕だけ投手なので練習メニューとかも違うんですけれど、練習中になかなか会話とかは難しい部分があるので、私生活の部分を利用して「今日はこういうことがあった」とかその1日を振り返って幹部で共有していきたいと思います。

–今年度はどのようなプレーを
どこの場面で行くとかはまだ分からないです。去年の優勝はうれしかったんですけれど、自分が全然活躍できなかったので、心からうれしかったかと言われれば悔しい部分もありました。今年は本当に心から笑えるように自分が活躍して、優勝したいと思います。

ファンの方へ向けて
副将を務めさせていただくこととなったので、プレーだけでなく、チームをまとめる部分も頑張っていきたいなと思います。これからも応援よろしくお願いします。

(取材:加瀬航大)

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朝山広憲(あさやま・ひろかず)
法学部3年 1997年11月25日生まれ
栃木県出身・作新学院
176cm78kg 右投左打
昨年度成績:13試合 12回1/3 被安打15 与四死球3 自責点7 防御率5.11 0勝1敗

宇草 孔基 副将

率直に副将になられた感想を
真剣にやるしかない、やってやるぞという気持ちしかないです。

監督からどのような言葉を
「副キャプテンを任せたいと思う」と言っていただきました。

他の幹部たちとは何か話し合いをしましたか
幹部が決まってからまだ日数が経っていないと思うんですけど、あんまりチームのテーマだったり細かいことは話せてないです。練習が始まる前とかにしっかりコミュニケーションは取れていると思います。

主将の福田選手はどのような方か
かわいいです(笑)。強面な感じですけど、すごく根は優しいですし、周りのことをすごく考えていて、僕からしたらかわいいです。

主将をどのように支えていきたいか
福田は高校時代に全国制覇も経験していますし、どんどん自分で引っ張っていけるタイプなので、自分が周りを見ながらけつを叩いてあげたり、頼りすぎないように自分が言っていったりして、周りを見ながらバランスとってやっていければ良いなと思います。

副将としての役割をご自身としてはどのように感じているか
雰囲気もそうですし、常に明るく前向きな姿勢でやっていくことが周りに良い影響を与えると思います。野球としてはしっかりプレーでも引っ張れるようにやっていきたいと思います。

チームとして昨季を振り返って
新チームになってから、より一層4年生の力を感じてますし、主力で出ていた4年生が一気に抜けるのでしっかりアピールしながらやっていきます。

昨季のチームの課題点は
優勝はできたんですけど、本当にリーグ戦を1試合勝つというのが本当に難しいと感じたので、例えば1球の勝負とか、ポジションでの集中力を積み重ねていかなければならないと感じました。

今後はどのように練習を
一つ一つを流してやるのではなくて、極端に言えば練習を止めても良いという気持ちで(やりたいです)。ただ元気を出すのではなくて、一つ一つのことに対して確認だったりを全員でしながら練習していきたいと思います。

個人として、昨季の結果の満足度は
自分はまずリーグ戦が始まる前に目標としていた「全試合スタメンで出る」というのは達成できたのでそれは良かったと思います。でも、課題点で言えば後半は守備固めで交代してしまっている状況なので、それではやっぱり野球は続かないと思います。自分としては今季はバッティングで貢献できたかなと思っているので、次は守備面で信頼されるようなプレーヤーになりたいなと思います。

新チームの状態は
新4年生もそうですけど、特に下級生もしっかり新チームになってアピールしてやるんだという人がたくさんいるので、雰囲気はすごい良いと思います。

今はどのような練習を
今年はまだ暖かかったし、主力の4年生が抜けるということで実践をより多く取り組んできました。

最上級生としてどのようにチームを引っ張っていきたいか
福田も大変だと思うので、福田に任せっきりにならずに周り見ながらサポートしていくのと、自分もどんどん積極的にみんなに声をかけてプレーでも野球に対する姿勢でも頑張っていきたいです。特に野球対する姿勢でも波のないように常に明るく前向きにやっていくことがプレーにつながるので、ブレずにやっていきたいなと思います。

チーム内での今年度のキーマンは
先程言いましたが、4年生の主力がガラッと抜けるので誰がキーマンというのはなくて、全員がキーマンになってくると思います。今は誰が、というのではなくて、一人一人頑張っていくことが大事になると思うのでそういう雰囲気でやっていきます。

–今年度のチームとしての目標は
連覇というのは目標になってくると思います。でも、連覇連覇と言っていたら絶対にできないと思うので、この秋に取り組んでいた『挑戦者』の気持ちというのを忘れず、連覇への挑戦という気持ちで浮き目にならないでチームとしてどんな時でも攻めていけるようなチームにしたいと思います。

個人の目標は
目標を達成するためには一つ一つやるしかないと思っているので、何割打ちたいとか、ホームラン何本打ちたいとかといったことは考えていないです。一つ一つやることをやって、そのやることが結果につながってくると思っています。

ファンの皆さまへ
本当にこの秋は応援が力になってありがたいなと実感しました。また、ファンの皆様に新チームを応援したいなと思ってもらえるようにチームを作っていきたいですし、結果としても連覇をしっかりしていきたいと思うので、また応援の方をよろしくお願いします。

(取材:須藤大樹)

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宇草孔基(うぐさ・こうき)
経営学部3年 1997年4月17日生まれ
東京都出身・常総学院
185cm81kg 右投左打
昨年度成績:16試合 71打席 66打数 20安打 3本塁打 8打点 4四死球 12三振 打率.303

清水 俊作 副将

副将になった経緯は
練習中に監督に呼ばれて、監督室で、「副将に任命したいと思っている」ということを言われました。

任命されたときの気持ちは
率直にびっくりしたというのもあるんですけど、それと同時に、任命されたからには全力でやってやるという気持ちになりました。

昨年度はチーム内で積極的に声を出していた印象があります
まだ試合にもスタメンで出られるような感じではないのですが、自分なりに声を出して、どんな形でも良いからチームに少しでも貢献できたら良いなという思いで、昨年度は声を出してやっていました。

今年も副将は3人体制です
その3人の中では、主将の福田を中心に、チーム全体が同じ方向を向けるように、少しずつ話し合っています。

主将の福田選手について
私生活では、少しふざけるようなところもあるやつなんですけど、試合になったり、練習になったりすると、しっかりチームを引っ張ってくれる男ですね。

昨年度のチームを振り返って
昨年度のチームはオンとオフの切り替えがすごくうまかったなという印象を自分たちは感じていました。それは本年度のチームでも生かしていきたいと思います。

–新チームが始動して間もないですが、今年度のチームの特徴は
4年生を見ながら、自分たちはやってきたので、チームづくりとしては去年と大きく変わるところはないと思います。良いところをしっかり引き継いでやっていきたいと思います。

現在のチームの雰囲気は
この季節なので、「ここでしっかりと能力を伸ばそう」という意識でやっています。活気があって、声も出ていますし、良い雰囲気でできていると思います。

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–今年度の個人的な目標としては
試合にスタメンで出て、なんとかチームに貢献できるように頑張りたいです。

副将としての抱負は
福田のことを全力でサポートして、なおかつ、チームが全体的にまとまるように自分の役割をしっかり果たしていきたいと思います。

優勝したことによる本年度のチームの影響としては
優勝したことによる影響はすごく大きいと思います。ずっと優勝できていなくて、優勝の仕方というのが正直、わからないまま来ていました。その中で、4年生が優勝させてくれたので、どうやったら優勝できるかというのがわかりましたし、どういう雰囲気作りをしたら、チームが良い方向に向かっていくかということもわかりました。

次のシーズンでは連覇が期待されます
優勝はしましたが、チャレンジャー精神で、もう1回優勝を取りにいくという意識でやっていきたいと思います。

最後にファンの方々へのメッセージをお願いします
12季ぶりの優勝したのですが、その中で、ファンの方の応援がすごく聞こえてきて、とても力になりました。また優勝を目指すので、またスタンドをオレンジで埋めつくしてください!応援よろしくお願いします!

(取材:山﨑有馬)

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清水俊作(しみず・しゅんさく)
文学部3年 1997年7月29日生まれ
東京都出身・佼成学園
180cm83kg 右投右打
昨年度成績:7試合 7打席 6打数 3安打 0本塁打 2打点 1四死球 3三振 打率.500

内沢 航大 投手責任者

投手責任者となった経緯は
朝山も(副将に)いて、自分たち2人に絞られて、朝山が副将という立場に任命されたので、自分が一緒になってまとめていけたらなという話になりました。

その時の気持ちは
責任者に決まる前からやろうとは思っていたので、そんなに驚きとかはしなかったですね。

昨年度は菅野秀哉選手(キャ4)が同じ立場でしたが、その背中を見て投手責任者というのは
実力、そして結果も出していかないといけないし、チーム内でもトップでいなければならないかなと感じたので、それを目指してやっていきたいなと思いました。

新投手責任者から見た、昨季優勝を果たした去年の法大投手陣は
下級生が中心で自分達の学年がいなかったので、自分たちが出て優勝したいなと思います。

今年の法大投手陣は
下級生が結果を出しているので、上級生も一緒になって結果を出していけば優勝できるんじゃないかなと思います。

キーマンとなる投手は
三浦(銀二、キャ1)が今年とても頑張っていたんですけれど、三浦ばかりに頼るんじゃなくて全員でやっていきたいです。

野手とはどのような連携を
副主将の人たちともうまく話し合って、練習内容とかも決めているので、連携は話し合いながらという感じですね。

福田選手が主将に就任しました
プレーでもチームを引っ張っていると思いますし、声とかを出してみんなを束ねているというのも新チームになってからとても感じるので、頼もしいなと思っています。

投手陣からは朝山選手が副将となりました
自分一人ではまとめられない部分もあり、野手との連携もあるので、うまく朝山と一緒になっていいチームを作っていけたらなと思います。

幹部の経験は
高校の時に投手のリーダーみたいなのはありましたけれど、こんなにちゃんとした役職というのはなかったですね(笑)。

今取り組んでいることは
個人としては結果を出していきたいという立場でもあるので、下半身の安定性をもっと高めて、ウエイトとか色々なトレーニングをしてフォームを固めることを意識しています。チームとしては選手が主体となって色々とやっていくことが多いので、色々と試しながらなんですけれど、トレーニングもトレーナーの方と一緒になってしっかり下半身を中心にトレーニングしています。

幹部としての抱負は
チームがうまく回っていくように、自分も朝山と一緒になってまとめていけたらなと思います。

ファンの方へ向けて
結果を出せるように、チームが優勝できるように頑張るので応援よろしくお願いします。

(取材:加瀬航大)

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内沢航大(うちさわ・こうた)
キャリアデザイン学部3年 1997年9月19日生まれ
青森県出身・八戸工大一
195cm92kg 右投左打
昨年度成績:試合出場なし

伊藤 寛士 捕手責任者

捕手責任者になられた今のお気持ちは
役職がついたのでしっかり責任を持って、自覚をこれまで以上に持ってやらなければならないなと思っています。

捕手責任者就任の経緯は
自分が何かを言って、(捕手責任者に)なったわけではないので(監督に)期待されているのかなと思います。

監督から何か言葉はかけられましたか
「これまで先輩たちがやったことを大きく変えなくても良いから、とにかくチームを引っ張っていってくれ」というふうに言われました。

捕手責任者になられたことで心の変化は
今までは練習中は自分のことばっかり考えていれば良かったのがチームのことを見なければいけなくなったので、より広い目で練習中は周りを見ながらやっていかなければならないと思っています。

どのように捕手陣を引っ張っていきますか
姿で見せるというのが一番良いと思います。声出すとかではなくて、とにかく姿で見せていきたいです。

捕手責任者としての自身のチーム内での役割は
キャッチャーなので、グラウンドの中では試合になれば監督の代わりであるポジションです。しっかり周りを見ながら常に冷静にやっていきたいなと思います。

昨季を振り返って
チームとしては今まで点を取られて負けるというパターンだったんですけど、ようやくバッテリーが形になってきて、少ない点数で抑えられるようになってきたので、その点は良かったかなと思います。

個人としては
この2年間リーグ戦に出ていなくて、ベンチもそんなに多く入ったわけではないので、歯がゆい部分はかなりありました。でも、最終学年になってやらなければいけないというのがあるので、しっかりこの機会に自覚を持ってやりたいです。

–昨年度のチームで挙がった課題点は
少しずつ守備面では失点を防げているんですけど、まだ余計な四死球からの失点だったりというのがあります。そこを少なくしていければもっと有利に戦えていけるのではないかと思いました。

今はどのような練習を
個人的には守備はしっかりやらなければいけないと思っているので、守備に重点を置いています。その中で、バッティングは自分の中で課題が少しずつ見つかっているので、それを潰しながら練習しています。

–現在のチームの状態は
雰囲気はかなり良い雰囲気でこれまではできていると思います。

来季を戦う上でのキーマンは
高田です。高田がもう少ししっかり投げることができれば、自然に勝てると思うので。秋も悪くはなかったのですが、粘れなかったところがありました。そこで粘れるようになれればチームに勝ちがつくと思うので、キーマンは高田かなと思います。

来季のチームの目標は
連覇して日本一になることが一番の目標だと思います。

個人としての目標は
まずはしっかりレギュラーをつかんで、そこから個人の成績としても、最後なので、しっかり残せるようにやりたいなと思います。

ファンの皆さまへ
チームとしては優勝できたので2連覇をすることを目標にしていくのと、個人としては一つでも多く試合に出て、まずレギュラーとって頑張っていきたいと思うので応援よろしくお願いします。

(取材:須藤大樹)

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伊藤覚士(いとう・かんじ)
文学部3年 1997年6月2日生まれ
愛知県出身・中京大中京
173cm90kg 右投右打
昨年度成績 出場なし

相馬 優人 内野手責任者

内野責任者に就任した経緯は
1年からずっと内野で出ていて、1番経験があって、色々な指示だったりをできると思うので、今までの経験をみんなに伝えてほしいということだと思います。

監督からの指名か
そうですね。

就任された今の気持ちは
毎年内野責任者の人が、鉄壁の内野陣を作ると言っていて。鉄壁の内野陣を本当に作りたいですね。

任されるとは思っていましたか
それはもうずっと思っていて、予想通りでしたね。

昨季を内野責任者として振り返って
川口(凌、人4)さんと六大一の二遊間は作れたと思っていて、すごく川口さんに良い経験とか色々なことを教えてもらったので、それは次の代に活かしていきたいなと思っています。去年はピッチャーとセカンドとファーストの間のトライアングルですごくミスが目立ったので、そこは今年はないようにしっかり突き詰めてやっていきたいなと思います。

昨季をチームとして振り返って
優勝することができたので、優勝することの喜びや優勝することの難しさを経験することができました。チームにとってプラスになっていると思います。

今後どのように内野陣を引っ張っていきたいか
今まではどっちかと言うと、言葉で引っ張ることはなくて、プレーで引っ張るというかプレーを見せてきた感じだったのですが、今年はもうちょっと言葉でもチームを引っ張っていきたいと思っています。

チームに対して取り組みたいこと
新チームができたばかりで、まだ噛み合ってないところがあるので、まずは雰囲気をしっかり作りたいですね。あと、去年の4年生は練習に全く妥協がなかったので、そこはしっかり受け継いで、妥協なく練習に取り組みたいなと思っています。

噛み合っていないなと感じる点は
今までAチームに入ってなかった下級生がAチーム入ってきて、まだやっぱり遠慮がちなところがあるので、もっと下級生も出てきていいと思いますし、もっとみんなで喧嘩まではいかないですけど、言い合えるくらい包み隠さず出してきて欲しいなと思っています。

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内野陣の現状は
福田も残っているし、佐藤(勇基、法2)も去年からメンバーに入ってますし、内野陣としては結構良いですね。力がある内野陣が結構残っているので、そこに関しては安心だと思います。

新しく二遊間を組まれていると思いますが、やはり佐藤勇基選手と
そうですね。キャッチボールから一緒にやって、全体練習の後も、一緒にノックをずっと受けています。川口さんとまではいかないですが、だいぶ相性も良くなってきました。ポジションは僕がセカンドですね。多分このままいくと思います。

優勝した年の次の年ということで思うことは
優勝したのですが、いつも挑戦者のつもりで、追われる身かもしれないのですが、そこは関係なくチャレンジャーの気持ちでいきたいと思っています。

先日、日本代表選考会合宿に参加されました
5タコでした(笑)。5打数0安打で全く打てなかったです(笑)。雰囲気はすごく良かったですね。初対面が多かったのですが、そんなの感じさせないくらいみんなで楽しくできました。そしてやっぱり、レベルは高かったですね。

改めて昨年度を相馬選手ご自身として振り返って
1年間を通して大きなけがもなく過ごせたことは、すごい成長だと思っていますし、1年間通してすごく崩れるということもなく、良い意味で波が少なかったのでそこはすごく成長できたと思います。

オフシーズンはどのように取り組んでいきたいか
この冬はもう少しウエイトして、力つけて、もう少し打球を飛ばす、長打を増やしていきたいなと思っています。

健大高崎高校からも新入生が入りました
キャッチャーだと思うのですが、今、キャッチャーが中村浩人(営4)さんがいなくなって、空いていて、チャンスはすごくあると思うので、自分のアピールするところはしっかりして、一緒に試合出れたらいいなと思っています。

福田主将の印象は
私生活とかは本当に面白くて、話しかけやすい感じはあるのですが、野球となると結構バチバチで、そのおかげでチームも締まって良いムードで練習できていると思うので、キャプテンとしては本当にすごく良いと思います。

川口前内野責任者から学んだことは
僕がすごく言われていたのが、人工芝ということもあるので、すごく楽をしてゴロを取っちゃっていて。そこはみんな楽して取っているというのは言ってたので、僕を含めて守備で楽をしないで、しっかり足を使ってゴロをアウトにするというのは受け継いで、しっかりやっていきたいです。

昨季は4年生の大切さ、偉大さをお話しされていましたが、新4年生となる上で思うことは
一番上になってみて、チームを引っ張っていくのが難しいなとすごく感じて、その中で、4年生たちがそんなことを感じさせないくらいすごく頼れる4年生だったので、そうやって下級生から安心して任されるような4年生になりたいと思っています。

–ファンの皆さまへ
2連覇できるようにチームを作りあげていきたいと思っているので、今年もよろしくお願いします。

(取材:吉田あゆみ)

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相馬優人(そうま・ゆうと)
経営学部3年 1997年10月21日生まれ
千葉県出身・健大高崎
173cm70kg 右投左打
昨年度成績:25試合 107打席 101打数 31安打 0本塁打 11打点 3四死球 10三振 打率.307

舩曳 海 外野手責任者

外野手責任者となりました
僕は1、2年生の時からベンチ入りをさせてもらっていて、2年生の時はスタメンでも出させてもらっていたので、守備の面では引っ張っていかなければならない立場であるなと自覚していました。

任命されたときの気持ちは
責任者になったのですが、皆がそのような意識でいるのが良いと思います。僕が責任者になったからどうこうというよりも、皆がすることは一緒だと思うので、自分はプレーの面で引っ張っていけたら良いと思います。

外野陣の課題としては
外野の守備力が落ちるというのが現状としてあります。バッティングに集中している面があるので、そこは見る目線を変えて、守備の面でも外野が活躍できるような状況に持っていきたいと思います。

自身としては昨季、守備固めでの出場が多くありました
守備は監督にも期待されていると思うので、安心できる外野の守備をこれからもして、外野陣全体としてのレベルアップもできれば良いかなと思います。

外野手は今年度もスタメン争いが激しい印象です
やっぱり、新4年の毛利(元哉、法3)、宇草、僕で外野は構成したいなというのは自分の中でありますね。

–今年度はスタメンでの出場が期待されます
昨季はチームとして優勝はできましたが、個人的にはあまり試合に出られなかったので、しっかりとスタメンで試合に出て、活躍をして、優勝をもう1度したいという思いはあります。

最上級生としての意識は
自分を怒る先輩というのがいなくなったので、自分の中で意識を高く持っていないと、チーム的に悪い方向にいってしまうと思います。自分に厳しくやっていかないといけないなという思いがあります。

今年のチームの特徴は
元気はあるチームなので、その勢いというのをしっかりと使って乗っていけるようなチームになれば負けることはないと思います。練習も皆がかなりしているので、練習熱心な人が多いなという印象です。

–昨年度のチームを振り返って
昨年度はかなり選手主体で、練習メニューも決めていました。それは今年になっても、継続していった方がチームの結束につながると思うので、続けていきたいと思っています。

主将の福田選手について
福田とは結構仲が良いので、話してますね。キャプテンとしてしっかりしているので、他の幹部でサポートを全力でして、皆をついて来させるようにできる存在になりたいと思います。

連覇にかける思いは
優勝したのが初めてで、優勝の仕方というのがわかりました。こういうことをすれば接戦をものにすることができる、ということだったり、試合の入り方だったりというのを学んだので、来春でそれができれば優勝できると思っています。

–最後にファンの方々へのメッセージをお願いします
来年の春、秋と優勝して、3連覇をするので、神宮に足を運んでいただいて、応援をよろしくお願いします!

(取材:山﨑有馬)

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舩曳海(ふなびき・わたる)
キャリアデザイン学部3年 1998年1月13日生まれ
兵庫県出身・天理
182cm80kg 右投左打
昨年度成績:7試合 4打席 3打数 1安打 0本塁打 0打点 1四死球 1三振 打率.333

長谷川 健介 主務

主務となった経緯は
結構選手に強いことを自分は言えるタイプなので、スタッフ側の意見というか、スタッフ側に立って物事を言えるという部分を評価していただきました。今までずっと法政二高出身の人が主務になっていたんですけれど、1度新しい風を吹かせるといいますか、そのような感じでなりました。

–任命された時の気持ちは
今年の秋に優勝したので、部内の変革というか改革も行ってきて、いい雰囲気でチームも仕上がってきた所で引き継ぎとなったので、それを継続できるように自分がしっかりして、選手に言う部分は言って、監督の右腕となれるように頑張りたいなと(思いました)。

優勝を経験して
率直にうれしかったのと、あの時はまだ主務ではなかったので、優勝の記者会見とかに付きっきりで、あんまりみんなとワーワーできませんでした。次、自分の代で優勝して、みんなと一緒に戦った上でのうれしさというのを経験したいなと思います。

主務から見た新チームの印象は
野球に対しての熱というか、真剣さというのが福田を筆頭にみんなあると思うので、野球だけを見ればとてもいいと思うんですけれど、あえて厳しいことを言えば、生活とか基本的なことから見直して、人間的にも、野球人的にも成長できれば必ず優勝できるのではないかなと思います。

具体的に生活面の改善というのは
基本的な生活習慣というか、朝の点呼だったり、掃除とか、そういう人として当たり前のことをできるようになれば、もうワンステップ上に成長できるかなと思っています。その為に自分が率先して見せられたらなと思います。

選手とはどのような連携を
対話、会話をしながら色々な人の意見を汲んでいって、一つだけの意見を通すのではなくて、色々な人の意見をチームに反映できればなと思っています。選手と監督が直接話をすることは少ないので、選手側の意見も大事にしながら、(青木久典)監督と福田の3人でいいチームになれればいいかなと。

–新チームのキーマンは
福田はもちろんなんですけれど、寮長の安本(竜二、営3)ですね。安本が試合や生活面でどこまで引っ張っていけるかが大きいのではないかなと思うので、自覚を持ってやってくれればうれしいです。

–今、チームとして取り組んでいることは
まだ冬練に入っていなくて、紅白戦とかの実戦をやっています。この冬に取り組みたいことは投手がうちはいいので、この冬は振りこみを結構する予定です。バッティングの強化をしたいなとは思っています。その為にグラウンドの設備も整える計画を進めているので。

–何を整える予定ですか
振りこみになるので、人工芝マットの数を例年より増やして、みんなが振れるような環境を作っていこうかなと思っています。

–ファンの方へ向けて
いつも応援ありがとうございます。神宮へぜひ足を運んで僕達のプレーを見てください。

(取材:加瀬航大)

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長谷川健介(はせがわ・けんすけ)
経営学部3年 1997年5月30日生まれ
徳島県出身・池田
175㎝78㎏・右投左打

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    • DSC 7280 R本年度の幹部に就任した9名(前列左から宇草、福田、朝山、清水、後列左から長谷川、舩曳、内沢、相馬、伊藤)
    • DSC 7283 2 R取材の最後に行った集合写真の撮影では、和気あいあいとした雰囲気で福田新主将を中心にポーズを決め、楽しい一面を見せた

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