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【陸上競技】秩父宮賜杯第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

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【陸上競技】秩父宮賜杯第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

秩父宮賜杯第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
2015年6月20日(土)
慶應義塾大学日吉陸上競技場

伊勢路をかけた関東予選会が行われた。今年は9位までが出場権を得られるが、法大は9位國大とわずか22秒差の10位となり、惜しくも2年ぶりの出場を逃した。

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細川は他大学のエースと互角の走りを披露

試合結果

総合成績

順位 大学名 総合記録
1 中学大 3時間58分58秒68
2 日大 3時間59分19秒28
3 神大 3時間59分23秒26
4 早大 3時間59分40秒00
5 帝大 3時間59分50秒69
6 順大 4時間00分15秒14
7 日体大 4時間00分33秒17
8 大東大 4時間01分15秒07
9 國大 4時間01分34秒76
10 法大 4時間01分55秒43

種目別結果

名前 記録 順位
1 磯田和也(法2) 30分07秒07 4位
有井渉(社4) 30分24秒92 14位
2 城越洸星(社3) 30分37秒17 23位
土井大輔(経1) 30分52秒41 30位
3 中村涼(経4) 29分51秒82 15位
佐藤和仁(スポ4) 30分05秒00 25位
4 細川翔太朗(経2) 29分27秒44 15位
足羽純実(現3) 30分29秒60 33位
 ※1校10名のエントリー、8名が出場
 ※8名の合計タイム上位9校が本戦への出場権を獲得
 ※参加希望大学のうち、8名の10000mの合計タイム上位20校が予選会に出場

戦評

 各大学8選手が2名ずつ4組に分かれて、10000mのレースを行い、8名の合計タイムの上位9大学が全日本大学駅伝の出場権を獲得する予選会。法大からはこれまで主力として活躍してきた足羽純実(現3)、中村涼(経4)などが出場。2年ぶりの伊勢路をかけたレースに挑んだ。 

 1組目に出場したのは、有井渉(社4)と磯田和也(法2)。1組目ということもあり、レースは落ち着いた入り。だが集団は徐々に縦長になっていく。磯田は積極的に先頭集団に食らいつき、自己ベストを更新し4着。また有井も先頭からは離されたものの、粘りの走りを見せ13着でゴール。この組が終わった時点で全体4位と好位置につけた。

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積極的なレースを見せた磯田

 2組目は城越洸星(社3)と土井大輔(経1)が出場。土井は1年生ながらの出場となった。
 序盤から先頭集団の後方でレースを進める両選手。だが次第に集団から離されはじめ、後方へ。大崩れはしなかったものの城越は23着、土井は30着と下位に終わり、この時点で11位と、出場圏内から脱落。3組目、4組目の巻き返しに期待したいところだ。

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集団でレースを進める土井(右)と城越 

 3組目には主将の佐藤和仁(スポ4)と中村が出場。4年生2人の走りでなんとか食らいつきたい。
 序盤から先頭集団の後方でレースを進める中村、佐藤。中盤で中村は徐々に順位をあげていく一方で佐藤は中々ペースが上がらず、苦しい走りとなる。粘りの走りを見せた中村は15着でゴール。佐藤も大きくタイムを落とすことはなく25着でゴールし、3組目終了時点で9位の國大とはわずか6秒差。十分逆転を狙える位置で最終組を迎える。

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集団の後方でレースを展開した中村(右)と佐藤

 最終組にはエース足羽と細川翔太朗(経2)が出場。実力者が揃う最終組で逆転を狙う。
 レースは序盤からハイペースで進む。ダニエル・ムイバ・キトニー(日大)、潰滝大記(中学大)が飛ばしていき、2000m通過した時点で先頭集団はわずか6人。その後先頭集団からキトニーと潰滝以外の選手が遅れ、2選手の独走となる。後方では先頭に付いていかなかった大集団が形成され、法大の2選手もそこでレースを進める。
 大集団も5000mを過ぎたあたりから、縦長になり徐々に選手が脱落していく。細川は積極的に食らいついていくが、足羽はなかなかペースが上がらず、後方に下がっていく。一方でライバルである國大の選手は細川よりは後方につけるものの、中盤で粘りの走りを見せ、足羽との差を広げていく。
 最後まで粘りを見せた細川は29分27秒44で15着。実力者が揃うこの組で好走を見せた。しかし足羽は最後まで苦しい走りとなり、30着でゴール。エースとして厳しい結果となった。

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エース足羽は苦しい走りとなった

 総合結果は9位國大と約22秒差の10位となり、あと一歩のところで本戦出場を逃した。
 この結果について坪田智夫駅伝監督は「予選通過は厳しいという戦前の予想の中で、選手たちはよく走ってくれた」と一定の評価をした。また「もう箱根しかないので、何としても予選を突破する」と改めて決意を語った。
 今回惜しくも伊勢路への出場を逃したが、細川、磯田の2年生の好走。箱根常連校の選手でも大崩れした中で、全員が大きくタイムを落とさなかったことは箱根予選へ向けての収穫点と言えるだろう。
 箱根予選まで残り4ケ月。夏にまた一回り成長し、箱根の出場権を獲得してくれると信じたい。(佐々木岳)

監督・選手コメント

坪田智夫 駅伝監督

―今回の10位という結果をどう捉えていますか
正直今の戦力からいったら予選を通過するのは厳しいのかなと思っていました。通過は厳しいというのが戦前の予想だったのですが、選手たちはよく走ってくれて、終わってみれば悔しい結果でした。

―今回のメンバーについてはどうやって選ばれたのですか
主力の足羽や中村といった選手に関しては記録会に出してはいなかったのですが、5月の末に平成国大記録会に出しまして、そこで動きをみて10人を決めてそのあとは調整の練習を見ながら8人を決めて、といった形でした。

―1年生の土井選手がエントリーされましたが
春先のレースの内容が非常に良い順位の上げ方、走り方をしていたので選びました。正直平成国際の記録会ではタイムで何人かに負けてはいたのですが、レースの上手さと今後の経験値として使っておくのは良いのかなと思って起用しました。転んでしまったのが勿体なかったですね。

―昨年に続き出場権を逃しましたが、収穫はありましたか
2年生の磯田と細川ですね。中々力のない学年だったのですが、ここにきてこの2人が主力の、エースの足羽に勝っていますし、1組目で有井にも勝っていますし、本当にうちの主力として走れたというのは大きな収穫だったと思います。ただ、22秒差とはいえ負けは負けですので、それを真摯に受け止め、1秒でも1分でも負けは負けなので、今回の22秒差というのを選手がどう感じるのか、私も含めて糧にしていかなくてはと思います。

―チームとしてはタイムや戦略などプランはあったのですか
1桁順位というのは厳しいと思っていましたので、全員に言ったのは各組15位~20位で走れば当落線上にいくという話はしていました。選手達はみんなそういったプランを持って走っていました。

―昨年は1組目から出遅れてしまいましたが、今年は磯田選手が流れを作りました
そうですね、1組目の磯田の走りは非常に良かったです。この全日本予選というのは4組に分かれているので、前の組選手の走りを見るので、1組目で一般生の磯田がああいった走りを見せたというのは本当に良い流れであったと思います。

―その後の2、3組目はやや苦しい走りに見えましたが
3組目は苦しいのはわかっていたので、もっと厳しい順位になるかなと思っていました。2組目も含めて、土井に関しては1年生ですし、緊張もあったと思うので、2、3組目はよく踏ん張ってくれたと思います。大きく外さなかったので。次に繋がると思います。

―3組目に出場した主将の佐藤選手の走りについては
もう少し背中を見せて欲しいといいますか、相変わらず後方スタートでちょっと情けない走りで、彼の走り方は中々変わらないなと。もう少し主将として背中見せる走りをしてもらえたらなと思いましたね。

―4組目の細川選手は前半から攻めの走りを見せていましたが
本当に力はついていると思います。練習はしっかりできていたのですが、正直あそこまでとは。10000mのタイムで言えば40秒、50秒差がある選手たちとほぼ互角に戦えたので、本当に楽しみな選手だと思います。

―一方でエースとして期待される足羽選手は苦しい走りでした
練習もうまく流れていなかったというのもあったのですが、彼が今後どのようにチームを引っ張っていくのか、走りも含めてエースとしてチームをどう引っ張っていくのか。今回駄目だったのは仕方ないので、今回の結果を受けて彼が個人としてもチームとしてもどう行動していくのか、見ていきたいと思います。

―4組目は早いペースでのレースだったことも足羽選手が結果を残せなかった要因でしょうか
そうですね、十分チャンスはあったとは思いますが、足羽だけの責任ではないと思います。1人で22秒やられたとは思っていませんし、チームとして22秒負けた、と思っていますので、彼だけの責任ではないと思います。

―今回の結果を受けて夏の期間どういったところを強化していくのでしょうか
やること自体は大きく変わらないので、チームとして一丸で戦っていくしかないと思います。今回次点で惜しかったと思ってしまうと箱根予選でも同じようになってしまうので、この22秒は大きいのだと言い続けて夏を過ごしていきたいと思います。

―これから夏を終えると秋にインカレ、箱根予選がありますがそれに向けて意気込みを
インカレは今のチーム状況では厳しいのです。我々は全日本を落としてしまったので、もう箱根しかないので、そこにチームの全精力を注ぎこんで、まずは予選突破したいと思います。

 

佐藤和仁 主将

―今日のレースを振り返って
この大会前に教職実習があったんですけど、その中でも準備は出来ていました。なかなか思うような走りもできない中でも及第点の走りというか、チームを大きく下げてしまうというよりかはキープというか、最低限の走りはできたのかなと自分では考えています。

―調子の方は
自分の体の状態に合わせて、教育実習期間も始めとしたこの一ヶ月くらい、練習は自分で考えてやれていたので、状態としては良い方だっとは思うんですけど、やっぱり走り不足だなというのが後半露呈してしまったので、今後は箱根に向けて作っていくのが大事かなと思います。

―どんな調整をしていましたか
練習の時間は確保できていたんですけど、一人でやるというのが大前提なので自分でやれる練習を、自分の中で波をつけてやるという形でやっていました。やれない練習やっても何も意味がないのでやれる練習というのをポイントにしてやっていました。

―監督からの指示は
とにかく3組目の2人というのが、うちのチームが予選を通るか通らないか大事なところでした。その柱が崩れてしまうと予選も通る通らないという話ではなくなってしまうので、頑張って走ってくれという話はされました。

―今日のレースプランは
無理しないわけではなく、とにかく手堅くいこうというか、2人の順位を足して18番前後でいけば40人走ってる中の18番前後でいけば、予選通るって話だったのでそれを頭に入れて走っていました。

―レース序盤では集団の最後尾を走っていましたが、それもプランの一つでしたか
3組目結構ハイペースになるかなって予想していたので後方スタートでした。まあプランの一つというか様子見といった形でした。ペース自体はスローというか遅かったので、だいぶ余裕持ちながら進められたんですけど、後半は先ほども言ったように、練習不足というか足が残らずに前半で使ってしまって動かしきれずに終わった形となってしまいました。

―レース終盤ではペースを上げる以前に、練習不足が響いて足が動かなくなってしまったということですか
そうですね、やっぱりロングインターバル系があまり入れられなかったので、きつい中で動かすというところまではいかずに綺麗に動かすというか動きを崩さないような練習しか出来なかったのでそこが出てしまったのかなと思います。

―レース終盤は結果的には先頭から大きく離されてしまいました
順位的には目指していたらラインだったので自分としては最低限の走りかなと思うんですけど、やっぱり箱根を考えるとしたら自分の立ち位置でいうと先頭集団で戦うべきなので、そこはぶらさずに上を目指すのは大事にしていこうと思います。

―今日のレースに点数をつけるなら
50点ですかね。

―見えた課題や収穫は
課題というか、今日はやれることをやろうという形だったのでベストコンディションで臨んだっていうよりは違う状況だったので、その中でもある程度まとめられたっていうのは地力があるのかなと思います。これからさらに上乗せしていかなくてはならないので、ここからが勝負ですね。

―主将として、レース前にチームメイトに何か声をかけたりは
メンバー全員には会えなかったんですけど、会った選手には鼓舞するような声かけはしました。

―今回のチーム全体の結果をどう捉えますか
危機感も持ってガツガツやっていかなくてはいけないというのが現実的に考えて一番なんですけど、自分として考えるとあまりマイナスに考えるのではなくて、これだけ自分たちは今の時点で戦える、だからどうやってその差を埋めていこうか、ガツガツ練習してばかりいるのではなく、もっとクリエイティブにやるというか。自分のためにやっている競技なので楽しくなかったら意味がないので、そういう楽しさを見出しながら自分のために頑張ろう、ここからどうやって上乗せしていこうっていう、そういう雰囲気が大事かなって思っていて。去年はガツガツやって、箱根駅伝予選に入ってしまってチームの雰囲気も上がらず、予選落ちっていう状況だったので、今年はそこを一味変えて自分なりに工夫してもう一回このチームを立て直していこうかなと思います。

―これからに向けて取り組みたいこと
もう一回チームを一つにまとめないとダメだなって思っていて、自分は教育実習から帰ってきて思っていたので、まずはチームとして一つになるというのを優先させて、先ほども言いましたが、色んなアイデアが出てきてワクワクするようなことができたらな、と。それができたらうちのチームは勝っていけると思うので、それを重点的にやっていきたいなと思います。

 

中村涼

―10位という結果で予選会を終えましたが
4年生が4組目の2、3年生にどうしても頼ってしまっていた結果だと思います。

―個人のレースとしては15着で29分51秒82というタイムでしたが
あまり練習でうまく走りの感覚が掴めていなくて、きついレースになると思っていたのですがレースペースがわりとスローになっていたので、悪い状態の中であまりオーバーペースにならなかったのがまだましな結果には繋がったのかなと思います。タイムに関しては納得はできませんが最低限の走りというのはできたかなと思います。

―レースプランはどのように考えていましたか
速くなっても遅くなっても我慢するしかないというレースになると思っていたので、とにかく自分がついていけるところまでしっかり集団で我慢するということを思っていました。

―前半から集団の後ろについていたが、予定通りだったのでしょうか
本当はもっと前の方で楽にレースを進めたら良かったのですが、最初に後ろになってしまって中盤までいくと2、3レーンまで集団が膨れる状態だったので、後ろでレースをうかがうようなレースプランに変更しました。

―ラスト8周ほどでペースが変わったのではと感じたのですが
集団が崩れ始めて、そこはもう我慢して力を温存するところではないと思ったので、いけるところまでいこうとペースを上げていきました。

―ラスト2周ほどで集団から離れていきましたが
そこが本当は思いっきりいけば良かったのですが、どうしても自信が持てていなかったのか意識はしていなかったです。自信を持ってレースに臨めなかった、そこで離れてしまったことは自分の一瞬の判断ミスだと感じています。

―レース前に監督からは何か声をかけられましたか
厳しくなることはわかっているのでとにかく我慢のレースで、3組めに4年生を置いた意味というのを考えて走るようにと指示がありました。

―これからの目標は
まずは箱根駅伝予選会を通過することを一番にして本戦ではシード権獲得ということを目標にしています。

 

有井渉

―今回のレースの作戦は
あまり突っ込みすぎないように いこうと考えていました。

―1組目ということで意識したことは
プレッシャーなどは無かったのですが 1組目がうまくいかないと、ほぼ 試合が終わってしまうので試合を 崩さないようにということを 心がけていました。

―今回のレースを終えて もっと前に出るチャンスは
あったのですが、あまり 積極的に出られずに中途半端な 走りになってしまいました。 同じ組の磯田が頑張ってくれたので すごく感謝しています。

―やはり磯田選手の走りが励みになりましたか
レース中に、ちらっと見たときに 磯田が前にいたので安心しました。 彼がそこで走ってくれるなら 自分はここでペースを崩さないように しようと思いました。

―夏期合宿にむけて
毎年、夏に故障してしまうので 今年はしっかりと土台をつくりたいです。 4年生としてみんなを引っ張りたいです。

―故障しないように心がけていることは
ケアの徹底をはじめ、練習にメリハリを つけています。常に気を張っていると 故障してしまうので力を入れるときを うまく見極めて行っています。

―10月に行われる箱根駅伝予選会への意気込みを
僕自身は箱根駅伝本選に出られていません。 最後に本選に出られるように予選会を 通過したいです。自分のためだけではなく 後輩に箱根の景色を見せてシード権をとり、 後輩たちに何か残していきたいです。

 

足羽純実

―レース前のコンデションは
関東インカレまでオーバーワークで、その後は2週間程練習が積めない期間があったのであまり良いとは言えない状態でした。

―昨年は3組を走り、今年は上の組である4組を走ったが気持ちの部分は
4組を走ることは昨年から分かっていたので、外国人選手をはじめとした他の選手を意識せず、気負わず走ろうと思いました。

―3組の時点で9位の大学との差が6秒だったことについては意識していたか
情報が全く入ってきていなかったので何も意識していませんでした。

―そういった中で今回のレースを振り返ってみて
序盤からかなりキツかったです。その結果、練習のやり方を突き詰める必要性と自分がチームを引っ張る意識が足りないなと実感しました。

―練習のやり方を突き詰めるとは
メリハリのある練習をすることだと思います。関東インカレではただ詰め込みすぎていただけだったので、疲労を抜くときはしっかり抜くようにしていきたいです。

―箱根予選会への意気込みを
周りのみんなはとても頑張っていて、あとは自分がしっかり走れれば本選に行けるので、力を戻して頑張りたいと思います。

 

城越洸星

―今日の結果について率直な感想を
実力通りと言えば実力通りで、良かった点として、やっぱ2年生が頑張ってくれたこと。あと、やっぱ僕たち上級生がもうちょっと頑張らないといけないなっていうのは思いました。

―予選を通過できなかったという結果をどう捉えていますか
正直、ここまで戦えると思ってなかったです。思ってたより戦えたっていう印象ですね。

―今日のレースを振り返って
監督の指示通り走れて、先頭に付いて行かずに15番前後を狙って行けと言われていたので、その走りを徹底して無難には走れたかなって思います。

―今日のレースプランは
レースプランは流れに乗ってって、狙えれば上位の方でゴールしたかったですけど、流れに乗るようなイメージで走ろうと思ってました。

―監督からの指示は
走る前に15番前後で走って、先頭が集団でばらけて前に行っても付いて行かなくて良いっていうのを言われて、後ろでしっかりためて、後半上げていったら良いっていうのを言われました。

―同じ組の土井さんとはレース前に何か話しましたか
事前にはそんなに話してないですけど、土井が結構緊張してたんで、緊張をほぐすように声かけたりして、レースプランに関してはそんな話してなかったですね。

―今後、夏や秋の箱根の予選に向けて
箱根予選は絶対に取りたいと思います。それまで夏で故障せずに、しっかり練習積んで今回みたいに予選落ちしないように頑張りたいと思います。

 

細川翔太朗

―1ヶ月前の関東インカレでハーフマラソンを走っていましたが、今日の調子やコンディションはどうでしたか
緊張もありましたが、今日は関カレの時よりも全然良かったですね。アップの時もよく動きました。

―レースプランについて監督からの指示は
自分はこの組はたぶん速いと思っていました。監督は「ダメ元でいい」とは言っていましたけど、やっぱりダメ元の中にも、ちゃんと最低限求められている役割を考えて、15〜20着で帰ってこれたらいいかなと。最初は特に速いと思っていたので、中盤粘っていければと思っていました。

―3組目までで9位の國大と約6秒差でしたが、意識していましたか
そうだったんですか。プレッシャーに弱いので、そういうのを気にしたら最後まで気にして自分の走りができないかなと。ただ國學院がボーダーだというのは聞いていました。

―スタートから速いペースで進んだレースで、ベストに近いタイムでしたが
後半がもう少しですね。あとラストのスピードがないっていうのが。そこらへんは試合で身につけていくしかないとコーチからご指摘いただいたので、今後のレースや練習で考えながら走っていこうと思います。

―夏はどのようなことを意識していきますか
筋トレと生活面ですね。ちょっと風邪をひきやすいので。それと今後に向けて長い距離に対応できるように。

―今後の目標は
今後の目標については、10月の箱根の予選会で法政の中で1番とまではいかなくても、上位3番には入れるように。タイムとしては59分台に入れるように、これから距離とラストのスピードをつけていきたいと思います。

 

磯田和也

―10位という結果について
非常に悔しい結果だったと思います。わずか22秒の差ですし、やはり1秒が大きくひびくものだということを改めて自覚させられました。ただ、去年よりは実力を発揮できていたとみんな思いますし、僕は落胆しすぎるほうがむしろ良くないと思うので、この悔しさをばねにしてもう一度前を向くことが大事だと思いました。

―個人としては4着で、自己ベスト更新の30分7秒07のタイムでしたが
今日はベストを出すというよりも、やはり組の中で一桁順位で戻ってくるということを意識していたので、タイムよりは結果として4着につけたことは非常に大きいかなと思います。タイムについては、やはり29分代がまだ出ないということでそこはまだ自分の力不足というところだと思うので29分代が出せるように、ラストの1000メートルでもう少しキレが出せるように今後課題を克服していきたいと思います。

―どのような気持ちでレースに臨みましたか
チームに貢献するということを意識するのは大切ですが、それが逆に自分を縛りつけて苦しくなると思ったので、極力自分の走りをしようということについてずっと考えていました。

―レースプランはどのように考えていましたか
集団についていって5000から6000メートルで先頭が動いてしまった場合はちょっと待ったをかけて7000、8000メートルで動きがあった場合、先頭からずれるというつもりだったが想像以上にゆっくりのペースでそのままいって7000、8000メートルで集団が崩れていってそこから先頭にくらいつくつもりでいたので、そのとおりにいけて良かったです。

―周りのペースが遅いということは気にせずにいたのでしょうか
ペースが遅く入っていたので5000、6000メートルからペースが一気に上がるのかなと不安があったが、流れでそこを乗り切ることができて良かったです。

―レース前に監督から何かアドバイスや指示はありましたか
とにかく自分の走りをすれば良い結果はついてくると、自信を持てと言われました。

―これからの目標は
チームとしては箱根駅伝でシード権を取ることで、個人としては箱根駅伝で主力として活躍して今日のように良い結果で走りきるということを目標にしたいです。

 

土井大輔

―今日のレースを振り返って
序盤はスローペースで全日本予選の2組はこういったレース展開が多いので、それを頭に入れて走っていたんですけど、自分の想像よりもスローでその中でもあまり余裕なく走ってしまって、集団のペースが上がった時についていけませんでした。

―調子の方は
三週間前に出た記録会から今日まで調整は結構順調に出来たと思っていて、今日も調子がいいと思っていたんですけど、力不足でした。

―どういった調整をしていましたか
自分が高校の時からやっているリズムで、疲れ抜いて、今日に合わせてきたのですがイマイチでした。

―大学入学後、公式のレースに出場したのは今日が初めてでしたが、緊張などは
走る前が一番緊張しました。

―大学陸上のレベルに何か感じましたか
他大学の上級生の方もそうなんですけど、同級生はもちろんで、自分よりもすごい人がいっぱいいて、高校の時と違って大学はレベルが高いなと実感しています。

―今日のレースプランは
ずっと集団の中盤に位置して、10~15位くらいの順位でゴールできるようにっていうプランがあったんですけど、位置取りに課題がありましたし、後半の粘りにも課題があってプラン通りの走りはできませんでした。

―監督からの指示は
今言った指示が出ていました。順位を気にして走れという話でした。

―レース中盤から集団との差が開いてしまったように思えました
自分の中ではまだ余裕があるかなって感じでレースを進めていたんですけど、位置も悪かったですし、途中でペースが上がった時に大きくはありませんでしたが転倒してしまって、それでリズムを崩してしまって、集団についていくのに力を使ってしまって。やっぱり後半の余裕がなかったかなって思いました。

―ゴールした後、率直に自分の走りをどう思いましたか
位置取りがどうとか、転倒があったとかそういうのは抜きで、単純に力が足りてないなという感じがして、一年生の中で唯一選ばれて走らせて頂いた中で、チームに迷惑をかけるというか、最終結果を考えた時に自分のところでもっと走れていればなという気持ちがあります。

―今日のレースから思う課題、収穫は
後半のスタミナが全然ないのと、レースが動いた時に対応する力がないというのが課題です。これからの夏合宿でスタミナとかは養えると思うので今日の課題を中心的に箱根予選まで練習を積めたらいいなと思います。

―今後の目標や理想の選手像は
今年度の大きな大会というか箱根予選会が次の目標になるので、箱根予選会でまずチームのメンバーに入ってチームでも全体でも上位で走れるように20㎞は60分代で走りたいと思ってるのでスタミナつけるのが大きな目標になります。

  

フォトギャラリー

  • isoda R1組目で積極的な走りを見せた磯田
  • arii R有井も粘りの走りを見せた
  • shirokoshi R3年の城越も粘りを見せた
  • doi R公式戦デビューとなった1年生の土井
  • nakamura R中村は徐々に順位を上げていった
  • satou R主将の佐藤も大崩れはせずまとめた
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  • ashiwa Rエース足羽は苦しい走りとなった
 

 

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