関東大学リーグ戦 Div.I-A
2020年11月8日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
リーグ第4戦に迎えた相手は明大。法大はこれまで上位校に苦戦を強いられ2敗している。徐々に試合勘を取り戻し、今試合は何とか白星を飾りたいところだったが、シーソーゲームの末4-6で惜しくも敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
4 (45) |
1(16) | 1P | 2(13) | 6 (35) |
---|---|---|---|---|
2(14) | 2P | 0(5) | ||
法政大学 | 1(15) | 3P | 4(17) | 明治大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
明大 | 4:49 | 86 石井佑空 | 10 佐久間雄大 | ― | PK |
明大 | 7 : 18 | 10 佐久間雄大 | 16 三浦稜介 | 23 廣田恵吾 | PP |
法大 | 9:00 | 91 土田啓太 | 92 土屋光翼 | ― | ― |
法大 | 26:23 | 77 安藤永吉 | 66 新田谷兼翔 | 88 古川憂人 | ― |
法大 | 31:15 | 92 土屋光翼 | ― | ― | PP |
明大 | 46:19 | 9 高木聖大 | 7 三浦大輝 | 22 徳田滉也 | PP |
法大 | 47:12 | 77 安藤永吉 | 88 古川憂人 | 86 伊藤俊之 | ― |
明大 | 48:22 | 18 岩崎竜馬 | 93 丸山詳真 | 7 三浦大輝 | ― |
明大 | 54:49 | 16 三浦稜介 | 93 丸山詳真 | 10 佐久間雄大 | ― |
明大 | 59:44 | 22 徳田滉也 | ― | ― | ― |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | 21 栗原皐成(3) | 65 高橋颯人(3) | A91 土田啓太(4) | C92 土屋光翼(4) | 40 山崎憲人(1) |
2 | 66 新田谷兼翔(4) | 69 渡辺友汰(1) | 77 安藤永吉(2) | 86 伊藤俊之(3) | 88 古川憂人(2) |
3 | 12 山口琢也(2) | 29 砂岡鷹(1) | A24 石川亜蘭(4) | 9 近藤謙成(4) | 18 金子凌大(3) |
4 | 71 竹中海斗(4) | 3 南陽向(4) | 14 荒井大空(1) | 15 冷水大雅(2) | 28 岡本鱒乃助(2) |
※GKは#39中島康渡(4)が先発出場。控えに#1柏原瑞(2)。
戦評
関東大学リーグ第4戦の相手は明大。ここまで、東洋大、中大との試合では惜しくも敗れている法大は、上位校で残る1校の明大から白星を飾りたいところだ。
第1ピリオド。最初に試合が動いたのは開始4分。法大のPPで敵陣で得点のチャンスを狙う中、明大にパックを奪われるとそのままカウンターを仕掛けられあえなく失点。その後、法大の反則により相手にペースをつかまれ2点のビハインドとなる。ここで食らいつきたい法大は、9分に土屋光翼(4)がパックを持ち込みシュートがこぼれたところを土田啓太(4)が押し込み1点を返す。その後は互いに攻め込み合うもGKの好セーブなどにより一進一退の攻防が続き、2-1で第1ピリオドを終える。
第2ピリオドは、序盤からパックをキープする時間が続き法大ペースに。6分に新田谷兼翔(4)がゴール前へ放ったパックを安藤永吉(2)が冷静に真上に決め、同点に追いつく。その後11分には明大の2人の反則により5-3の数的有利を得ると、土屋がフリーの状態から肩口に決め逆転。1点リードで最終ピリオドへ。
第2ピリオドの流れを生かして勝ち切りたい第3ピリオド。序盤のPPでペースを作っていくものの得点までは結び付かない。6分には、明大の度重なる攻撃に隙を突かれ失点。明大にペースが渡ったかに思われたが、すぐさま安藤の今試合2点目となるシュートで追いつく。しかしまたもや明大に追加点を許し、この時点で4-4と両者譲らない。その中、相手のメジャーペナルティ5分間により法大とってはまたとないチャンスを得る。何としてもここで勝ち越したいところだったが、1点が遠い。結局このチャンスを生かすことができず、14分には明大に勝ち越し点を与えてしまう。1点のビハインドで最後は6人攻撃を仕掛けるも得点できず。無人のゴールにパックを流し込まれ、最終的に4-6で敗戦となった。
試合を重ねるごとに好プレーが見られるようになり、今試合も中盤でリードを奪うなど勢いづいてきた法大。しかし、あと一歩のところで勝ち切れない。今試合で上位校との対戦は終わり、次戦からは下位チームとの試合となる。残る3試合は全勝を狙いたい。(守本咲希)
選手インタビュー
土田啓太
―今日の敗因は
5対5のイーブンな状態だと戦えているのにスペシャルプレーの有利な状況で今大会ずっと失点していたりするので、そこが敗因だと思います。
―明大の印象は
去年のインカレでは準決勝で当たって勝っているので負けられない試合だったんですけど負けてしましましたね。
―戦略は
とにかく足を動かすことと考えるのをやめないということは昨日のミーティングで話していて、実際の試合でもちゃんと足は動かせていたと思うんですけど、最終ピリオドで連続してパンパンって決められたときにみんな焦ってしまった部分があったのかなと感じました。
―今日のチームのコンディションは
いつも朝練習している分、早い時間の試合だった今日はまだ走れていたのかなと思います。
―今日の試合で良かった点は
1P、2Pはアグレッシブに走れていた点、あとは1番最初の試合での問題点だった反則が多かった点はだんだん良くなっているのかなと感じます。
―今年のチームの雰囲気は
わだかまりもなく1~4年生みんな仲良くできているのかなと思います。
―今年の1年生はどうですか
とにかく一生懸命なんですけど、少し抜けている部分がありますね(笑)頑張ってくれていることに助けられている部分もあるのであとは4年生がどうサポートしていけるかが重要なんじゃないかなと思います。
―最後に意気込みを
今はまだ1勝もできていないので、とりあえず1勝してこれから下位チームとの戦いになって負けられないので全勝したいと思います。
砂岡鷹
―今日の試合を振り返って
シンプルにパスなどのミスがなかったのは良かったと思いますが、反則をもらった時に決めきれなくて流れがこっちに来なかったと思います。
―自分自身の強みやアピールポイントは
相手に怖がらずにどんどん当たれるところです。
―法政を選んだ理由は
小さい時から周りの人の影響でずっと法政に行きたくて、憧れをもって法政に入ってきました。自分に教えてくれていた人が法政のOBの人で、そのかっこいい姿を見て法政に入りたいと思いました。
―目標の先輩は
栗原皐成さんですね。落ち着いたパス出しとか自分にないものを持っているからです。
―高校との練習の違いは
戦術をより自分たちで考えるようになったことです。
―4年間で成長していきたいことと目標をお願いします
もっと早いパス出しをして、後輩を引っ張っていけて頼りになるようにすることと、全部のタイトルを獲って4冠を達成することです。
山崎憲人
―今日の試合を振り返って
決めきれる所で決めきれないという法政の欠点が、今回の明治との差で勝利につながらなかったと思います。
―自分自身の強みやアピールポイントは
速いフォアチェックを武器としていて、あとはその次のセットにつながるプレーができることだと思います。
―法政を選んだ理由は
自分は強豪のチームに入りたいと思っていて、明治とか中央とかで優勝を狙うよりも、毎年3位とか4位とかのチームでそこからはい上がって優勝を狙うチームに入りたいと思っていました。それで高校1年生の時から法政に入りたいと言っていました。
―目標の先輩は
土屋光翼さんです。パックキープとか真似したい部分があります。
―高校との練習の違いは
高校ではスピードを武器にしていたんですけど、今はパスワークとかそこから展開できるようにということを第一に考えていて、高校との違いもそういった点にでてきています。
―4年間で成長していきたいことと目標をお願いします
冷静さを保つことと、決めるところは決めて、頼りになる先輩になることを目指していて、目標としては4冠を獲れるように頑張りたいと思います。
渡辺友汰
―今日試合を振り返って
勝てる試合で落としてしまったのはとてももったいないことをしたなと思います。
―自分自身の強みはどこだと思いますか
コーナーの1対1や体をぶつける部分でのパワーかなと感じています。
―法大を選んだ理由は
歴史ある強い大学なのと、あとは去年インカレで準優勝という結果を残したのに魅力を感じて選ばせていただきました。
―4年間を通じて成長したいところは
自分自身プレーもそうなんですけど、人間としても後輩たちを優しく支えられて、チーム全体を盛り上げられるような器の大きい4年生になりたいです。
―目標の先輩は
DFですと3年生の栗原さんです。やっぱり安定性があって、状況判断もすごいので見習いたい部分がたくさんあります。
―大学生活はいかがですか
自分が入ったのが法学部の法律学科で必修も多くてわからないことも多いので、大変なんですけど先輩方にいろいろ聞いて頑張ってます。
―同期のみなさんとはどうですか
今集合できているのは7人なんですけど、やっぱり1番しゃべりやすくて仲良くて、みんなで仕事とか頑張ってます。
―高校時代と大学での練習にはなにか違いはありますか
僕の出身高校は駒沢大学苫小牧高等学校で日本1練習が厳しいって言われてる高校で毎日地獄みたいな練習をしていたんですけど、大学になったら高校みたいに管理されていなくて自分で練習しないといけない部分があるので自分に厳しくしていかないとなと感じます。
―寮生活はいかがですか
先輩方と一緒に生活をしていて、優しい先輩ばかりで生活しやすいです。
―最後に次の試合の目標は
やっぱりまだ1勝もできてないので4年生のためにも勝利をつかみ取りたいなというのと、自分自身まだ活躍できていない部分もあるので初ゴール目指して頑張りたいと思います。