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【サッカー】第95回関東大学サッカーリーグ戦 第3節 法大 1-0 立正大 佐藤大樹のゴールで3連戦初戦を勝利で飾り、開幕からの無敗を継続!

2021年04月25日(日)
JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー立正大
レモンガススタジアム平塚

3連戦の初戦で迎え撃つは、北海道コンサドーレ札幌への加入が内定した田中宏武を擁する立正大。けがから復帰した田中を中心に、3バックを採用する相手の裏のスペースを狙いゴールへ迫るがネットを揺らすことはできず両チーム無得点で前半を終える。先制点の欲しい法大は、後半開始早々に佐藤大樹が開幕戦ぶりの得点を挙げ、ついに試合を動かした。その後は途中出場の久保がチャンスを迎えるがクロスバーやGKの好守に阻まれ追加点とはならなかったが、法大守備陣も集中した守備で相手攻撃陣をシャットアウト。開幕からの無敗をキープした。

開幕戦以来のゴールを挙げた佐藤大

試合結果

トータル試合結果

1
法政大学
前半
立正大学
1 後半

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
54分 得点 法大 佐藤大樹 1-0
65分 交代 法大 田中和樹→髙橋馨希
73分 交代 法大 佐藤大樹→久保征一郎
交代 法大 陶山勇磨→今野息吹
80分 交代 法大 安光将作→佐野陸人
90分 交代 法大 中井崇仁→大塚尋斗

スターティングメンバー

ポジション 背番号  選手名 学部・出身校
GK 21 近藤壱成 経済3・ジュビロ磐田U18
DF 2 陶山勇磨 現福4・帝京長岡高
DF 3 宮本優 現福4・清水エスパルスユース
DF 26 高嶋修也 経済3・明秀学園日立高
DF 16 萩野滉大 現福3・名古屋グランパスU18
MF 6 松井蓮之 スポ4・矢板中央高
MF 14 田部井涼 経済4・前橋育英高
MF 11 田中和樹 社会4・浦和学院高
MF 7 安光将作 社会4・ジェフユナイテッド千葉U18
MF 4 中井崇仁 スポ4・尚志高
FW 20 佐藤大樹 経済4・北海道コンサドーレ札幌U18
サブメンバー
GK 12 中川真 スポ2・徳島市立高
DF 23 市川侑生 現福3・浜松開誠館高
DF 34 落合毅人 経済3・新潟明訓高
DF 29 今野息吹 経済2・三菱養和SCユース
MF 28 佐野陸人 現福3・清水エスパルスユース
MF 30 髙橋馨希 社会2・常葉大学附属橘高
MF 25 吉尾虹樹 現福2・横浜F・マリノスユース
FW 9 久保征一郎 経済2・FC東京U18
FW 19 大塚尋斗 社会3・矢板中央高

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 明治大 9 3 3-0-0 7/4 3
2位 早稲田大 9 3 3-0-0 3/0 3
3位 法政大 7 3 2-1-0 4/1 3
4位 国士舘大 6 3 2-0-1 5/3 2
5位 駒澤大 6 3 2-0-1 8/8 0
6位 流通経済大 4 3 1-1-1 6/5 1
7位 筑波大 3 3 1-0-2 4/5 -1
8位 立正大 3 3 1-0-2 3/4 -1
9位 桐蔭横浜大 3 3 1-0-2 7/9 ‐2
10位 順天堂大 1 3 0-1-2 3/5 -2
11位 慶應義塾大 1 3 0-1-2 0/3 -3
12位 拓殖大 0 3 0-0-3 3/6 -3

 

前期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
1 4月3日 駒澤大 ○3-1 江東区夢の島競技場
2 4月10日 流通経済大 △0-0 流通経済大学龍ケ崎フィールド
3 4月25日 立正大 ○1-0 レモンガススタジアム平塚
4 4月28日 慶應義塾大 非公開
5 5月2日 国士舘大 味の素フィールド西が丘
6 5月15日 順天堂大 東金アリーナ陸上競技場
7 5月29日 筑波大 駒沢オリンピック公園陸上競技場
8 6月5日 拓殖大 非公開
9  6月13日 明治大 非公開
10  6月20日 早稲田大 三ツ沢公園陸上競技場
11  6月26日 桐蔭横浜大 非公開

マッチレポート

開幕から公式戦無敗と好調の法大が今節迎えるのは、北海道コンサドーレ札幌への加入が内定した田中宏武を擁する立正大。法大のスタメンには、天皇杯東京都予選準決勝で好プレーを披露したSB宮本優(現4=清水エスパルスユース)やリーグ戦初出場となるCB萩野滉大(現3=名古屋グランパスU18)、怪我から復帰したアタッカー・田中和樹(=浦和学院高)が名を連ねた。

序盤から法大は、3バックを採用する立正大の背後のスペースを、長短のパスを駆使して狙っていく。21分、相手陣に攻め込み、最後は中井崇仁(スポ4=尚志高)がペナルティエリアの外からシュートを狙うも相手GKに阻まれる。中井は27分にも、ロングボールのこぼれ球からシュートを放つがGK正面。田中や安光将作(社4=ジェフユナイテッド千葉U18)といった両サイドのアタッカーを軸にチャンスは作るものの決めきれず、両チーム無得点もまま前半を終える。

早めに先制点の欲しい法大に歓喜が訪れたのは後半9分。中盤でのボール奪取からゴール前まで迫り中井がシュート、GKが弾いたところを佐藤大樹(経4=コンサドーレ札幌U18)が押し込み待望の先制点をもたらした。その後は同点に追いつくべく、ギアを上げる立正大に攻め込まれるものの、萩野や高嶋修也(経済3=明秀学園日立)を中心に安定した守備でチャンスを作らせない。試合終盤には途中出場の久保征一郎(経2=FC東京U18)が幾度となくシュートを放つも、相手GKの好守やクロスバーに阻まれ追加点とはならず。そのまま佐藤が挙げた虎の子の一点を守り切り3連戦を白星スタート。開幕からの無敗を継続した。

(記事/撮影・二瓶堅太/宮川昇)


怪我から復帰した田中が攻撃に厚みをもたらした

選手コメント

長山一也監督

―試合を振り返って
追加点が取れればベストでしたけど、内容も相手にチャンスを作らせることなく、1-0でしっかり勝つことができてよかったです。

―今日は序盤から裏のスペースを狙うボールが多かったように思いますが狙いはありましたか
(相手が)3バックというところで、ワイドの選手がどう出ていくかというところ。あとは、ビルドアップの時に空くスペースというのを共有しながらできたのかなと思います。その中で、最後の質はまだまだ上げていかないといけません。途中交代の選手がチャンスを作る場面や相手コートの最後4分の1のところでプレスをかける回数も増えているので、しっかり決めきれるようにしていきたいです。あとはやっぱり、中盤のところで、(松井)蓮之や田部井が最後まで落ちることなく(ボールを)回収してくれるのは前線の選手にとっても大きいのかなと思います。今日は佐藤が決めましたが、今後は複数得点を狙っていきたいです。

―田中選手は途中交代となりましたが、まだある程度制限をかけながらということになりますか
そうですね。コンディションもまだ完璧ではないですし、これから徐々に上がっていくと思います。3連戦になるので、今日はある程度時間を見ながらになりましたが、もっともっとできる選手なので、ゴールに絡むシーンというのを和樹には作っていって欲しいなと思います。

―ここまでメンバーを固定せずに戦っていますが何か意図はありますか
今日は萩野が入ったりとか、そこは競争を促しているところもありますし、センターバックでいうと下の学年から伸びてこないといけないというのはチームとしてもありますね。あとは、田中がけがから復帰して、彼らが活躍する状況が増えてくれば、勝利が近づくと思います。

―連戦を考えてのメンバー起用ということになりますか
今後またメンバーを変更する場面も出てくるかと思います。今日も安光が首を痛めたりという場面もあったので、コンディションという面ではチーム全体でしっかり準備しようと話していますし、今日メンバー外だった選手にもチャンスはあるのかなと思います。

―開幕から勝ちを重ねてきて手ごたえは感じていますか
内容のところは圧倒しきれていないですけど、勝ちながら、落ち着いてゲームをコントロールできるようにはなってきているので、逆に言えば、一番良い勝ち方でチームが成長できているので、今後も勝ち続けたいと思います。

佐藤大樹

―試合を振り返って
なかなか試合が動かない中で自分たちがじれないで、一人一人声をかけながら、最終的には自分のゴールで勝ちきったというところで、攻撃の部分で課題が多く残ったんですけど、そこは試合が続くので前線の選手でコミュニケーションを取りながら頑張っていきたいと思います。

―ここまで2勝1分と負けなしで来ていますが、チームの雰囲気は
雰囲気はすごくいいです。バックラインの安定感と言うのは今年はすごくあって、後半にも助けてもらったりしているので、そこで自分がいかにFWとして結果を残せるかというのが大事になってくると思います。練習から雰囲気もいいですし、一人一人が自覚を持ってやれていると思います。

―立正大戦に向けた狙い
今日の試合は走力が鍵になってきていて、自分の特徴である抜け出しで相手の3バックの隙をつくというところを何回も狙っていました。そういう裏の抜け出しで得点には結びつけられなかったんですけど、何度も続けていたので相手のバックラインが低くなったりして、そこで中井との関係もうまく作れましたし、自分にボールが転がってきてゴールと言う形になったので狙いとしては良かったと思います。

―田中和樹選手が怪我から復帰しましたが、久々に一緒にプレーしていかがでしたか
攻撃においても守備においても和樹の運動量というのは本当にチームのカギになってくると思います。そういった所で前半から守備も和樹のところではまったり、そこでしっかり奪い返して自分たちのペースが握れたという部分もあったと思います。和樹のプレーを見ながら後輩たちも成長していくと思うので、これから一緒に頑張っていきたいと思います。

―今後に向けて
今まであまり攻撃の選手が点を取れてなくて、攻撃の部分で課題が多く残ったんですけど今回自分がこうやって(点を)決めて自信にもなったので、そこを味方とすり合わせながらやっていきたいと思います。まずは3連戦を連勝できるようにがんばっていきたいと思います。

中井崇仁

―試合を振り返って
セカンドボールへの反応を早くしてマイボールの時間を増やすところとFW2枚の関係で崩すというところを意識していたんですけど、セカンドボールを拾うってところではチーム全体としてよくできたんじゃないかなと思います。

―佐藤選手とのコンビネーションはいかがでしたか
お互いを見ながらやるというのは練習の時から意識していて、大樹が基本裏を狙って、間で自分が受けるという感じでやっています。前半1本目の左足のシュートだったり、間で受けて振り向きざまにシュートを打った所とかは大樹の動きを見ながら自分が下に降りてシュートを狙えたのでいいシーンだったかなと思います。

―田中和樹選手が復帰し前節とスタメンを入れ替えて臨んだ立正大戦でしたがどのような狙いを持っていましたか
サイドから自分が斜めに入って、和樹が裏を狙ったりというのは、相手が3バックと言うことで意識していました。前半に自分が萩野からもらって裏に抜け出して最後安光が打ったシーンは練習でも狙い通りだったのでそこは続けていきたいと思います。

―今日も無失点ということでDF陣が好調ですが、攻撃陣にも刺激になっていますか
そうですね。前から見ていても安心感がありますし、今日は萩野が初スタメンだったんですけどいいプレーしていたと思います。後蓮之と田部井がすごくセカンドボールの反応が早いので、後はチームとして追加点が取れるようになると、また強いチームとなって優勝が見えてくるんじゃないかなと思っています。

―今後に向けて
この3連戦を3連勝して勝ち点9で終わるというのはずっとチームで言っていたのでそこを目指すのと、個人的には今日ゴールを決めれなかったので、何分出ようが途中出場だろうが点を取るというのを意識してやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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