関東大学リーグ戦
対日大
2020年10月31日(土)
秩父宮ラグビー場
法大にとって、選手権出場のためなんとか勝利をつかみたかった日大戦。序盤はスクラムで優位に立つもなかなか生かしきれずに前半が終了。後半は3トライと追い上げをみせるも、力及ばず白星を挙げることはできなかった。
試合結果
トータル試合結果
22 法大 |
7 | 前半 | 14 | 35 日大 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 | 21 |
ポイント詳細
1/3 | T | 2/3 |
---|---|---|
1/0 | G | 2/3 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:根塚/山脇、吉永純、根塚 G:有田/ |
※前半/後半
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田壮一郎 | 社3 | 春日丘 |
2 | HO | 濱野隼也 | 社4 | 秋田工業 |
3 | PR | 菊田圭佑 | 経4 | 仙台育英 |
4 | LO | 緒方健志郎 | スポ2 | 熊本西 |
5 | LO | 竹部力 | 社1 | 大分舞鶴 |
6 | FL | 吉永純也 | 経4 | 東福岡 |
7 | FL | 山下憲太 | 経4 | 長崎海星 |
8 | NO.8 | 佐々木康成 | 社2 | 大分舞鶴 |
9 | SH | 隠塚翔太朗 | 経3 | 東福岡 |
10 | SO | 熊田経道 | 経1 | 大産大附属 |
11 | WTB | 石岡玲英 | 社1 | 御所実業 |
12 | CTB | 有田闘志樹 | 経3 | 鹿児島実業 |
13 | CTB | 堀川優 | 経4 | 東福岡 |
14 | WTB | 斉藤大智 | 現4 | 黒沢尻北 |
15 | FB | 根塚洸雅 | 経4 | 東海大仰星 |
16 | Re | 井口龍太郎 | 社2 | 静岡聖光 |
17 | Re | 石母田健太 | 経2 | 国学院栃木 |
18 | Re | 橋本陸 | 社4 | 東京 |
19 | Re | 山下太雅 | 現4 | 東福岡 |
20 | Re | 山下武準 | 社1 | 法政二 |
21 | Re | 山脇和真 | 経1 | 天理 |
22 | Re | 舘内倭人 | 経3 | 法政二 |
23 | Re | 高橋達也 | スポ3 | 目黒学院 |
戦評
選手権出場に向けて「負けられない戦い」が続く中迎えた日大戦。全国大学選手権の出場枠は3つ。開幕から負けなしの日大との戦いで勝利を掴みたいところだったが、敗戦となってしまった。
ボールを敵陣地に蹴りだす根塚
試合が動いたのは前半17分。FB根塚がトライを決め、幸先よく先制する。流れに乗って攻め込みたいところだったが21分、トライを奪われ7-7に。29分には再び攻め込まれ、粘り強いディフェンスをした法大だったが、日大のトライ。そのまま14-7の7点ビハインドで前半終了。
セットプレーではボールをキープできていた
巻き返しを図りたい後半だったが、ラインアウトから日大に一気に走り抜けられ、日大の得点。後半32分には法大の一年生SH山脇がトライを決める。しかし、その後も立て続けにトライを奪われる。法大はFL吉永純がモールで飛び込んでトライを決め、82分でキックパスからFB根塚のトライ。連続トライを決めるも、力及ばず22-35でノーサイドとなった。
最後まで諦めずにトライを狙い、勝ち点1をもぎ取った
選手権へ向けた大切な一戦であるこの試合はチーム全体が勝利を望み、準備してきた。悔しい結果となったが、リーグ戦も残り3戦。あきらめずに勝利を掴んでほしい。(首藤江里)
インタビュー(共同記者会見より)
駒井監督
ー今日の試合について
今日は本当に大一番だと思っていて、全国大会の出場をかけた試合でした。日大さんがやっぱりFW有利な戦い方をするってことは分かっていたんですけど、そこに中々対応ができなかったことと、ここ4試合ほとんどがラインアウトボールでトライされている。この対応策をもう少しこれから、やっていかなければならないかなという風に思っています。
ー法大サッカー部で感染者が出たが、体育会の活動状況は
サッカー部が先週の水曜日に感染者が出たということで、多摩の体育会全チームが活動停止という形でした。火曜日まで約6日間活動停止していました。活動を始めたのが水曜日で言い訳はしたくないんですけど、そういう状況で練習をした選手はよく頑張ったと思います。
ー序盤のスクラムの有利を生かせなかった理由は
日大さんのセットが強いと思ったんですけど、逆にファーストスクラムでうちが有利になりました。そこで僕がちょっとこだわり過ぎたんじゃないかなと。もう少しBKに回しても良かったんじゃないかなと。そこで1本取ることによって流れが変わったと思います。根塚が言ったように、取れるときに取れる形があれば展開も変わったんじゃないかなと思います。
吉永純也
ー今日の試合について
駒井さんが仰られていたように、日大さんのFWが有利という形でした。僕たちはそれに向けて準備してきたんですけど、やっぱり自分たちのミスから相手の日大さんの強みであるFWさんにトライされるペースに持っていかれて、自分たちがやられるという試合だったので、今日の試合の反省をしっかりして戦っていきたいと思います。
ー序盤のスクラムの有利を生かせなかった理由は
最初のスクラムで法政スタイルのスクラムを組めたので、それでこだわり過ぎてペナルティもらってもスクラムでがめつくいっちゃったっていうのがありました。それで日大さんの思うようなスクラムを段々と向こうが修正してきて、法政のスタイルを崩されて日大さんのスタイルに飲み込まれた感じだと思います。
根塚洸雅
ー今日の試合を振り返って
前のお二方が言ったようにFWの戦い方っていうのをしっかりと次に向けて準備するっていうことと、日大さんの試合は取り所でしっかりと取り切れなかったことが自分たちの敗因かなと思っています。実力の差っていうのはやってみてそんなに感じなかったので残りの3戦、取り所っていうのをしっかり取り切れるようなチームにしていければなと思います。
ー活動停止中の感想
チームでの活動というのが全くできなかったので、個人的なトレーニングをコーチから頂いていました。筋トレも学校が使えなかったので結構自重のトレーニングしかできなかったんですけど、自分たち一人一人で練習したりとか、ミーティングは少人数で寮の中で集まってやりました。チームでの練習は1週間弱できなかったので、自分の弱点を個人的にトレーニングという形で各自でやっていました。
ーBKでパスをインターセプトされたり、オフロードパスが相手に渡ってしまう原因は
一つ先程BKで課題として出たのが、ブレイクダウンのところでクイックでボールが出なくて自分たちが焦り過ぎて前に出てしまったというのが出てきました。インターセプトされたところも、自分たちが欲しいタイミングとボールを出せるタイミングにギャップが生まれてしまって、その分BKが相手に近づいてしまってオフロードの前に入られたというのがあるので、そこを後3戦のためにしっかり修正していければ良いかなと思います。