【アメフト】春季オープン戦 対名城大 下級生が多く出場するも大差をつけて勝利
2016春季オープン戦 対名城大
2016年5月29日(日)
法政大学川崎総合グラウンド
第7節を迎えた法大トマホークスの相手は名城大。下級生が多く出場し、毎Qテンポよく得点を加算。完封勝利にはならなかったものの、大差をつけて勝利した。
試合結果
トータル試合結果
42 | 14 | 1Q | 0 | 14 |
---|---|---|---|---|
14 | 2Q | 0 | ||
14 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 0 | 4Q | 14 | 名城大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3:58 | RB | 川村龍ノ介 | TD | ◯ |
1 | 7:05 | TE | 仲野嵩明 | TD | ◯ |
2 | 0:43 | RB | 川村龍ノ介 | TD | ◯ |
2 | 11:51 | RB | 日比悠二 | TD | ◯ |
3 | 1:46 | RB | 彦惣祐人 | TD | ◯ |
3 | 6:29 | WR | 阿部康成 | TD | ◯ |
戦評
敗北を喫した早大戦から1週間。勢いを取り戻すためにも、勝利を収めたい一戦だ。
法大のキックオフで試合が開始すると、1Qから、試合は大きく動いていく。QB馬島臨太郎(キャ3)のランなどで着実に進軍したのち、RB川村龍ノ介(デ工2)がエンドゾーンに駆け込みTD。その後もQB馬島からRB川村、TE仲野嵩明(営3)への絶妙なパスプレーが決まり、7分5秒にもTDを成功させた。法大ペースで試合を進め、上々の立ち上がりを見せた。
続く2Q。開始直後にまたもや得点のチャンスがやって来る。エンドゾーン目前まで攻め寄ると、RB川村が本日2度目のTD。このQ終了間際にもRB日比悠仁(法3)のTDで得点を追加し、28-0と相手を引き離した。
TDを決めるRB#44日比
名城大のキックオフで幕を開けた3Qは、リターナーWR阿部康成(文4)の好プレーが決まり、大きく前進した位置から攻撃開始。ランとパスでエンドラインまでの距離を徐々に縮めていくと、最後はRB彦惣祐人(法3)がTD。さらに、6分29秒には、WR阿部が見事なパントリターンタッチダウンを成功させた。しかし、その後相手チームに自陣2.5yds地点まで攻め上げられる。この試合初のピンチを迎えたまま、試合は最終Qへ。
自陣1ydsまで攻め込まれるトマホークス
名城大の意地の攻撃を止めることはできず、4Q開始直後にこの試合初のTDを許してしまう。攻守交代後、法大も負けじとエンドゾーン目前まで詰め寄るも、TDはならず。次の攻撃の4thdown、パントを自陣1ydで弾き返されてしまいそのまま2度目のTDを奪われる。その後も、ファンブルリカバーで攻撃権を失うなど、悔しさが残る終わり方となってしまった。
とはいえ、大差で勝利したことは必ずや選手の自信となったはずだ。春季オープン戦も残すところあとわずか。次戦は対慶大の新人戦となる。勝負の秋へ向け、闘志を燃やす若い力に注目だ。(下河辺果歩)
選手コメント
阿部康成
ー試合を終えて
後半が特に失速したという感じで、相手が格下だったからなんとか試合になったという感じです。
ー今日の試合での課題やテーマは
怪我をしてるメンバー以外の総力戦で挑むというか。手を抜かず、相手を下に見ず、全力で最後までやることでしたね。
ー阿部選手ご自身の調子は
悪いです。調子が全体的に悪いです。(TDまで)持っていけるのも持って行けなかったので。
ー下級生の出場が目立ちましたね
1本目が頑張ってくれていて、点差も開いて、下級生は経験も出来たので良かったと思います。
ーチームの雰囲気は
雰囲気は、ちょっと厳しさが足りないというか。4年が引っ張れてないと思います。
ー残り2戦の課題は
ミスが目立つので、ミスをいかに減らすかが課題です。
ー次に向けて
勝ちます。
仲野嵩明
—今日の試合を振り返って
実力不足でした。今まで短い時間しか出ていなくて、今日みたいに長い間試合に出ていると体力的にも問題があったなと実感します。ここって時の集中力も足りなかったです。
—気を付けたところはありますか
チームでNo yellow(反則しない)を掲げているので 反則をしない様に意識して、ルールの範囲内で思いっきりやろうと思いました。
―1TDを決められましたが
みんなのおかげなんですけど、初めてだったので嬉しかったです。
―最終Qで名城大にペースを掴まれていましたが
最後やられてしまいました。今年始まってから後半にペースが落ちてしまうことが多くて、練習のときから一つ一つ集中して、やっていかないといけないなと思いました。新たな課題が見つかりました。
―42-14の結果について
日大が名城大に62—0で止めているので、甲子園には程遠いなと感じます。他大学に比べてスタートダッシュが遅れた気がします。
―タイトエンドとして
ブロックとパス、両方できるポジションなのでOLの部分や、レシーバーの部分があるのでとても楽しいポジションです。
―お手本にしている選手は
佐藤健人さんです。どんな場面でも堂々としていて、冷静に物事を捉えていて、決めたことに対してしっかりできる方なので、見習いたいです。どんなことにも適応できる選手になりたいです。
―そんな選手になるためにどんなことをしていきますか
佐藤さんのプレーを見つつ、いつもの練習量を増やして、ビデオも今以上にチェックして勉強する必要があるなと思います。
―これからの抱負
春は課題が多く残っているので、秋までに課題を克服して、タイトでチームが成り立っていることを強調していきたいです。そのためにも少しずつ成長していきたいなと思います。
フォトギャラリー
- 今試合2TDを挙げたRB#24川村
- 確実にゴールを決めるK#37木村
- 進軍を食い止める
- 目の前の相手を対峙
- 追行し抑え込むDB#5樺山
- 相手を封じ込めたLB#59井手
- 隙間を作り、進撃を助ける
- QB#6馬島は司令塔として活躍