新型コロナウイルスの影響で関東大学サッカーリーグ戦の延期が続いているが、この機会に選手のサッカー観に触れてみるのはどうだろうか。今回はデンソーカップチャレンジサッカーに選出された7選手に『あなたが選ぶ大学サッカーベストイレブンは?』という内容でアンケートを行い、チームコンセプト、採用システム、11人の選出理由を答えていただいた。それぞれこだわりが垣間見える11人を是非ご覧あれ!
平山駿のベストイレブン
コンセプトは『フィジカル&技術』
採用システム:4-4-2
チームコンセプト:『フィジカル&技術』
選出メンバー※選出規定は2020年4月時点で大学在学中であること
GK:中野小次郎(法政大/徳島ヴォルティスY)☆北海道コンサドーレ札幌内定
選出理由:長身
右サイドバック:関口正大(法政大/新潟明訓高)
選出理由:スピード
DF:森岡陸(法政大/ジュビロ磐田U18)☆ジュビロ磐田内定
選出理由:守備力
DF:アピアタウィア久(流通経済大/東邦高)☆ベガルタ仙台内定
選出理由:フィジカル
左サイドバック:高木友也(法政大/法政大学第二高)☆横浜FC内定
選出理由:サイド突破
MF:橘田健人(桐蔭横浜大/神村学園高)
選出理由:技術
MF:渡邊陽(筑波大/浦和レッズY)
選出理由:守備力
左サイドハーフ:鳥海芳樹(桐蔭横浜大/桐光学園高)
選出理由:技術
右サイドハーフ:菊池泰智(流通経済大/流通経済大柏高)
選出理由:技術
FW:上田綺世(法政大/鹿島学園高)☆昨年7月に退部し鹿島アントラーズに加入
選出理由:ストライカー
FW:加藤拓己(早稲田大/山梨学院高)
選出理由:フィジカル
チーム短評
最終回となる今回は平山駿(経4)の11人。フォーメーションは4一4一2が採用された。ゴールキーパーには長身を生かした守備で『和製クルトワ』とも称される法大の守護神・中野小次郎(経4)を選出。守備の要となるセンターバックには森岡陸(現4)と流通経済大のアピアタウィア久の2人が選ばれた。右サイドバックには関口正大(現4)、左サイドバックには高木友也(経4)と法大の誇る両サイドバックが布陣する。両者とも高い技術とスピードで前線にボールを送る技術に長けており、攻撃の起点としての活躍が期待できる。センターハーフには、昨年のインカレであわや6人抜きゴールを決めかけた桐蔭横浜大の手品師・橘田健人、攻守の両方でチームに貢献できる筑波大の渡邊陽の2人を選出。右サイドには昨年天皇杯で浦和レッズ相手に得点を挙げた流通経済大の菊池泰智、左サイドには桐蔭横浜大の鳥海芳樹が選ばれた。右の菊池は身長160㌢と小柄ながら、その天才的な感覚と確かな技術で点を奪うことができる選手。左の鳥海は桐蔭横浜大で10番を背負うドリブラーだ。そして最前線には強靭な肉体で突き進む早大のストライカー・加藤拓己と昨年Jリーグの世界へ進んだスーパーエース・上田綺世の2人が並んだ。コンセプトの「フィジカル&技術」通り、個々の技術の高い11人が選出されたこのラインアップ。攻守に渡ってゲームを楽しむことができそうだ。
(記事:五嶋健)
選出メンバーイメージ図
平山駿(ひらやま・しゅん)
経済学部4年 1998年10月6日生まれ
埼玉県出身・三菱養和SCユース出身
182cm73kg 利き足:右 登録ポジション:FW
『スペース認知に優れ、”降りる動き”でのボール引き出しやこぼれ球への反応、長身を生かしたエアバトルもできる大型アタッカー。かつては街クラブの名門、三菱養和SCYで10番を背負った。バイタルエリアに降りボールを受け、生じたギャップにダイナミックなドリブルでアタックする動きを最大の特徴とする。トップ下、セカンドトップを主戦場とするが、昨年の関東リーグ第19節東洋大戦では一列下がったボランチで出場した。4-0の快勝を果たした8節筑波大戦では、可変システムでアップダウンを繰り返し1G1Aの活躍で貢献。様々な形で力を発揮する才能溢れる選手だ。』