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【卓球】2019年度春季関東学生リーグ戦 1部 対駒大、筑波大 まさかの2連敗…。死闘繰り広げるも1歩及ばず

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【卓球】2019年度春季関東学生リーグ戦 1部 対駒大、筑波大 まさかの2連敗…。死闘繰り広げるも1歩及ばず

2019年度春季関東学生リーグ戦 対駒大、筑波大
2019年5月16日(木)、17日(金)
港区スポーツセンター

日大、中大に2連勝を挙げ、2勝3敗として臨んだリーグ戦後半戦。駒大戦では1番手から3連勝を挙げて早々に王手をかけたが、そこから4連敗を喫し、まさかの大逆転負けとなった。最終日に臨んだ筑波大戦では、1番手の青山が先勝するも、そこから3連敗で追いつめられる形に。手塚が相手エースとの熱戦を制し、希望をつなぐも逆転勝利とはならず、リーグ戦を2連敗で終えた。

※掲載が大変遅くなってしまいましたこと深くお詫び申し上げます。

DSC 4726 R
今季6勝1敗の青山は優秀選手賞を獲得した

試合結果

トータル試合結果:駒大戦

3

法政大学

3

シングルス

3

4

駒沢大学

0

ダブルス

1

 

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 青山昇太(営4) 3-2(11-2、10-12、4-11、11-8、14-12) 中橋敬人

2

高取侑史(法4) 3-1(11-7、3-11、11-5、11-5) 西村星哉
3 手塚元彌(営1) 3-2(11-5、11-9、2-11、8-11、11-5) 二木啓太
4 佐藤陽大(営2)・髙取 2-3(7-11、8-11、11-7、11-9、8-11) 二木・渡井丈人士
5 中野優(法3) 0-3(10-12、9-11、8-11) 渡井
6 盛武大悟(国2) 2-3(9-11、6-11、11-6、11-9、8-11) 橋本拓磨
7 佐藤 2-3(9-11、11-6、9-11、11-9、9-11) 上野享樹
 

トータル試合結果:筑波大戦

2

法政大学

2

シングルス

3

筑波大学

0

ダブルス

1

 

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 青山 3-1(11-9、6-11、12-10、11-3) 熊本竜己

2

髙取 2-3(11-7、9-11、11-9、3-11、5-11) 原田卓哉
3 盛武 1-3(11-9、6-11、8-11、6-11) 村田聖
4 佐藤・髙取 2-3(9-11、11-9、9-11、11-8、9-11) 梅崎光明・原田
5 手塚 3-1(8-11、12-10、12-10、9-11) 梅崎
6 佐藤 1-3(9-11、8-11、11-8、8-11) 竹内佑
7 中野 田中虹太朗
 

戦評

駒大戦

 2連勝で波に乗る法大。6戦目では駒大との対戦となった。トップバッターはこの試合でも青山昇太(営4)。3ゲームを終えて1-2とリードを許したが、後半盛り返し、フルセットで勝利。この試合でもチームに勢いをもたらした。続いて登場したのは主将の髙取侑史(法4)。やや不安定さを見せる場面も見られたが、3-1で勝利し、主将としての仕事をきっちりと果たした。4年生コンビの2連勝で流れをつかんだ法大からは、3番手で手塚元彌(営1)が出場。いきなり2ゲームを奪うも、その後試合はフルセットまでもつれ込む。しかし、最後は勝負強さを見せた手塚が制し、3連勝。このままストレートでリーグ戦3連勝も目指したい法大だったが、続くダブルスが序盤から不調に陥り、結局ビハインドを跳ね返せずに敗戦。さらに続く中野優(法3)も駒大のエースを相手にストレート負け。3勝2敗と駒大が猛追を見せる。何とか逃げ切りたい法大からは盛武大悟(国2)が6番手で出場。いきなり2ゲームを連続で奪われ苦しい展開に追い込まれるも、反撃を見せフルセットに。しかし勝負所で粘り切れずに悔しい敗戦となった。運命の最終戦には佐藤陽大(営2)が出場。試合は互いに1ゲームずつ奪い合う展開でフルセットへ。しかし最後はわずかに及ばず敗戦。前半3連勝からの4連敗とまさかの大逆転負けを喫する結果となった。

筑波大戦

 2勝4敗で迎えた筑波大戦。勝てばAクラス入りの可能性も残る大一番で1番手を任されたのはやはり青山だった。序盤からもつれる展開になるも粘り強く戦い、主導権を引き寄せる。第3ゲームをデュースの末に奪うと、勢いそのままに続くセットを11-3で圧倒し、ゲームカウント3-1で勝利。先勝した法大からは続いて主将の髙取が登場。この試合も中盤まで接戦のまま進むが終盤、髙取が突如として調子を崩し敗戦。1勝1敗のタイにされてしまう。続く3番手として送り出されたのは盛武。第1ゲームを幸先よく奪うも、中盤以降ミスから流れを失い逆転負け。2連敗と悪い流れの中迎えたダブルス戦。法大からは髙取・佐藤ペアが出場。一進一退の拮抗した展開のままフルセットまでもつれ込むも、最後は粘り切れずに9-11で最終セットを奪われ敗戦。1勝3敗と後がなくなった展開で登場したのは、好調のルーキー手塚。筑波大のエース選手を相手に一歩も引かない戦いを見せる。2度のデュースを奪う粘り強い戦いでこの一戦を制し、何とか後へと繋ぐ。手塚の健闘で望みをつないだ法大からは続いて佐藤が出場。中盤以降、持ち味を発揮した戦いを見せるも、序盤に奪われたビハインドが大きく、ゲームカウント1-3で敗戦。各選手とも互角の戦いを見せたものの、最終戦の敗戦が決まった。今季は2勝5敗で6位と降格を免れたものの、中盤戦以降はAクラスも見えただけに悔しさの残るリーグ戦となった。

監督・選手インタビュー

宮本勝典 監督

―リーグ戦を振り返って
前半の4試合、5試合目くらいまでは結構力が出てきて、明治とか専修とかには負けていますが、内容的には競っていたからよかったと思います。ただ、残念だったのは、後半の駒沢と筑波に関して、どこかでもう降格しないという安堵感があったかどうかまでは分かりませんが、たぶんなかったとは思うんですけど、それは大きな反省かなとは思います。

―今季の戦いに点数をつけるなら
70点ぐらいですね

―印象的な活躍をした選手は
やはり青山が優秀選手賞もらったのと、手塚が1年生の春で4勝というのはこれはものすごい大変なことだったと思います。このまま順調に伸びてきてくれればありがたいと思っていますし、そのように指導していきたいと思います。

―専大戦は悔しい終わり方となりました。
それは、勝負だから両方とも勝とうと思ってやってるんで、結果だけでどうこう言うつもりはないですけど、あそこまで行ったら自分の形っていうのをしっかり持って勝ち切れるような選手に指導していきたいなと思います。

―3日目には2連勝を挙げました
今回に関しては4年生の髙取とか青山とかがしっかり意識をもってやってくれたので、その成果かなと思います。

―4年生の二人だけでなく、チーム全体として戦える力があることを示したシーズンになりました。
リーグ戦に出るのが以前は6人が6人とも確定されてしまっていたんですけど、今回に関しては6番手、7番手、8番手までだれを使おうかなというまでの感覚となっていたことは層がちょっと厚くなったと思います。

―ルーキーの手塚選手は新人戦でも優勝し、リーグ戦でも4勝2敗と好成績でした
背伸びせず自分の卓球の形、そういうのを自分で構築して、やりづらい相手、なんとなく勝つんじゃないかなという選手になってもらいたいと思います。

―今後へ向けて
とりあえず全日学は去年よりいい成績で、秋は4年生の学生最後の試合なので、悔いのないようにやってもらいたいと思います。

髙取侑史 主将(法4)

ー今日の試合を振り返って
今日は自分が勝たないといけない状況の中で、自分の思い通りのプレーができなかったという印象が強いです。

ーキャプテンとして今回のリーグ戦を戦いましたが、チームの雰囲気などどうでしたか
チームの雰囲気自体は悪くなくて、みんながそれぞれ自分の役割を果たすために行動していて、結果としては悪かったんですけど、中身はよかったかなと思います。

ーダブルスの反省点や課題は
今日の試合としては、サーブレシーブが特によくなくて、大事な場面でミスが多かったので、そこはチーム全体で強化していかないといけないと思います。

ーシングルスは全体を通してどうでしたか
全体的には今大会は自分の思うようなプレーができないことが多くあったんですけど、そうした中でも特に、自分の得意なバックハンドで振り切れなかったというのが勝利に繋がらなかったので、今後大きな大会が続いていくんですけど、そこは強化していきたいと思いました。

ー今後関東学生選手権や全日学がありますが、チームや個人としての目標は
全日学の目標としては、全国でベスト4以上です。何年か前にベスト4に入ったんですけど最近は入れていないので、チーム全体でベスト4を目標に掲げていきたいと思います。個人戦は、すぐ関東学生があるんですけど、その試合でベスト8以上を目標にこれからまた練習していきたいです。

青山昇太(営4)

―今季を振り返って
チームとしては6位で、もう一つ勝ちたかったところなんですけど、個人的には6勝1敗と今までの成績の中では一番いい成績だったので、4年間の成果が出たのかなと思います。

―粘り強く勝利を拾えた要因は
年下が多く出たので、その意地というか責任みたいなものを感じながら試合ができたのがよかったと思います。

―2季連続で個人賞獲得となりました
他の大学のエース格と当たると負けてしまっていて、勝ってるときはエースの1個下くらいの選手だったので、他大のエースに勝ってこういう賞を次はいただきたいなと思います。

―チームの1番手を担うことが多くなっています
高校から1番2番でずっと出ていたので、そこが自分で得意だと思っていますし、逆に後半で出ても勝てるようなオールマイティーな選手になっていきたいなと思っています。

―ダブルスでの出場が少なくなりました
やはり疲れは出にくかったですね。例年に比べてコンディションもよかったですし、毎回終わった後は疲れ果ててたんですけど、今はもう3試合ぐらいはできるのかなと思っています

―今後へ向けて
大学最後の年なので、今まで練習してきたことをすべて出し切って悔いのないようにやっていきたいと思います。

手塚元彌(営1)

ー今日の試合を振り返って
今日は結果的に自分は勝つことができたんですけど、チームは負けてしまって、自分の試合は格上の選手だったのでその分思い切ってできて勝てたのでよかったかなと思います。

ー昨日3番手で勝利しましたが、昨日の試合はどうでしたか
昨日の試合は最初に1、2セット目取ってから相手に逆転されそうになったところを勝ち切れたのでよかったです。でもストレート勝ちっていうのが強い選手になるためには必要かなと思います。

ー新人戦の決勝では同じ静岡学園出身の選手と戦いましたが、対策や意識したことは
高校3年間ずっと一緒にやってきたので、やり慣れてる感じはあったんですけど、向こうも準決勝とかで強い選手に勝っていたので、自分もしっかり頭使ってできたかなと思います。

ー法政の選手として初優勝でしたが
初優勝というのは、自分が優勝したあとに知ったんですけど、自分たちはダブルスで早く負けてしまって、その分シングルスで優勝を狙っていたので優勝できてよかったです。

ーシングルスでは今シーズン4勝2敗でしたが、初めてのリーグ戦はどうでしたか
最初の1、2位の大学に自分はストレートで2敗していて、そのあとは勝てたんですけど、明治や専大や早稲田ような大学に勝つにはまだまだかなと思います。

ー関東学生選手権や全日学などの大会が続きますが目標は
自分自身は、両方の大会でベスト4を目指して頑張りたいと思っています。

ー今回のリーグ戦の課題や今後の目標は
自分の得意なところでは勝負できたと思うんですけど、相手が自分の苦手なところを対策してきたときにセットを取られたりしてしまったので、もっとミスが少ないプレーが必要かなと思います。あとは、消極的になってしまった部分があるので、最後まで積極的に戦うのが課題かなと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 4726 R今季6勝1敗の青山は優秀選手賞を獲得した
  • DSC 0679 R青山は1番手でチームを鼓舞する活躍を見せた
  • DSC 1403 R主将として臨んだリーグ戦でチームをけん引し続けた髙取
  • DSC 1535 R積極的なプレーを見せた盛武
  • DSC 1625 R今季は苦杯をなめる場面も多かったダブルス。来季に期待がかかる
  • DSC 1647 R1年生ながら主軸としての活躍を見せた手塚
  • DSC 1752 R単複で出場を重ね、チームを支えた佐藤
  • DSC 4724 Rチーム一丸となってリーグ戦を戦い抜いた

 

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