【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明大2回戦 リーグ戦初スタメン南の満塁本塁打を含む大量得点で明大に勝利!!今季初の勝ち点奪取に向けて3回戦へ挑む!
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対明大2回戦
2019年4月14日(日)
法大多摩グラウンド
開幕初戦を落とした法大。2回戦はホームである法大多摩グラウンドで迎えた。初回に南太貴(営3)の満塁本塁打などで6点の大量リードに成功すると、昨日沈黙に終わった法大打線が爆発。8失点したものの何とか逃げ切り今季初勝利を飾った。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 6 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 12 | 15 | 1 |
明大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 8 | 9 | 0 |
(法大)○西村、尾崎、小野寺、湯浅−乘松
(明大) ●前田、槻橋、新田、服部ー武田、永井
本塁打:南(1回)
三塁打:鎌田(6回)、大石悠(8回)
二塁打:大石智(2回)、中川大(2回)
盗塁:中川大(6回)、大石智(7回)
併殺:佐々木(3)-大石智(6)-佐々木(3)(9回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 堀江悠介(経2) | 健大高崎 | 5 | 1 | 0 | 1 |
2 | (6) | 大石智貴(経4) | 静岡 | 4 | 4 | 2 | 0 |
3 | (9)3 | 佐々木勇哉(社4) | 花巻東 | 5 | 2 | 2 | 0 |
4 | (3) | 土倉徳(社4) | 遊学館 | 4 | 1 | 1 | 0 |
7 | 大石悠月(経3) | 静岡 | 1 | 1 | 0 | 0 | |
5 | (4) | 鎌田航平(社3) | 鳴門 | 3 | 1 | 0 | 2 |
6 | (8) | 中川大輔(社3) | 日大三 | 4 | 2 | 2 | 1 |
7 | (7)9 | 南太貴(営3) | 法政二 | 5 | 2 | 4 | 0 |
8 | (2) | 乘松幹太(現4) | 新田 | 5 | 1 | 0 | 0 |
9 | (1) | 西村勇輝(経2) | 日本文理 | 1 | 0 | 0 | 1 |
PH | 篠崎宰響(社3) | 明星 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 尾崎海晴(社3) | 鳴門 | - | - | - | - | |
1 | 小野寺貴一(経2) | 川越 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 湯浅創太(経2) | 國學院大久我山 | - | - | - | - |
※通算打率は対戦カード終了時に掲載させて頂きます。
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
西村 | 6 | 0 | 4 | 2 | 1 | 1.50 |
尾崎 | 1 | 5 | 1 | 0 | 3 | 27.00 |
小野寺 | 1 | 4 | 0 | 1 | 4 | 18.00 |
湯浅 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
戦評
心地よい快音がグラウンドに響いた。左方向へ飛んだ南太貴(営3)の打球はスタンドへ。リーグ戦初スタメンの男が、立ち上がりから期待に応えてみせた。満面の笑みでダイヤモンドを駆け抜けた南の満塁本塁打を含め、法大は15安打12得点と打線が爆発。まさに昨日の敗戦を払しょくするような戦いぶりだった。
法大打線は初回、1番堀江悠介(経2)が四球で出塁すると、続く大石智貴(経4)の犠打と3番佐々木勇哉(社4)の中安打で1死一、三塁の好機を作ると4番土倉徳(社4 )の適時打で堀江が生還。その後5番鎌田航平(社3)、6番中川大輔(社3)らが際どい球を見極め、四球を選ぶ。押し出しにより1点を追加し、再び1死満塁に。ここで打席に立ったのは南だった。「大石さんや乘松さんが、思い切り振ってこいと言って下さったことを思い出して打席に立ちました」(南)と語った通り、気張らずに振りぬいた打球はレフトスタンドへ。この一打が満塁本塁打となり、この回6点のリードを奪う。2回にも無死二、三塁から佐々木の右適時打で走者が生還。2点を追加し、打線の援護を受けた西村勇輝(経2)の投球も力強さが増した。今季初めてリーグ戦のマウンドに登った西村はテンポよく投げ込み、4回には暴投で1失点したものの、6回を無安打に抑える好投を見せた。
法大はその後も5回に2死二、三塁から大石智の適時二塁打で2点を追加。6回にも1死から鎌田が右中間三塁打で出塁し、中川大の適時打で生還。着実にリードを重ねた。しかし、7回から継投した尾崎海晴(社3)が明大打線につかまる。1死から3者連続で安打を浴びるなど精彩を欠き、3失点。続く小野寺貴一(経2)も最終回で先頭打者に安打で出塁を許すと、その後も2本の長打を放たれ4失点。「今日の継投は私のミス」と試合後に本間隆洋監督が少しほろ苦そうに語ったように、投手陣にとっては課題が残る結果となった。
開幕カードはこれで1勝1敗。勝負は明日へと持ち越された。「細かい修正は練習で、試合は思い切りよく」(本間監督)。明日、今季初の勝ち点奪取に向けて法大ナインはこの言葉を体現してみせる。
(記事:梅原早紀、写真:村井美咲)
今試合大量得点の立役者となった南
監督・選手インタビュー
本間隆洋監督
ー今日の試合を振り返って
そうですね、やはり試合を作ってくれたのは西村だったと思っています。ほぼ完璧な内容で試合を作ってくれました。そして野手ではやはり南ですね。初回の貯金が後々になって生きた試合だったと思います。 ー今試合南選手の起用について とにかく練習に対しての集中力や取り組み方、バットを振る量が結果に表れたと思います。南のような選手が結果を残してくれると、やはり他の部員の刺激にもなります。昨日主将の堀とも話をしまして、2戦目の先発には左投手が来るだろうということで、すぐに南の起用を決断しました。最高の結果で応えてくれたので、チームにとって良い刺激になったと思います。
ー明大の2戦目は関東地区選手権で先発の前田投手でした
関東地区選手権の反省を踏まえて考えたことは、球数を多く投げさせることができればこちらにも勝機があるだろうということです。今日は大石が主将代行ということで、試合に入る前に相手は左投手なので一塁側が見えやすい為牽制に気をつけようという話はしました。そして走る雰囲気を出していけば投手も配球に気をつかうので、そういったアクションを起こしていこうと言いました。
ー継投の選手たちも課題や収穫があったと思うが
尾崎に関しては、まだ本調子ではないと思います。やはり投げたいという気持ちが強いとは思いますが、しっかり腕を振れていない場面も見受けられたのでもう少し様子を見ていければと感じました。湯浅に関しては、抑えとしては完璧でした。小野寺に関しましては、流れが悪く少しつかまってしまったのですが、短いイニングを投げる上で十分な実力を持っている選手だと思っています。選手たちには今日の試合後のミーティングでも冒頭に少し話をしたのですが、私の采配ミスも大きく影響したと思っています。やはり良い印象のまま次戦へつなげることが投手にとって大事なことだと思っているので、私の反省すべき点であり、慎重な起用が必要だったと思っています。
ー明日に向けてひとことお願いします
1勝1敗ですが、両日共に試合内容に関しては失策などのミスが目立ちました。昨日今日と、たくさんの課題や収穫がありましたが明日は失敗を恐れず、思い切ってプレーをすることに尽きると思います。細かい修正は練習で、試合に入ったら思い切ってプレーをして欲しいです。頑張ります。
大石智貴(今試合猛打賞の活躍!)
ー今日の試合を振り返って
結構苦しい展開にはなっていましたが、とりあえず勝てて良かったです。
ー今日の試合で生かした昨日の反省点は
昨日の試合は先頭打者を出しその回に得点されることが多かったので、今回は先頭をとることを意識しました。その結果、守備でも失策が少なくなったのではないかと思います。
ー最近打順で2番を任されている理由は
自分で言うのも嫌なんですけど、オープン戦で色々と試して、自分がつないだ方が打順が上手くまわるのではないかということで任されるようになったのだと思います。
ー堀主将がいなかったが、その穴をどう埋めていたか
代わりに出た南がたくさん打ってくれたので、良いチーム状態なのではないかなと思います。
ー出塁数が多い堀江選手を、チームでどのように生かしていきたいか
オープン戦や練習から堀江はずっと打撃が良いので1番に持っていこうという話になりました。結構キーマンであると思っています。
ー今季の目標は
全部勝ち点を取って、全国に行くことが目標です。
南太貴(リーグ戦初本塁打を放った!)
ー今日の試合を振り返って
今日は堀主将が就職活動があった為試合に出ることができなかったので、その代わりとして出場することが決まっていました。そこでしっかり行くぞという気持ちで試合に臨めました。
ー外野手争いもし烈だが
そうですね。でも打つことができると積極的に起用して頂けるので、関東地区選手権の時は使って頂いてそのあとオープン戦では調子を少し落としてしまいました。開幕戦には出れなかったのですが、今日は好機を頂いて出ることができて本当に良かったです。
ー1打席目では満塁本塁打を放ったが
あれは大石さんや乘松さんをはじめ、先輩方から「気負わず思い切り振ってこい」と言ってくださって、打席入る前も思い切りやって来いと言われて打つことができました。
ー市ヶ谷キャンパスの学部に所属しているが練習のやりくりなどは
平日は授業があるのでグラウンドに週に1日しか来れていません。代わりに筋トレなどのトレーニングを行ったり自宅でも少しやっていますが、なかなか練習時間がうまく確保できない中で自分なりに工夫をしています。
ー本間監督からも勤勉な性格だと伺ったが
土日はグラウンドに来ることができるので、基本的には半日練習なのですが残って素振りをしたり、これる時はしっかりやろうと思って練習をしています。
ー明日に向けてひとことお願いします
明日も試合に出れたらしっかり打って結果を残したいと思います。頑張ります!
西村勇輝(エース襲名へ!今季初登板で好投!)
ー今日の好投を振り返って
そうですね。昨日負けて、関東大会でも僕で負けていたので、勝ちたいなと思って頑張りました。
ー途中で投手交代になった理由は
明日のためらしいです。
ー今季の調子は
いい感じだと思っています。
ー投手陣の中心になるのではないかということで、本間監督からお話は
特に無いですけど、先発を任されている以上は試合に勝ちたいので、次も勝てるように頑張ります。
ー今季の目標は
今季というか、4年生には日頃からお世話になっているので、全国大会に向けて自分なりの恩返しができたらなと思います。