【陸上競技】第99回日本陸上競技選手権大会 展望
第99回日本陸上競技選手権大会
2015年6月26日(金)~28日(日)
デンカビックスワンスタジアム
明日から陸上の日本一、そして世界選手権の代表をかけた第99回日本陸上競技選手権大会(全日本)が開幕する。
法大からは8名の選手が出場。法大から世界へ羽ばたくため、好結果を残して欲しいところだ。
エントリー一覧
種目 | 名前 | 自己ベスト |
---|---|---|
男子100m | 長田拓也(経3) | 10秒19 |
大瀬戸一馬(スポ3) | 10秒23 | |
男子200m | 大瀬戸 | 20秒64 |
長田 | 20秒69 | |
猪口悠太(経4) | 20秒73 | |
男子400m | 矢野琢斗(スポ3) | 46秒69 |
伊藤健太(経3) | 46秒89 | |
男子走幅跳 | 佐久間滉大(スポ1) | 7m80 |
松添基理(スポ1) | 7m76 | |
女子400mH | 川端涼夏(スポ4) | 59秒11 |
展望
いよいよ、第99回日本陸上競技選手権大会(日本選手権)が明日から開幕する。法大からは8名の選手が出場予定だ。今大会は8月に北京で行われる世界選手権の代表選考も兼ねているため、例年より注目度が高まっている。
男子100mには大瀬戸一馬(スポ3)と長田拓也(経3)が出場。200mには大瀬戸、長田に加え主将の猪口悠太(経4)も出場する。 大瀬戸は今年の世界リレー選手権大会の1走を務めるなど、日本代表としても活躍しているが、先月行われた関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)ではけがの影響もあり、5位。昨年の大会でも4位と表彰台を逃しているが、本来の力が発揮できれば優勝も狙える力を持っている。それだけに、けががどこまで回復しているかがポイントか。
大瀬戸は昨年4位のリベンジなるか
一方で長田は今季躍進を続けている。関東インカレで200mを制し、100mでも2位。また今月行われた日本学生個人選手権大会(学生個人)では今季日本2位となる10秒19をマークし優勝。一躍代表候補に名乗りを上げた。今年に入ってからベストを何度も更新し、成長著しい長田。100mの世界選手権の参加標準記録(10秒16)突破も目の前で、今大会の結果次第では初代表も十分狙えそうだ。
猪口は学生個人では3位に入ったが、結果にもタイムにも満足はしていない。地元新潟で行われる日本選手権で決勝進出はなるだろうか。
最大のライバルとなるのは高瀬慧(富士通)。100m、200m共に今季日本最速タイムを持ち、好調を維持している。桐生祥秀(東洋大)がけがで欠場するため、優勝候補筆頭と言えるだろう。また200mではベテランの藤光謙司(ゼンリン)が好調。他には前回の世界選手権代表の山縣亮太(SEIKO)、飯塚翔太(ミズノ)。今年の織田記念と関東インカレを制したケンブリッジ飛鳥(日大)、昨年の200mの日本王者・原翔太(浜松スズキAC)ら実力者が揃う。法大勢は並み居る強者を退け、上位に入ることができるか。
男子400mには矢野琢斗(スポ3)と伊藤健太(経3)が出場。両選手ともに関東インカレで自己ベストを記録し、調子は上向いている。日本選手権という大舞台で上位進出、自己ベスト更新を目指して欲しい。
優勝候補はOBで日本選手権10連覇中の金丸祐三(大塚製薬)。日本選手権では圧倒的な強さを見せているが、今年は今季45秒台をマークしている小林直己(東海大)や好調の佐藤拳太郎(城西大)らとの争いになるか。
矢野は上位進出を狙いたい
フィールド競技では男子走幅跳に佐久間滉大(スポ1)と松添基理(スポ1)が出場。佐久間は7m80の好記録を持つが、今季はまだその力を発揮しきれていない。一方で松添は大学入学後、自己ベストを更新し、関東インカレ、学生個人でともに3位と、確実に結果を残している。今大会でも安定した跳躍を見せ、上位に食い込めるか。
8m18の自己ベストを持つ菅井洋平(ミズノ)や関東インカレを制した髙政知也(順大)ら8m台の記録を持つ選手も出場する今大会。両選手ともこの大台と、表彰台を狙って欲しいところだ。
好調のルーキー松添は大舞台で結果を残せるか
女子は川端涼夏(スポ4)が400mHに出場。関東インカレを自己ベストで制し、昨年も7位に入っているだけに期待が懸る。9連覇を狙う久保倉里美(新潟アルビレックスRC)ら、上位とはタイム差はあるが、どこまで迫れるだろうか。
また、今大会は110mHで2度の優勝を誇る矢澤航(デサントTC)や400mHで4連覇中の岸本鷹幸(富士通)ら、数多くのOB選手も出場する。現役選手のみならず、OBの選手の活躍にも注目していきたい。
日本選手権は明日6月26日から6月28日まで、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで開催される。法大勢が日本一を目指し、躍動する姿に注目だ。(佐々木岳)
フォトギャラリー
- 今季好調で期待の懸る長田
- 大瀬戸は昨年4位のリベンジなるか
- 地元新潟で結果を残したい猪口
- 矢野は上位進出を狙いたい
- 400mに出場する伊藤
- 佐久間は好結果を残せるか
- 好調のルーキー松添は大舞台で結果を残せるか
- 女子で唯一出場する川端