【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大2回戦 リーグ戦初先発の湯浅の好投に打線が応え勝利!!先発全員安打で勝負の行方は最終戦へ
東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対立大2回戦
2019年10月6日(日)
早大東伏見グラウンド
東京六大学秋季リーグ戦第6週立大2回戦。法大は第2戦先発に大学公式戦に湯浅創太(経2)がマウンドに上った。今試合は湯浅の好投に応えるように打線が奮起。6回には6番中川大輔(社3)が左越え2点本塁打を放つなどこれまで万全の調子と言えなかった野手陣が18安打12得点と覚醒。大量得点で8回コールドで勝利を収めた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 1 | 2 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 3 | 12 | 19 | 2 |
立大 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 |
(法大) ○湯浅、伏見、前芝−乘松
(立大) ●竹生、尾崎、石田、水野-村口、坂井
本塁打:中川(6回、2ラン)
二塁打:大石智(2回)、佐々木(4回)、乘松(6回)、堀江(8回)、中川大(8回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 堀江悠介(経2) | 健大高崎 | 5 | 2 | 1 | 1 |
2 | (6) | 大石智貴(経4) | 静岡 | 6 | 3 | 2 | 0 |
3 | (7) | 堀皓貴(社4) | 鳴門 | 4 | 1 | 1 | 1 |
7 | 八木達也(社2) | 日大三 | - | - | - | - | |
4 | (9) | 佐々木勇哉(社4) | 花巻東 | 3 | 2 | 1 | 2 |
5 | (3) | 土倉徳(社4) | 遊学館 | 2 | 2 | 1 | 0 |
3 | 海津裕太(経4) | 日本文理 | 1 | 1 | 0 | 2 | |
6 | (8) | 中川大輔(社3) | 日大三 | 5 | 3 | 3 | 0 |
7 | (4) | 鎌田航平(社3) | 鳴門 | 5 | 2 | 0 | 0 |
8 | (2) | 乘松幹太(現4) | 新田 | 4 | 2 | 0 | 1 |
9 | (1) | 湯浅創太(経2) | 國學院久我山 | 3 | 1 | 0 | 0 |
1 | 伏見颯真(営1) | 帯広緑陽 | - | - | - | - | |
PH | 大石悠月(経3) | 静岡 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
1 | 前芝航太(営2) | 法政二 | - | - | - | - |
※通算打率は対戦カード終了時に掲載致します。
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
湯浅 | 6 | 7 | 1 | 1 | 2 | 1.89 |
伏見 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3.00 |
前芝 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0.77 |
戦評
昨日の悔しい敗戦から一夜明け、優勝に向けてこれ以上の負けは許されない法大。この大事な一戦で、湯浅創太(経2)に先発マウンドを託した。
1回表、2番大石智貴(経4)の左前安打、3番堀皓貴(社4)の死球、4番佐々木勇哉(社4)の右前安打で満塁の好機を作る。続く5番の土倉徳(社4)が先制となる中前適時打を放ち、幸先の良いスタートを切る。大学初先発となった湯浅は、初回を三者凡退に打ち取り、完璧な立ち上がりを見せる。
点差を広げ、湯浅を楽にしたい打線は2回、2死二、三塁の好機で2番大石智が、左中間方向に2点適時二塁打を放つ。4回表にも堀、佐々木、中川大輔(社3)の適時打と相手の暴投で4点を追加する。先発の湯浅は3回、4回と相手に好機を作られるも共に最少失点で切り抜け、相手に流れを渡さない。
法大に試合の流れが傾いたまま後半に入り、6回表、土倉と交代して途中出場した海津裕太(経4)が中前安打を放つ。続く6番中川大が今季初となる2点本塁打を放ち、ベンチも盛り上がりを見せる。先発の湯浅は6回を2失点に抑え、先発の役目をしっかり果たし、伏見颯真(営1)にバトンをつなぐ。雨が降りしきる中、伏見は7回を三者凡退に抑え込む。
爆発した打線は、8回にも2死二、三塁の好機を作ると、乘松幹太(現4)の内野ゴロが敵失を誘い、2点を追加する。その後、1番堀江悠介(経2)が右中間方向に適時二塁打を放ち、点差を10点とする。この回から前芝航太(営2)が登板し、走者を出すも無失点に抑え、8回コールドで試合終了となった。
終わってみれば先発全員安打で12得点。昨日の敗戦が嘘だったかのように思えるほどの快勝を見せる。投打が噛み合う理想的な内容で試合を終えた法大。優勝に向け、第3戦にて勝利し立大から勝ち点を奪うことに期待したい。
(記事:渡辺光我、写真:村井美咲)
6回に左越え2点本塁打を放った中川大
選手インタビュー
大石智貴
―今日の試合を振り返って
勝てたので良かったです。
―猛打賞の活躍だったが、打撃の調子はどうか
今日急に調子が上がり出したので、首位打者を獲れるように、これからもっと状態をあげていけるように練習していきたいです。
―昨日の敗戦からどう切り替えて今日の試合に臨んだか
好機で1本打つことを意識しました。主将から自分がヒーローになれるようにと話していたので、今日は僕がヒーローになったと思います。
―今日の勝因について
湯浅投手が試合を作ってくれたことが勝因だと思います。湯浅投手にヒーローをあげましょう。
―今日湯浅投手を先発にした意図について
相手打線に左打者がそろっていて、昨日いい投球を見せたので、先発になったのではないかと考えています。
―明日以降の試合に向けて
1勝1敗でまだ勝ち点が取れたわけではないので、次勝って勝ち点を取りたいです。
中川大輔
ー今日の試合を振り返って
昨日の試合ではチャンスの時にヒットが出ず、全然点数が取れずに負けてしまいましたが、今日はみんなチャンスの時に打てていたので良かったと思います。
ー今日のご自身の打撃を振り返って
今までずっとヒットが打てずにいたので悩んでいましたが、今日は開き直って、思いきって打席に立つことができました。
ー本塁打を放った時に打席で考えていたことは
一切何も考えていませんでした。とりあえず来た球に食らいついていこうという気持ちで打席に臨みました。
ー打撃を改善するために練習で取り組んだこと
立教戦の前にずっと素振りをしていました。そして今日打てたので、努力は大切だなと改めて実感しました。
ー第3戦への意気込み
今日みたいな打撃やピッチングができれば勝てると思うので、気を引き締めて頑張りたいと思います。
湯浅創太
ー今日の試合を振り返って
とりあえず一勝できたのが大きかったです。僕個人としては、本当にたくさん援護してもらえたので自信を持って投げることができました。
ー大学入って初めての先発だったが、どのような気持ちで臨んだのか
先発だというのは今日の朝聞いたので、すごく緊張しました。先発で投げるというのは中学生以来のことでしたし、大切な一戦だったのでプレッシャーもありました。ただ乘松さんが、1イニングずつ抑えていくだけだから自信持って投げようと言って下さったので、緊張がほぐれて良いピッチングができました。
ー投げる時に気をつけていたことは
コースにこだわるというよりはアバウトに投げることを意識しました。あとはバッターの打ち損じを狙って投げました。
ー立大打線の印象は
中軸を中心に良いバッターが揃っているなと思いました。特に4番の高岡さんは昨日からずっとタイミングが合っていますし、チーム全体に勢いがあって怖いイメージがあります。
ー第3戦に向けて意気込み
僕もピンチの時に任されることがあると思うので、しっかりとピンチを切り抜けて、チームに良い流れを持ってこれるようなピッチングをしたいです。
フォトギャラリー
- 大学公式戦で自身初となる先発を任された湯浅
- 危なげなく3者を討ち取った伏見
- 勝利が決まり笑顔をこぼす前芝
- 猛打賞の活躍を見せた大石智
- 6回に左越え2点本塁打を放った中川大
- 中川大の生還に湧くベンチ
- 4回に適時打を放った佐々木