【サッカー】第93回関東大学サッカーリーグ戦 第12節 法政大1-1流通経済大 佐藤大樹のヘディング弾守り切れず後期リーグはドロー発進
第93回関東大学サッカーリーグ戦 第12節 法政大ー流通経済大
2019年9月14日(土)
たつのこフィールド
後期リーグ戦が始まった。流経大ペースでゲームが進む中で迎えた26分、森俊貴のクロスを佐藤大樹が頭で合わせて先制。劣勢を跳ね返して1点リードで前半を折り返す。後半、追加点を奪えずにいると59分に自陣でのミスから同点ゴールを許してしまう。何とか勝ち越し点を奪いたい法大だったがあと一歩のところで流経大の牙城を崩せず1-1で試合終了。リーグ戦順位は7位に転落した。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 1 流通経済大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
26分 | 得点 | 法政大学 | 佐藤大樹 | 1-0 |
59分 | 得点 | 流通経済大学 | 山口大輝 | 1-1 |
64分 | 交代 | 法政大学 | 長谷川→田中 | |
74分 | 交代 | 法政大学 | 佐藤(大)→平山 | |
75分 | 交代 | 法政大学 | 森→橋本 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | |
12 | GK | 中野小次郎 | 経済3・徳島ヴォルディスY | |
23 | DF | 関口正大 | 現福3・新潟明訓高 | |
2 | DF | 森岡陸 | 現福3・ジュビロ磐田Y | |
4 | DF | 蓑田広大 | 現福2・青森山田高 | |
3 | DF | 高木友也 | 経済3・法政第二高 | |
7 | MF | 末木裕也 | スポ4・ヴァンフォーレ甲府Y | |
6 | MF | 大西遼太郎 | 社会4・ジュビロ磐田Y | |
8 | MF | 紺野和也 | 現福4・武南高 | |
13 | MF | 長谷川元希 | 現福3・大宮アルディージャY | |
14 | MF | 森俊貴 | 情科4・栃木SCY | |
20 | FW | 佐藤大樹 | 経済2・北海道コンサドーレ札幌Y | |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
1 | GK | 山岸健太 | 経済4・前橋育英高 | |
24 | DF | 宮部大己 | 経済3・法政二高 | |
11 | MF | 橋本陸 | 経済4・青森山田高 | |
15 | MF | 服部剛大 | 社会3・横浜FCY | |
25 | MF | 田部井涼 | 経済2・前橋育英高 | |
19 | FW | 平山駿 | 経済3・三菱養和SCY | |
28 | FW | 田中和樹 | 社会2・浦和学院高 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 明治大 | 33 | 12 | 11-0-1 | 30/6 | 24 |
2位 | 桐蔭横浜大 | 24 | 12 | 7-3-2 | 20/11 | 9 |
3位 | 立正大 | 23 | 12 | 7-2-3 | 25/13 | 12 |
4位 | 順天堂大 | 21 | 12 | 7-0-5 | 14/12 | 2 |
5位 | 筑波大 | 20 | 12 | 6-2-4 | 21/15 | 6 |
6位 | 駒澤大 | 19 | 12 | 6-1-5 | 14/22 | -8 |
7位 | 法政大 | 18 | 12 | 5-3-4 | 19/12 | 7 |
8位 | 中央大 | 17 | 12 | 5-2-5 | 13/16 | ‐3 |
9位 | 専修大 | 13 | 12 | 4-1-7 | 20/33 | -13 |
10位 | 早稲田大 | 10 | 12 | 3-1-8 | 12/23 | -11 |
11位 | 流通経済大 | 5 | 12 | 1-2-9 | 11/24 | -13 |
12位 | 東洋大 | 4 | 12 | 1-1-10 | 8/20 | -12 |
後期リーグ途中経過
マッチレポート
総理大臣杯では惜しくも準優勝に終わった法大。この借りはインカレで返すしかない。そして、その年末の大舞台への出場権が懸かっているのはリーグ戦だ。新たに気持ちを切り替え、流経大との後期リーグ開幕戦に臨んだ。
序盤の法大は1分に放った大西遼太郎のファーストシュートをはじめとした積極的なミドルシュートからゴールを狙ったものの、組み立ての場面では単調なロングボールを入れて長身DFアピアタウィア久に難なく対処されるシーンも目立った。すると試合は必然的に流経大ペースへ傾き、自陣での守備に奔走する序盤戦を強いられた。チーム一丸となったブロックでこれを耐え抜くと23分に高木友也のミドルがポストを叩き、徐々に雲行きが変わっていく。その中で虎視眈々とチャンスを伺っていたストライカーが『らしさ』を見せた。26分、佐藤大樹がエリア内でDFのマークを外すと森俊貴からのクロスを頭で叩き込んで先制点をゲット。37分には佐藤(大)を裏へ走らせたロングボールを相手GKが処理し、ガラ空きになったゴールを長谷川元希が狙ったがバウンドが合わずに惜しくも枠外。追加点は奪えなかったものの、嫌な流れを断ち切って前半を折り返した。
迎えた後半、最初にチャンスを作ったのは法大だった。47分に関口正大のクロスを長谷川がニアで合わせるもサイドネット。追加点が見えてきた矢先だが、思わぬ形で足元を掬われた。自陣での組み立て中にボールを失い、山口大輝に同点ゴールを許してしまう。混沌とした中位集団を抜け出すには勝ち点3しかない法大だが、74分に関口が放ったシュートはGKがファインセーブ。84分には橋本陸がタメを作ってオーバーラップを促し、上がってきた高木のクロスに平山が合わせたがこれもDFに阻まれる。最終盤にはDFアピアを前線に上げてきた流経大の波状攻撃を受け、しのぐのがやっと。試合は1-1の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合った。
リーグ戦の勝ち点を伸ばす事ができなかった法大だが、ここから中3日で天皇杯ラウンド16が控えている。対戦相手はJ2のヴァンフォーレ甲府。甲府の下部組織で育ったMF末木裕也は「6年間お世話になったクラブなので対戦が楽しみ。勝利で恩返しできればと思います」と意気込みを語った。大学チームの天皇杯ベスト8進出となればJリーグ発足以降初の快挙だ。9月18日、山梨中銀スタジアムでオレンジ軍団は日本サッカーの歴史を塗り替えることができるのか。(岩瀬斗真)
選手コメント
佐藤大樹
ー試合を振り返って
試合の入りのところで狙いを合わせられなくてピンチが続いた中で自分が決めて折り返せたのは良かったですけど、自分達の隙から失点して引き分けという形に終わってしまったので残念です。
ー総理大臣杯のタイトルを逃してしまった直後の一戦でしたが、チームとしての切り替えの意識は
チームとして負けてしまった事はしょうがないと思っていて、この先の目の前にある試合一つ一つを勝ちに行くという気持ちに切り替えられているので、天皇杯もありますしこれから頑張っていきたいです。
チームとして負けてしまった事はしょうがないと思っていて、この先の目の前にある試合一つ一つを勝ちに行くという気持ちに切り替えられているので、天皇杯もありますしこれから頑張っていきたいです。
ーゴールシーンを振り返って
今日の試合は裏に抜けてシュートというパターンは作れませんでしたが、そういった中でも法政の選手はクロスの質が高いので、自分の動き出しから来た良いボールを合わせるだけでした。
今日の試合は裏に抜けてシュートというパターンは作れませんでしたが、そういった中でも法政の選手はクロスの質が高いので、自分の動き出しから来た良いボールを合わせるだけでした。
ー最近はDFのマークを外しながらヘディングで決めるゴールが多いですが、そういったプレーへの手応えは
自分のゴールパターンとしてゴール前のクロスに合わせるのが一つの武器でもあるので、そういった特長を活かしたゴールを決められているのは良い事だと思います。
自分のゴールパターンとしてゴール前のクロスに合わせるのが一つの武器でもあるので、そういった特長を活かしたゴールを決められているのは良い事だと思います。
ー天皇杯に向けて
天皇杯は絶対に勝たないといけないと思いますし、今日勝てなかった事から一人一人切り替えて明日の練習から準備していきたいです。
天皇杯は絶対に勝たないといけないと思いますし、今日勝てなかった事から一人一人切り替えて明日の練習から準備していきたいです。
フォトギャラリー
- 後期リーグが幕を開けた
- 紺野は得意の角度から相手を脅かした
- 佐藤(大)がチーム単独トップとなる今季4点目を挙げた
- 20番の背中はどんどん頼もしくなっていく
- 森はアシストに加え守備でもチームを救った
- 末木はキックでチャンスを演出した
- 途中出場の橋本は崩しの局面で力を発揮
- 高木はポスト直撃のミドルシュートを放った